2012/05/16
カフカの「城」を読んでいます
以前書いたように、かつてカフカの「城」は読むのに挫折しました。ストーリーが暗いですし、主人公のKが城や回りの人から拒絶される箇所が多いので、疎外感を感じて憂鬱になって挫折したのだと思います。今回、プラハへ行く前にカフカのことを調べようと、本棚の奥にひっそりと置いてあった「城」の文庫本を取り出して巻末の解説を読んだのがきっかけで、再びチャレンジし始めました。
20年以上前に買った本ですが、上記の表紙と同じです。変わってないんですね。本のしおりひも(調べると、スピンというらしい。勉強になりました)がはさんである箇所を見ると、なんと第1章の途中!要はほとんど読んでいなかったようです。この小説は第1章から暗いですからね。そういえば以前、同じく第1章で挫折した大江健三郎「万延元年のフットボール」も暗い内容でした。一度は挫折した「万延元年~」をどうやって読破したのかを思い出しました。暗い第1章は適当に読み飛ばして次へ進むのです。私にとっては、これが読破するコツです。「城」も同じようにしました。ただこちらは第2章以降も暗い。それでも読み進められたのは、オルガという女性が出てきて多少は明るくなったせいかもしれません。このオルガとKはどうなるのだろう?とさらに読み進めていくと、第3章でフリーダという女性が登場して、関係を持ってしまう。そのあと、お内儀との会話、村長との会話と進んで第6章まで読み終えました。これで全体の三分の一程度を読んだことになります。それなりにストーリーとして進んでいます。
ところでKの職業は「測量師」と書かれています。「測量士」ではないんですね(測量士は資格の名前か?)。測量師は間に合ってるので必要ないと言われたKが、測量する場面は出てくるのか?また、Kの測量師という職業に特別な意味があるのか?この辺はこれからですね。
今度は挫折せずに進めそうです。
ところでKの職業は「測量師」と書かれています。「測量士」ではないんですね(測量士は資格の名前か?)。測量師は間に合ってるので必要ないと言われたKが、測量する場面は出てくるのか?また、Kの測量師という職業に特別な意味があるのか?この辺はこれからですね。
今度は挫折せずに進めそうです。
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