2025-06-15

バイコーディングはクソ

バイコーディング最近この言葉を聞くだけでキレそうになる。AI勝手コードを吐き出し、人間はそれを後ろから眺めているだけでいい――そんな耳障りの良い宣伝が界隈を駆け回っている。だが現場空気はどうだ。タコツボでデバッグデプロイに追われるエンジニア悲鳴、無邪気にPRを投げては放置する自称エンジニアの残骸、そして毎日更新される「最強のプロンプト集」。そのすべてがクソだ。数週間前まで「これが最適解」と祭り上げられていたエージェントが、翌朝のタイムラインでは「時代遅れ」のタグ付きでゴミ箱に投げ込まれている。そのペースに合わせてプロンプト設定を書き換え、ルール設定を勉強し直し……。ようやく環境が安定した頃には次のトレンドがやって来る。インフルエンサーAIイノベーションを讃えるが、単に技術負債の積み増しが高速化しているだけだ。クラウド料金とGPU時間を溶かしながら最新の呪文を追いかける――それを楽しいと感じられるのは、現場の泥を一度もなめたことのない奴だけだろう。TwitterAIサンプルアプリを吐かせただけの動画10いいねを稼ぎ、Qiitaには「たった5分でSaaSを作った」記事が湯水のように溢れる。彼らのKPIはバズであって品質ではない。コードの読解よりもサムネイルの作り込みに時間を費やし、脆弱サンプルをSNSに放流してはドヤ顔をキメる。出てくる言葉は「やばい」「すごい」ばかり。設計思想アーキテクチャも語られず、残るのは小ネタだけ。驚きの連打で脳を麻痺させ、その隙に粗悪品を売り逃げる手口にはもはや悪意すら感じる。問題エモいだけのバズが終わったあとだ。生成されたJSには脆弱性が口を開け、SQLはべったりと文字列連結。テストはもちろん存在しない。GitHubにアップされたそれらが検索結果のトップに並ぶ頃、若いエンジニアはそれを正解と思い込む。やがてプロダクションにコピーペーストされたとき、火の手が上がるのは自明だが、初動でウケを狙った当人はすでに別の流行語を追っている。残された現場は「AIが書いたから仕方ない」で済むほど甘くない。バイコーディングがもたらすのは「誰でも作れる楽園」ではなく、「誰でもバグを量産できる魔境」だ。トレンドスピード人間学習曲線を嘲笑い、浅い称賛がノイズを増幅し、素人コードセキュリティホールをばら撒く。この三重苦が渦を巻き、エンジニア精神プロジェクトの予算を同時に削り取る。結局、泥臭いリファクタリング継続的テスト、そして責任をもってコードを読む眼が最後ものを言う。その当たり前を忘れたまま「日本語が最強のプログラミング言語」とか「プログラマー不要論」とか唱えている限り、彼らは永遠にクソの上にクソを塗り重ねるだけだ。俺たちはAI仕事を奪われるんじゃない。AIを信じ切った素人と、それを煽る驚き屋によって殺されるのだ。

バイコーディングはクソ。以上。

  • これをAIで書いたのか

  • (;´Д`)ノθヴイィィィン

  • プログラミング学習者と関わることあるけど AIにやってもらってあとは微調整 って感じの人が多いね そのやり方だと炎上した時に直せないよ っていってるけど聞く耳持たず こちらは現...

  • 興味ないね

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