もう私はリアルタイムで追っているジャンルがない、ほとんど引退オタクみたいなおばさんで、
現役だったときに起きたのが「女オタク=腐女子が100%だった時代に男女カプ厨が出現、腐女子に『女キャラに自己投影してる』と無茶苦茶叩かれる」だったんだよね。
BLでロイエドが覇権だったときに、エドウィンとロイアイを推してたのが私ですといえば、オタクとしての世代について「あ~」ってなってもらえるかと思うけど。
そしてその後起きたのが、夢小説の急速な繁栄。腐女子に叩かれていた男女カプ厨が、『夢主人公とかいう本編に存在しないオリキャラ出すな』という攻撃を行う側に向かい始めた。
今はもうハイキューやブルロやスラダンなど、リアルタイムで女性に人気があるジャンルでの夢小説は普通のものになったと思う。夢小説時代になる前に私は引退してて、リアタイで追ってる感覚はもう全くない。
そして急速に勃興しつつあるのがCharacter AIなどを使ったAIロールプレイ夢だと思う。日本語圏ではほとんど話題になっていないけど北米では爆発してる。
Character AIの2024年8月のMAUは2,200万人、ユーザーの72%が女性、18-24歳が66%で25-34歳が18%と、若い女性の多さが特徴。
日本国内の二次元×AI系話題だと、ローカルのイラスト生成AIで美少女のエロ画像を生成してPixivやXで宣伝してPatreonやpixivFANBOXで販売している層が話題の中心。
日本に限っては、LLMはビジネスに使われ、オタク文脈においては「コミュニケーション要素無し、視覚的エロ、男性が消費者」という結構明確な傾向があると思う。
日本のオタク女性はほとんどAIを使っておらず、「私が描いた二次創作たちを盗むな」状態になっており、反AIまみれという印象もある。
それが北米や東南アジアのオタクの女の子にはそういう傾向がないので、AI普通に使うし、BLや男女カプなどの物語の二次創作にあまり興味を示さず、イケメン×自分の恋愛ロールプレイに直に突っ込んでいっている様子だ。
女性のオタクの重心みたいなものが、どんどん直接的な疑似恋愛に向かっていっている傾向を感じる。
日本国内だと腐女子とガチ恋ドルオタは属性が違うものとして棲み分けられていたけど、ガチ恋ドルオタ的に二次元を消費する流れが夢小説くらいから強烈に来ているというか。
英語圏の呪術やヒロアカのオタクの女の子の書き込みを見ていると本当にオタクの広がりを感じて面白い。自分がキャラに入れ込めてないから当事者性は失ってるけど、広がって変化していっているのが本当に面白いわ。