2025-06-22

ガンダムジークアクスのシュウジ関連ララァ関連の話はFGO第二部の異聞帯の解釈で見るとわかりやす

FGO並行世界(異聞帯)

まず、FGOFate/Grand Order)について少し説明する。

FGOの第二部では、「異聞帯」という特別世界が登場する。

これは、歴史本来とは違う形で進んだ並行世界のようなもので、本来歴史を脅かす存在だ。

FGO主人公たちは、この異聞帯を消滅させ、本来歴史を守るために戦う。

ガンダムジークアクスもこのFGOの異聞帯の解釈に当てはめて考えるとわかりやすい。

まり、作中の世界が「偽物の世界」なのではないか、という見方だ。

シュウジララァ、そして「偽物の世界

シュウジは、「時間凍結したララァが、このジークアクスの世界を作り出した」と言っている。

これは、このジークアクスという世界が、ララァが見ている夢のような「偽物の世界である可能性が高い、と解釈されている。

さらに、ララァは「メビウスの輪」(=終わりのないループ)に囚われており

シュウジララァを「救う」というのは、この無限ループから解放することだと考えられている。

(補足)シャアとマチュの目的

次に、シャアとマチュという登場人物目的を見てみよう。

シャア自身が「偽物の世界」を生きていることに気づいており、

その歪みを正すためにララァを「消滅させる」、つまり元の世界に戻そうとしている。

マチュはシュウジが想いを寄せているララァを救うことを決意している。

マチュって最初は狂犬とか言われたのに、いつのまにやら

失恋しながらも、好きな相手の想い人を救おうとする姿が主人公っぽくなってやがる。

このように、シュウジシャア、マチュの3人は、それぞれ違う立場理由があるものの、「ララァを救う」という点では目的が一致しているように見える。

ジークアクス世界消滅FGO異聞帯との共通点

しかし、シュウジ言葉が示す「ララァがこの世界を作った」という点が重要になる。

もしジークアクス世界が本当にララァ夢ならば

ララァが目覚めることは、この世界消滅することを意味する可能性がある。

FGOの異聞帯の剪定=つまり並行世界消滅する」という考え方に似ていると指摘されているのはこのあたりの部分だ。

ララァ側が勝つならFGO主人公サイド。

ジークアクス世界が勝つなら異聞帯側が勝利するFGOとなるので大変興味深い。


最終決戦の予測テーマ

もし世界消滅するなら、その世界の住人は抵抗するはずだ。

この抵抗を抑えるために、シュウジが「向こう側」から原作デザインガンダム召喚した・・・と思う。

ララァを救う VS 偽物の世界消滅抵抗する

この状況だと、登場人物たちの目的は大きく2つに集約される。

最終的に誰がどちらの道を選ぶのかはまだ不明だが、いくつかの可能性が示唆されている。

例えば、シュウジガンダムに乗って世界消滅させようとするのか、シャアやマチュがそれにどう対抗するのか、といった具合だ。

「ニセモノの世界」で生きる意味

このあたりが物語テーマなんだろうか。

もしこの世界が「偽物」であったとしても

「ここは自分たち世界だ、守るんだ!」と登場人物たちが決意するなら、

ゼロ年代によく見た名作アニメのようの系譜に連なる何かになるかもしれない。

富野由悠季監督が作った「原作ガンダム世界」を「ホンモノ」

そして庵野秀明氏や鶴巻和哉氏といったクリエイター世代が描いた「ジークアクス世界」を「ニセモノ」と対比している。

最終シーンでは「ホンモノのRX78ガンダムが、富野御大意思を受けてニセモノたちの二次創作抵抗を潰しに来た」と解釈できる。

もし「ニセモノの世界」で生きることを肯定するならば、

それは「私達の世代にはホンモノがなく、全て模倣だ」という諦めの感情に対する答えにもなる。

この物語の展開は「ループもの」や「胡蝶の夢」といった

本来ガンダム世界観にはあまり合わないような「禁じ手」とも言えるメタ的な要素を多く含んでいる。

「ホンモノを作ってきた世代に対して、ニセモノしか作れない俺たちの世代」というテーマを絡めることで

そういった要素も「アリ」になってしまうかもしれない。

  • そう言われるとマチュとマシュって似てるな

  • オタクがネットに無料で放流してそうな筋書きをプロがする時代なんだなあ

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