NASA宇宙飛行士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 02:14 UTC 版)
ブライアン・ジェイ 声 - 大塚明夫、少年時代 - 長田美雪 宇宙飛行士。故人。1969年7月21日生まれ、2023年11月23日事故死、54歳没。CES-43の月面での任務を終えて地球へ帰還する際に、同乗していたマイケル・エアロフ(声 - 烏丸祐一)、タック・ラベル(声 - 志賀麻登佳)と共に墜落事故で死亡した。日本人初の月面着陸要員として日々人を推薦した。死してなお、多くの宇宙飛行士とその候補生、志願者たちの尊敬を集める人物。月で使用されている酸素生成装置には彼の名前が使われている。 エディ・ジェイ 声 - 有本欽隆、少年時代 - 小日向みわ 宇宙飛行士。ブライアン・ジェイの兄。ISSでは優れたキャリアを持つ宇宙飛行士。兄弟で月面に立つという夢を抱いていたが、前宇宙飛行士室長の理解が得られず月面の訓練を受けられずにいた。2023年に弟のブライアン・ジェイが事故死したためにその夢を失った。そのため、2028年の時点では月面のサブクルー経験どころか訓練すら受けておらず引退を考えている。バイオリンをたしなみ、現、室長のジェーソン・バトラーとの「ピアノのセッション」を楽しみにしている。 バトラー室長からCES-62のサブクルー船長を打診された。また、結婚していて、妻(声 - 宮沢きよこ)とトミー(声 - 布施川一寛、少年時代は長崎瞳)という息子がいる。 後に彼の率いるCES-62バックアップクルー(通称「ジョーカーズ」)はCES-66プライムクルーに選出される。 ビンセント・ボールド 声 - 津田健次郎 NASAの宇宙飛行士。通称「ビンス」。六太たち23期生が宇宙飛行士候補者(アスキャン)だった頃(2026年から2027年後半まで)の訓練教官(スポンサー)を務めている。出身はミネソタの鉱山町ポットヒル(架空の地名)。 非常にせっかちな性格であり、気も早い。パートナーに効率的な思考と度胸を求めている。ピコ(後述)とは幼いころからの親友で、共に夢半ばで夭逝した親友リック(後述)との約束を果たすために宇宙飛行士になることを決意し、鉱山町を飛び出した。少年時代にはクローゼットに籠もってSF小説の朗読テープに耽り、宇宙飛行を夢に描いていた。六太にも似た経験があった事を知り、彼の姿を亡き親友リックに重ね、親睦を深めていった。 子供時代の約束であり、自身の希望でもある月面探査をCES-62クルーとして果たす。後、CES-66のキャプコムとして地球上からジョーカーズを支援する。 ラリー・バイソン 声 - 川原慶久 NASAの宇宙飛行士。愛煙家。23期生が宇宙飛行士候補者(アスキャン)だった頃(2026年から2027年後半まで)の訓練教官(スポンサー)を務めている。ビンスとは全く正反対で大らかな性格だが、食わせ物の一面も持つ。 ビンスと共にCES-62クルーに選ばれた。 ローリー・クオモ 声 - 坂巻亮祐 宇宙飛行士。CES-51クルーだったヒビトのバックアップ。日本好きであり、日本語を書きこんだオリジナルTシャツを着るのが趣味だが、珍妙なセンスである(「COOL!(カッコいい)」のつもりで「涼しい!」と書いたり、「PRIDE(誇り)」を「ホコリ」と書くなど)。 マイク・デイビス 声 - 石狩勇気 宇宙飛行士。蟹座。五つ年下の妻がいる。 フレディ・サターン 声 - 西凜太朗 / 演 - 口ひげを生やした男性。CES-51では船長を務める。後に小惑星探査ミッションチーム「スウェッツ」のキャプテンにアサインされる。 実写映画の終盤ではバディと共に、バギーで日々人とダミアンを助けに向かう。 バディ・ウォーターズ 声 - 東地宏樹 / 演 - CES-51のクルー。筋肉自慢の黒人。後に小惑星探査ミッションチーム「スウェッツ」のクルーにケンジ・新田共々アサインされる。 実写映画の終盤ではフレディと共に、バギーで日々人とダミアンを助けに向かう。 ダミアン・クウェラー 声 - 土田大 / 演 - CES-51のクルー。家族は息子のアラン(声 - 行成とあ)と妻(声 - 長田美雪)の3人家族。日々人と共にバギーで月面を走行中に遭難する。宇宙服の体温維持装置が故障して凍死を覚悟するが、日々人の意地に助けられ、フレディ、バディに救出される。日々人がパニック障害に陥ってからは、復帰を賭けた試験にバディらと共に応援に駆け付け、パニック障害を克服させた。 実写映画の中盤で原作同様に遭難するが、頭を打って気絶していた。意識を回復する描写はなく、その後も登場しなかったため生死不明である。 カレン・ジョーンズ 声 - 小日向みわ CES-51のクルー。女医。月面で事故にあったダミアンの凍傷についてその後の治療方針を嬉々として語るところをフレディからは「S」と認識される。 リンダ・クリフ 声 - 行成とあ CES-51のクルー。金髪ショートの女性。 アマンティ・パテル 声 - 恒松あゆみ インドから選出された女性で、六太たちと同じ23期の宇宙飛行士候補者。計算能力に長け、プログラミングを得意とする。占いや未来予知に似た能力を持ち、他人の家族構成や未来の出来事などをかなり的確に言い当てた。訓練中では六太たち日本人5人と同じ班に割り当てられる。 六太やせりか達がバックアップクルーとして訓練する頃には結婚しており、後に夫との間に一子をもうける。夫とは初対面の時点で子供をもうけるところまで視えたらしい。 アンディ・タイラー 声 - 藤原貴弘 宇宙飛行士。体格が大きいばかりか表情も乏しいため、自然と他人を威圧してしまう。22期宇宙飛行士の呼び名がモンスターになったのは所属する彼の体格からという噂がある。六太の同組としてNEEMO訓練に参加。出世していく同期の日々人たちに引け目を感じていたが、2028年にCES-62のサブクルーの指名を受ける。また、ジョーカーズとしてCES-66プライムクルーにも選ばれる。 ベティ・レイン 声 - 杉本ゆう 女性宇宙飛行士。CES-43で死亡したタック・ラベルの妻。2028年時点で8歳の男児一人を抱えるシングルマザー。非常に気が強く、人を寄せ付けないようにしているため、他の人から避けられていたが、次第に心を許していき、ジョーカーズの一員として六太らと邂逅する。夫の死後、息子、クリスの激励など期することがあって現役復帰し、2028年にCES-62のサブクルーの指名を受ける。後にジョーカーズとしてCES-66プライムクルーにも選ばれる。 カルロ・グレコ 声 - 新垣樽助 長身、眉目秀麗のナルシスト。マイペースな行動とキザな発言が多く、他の人から避けられている。しかし知性は非常に高く、上層部からも頭脳は桁外れだと評価されている。2028年にCES-62のサブクルーの指名を受け、後にCES-66、通称ジョーカーズのプライムクルーとして選ばれた。イタリア生まれで出生名はルチアーノ。マフィアに属していた父リベリオ・ゴッティ(本名:レオ・グレコ)とその父を取り巻く暴力を嫌悪した末、単身アメリカに移住して国籍を取得し、現在の名を名乗る。自らの出自を嘆いて一時的にCES-66クルーを辞退しイタリアに戻るが、実は元々マフィアに潜入捜査をしていた刑事でありマフィアに染まった後も決して暴力とドラッグに頼らなかった父に対する誤解が解けたため再びNASAに帰還、紆余曲折を経てジョーカーズに復帰する。それからは自身と父の出生名のイニシャルを掛け合わせたミドルネーム「L.」を加えて名乗るようになった。 フィリップ・ルイス 声 - 楠大典 ジャマイカ人の父とアメリカ人の母を持つ、アルゼンチン生まれ。アルゼンチンとブラジル育ち。常にラテン系のノリでテンションが高すぎるため、他の人から避けられている。「ヤァマン!」が口癖。耳の形をしたイヤホンをしており、初対面の相手には「よくイヤホンしてるって分かったね!」と言う。2028年にCES-62のサブクルーの指名を受ける。後にCES-66=通称ジョーカーズのプライムクルーとして選ばれた。幼い頃から生い立ちのせいで行く先々で自らの複雑なアイデンティティに基づく疎外感を受け落ち込んでいたところ、エディの「我々は孤独だ、だが一人ではない」という発言に励まされて宇宙飛行士を志し、現在に至る。 モッシュ・ベルマー CES-66バックアップクルーで、「パーフェクツ」と呼ばれるクルーの一員。カルロが私用で長期間NASAを離れていた間に、一時的にプライムクルーに昇格する。愚直過ぎて表情の変化が非常に乏しく、特にフィリップとベティからの評価は良くなかった。他クルーの思いを汲んでか汲まずか、CES-66プライムクルー発表の直前に甥の前でドロップキックの真似をして右手を強打、全治三ヶ月の骨折でプライムクルーから外される。モデルはロックバンドMUSEのマシュー・ベラミー[要出典]。 ジョージ・ラブ 声 - 大羽武士 NEEMO訓練で六太・ケンジ・アンディと同じチーム2に属する先輩宇宙飛行士。今次NEEMO訓練で月へ行けるのは六太かケンジのいずれか一人であると告げて新人二人に揺さぶりをかける。ビンス同様、試験では競争させた方が能力が伸びるという信条を持つ。 マルコム・エルキン 声 - 永田昌康 チーム「ボルツ」に属する宇宙飛行士。日々人の復帰試験直前・日々人の失踪・ISS存続問題・カルロの失踪等事あるごとに南波兄弟の周辺に絡んでくる。
※この「NASA宇宙飛行士」の解説は、「宇宙兄弟」の解説の一部です。
「NASA宇宙飛行士」を含む「宇宙兄弟」の記事については、「宇宙兄弟」の概要を参照ください。
- NASA宇宙飛行士のページへのリンク