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よそものネット

在外邦人と賛同者の 脱原発ネットワーク

ペンリー原発近くの浜辺でのアクション (10月13日日曜日) 

 ルーアンから約80km離れた所にペンリー原発があり、2基の原子炉が稼働しています。

 2022年2月10日、マクロン大統領は新型EPR2を6基建設すると発表し、その翌日、フランス電力会社(EDF)は、ペンリー原発に最初の2基建設する事を追加発表しました。
 今年の6月には、政府はフランス電力会社に工事準備を開始する事を許可しました。

 こうした状況から、反原発コーディネーションは、抗議の意を込めて、ペンリー原発近くでのアクションを決めたのです。

 「ストップEPR、ペンリーにも他の如何なる所にも」と書かれた大きな横幕の後ろにはペンリー原発が見えます。

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砂浜に集まった約100人の活動家達は、抗議の意を込めた棒や小枝を砂浜に植え付けました。

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 抗議の拳をあげる人達の前に見える抗議の棒にはスローガンが書かれています。
 「ラ・ハーグでは年間、福島の840倍の汚染水の破棄が許可されている」
 「チェルノブイリ、ベラルーシでは子供達は病気で食料は汚染されている」「トチチウムが河に投棄されている」等。

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原発炉を背にスタンディング。
 「ショー原発 (ベルギー国境に近い)では、マース河の水量は原子炉供給に不十分である」
 「原子力を救うために、事故は否定され、犠牲者は放棄される」等。
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 数日前に急死した原発労働者のジル・レノーさん追悼の幕には「さようなら友よ!」と書いてあります。
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category: アクション

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ルーアンでのイヴェント「原子力は終わった!」(10月12日土曜日) 

 反原発コーディネーション主催のイヴェントが10月11日から13日までルーアン市で行われました。
 よそものと遠くの隣人311は、12日の反原発NPO村にブースを出し、その後の市内デモに参加しました。
 下記に報告します。

 前日午後にルーアン入りし、夕方セーヌ河左岸にある会場(quai Cavalier-de-la-salle)へ下見に行くと、テントが立ち始めていて、主催者数人とも会う事ができました。

 翌朝は9時半に会場に到着し準備開始。
 反原発NPO村の会場には、中央にスペースがあり、両側にテントが約10張りづつ立っていました。
 よそものと遠くの隣人311は、セーヌ河沿いのテントを充てがわれ、よそものの新しい横幕等で飾り付けをし、ビラ、バッジもテーブルに用意しました。

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 隣のブースはラ・アーグの人達で、使用済み核燃料プールの新規建設に反対しています。
 手作りの綺麗な幕には「ラ・アーグは反抗する」と書いてあります。

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 私達のブースの後ろにはベルビル・シュール・ロワール原発の近くに住む人達が、セーヌ河畔に横幕を張っていました。
 日本語で「原子力 おことわり」書かれた幕も持っていました。

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 10時半からNPO村が始まりました。中央にはグリーンピースが作成した、大きなカタツムリが目を引きます。

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「ウラニウムの道を遮断しよう」と書かれたインスタレーションもあります。

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 13時からは集会が始まりました。数日前に58歳で急死した原発労働者ジル・レノーさんへの追悼から始まり、20以上の各地の市民団体、政党が2分ずつのスピーチをしました。

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 隣人311とよそものは、日本原水爆被害者団体協議会のノーベル平和賞受賞等について報告しました。

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 雨が降り出した14時半頃、市内デモに出発しました。

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 一時間程歩いて、街の中心街にあるサンマルク広場に到着。 約1000人が集まりました。

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 広場には20枚ほどの横幕が円状に並びました。
「原子力は気候を救いはしない」「ウラニウムはどこから?廃棄物はどこに?」
「スリーマイルアイランド、チェルノブイリ、福島、次はどこの番?」と書かれた幕もあります。

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 パレスチナのデモ隊が合流し、スピーチの後、寸劇「死の舞踏」で集会は終了しました。
 夜にはコンサートが企画されました。
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 ルーアンの市民、若者層の参加が思ったより少なかったのは残念でしたが、
地方の旧知の仲間達との再会、新たに出会った人々と共に、「反原発運動ここにあり」を、高らかに表明したイヴェントは成功裡に終了しました。

 地元を始め、準備段階から参加した人々に敬意を表すると共に、参加された皆さん、お疲れ様でした。



category: アクション

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パリの10/4反核集会と10/12ルーアンにてアクション 

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category: アクション

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長崎への原爆投下79年、反核セレモニー (8月9日) 

 トゥール市で行われたセレモニーに参加しました。下記に報告します。

 核兵器廃絶を掲げる市民団体は、毎年8月6月から9日まで断食と催しを企画していますが、今年はトゥール市で行われました。

 前日にトゥール入りした私達は、夕方会場へ向かいました。
 ロワール河畔に到着すると、「フランスは核兵器禁止条約に署名すべきだ」と書かれた手製の横幕が目に入りました。
 人々が散歩をし、河畔のカフェには沢山の人々が憩う、和やかな所でした。

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  知り合いも多い参加者達に挨拶をした後、18時からは河畔でアニメーション(大道芸人、コント、歌等)が催されました。
 その後、当日の報告会、翌日のセレモニーに付いてのミーティングがありました。
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  翌朝は10時集合、持参した手編みの横幕も含め、皆と一緒に会場を準備しました。

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「核兵器を持つのは殺人者だけ」と数カ国で書かれた幕の横に、私達の「さよなら原発」の横幕を並べました。
 10年以上も前に私達が作った、「原発うせろ」と書かれたTシャツを着ていた人もいました。

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  11時に始まったセレモニーは、ヨーロッパ・エコロジー=緑の党の副市長、県議会議員からのスピーチで始まりました。

 私達は、被曝者達の現状、西洋諸国6ヵ国と欧州連合が長崎市長に宛てた手紙、その結果、数人の大使が欠席して行われた長崎での平和祈念式典について、地域紛争により増加する核の脅威、被ばく2世による裁判を通しての闘争、そして、福島の放射性汚染水の海洋投棄を含めた原発状況等について報告しました。

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 又、被ばく者達の詩、井伏鱒二の黒い雨の一節も朗読されました。
 持参した武藤類子さんのフランス語版テキスト40枚は、全て配布しました。

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   核兵器保有国の旗の上に倒れていた人々は、核兵器が廃絶される事により蘇生する、と言う寸劇の後、明るく楽しい音楽と共に、輪になって踊りました。

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   例年よりは参加者の少ないセレモニーでしたが、断食をしている人達から来てくれてありがとう、と言われ、参加できてよかったと思いました。

   来年は原子爆弾投下から80周年です。
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 断食の終了後、軽食が用意された市長舎で記念写真を撮りました。

 6日の広島セレモニーに参加した会員により、オヴニー(⇦クリック)に写真入りで記事も載りました。

 参加された方々、暑い中お疲れ様でした。






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日本祭(5月26日日曜日) 

 国際大学都市の日本館で行われた、日本祭に参加しました。

 9時から車で搬入、車に積み込まれていた物を会場に運び、テーブル等のディスプレイをし、11時の開館時間を待ちました。

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 この日は、国際大学都市全体でお祭りが行われたので、去年よりは日本人以外の人々が多く、私達のブースに立ち寄って行きました。

 武藤類子さんのフランス語版テキストは手渡しやすく、用意した50部は14時頃に配布し終わりました。 
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 よそもの味噌は完売し、生食品、おむすび、サンドイッチ、和菓子、抹茶ケーキ、クッキー等も良く売れました。

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皆で持ち寄った小物類もテーブルを飾り、それなりに売れました。
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 16時に終了した後、皆でスタンディング写真を撮りました。

   福島原発事故から13年経った現状に付いて知らせ、かつ、活動資金になる収入も得た1日でした。

 楽しく過ごせた一日でしたが、参加された皆さん、一日中本当にお疲れ様でした。


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「チェルノブイリの戦い」上映・討論会 (4月27日土曜日) 

 チェルノブイリ原発事故38周年の4月26日前後には、フランス各地で追悼イヴェントが行われました。

 イル・ド・フランスの反原発コーディネーションが主催した、ドキュメンタリー映画「チェルノブイリの戦い」(トマ・ジョンソン監督、2006年)の上映・討論会に参加しました。

 1986年4月26日1時23分、チェルノブイリ原発の第4号機が爆発した時、虹色の1000メートルの炎柱がウクライナの夜空に舞い上がったのです。それから7か月間もの間、50万人に及ぶ兵士、鉱山労働者を始めとする人々がソビエト連邦各地から動員され、目に見えない放射能を敵として戦いました。リクヴィダートルと呼ばれた彼らの多くは亡くなり、生き延びても病気を抱えた日常です。
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 上映後の討論会では、フランスの老朽化した原発を操業し続ける危険性、政府の原発回帰案、反原発運動への動員方法等に付いて話し合いが持たれました。

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 汚染水による海洋汚染反対のスタンディング写真を、フランス人の仲間達と一緒に撮りました。
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カーンでの反原発イヴェント(3月23日土曜日) 

 ノルマンディー地方のフラマンヴィルでは、欧州加圧水型原子炉(EPR) が建設中です。
 当初の計画より12年遅れ、予算も6倍に跳ね上がっているにも拘わらず、今年の前半期の運転開始が発表されています。
 原子力発電所の新規建設も計画されており、日本の原発回帰状況と重なります。

 こうした事態への異議申し立てとして、ノルマンディーの主要都市であるカーンで反原発イヴェントが行われました。
 カーンには原子力安全局(ASN)の出先機関もあり、そこが今回のイヴェントの集合場所でした。

 貸切バスで朝パリを出発、お昼に到着すると各地からの参加者が集まっていました。
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 昼食の後は各グループからのスピーチがあり、私達が持参した武藤類子さんのテキストは、積極的に手に取る人が多く直ぐにさばけました。
 私達日本人に、来てくれて嬉しいと話しかけてくる人等もいました。

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 雨風の中、15時頃からデモ行進が始まり 45分程歩いて市街地に到着しました。

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 教会に面した小高い丘には、城壁を背に、横幕を並べる広いスペースが用意されていました。
「ストップEPR」と書かれた横幕等が並んだ風景は、力強く壮観でした。
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 地方誌を中心に約10社が写真、動画入りでイヴェントを取り扱いました。 
今回のイヴェントは反原発コーディネーションの主催であり、
原発立地区への意義ある連帯イヴェントでした。

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 パリを含め6都市からバスが手配され、約1000人が参加しました。

参加された皆さん、本当にお疲れ様でした。

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福島原発事故13周年集会 (3月10日日曜日) 

 パリ・レピュブリック広場にて、福島原発事故13周年集会を行いました。
下記はその報告です。

 危惧していた雨も午前中に止み、会場の準備の為、私達は13時にレピュブリック広場に集まりました。
 広場には、他の催しに沢山の人が集まっていました。後になって、それがトロピカル・カーニバルと分かるのですが、14時にはパレードに出発するから広場は静かになるとのことでした。

 私達は他のNPOの人手も借りて、テントを立て、会場を横幕等で飾って集会の準備をしました。

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 よそもののブースには、資料、ちらし、食品が綺麗に並びました。

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 広場が静かになるのを待ちながら用意した会場は、今年新たに作られた幕も含めて沢山のスローガンで飾られました。
「セーヌ沿いの福島」、「原子力と廃棄物にノン」「脱原発をして未来を変えよう」等です。

 仲間達が自宅の庭から運んでくれたスピノサスモモの枝は、桜に似た淡いピンクの花を咲かせていました。

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 パレードの出発が遅れて、1時間以上遅れて始まった集会でしたが、まず武藤類子さんのテキストを朗読し、一分間の黙祷を捧げました。

 NPOとしては、脱原発ネットワーク、グリーンピース、アタック等6団体、政党はフランス・アンスミーズがそれぞれスピーチをしました。

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 原発事故をもう起こさない、原発は気候対策にもならないのだから、その為の原発回帰を阻止しようとアピールし、フランスでの今後のアクションの告知もありました。

 最後に飛び込みでスピーチした若者は、PEPS (大衆的かつ社会的なエコロジーの為に)と言う比較的最近出来たグループの人ですが、黄色いベスト運動の流れを汲み、大地の蜂起運動等とも連帯すると、とてもいい内容の話をしました

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  防護服を着た仲間達は、「目を覚そう!」と題した寸劇を演じ、原子力は民間も軍事も自殺的であると訴えました。

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  音楽を担当したグループ「Zeppin」は、スピーチの合間を縫って3回演奏をし、大小の太鼓、三味線と歌はとても評判が良かったのです。

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 福島由来の会津磐梯山を始め、ソーラン節や東京音頭もあり、最後は皆んなで踊りました。

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ミュージシャン達と一緒に撮った写真は「これ以上海を汚すな!市民会議」に送りました。

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会員が心を込めて作って食品は、美味しく人気があり、完売しました。
集会の後は、皆がテントを畳むのを手伝ってくれ、後片付けも手際良く済みました。

今年も福島原発事故13周年集会を行う事ができて、本当に良かったと思います。

参加された皆さん、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました!

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福島原発事故13周年集会 

 3月10日(日)14時半から、レピュブリック広場にて、福島原発事故13周年集会を行います。
 皆さんのご参加をお待ちしています。

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よそもの味噌仕込み (2月22日) 


今年もよそもの味噌を仕込みました。
大豆2㎏分で、来年以降の容器2個分ができました。

参加下さった皆さん、お疲れ様でした。

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「汚染水の海洋放出反対」2月のスタンディング 

 2月のスタンディング写真は、パリの中心部「ポン・ヌフ」で撮りました。

 明るい陽射しの青空と力強い雲に、風は強く吹いていたとは言え、冬の終わりが感じられました。

 数日前に、福島第一原発で汚染水を浄化する装置から放射性物質を含む水が漏えいしたと、東京電力が発表しました。
 原発事故の後の管理不足のこうした報告は今までもありましたし、これからもあるでしょう。
 福島原発事故は終わっていないのです。

「東電と密接な関係のある最高裁・草野耕一裁判官に「東電刑事裁判」の審理を回避するよう求める署名」を拡散し、3月4日のALPS処理汚染水差止訴訟の第1回口頭弁論にエールを送りましょう。

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「汚染水の海洋放出反対」1月のスタンディング 

 今年初めてのスタンディングはベルビル公園の高台で行いました。
 寒い日でしたが天気は良く、パリ市が一望できてエッフェル塔も見えました。

 元旦に起きた最大震度7の能登半島地震は、犠牲者、被害も多く、自然の脅威を改めて思い知る機会になりました。
 志賀原発は幸い止まっていましたが、もし原発事故が起きていたら避難はできなかった事が証明されたも同然です。机上の空論ではなく、生き物を危うくしない、つまり原発に頼らない地に足のついたエネルギー政策が必要です。
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地域情報委員会の開催会場前でのアクション(11月28日火曜) 

 地域情報委員会(CLIComission locale d’information) はフランス全国に53カ所にあり、その内38カ所が原発に関係しています。
 放射線防御等を含めた情報を住民達に提供する事を目的とする公的協議機関です。
 本年度の委員会が開かれるパリ15区の会場前で、原発の新規建設等を目論む政府に対し、反対を表明するアクションが提案されました。
 反原発コーディネーションに所属する、ブルターニュとノルマンディーの市民団体もパリへ来る事になり、イル・ド・フランスの市民団体(SNP、CCOA等)と共によそものも参加しました。


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「気候問題への偽の解決策、異常なコストとリスク、原子力は未来を殺す」と書かれた横幕、又、   ノルマンディーからの参加者が持って来た「フクシマンシュ(福島とノルマンディー地方にあるマンシュ県の語呂合わせ)は結構です!」と書かれた横幕と共に、10人程が朝8時半に会場前に集まりました。


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 「原子力は気候危機を救いはしない」と書かれた横幕を持って、会場入する委員会達にも用意したビラを配布しました。
   寒い中、早朝アクションに参加された方々、お疲れ様でした。


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9月23日の集会と行進 

 9月21日は「国際平和デー」、26日は「核兵器の全面的廃絶の為の国際デー」と国連によって定められています。23日土曜日、アイキャン(ICAN)フランス等の団体が呼びかけた集会に参加しました。

 リオン、ディジョン等数カ所で同日に行われた催しで、パリでの集会は12時にエッフェル塔が見えるトロカデロで始まりました。
 反原発団体として、よそものを含め3つの団体もスピーチをしました。
 参加者は80人でした。

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「現在進行中の全ての戦争にノンを!即時停戦を!」と書かれた横幕の隣りに
よそものも広島・長崎の原爆を描いた横幕を持って並びました。
 この手編みの横幕はここでも 人目を引きました。

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「チェルノブイリと福島の事故は平和時に起きのだ!」
「戦争は人類への犯罪である」と数ヶ国語で書かれた横幕もありました。

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 14時からは「社会正義の為の行進—警察暴力と差別に反対する」に参加しました。
「原子力と警察暴力は権威主義国家の上に成り立っている。従って同じ闘いで ある」とし、
 反原発コーディネーションはこの行進への参加を呼び掛けたのです

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 約200の政党、組合、市民団体等が呼びかけ、フランス各地約200カ所で行われた行進には、全国での参加 者数8万人、パリでは1万5千人と主催者側から発表がありました。 
 反原発コーディネーションが用意した1600部のビラはすべて配布されました。

 参加された皆さん、長時間お疲れ様でした。

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レ・レジスタント2023 (Les Résistantes 2023、 8月3日から6日) への参加 

 環境ネットメディアのルポルテール誌が、「不必要な大規模プロジェクト」に反対するローカルな運動がフランス全国に570以上存在する、と地図を作成して報道したのは2020年の事です。
「不必要な大規模プロジェクト」とは、空港、工場のような農場、ダム、大型倉庫、ショッピングセンター等を指します。

 こうしたローカルな運動を連結させる目的で「レ・レジスタント(抵抗者達)2023」というイヴェントが8月3日(木曜)から6日(日曜)までラルザック高原で催されました。
 ラルザック高原は南仏モンペリエから北西へ約80kmに位置します。

 50年以上前の1971年、政府はこの高原の軍用地拡張案を発表しました。

 103人の農民達は土地摂取に反対して立ち上り、1973年8月には6万人もの農民がトラクターに乗って参加する等、大きな無暴力抵抗運動となり、その後も多くの支援者がフランス内外から集まります。

 1968年の5月革命を経験した若者達、フェミニストも連帯参加した数万人規模の集会が何度も開かれ、反原発運動に関しては、プロゴフの反対運動との連帯がその一例です。

 1981年ミッテランが大統領に選出された事により、軍用地拡張計画は公約通り廃案となり、10年間に及んだ闘争は勝利します。

 30年後の2003年の8月には「ラルザック2003」フォーラムが3日間行われました。
 アメリカ主導の新自由主義とは違う、人権、民主主義、平和、社会正義を標榜してのグローバル化を提唱するアルテルモンディアリスト達によるイヴェントには、予想を大きく上回る20万人以上が集まり大成功でした。

 こうしてラルザックは社会運動上象徴的な場所となったのです。

 今年6月3日に行われた反原発パリ総会の際、「レ・レジスタント(抵抗者達) 2023」イヴェントに、原発と核兵器、両方への反対を掲げて参加する事が提案されました。

 約150の市民団体、登録者5000人を上回る約7500人が参加したイヴェントでは若者達のエネルギーを感じ、フランスの市民運動の底力を再認識しました。

 よそものからは4人が参加しました。以下報告です。

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 私達は8月3日夜に現地入りし、翌4日からイヴェントに参加しました。
 会場近くには、数カ所にボランティアの人達がいて、参加者数を把握しつつ道案内をしていました。
会場の入り口は駐車場とテント用敷地です。

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 農民達が提供した23ヘクタールの広大は土地に、大きなテントが間隔を置いて立てられていました。
4日間で総数175の集会、アトリエ、上映会等がテント内で行われました。
 テーマは、「不必要な大規模プロジェクト」以外にも、水、森、遺伝子組み換え、原子力等多岐に渡っていました。

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 私達は幸い小雨に降られた程度ですが、夜等かなり雨が降った日もありました。
 昼間の気温は20度前後、吹きっさらしの高原に吹く冷たい強風にも拘らず、色々なテーマの討論会は内容も充実していて、椅子が足りなくても、地面に座る人、立って聞く人達で盛況でした。

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 このイヴェントは、老若男女のボロンティア約800人によって運営されました。
 お昼には有機のヴェガン昼食が用意され、数トンの野菜の多くはアヴェロン県の小規模有機農家が数か月前かストックしてくれたのです。4日間で1トン半のパンが焼かれたとの報道もありました。

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 放射性廃棄物の深層地下処分研究所のあるビュール、その反対運動の横幕が地面に置かれ目立っていました。
「ムーズ県は原子力のゴミ箱ではない」
「ビュールでのCIGEO(高レベル放射性廃棄物地層処分場)は絶対にありえない!」
とのスローガンが書かれています。

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8月5日(土)10時から、松原監督の「被ばく牛と生きる」の上映会があり、約80人が集まりました。
今回初めて大きなスクリーンで観る約60分の短編版は、とても良くまとまっていました。

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 上映後は杉田くるみさんとゆうきさんによるトーク、質疑応答がありました。
資料も配布し、よそものの活動に興味を持ち、バッジを買って連絡先を持ち帰る人もいました。
 この後、「チェルノブイリその後の世界」も上映されました。

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「反原発闘争の再スタート」と題した討論会の前に、フランス人の仲間達と一緒に
「これ以上海を汚すな!市民会議」へ送るスタンディング写真を撮りました。

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 8月6日(日)は朝10時から反原発総会がありました。
グリンピース等の環境市民団体と共に、原子力は環境問題の解決策にはならない事を強調しました。
その後約200人の参加者は、地区によって5つのグループに分かれ、秋以降に行うアクションに付いて話し合いました。

 総会の最後に、日本の原発現状、広島・長崎への原爆投下とその後についてよそものから発表しました。
核兵器反対運動からは、フランスの放射性廃棄物の8%はフランス軍が出しているとの報告もあり、反原発との共闘が呼びかけられました。

 総会の後、広島・長崎原爆犠牲者追悼セレモニーを行いました。
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 広い会場内をアコーデオンとアクロバットを先頭に横幕を持って回り、5カ所で止まってスピーチ、被ばく者の詩等を朗読しました。
 野外食堂で食事中の人々を始め、多くの人が関心を持って聞き入り、私達の手編みの横幕は注目の的でした。
 ここ数年、毎年広島・長崎セレモニーに参加していますが、こんなに多くの人達の前でアピールできたのは初めてです。

 反原発・反核運動は新たなる飛躍を試みようとしています。
 秋以降のアクションに乞うご期待。
 参加された皆さん、本当にお疲れ様でした。

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