社員同士の競争に関する是非(後編)
前回の続きです。
前回は、社員同士が競争することによるデメリットを中心に書きました。
今回は逆の観点で、競争しないことによるデメリットについて、私の考えを書いてみます。
ここで、再びさくら住宅を例に取り上げますと、営業マンにノルマが課されていないので、売上が低い営業マンの顔には特に悲壮感はありませんでした。
放送でこのシーンを見ていて、この状態は諸刃の剣だと感じました。
競争をしていないと言いつつも、管理職のポストは限定されているので、社員が出世欲を持っていれば出世競争は避けられません。
また、優秀な営業マンとそうでない営業マンとで給料などの待遇に差をつけていないとすると、優秀な営業マンはやる気を失い、優秀でない営業マンは向上心を失います。
まさに、一昔前に問題になった運動会の徒競走で、ゴールのときには皆で手を繋いで同時にゴールする、というのと似ています。
つまり、社員同士を競争させないと、茹でガエル状態の無気力な社員ばかりになり、それこそ経営を揺るがす事態になりかねません。
事実、私がベンダーSEの頃も、同期や先輩社員に負けないという気概で仕事に臨んでいました。
それが日々の自己啓発の原動力となり、社内SEに転職した現在でも活きていると感じています。
・・・と、ここまで社員同士を競争させようがさせまいが、どっちもダメという身もフタもないことを書いてきました。
結局のところ、どちらが正解かは、社風や社員構成・業界の特性によるのかなと思います。
例えば、家族経営的な小規模の会社だと競争が無い方が調和が取れて上手くいきやすいでしょう。
一方で、大企業では、茹でガエル状態の社員が多くなると市場環境や新技術などに迅速に対応できなくなりますから、競争により常にハングリー精神を社員に持たせておくことが必須です。
ただ、競争させる場合は成果の評価基準が重要で、評価基準があいまいでないことは当然のこと、設定した評価基準が全社員とは言わずとも大多数の社員が納得するものでなければ不満が生じ、これもやる気を失わせる原因になります。
さくら住宅は前者のケースのように見えましたので、社員を競争させないことで成功しているようですが、どの会社でも通用するやり方ではなさそうだという印象を受けました。。。
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今回は逆の観点で、競争しないことによるデメリットについて、私の考えを書いてみます。
ここで、再びさくら住宅を例に取り上げますと、営業マンにノルマが課されていないので、売上が低い営業マンの顔には特に悲壮感はありませんでした。
放送でこのシーンを見ていて、この状態は諸刃の剣だと感じました。
競争をしていないと言いつつも、管理職のポストは限定されているので、社員が出世欲を持っていれば出世競争は避けられません。
また、優秀な営業マンとそうでない営業マンとで給料などの待遇に差をつけていないとすると、優秀な営業マンはやる気を失い、優秀でない営業マンは向上心を失います。
まさに、一昔前に問題になった運動会の徒競走で、ゴールのときには皆で手を繋いで同時にゴールする、というのと似ています。
つまり、社員同士を競争させないと、茹でガエル状態の無気力な社員ばかりになり、それこそ経営を揺るがす事態になりかねません。
事実、私がベンダーSEの頃も、同期や先輩社員に負けないという気概で仕事に臨んでいました。
それが日々の自己啓発の原動力となり、社内SEに転職した現在でも活きていると感じています。
・・・と、ここまで社員同士を競争させようがさせまいが、どっちもダメという身もフタもないことを書いてきました。
結局のところ、どちらが正解かは、社風や社員構成・業界の特性によるのかなと思います。
例えば、家族経営的な小規模の会社だと競争が無い方が調和が取れて上手くいきやすいでしょう。
一方で、大企業では、茹でガエル状態の社員が多くなると市場環境や新技術などに迅速に対応できなくなりますから、競争により常にハングリー精神を社員に持たせておくことが必須です。
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