ちゅう‐ばん【中盤】
中盤
中盤(中局)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 16:55 UTC 版)
中盤は多くの駒によるねじり合いで、ゲームの進行の中でもっとも複雑な部分とされる。定跡化はされておらず、序盤や終盤に比べて長い考慮時間を費やす必要がある。 日本の将棋と異なりシャンチーは最初から駒と駒の間に隙間が多いので、一見すると攻め駒は簡単に敵陣に進入できそうに見える。しかし、敵陣内に駒が多い状態で味方の駒が一つだけ進入しても大きな効果を上げることはできず、かえって敵陣にいる駒が攻撃目標にされてしまうことが多い。特に車や炮の横効きを使った反撃は強烈である。炮で敵陣の駒を取るときは、取った後の炮が動けなくなる可能性をあらかじめ考慮に入れておく必要がある。 渡河する馬や兵が離れ駒にならないように、前もって車・炮を河のところに上げておく手法はよく用いられる。車を使って縦の筋を制圧するのも効果的である。特に九宮の両端にあたる四路と六路は、「肋道」と呼ばれて重視される。 シャンチーにおける駒の価値は以下の通り。 帥・将車・俥炮・砲馬・傌相・象仕・士兵・卒駒の価値∞(無限大) 9 4.5 4 2 2 1 二枚替えを除いて、攻め駒(車・馬・炮)と守り駒(士・象)の交換は殆どの場合、攻め側の損になる。敵の守り駒を取り除くには両取りなどを利用することによって、攻め駒を取り返されないように注意する必要がある。
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