社内SE転職の競争率

社内SEの競争率についてですが、一般的に狭き門であることはご存知の方も多いかと思います。

ちなみに、私が転職した会社は東証1部上場企業ではありますが、社員数は500人強と、決して大規模ではありません。

にも関わらず、求人1人に対して、応募者数は100人弱いたそうです。

入社した後にこの事実を聞いたのですが、採用面接の時点でこのことを知っていたら、恐らく緊張でガチガチになり、満足な受け答えができなかったかもしれません。
(結構軽い気持ちで受けましたが、それが逆に良かったと思います)

ただ、応募者数の殆どは、スカウトメールからの応募ではなく、求人ページからの応募だったとのことで、要求するスキルにマッチしない人が非常に多かったそうです。

私は@typeに登録していましたが、スカウトメールを頂いたのをきっかけに応募しようと思いました。
スカウトメールの良いところは、求人者・求職者のスキルミスマッチが起きにくいところが利点で、採用試験で通過する確率が高くなります。

(注)転職エージェントに登録されている方はご存知かと思いますが、スカウトメールといっても、ヘッドハンティングとは異なります。なので、きっちり採用試験は受ける必要があります。



スカウトメールを受ける率を高めるには、転職エージェントに登録する履歴・職務経歴・スキル・自己PRなどの情報を充実させ、少しでも採用担当の目に止まるようにしなければなりません。
(量を書けばいいというものではなく、あくまでも質の充実

はっきり言って私も面倒でしたので、当初は経歴などは殆ど記入していませんでした。
が、たまたま仕事が夜勤の日があって時間を持て余していたので、登録情報の充実化をして暇をつぶしました。
すると、その後スカウトメールを受け取る率が明らかに高まりました。

もちろん、スカウトメールが全てではありませんが、競争率が高い中でも少しでも内定率を高めるために、手間ヒマをかけてでも是非登録情報の充実化をお勧めいたします。

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ベンダーSEから社内SEに転職した理由

私は新卒で前の会社に就職してから、約11年間ベンダーSEとしてシステム開発に携わってきました。

大きいプロジェクトとしては、開発期間に約2年を費やすものもあり、
 ・仕様変更に振り回される
 ・設計ミスが多い
 ・中国で製造したプログラムの品質が悪い
などが原因で炎上したプロジェクトもいくつか経験し、遅くまでの残業や休日出勤で乗り切ってきました。

また、本番稼働後も日中処理・夜間処理を問わず、毎日トラブルが頻発するといったこともあり、その度に胃を痛めながらリカバリーをしたものでした。
(休日や夜間に呼び出されることもしばしば)

これらのことは、SEとしての経験としては非常に糧になったと感じており、次回プロジェクトで同じ失敗をしないように、いろいろと工夫したものでした。

ですが、開発するシステムの要件は年々複雑かつ高度になり、その上納期は短縮傾向にある状況下では、どんな工夫をしても、炎上せずにプロジェクトを遂行することは、ほぼ理想論に近くなってきたのではないかと思います。



このため、ベンダーSEとして定年まで仕事をすると仮定したときに、健康・家庭・私生活を犠牲にする生活が続くことを想像し、先行きが不安でいっぱいになりました。

もちろん、SEは私にとってやりがいのある仕事でしたので、システムに携われる仕事として、社内SEに転職することに決めました。

今では、残業しても19時程度に帰宅でき、休日も呼び出される恐怖もなくしっかり休めていますので、かつてに比べれば人間らしい生活ができているのではないかと思います。

とはいえ、私の場合は、年収が約50万円程度下がりましたので、どちらを優先するかは、人それぞれの価値観によるでしょうね。
※ちなみに、役職は主任から課長代理に上がりましたが(苦笑)
※あと、社内SEでもシステム運用担当だと、トラブルで休日呼び出されることはあります。なので、面接などの機会に、何の担当になるのかを念の為 ご確認された方が良いでしょう。






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社内システム部門の立場

楽天やYahoo!JAPAN、ソフトバンクなどの一部の先進的な企業を除き、殆どの企業の社内システム部門は社内での立場が弱いものです。

このことは、私がベンダーSEだった頃に担当した顧客企業全てに当てはまり、かつ社内SEに転職した現在は身を持って感じているところです。

原因としては、下記のようなことが挙げられます。

・コスト部門である
・経営層が情報システムに疎く、情報システム部を重要視していない
・情報システム部員が、業務部門の実務に疎く、また協力的でない
・情報システム部が主体的にITを活用した業務改善に取り組まない
 (または、自ら改善案を提案しない)
・システム運用の苦労が他部門に理解されず、正常に動かして当たり前という考え方が根強い


このため、ベンダーSEの頃は、売上・利益を確保するために経営層や上司からプレッシャーをかけられていましたが、現在ではそれは無く、むしろ営業部門に対してノルマ達成などの厳しいプレッシャーがかけられています。

つまり、社内での立場の強さとプレッシャーは常にセットだということになります。

社内SEとなった現在は、他部門からあまり重要視されていない反面、プレッシャーからも解放され、毎日のびのびと仕事ができています。
(運用担当の人達は別ですが・・・)



技術者として優秀かつ意識が高い人ほど、「仕事の成果をきちんと評価してほしい!」というように考えるでしょうが、恐らく社内SEという仕事には不向きかと思われます。

逆に、評価されることは二の次と考え、精神的にゆとりのある中で積極的に業務部門の実務を理解し、改善活動に取り組む意欲のある人には向いていると言えます。

これらのことを、私は入社してから行っていますが、評価に直結しなくても業務部門の人達から感謝されることはしばしばあります。
それだけでも、仕事が楽しいと思いますし、やりがいも感じています

ちょっと取りとめのない話になってしまいましたが、社内SEへの転職をお考えの方は、とりあえず下記のことを念頭に置き、その上で慎重に転職をご検討下さい。

『社内システム部門は社内での立場が弱く、かつ社内SEは評価されにくい職業である』

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プロフィール

Author:たみおと
36歳にして社内SEに転職しました。
ベンダーSE・社内SEどちらの方が記事を読んでも、ご参考になる体験談をUPしていきたいと思っていますので、宜しくお願い致します。

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