しゅうか‐カリウム〔シウクワ‐〕【臭化カリウム】
臭化カリウム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/15 15:04 UTC 版)
臭化カリウム | |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 7758-02-3 |
PubChem | 253877 |
RTECS番号 | TS7650000 |
特性 | |
化学式 | KBr |
モル質量 | 119.002 g/mol |
外観 | 白色固体 |
密度 | 2.75 g/cm3 |
融点 |
734 °C, 1007 K, 1353 °F |
沸点 |
1435 °C, 1708 K, 2615 °F |
水への溶解度 | 53.5 g/100 ml (0 °C) 102 g/100 mL (100 °C) |
glycerolへの溶解度 | 21.7 g/100 mL |
ethanolへの溶解度 | 4.76 g/100 mL (80 °C) |
構造 | |
結晶構造 | 塩化ナトリウム型構造 |
配位構造 | 八面体形 |
双極子モーメント | 10.41 D (gas) |
危険性 | |
安全データシート(外部リンク) | MSDS at Oxford University |
EU Index | Not listed |
Rフレーズ | R20, R21, R22, R36, R37, R38 |
Sフレーズ | S22, S26, S36 |
関連する物質 | |
その他の陰イオン | フッ化カリウム 塩化カリウム ヨウ化カリウム |
その他の陽イオン | 臭化リチウム 臭化ナトリウム 臭化ルビジウム 臭化セシウム |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
臭化カリウム(しゅうかカリウム、英: potassium bromide)は化学式 KBr で表されるカリウムの臭化物である。水酸化カリウムと臭化水素の中和反応によって生成する。水溶液は中性で、カリウムイオンと臭化物イオンに電離している。常温常圧では無色の固体である。硫酸との反応で臭素が遊離する。
1800年代には抗痙攣薬や抗不安薬として用いられていた。イヌの治療薬としても使われる。薄い水溶液は甘く、濃い水溶液は苦いが、ほとんどの濃度範囲では塩辛い味がする。高濃度の場合は内臓の粘膜組織を侵し、吐き気および嘔吐を引き起こす。
化学的性質
典型的なイオン性の塩で、水に溶けやすく、水溶液の pH は7である。臭素イオン源として、写真フィルム用の臭化銀の製造に用いられる。
「臭化カリウム」の例文・使い方・用例・文例
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