2012/05/02
散らかしたら片付けないと...
先日「自分で調べない人は多い」という記事を書いたところ、共感された方が多かったのか、ツイート12個、いいね!18個という結果でした。最後の一節「小・中学校で~を習わなかったのか不思議に思います」は正直な感想を書いたもので、ここに共感された方も多かったのではないかと思っています。
それに気をよくしてというわけではありませんが、以前から感じていることを書いてみます。子供の頃に習ったはずなのに、なぜ大人になると忘れてしまうの?という素朴な疑問です。
それに気をよくしてというわけではありませんが、以前から感じていることを書いてみます。子供の頃に習ったはずなのに、なぜ大人になると忘れてしまうの?という素朴な疑問です。
以前ある学会誌を購読していた時のこと、記事に「スペース・デブリ」なる言葉が載っていました。初めて聞く言葉です。その記事には言葉の説明も載っていました。いわゆる「宇宙ゴミ」のこと。かつて打ち上げた人工衛星などが、既に役目を果たし終えたものの回収する手立てがなく、いまだに宇宙をさまよっている状態にあるものです。ゴミ状態にあるだけならまだいいのですが、別の人工衛星に衝突したり、あるいは地球に落下してくる危険もあり、宇宙環境の大問題になっています。この記事を読んだ私の第一印象は「散らかしたのに、片付けなかったわけか。ある意味子どもレベルのことだ。それを大そうに横文字で言ったりして...」
スペース・デブリ対策に頭を抱えている人が聞いたら、怒り出すような言葉かもしれません。しかし事実でしょう。宇宙開発や技術向上に躍起になって後処理のことを考えなかった"ツケ"が、今になって襲ってきているわけです。
大人は自分の子どもに、「おもちゃで遊んだ後は片付けないといけません。片付けられない子は、これからは遊んではいけません!」とか言いませんでしたか?そう言ってきた大人自身がスペースデブリを放置しておいて、もし子どもに「散らかしたら片付けないといけないって僕たちに言っているのに、大人は人工衛星を打ち上げた後は片付けずにほっぽり出している。片付けられないのなら、これからは人工衛星を打ち上げたらダメだよ!」と言われたらどうします?反論できないと思います。
今では後処理のことを考えた技術開発もあります。当然といえば当然なのですが、今まで後処理を先送りにしてきた人類が残した"ツケ"は極めて大きいものです。
スペース・デブリ対策に頭を抱えている人が聞いたら、怒り出すような言葉かもしれません。しかし事実でしょう。宇宙開発や技術向上に躍起になって後処理のことを考えなかった"ツケ"が、今になって襲ってきているわけです。
大人は自分の子どもに、「おもちゃで遊んだ後は片付けないといけません。片付けられない子は、これからは遊んではいけません!」とか言いませんでしたか?そう言ってきた大人自身がスペースデブリを放置しておいて、もし子どもに「散らかしたら片付けないといけないって僕たちに言っているのに、大人は人工衛星を打ち上げた後は片付けずにほっぽり出している。片付けられないのなら、これからは人工衛星を打ち上げたらダメだよ!」と言われたらどうします?反論できないと思います。
今では後処理のことを考えた技術開発もあります。当然といえば当然なのですが、今まで後処理を先送りにしてきた人類が残した"ツケ"は極めて大きいものです。
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