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☆原発とめよう!九電本店前ひろば第844目報告☆

青柳行信です。 8月11日。

本日、<浪速の歌う巨人「パギやん(趙博)」のライブ&トーク>
日 時:8月11日(日) 14:30~16:30
場 所:福岡県中小企業振興センター401会議室(吉塚駅東口すぐ)
福岡市博多区吉塚本町9-15
地図:http://www.joho-fukuoka.or.jp/hall/map/index.html
入場料:1000円
問い合わせ先:弁護士法人奔流本部オフィス 
092-642-8525(担当:池永、岸野)

「きみへ」 さよなら原発! 
http://twitsound.jp/musics/tsMDocgv4

【転送・転載大歓迎】
☆原発とめよう!九電本店前ひろば第844目報告☆
呼びかけ人賛同者8月10日迄2925名。
★原発とめよう!の輪をひろげる【呼びかけ人】を募っています。
   
★私たちの声と行動で原発・再稼働は止められます。★
<ひろば・想い・感想・ご意見等 嬉しいです>

★ 横田つとむ さんから:
青柳さま
暑かったですね。
水の入ったペットボトルと お茶が手放せませんでした。
あんくるトム工房
猛暑 猛暑    http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/2568
  夏バテしないようにお気を付けください。

★ 橋本左門 <無核無兵・毎日一首> さんから:
 ☆被爆からも被曝からも何も学ばぬ首相のありて民の不幸や
  (左門 8・11-380)
※国連憲章をさらに一歩進化させて「武力による威嚇または武力の行使は、
国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄」し、
「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。
国の交戦権はこれを認めない」という世界の到達点を
「戦後レジーム」として覆すことを使命とするアナクロニズミスト
(時代錯誤人)を選挙で勝たせた我々国民の責任でもある。
国民の声・ヒバクシャの声が反映される選挙制度を樹立しなければ
此の不幸は続く。

★ 西山進(福岡市原爆被害者団体協議会顧問) さんから:
青柳行信様
 8月20日午後2時、日本原水爆被害者団体協議会,九州ブロックが九州電力
に対し「原発廃炉、再稼動するな』の申し入れをおおないます。
ご支援の参加をいただければ幸いです。
集合、九電本店玄関前一時30分です。  

★ 金子 譲 さんから:
【Kさんを支える会:Kさんの伝言 その16(8月6日)】
福岡で不当逮捕・起訴された原発事故避難者、
Kさんの拘置所からのメッセージ。
8月6日広島の原爆投下に関するKさんの思いが綴られています。
http://samadi.cocolog-nifty.com/ksan/2013/08/k-ba87.html?

★ 崔 勝久 さんから:
原発の再稼働・輸出に抗する-反核、反差別、反格差の立場からー 朴 鐘碩
http://oklos-che.blogspot.com/2013/08/blog-post_6350.html
40年前に民族差別で日立と闘い勝利し、その後の長い日立での職場生活を定年
で終え、今、原発メーカー訴訟を始める心境を語る。そのキーワードは「企業内
植民地主義」

★ 舩津康幸 さんから:
おはようございます。
昨日は、高知、甲府で40.7度=今夏最高、6年ぶり40度超―というような
発表がされ、列島中で猛暑が継続しています。
さて、福島第一原発事故では、次のような発表がされました。もぐらたたき的な
手立てでは抑えられないことを示しています。東電任せにしてきた政府の責任も
問われます。
1.「汚染水、地中の壁越す=海に流出裏付け、福島第1-東電」時事通信
08/1020:32
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013081000268
記事全文「・・・・福島第1原発で放射性物質に汚染された地下水が海に流出し
ている問題で、東電は10日、専用港から約7メートル陸側にある観測井戸の水
位が、止水剤で固めた地盤より高いと発表した。地下水が地中の「壁」を越えて
海に流出していることが改めて裏付けられた。・・・・・東電によると、今回測
定した井戸は1、2号機タービン建屋の海側にあり、止水剤で固めた護岸から約
2メートル陸側にある。止水剤は地下1.8メートルより深い場所に注入されて
いるが、地下水は地下1.2メートル以下を流れていることが分かった。地下水
の方が、止水剤で固めた地中の壁より約60センチ高く、海に流れ出ているとみ
られる。」
1’.「福島第一の汚染地下水、地中壁越え再び海に流出」読売新聞 8月10日
(土)19時41分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130810-00000747-yom-sci
記事「・・・・・・東電は、汚染された地下水の海への流出を止めるため、7月
から護岸に特殊な薬を入れ、地中に壁を作る工事を始めた。しかし工事の後、地
下水の水位が上昇しており、壁を乗り越えて海に地下水が流出する可能性が指摘
されていた。」
これに対して、こちらでは、
1”.「汚染水流出で支援の用意=IAEA 」時事通信08/1001:25
記事全文「【ベルリン時事】東京電力福島第1原発から放射能汚染水が海に流出
している問題で、国際原子力機関(IAEA)は9日、状況を見守っており、日
本側から要請があれば、支援する用意があると表明した。」
・・・・・・なにか知恵をもっている?
次の記事、少し長い文章だが、経過年表・図解入りで問題の根源が整理されてい
ます、
1”’.「汚染水緊急事態 福島第1原発 海洋流出 東電 手打たず 情報開示
も先延ばし 国は『収束宣言』撤回し抜本対策を」しんぶん赤旗8月10日
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-08-10/2013081001_04_1.html
記事「・・・・福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で、放射性物質で汚染さ
れた地下水が海へ流出していることが明らかになりました。以前から危険性を指
摘されていたのに対策を取らないでいた東電はあわてて岸壁に水ガラスの遮水壁
を設置する工事を始めました。しかし、それでは水の流れを食い止められないこ
とがわかり、底なし沼に落ちたような状況です。・・・・・・・」
こちらでも、別の図解入りで解説、
1””.「東電の理論 不安だらけ うまく建屋に流れる?詰まり起こる可能性
も」東京新聞8月10日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/nucerror/list/CK2013081002100004.html
金曜行動でも、汚染水問題に怒りの声が、
1””’.「海 汚させない 原発ゼロに官邸前行動」しんぶん赤旗8月10日
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-08-10/2013081001_07_1.html
記事「1日300トンもの放射能汚染水が海洋に流出する福島第1原発の非常事
態に、首相官邸前では『海を汚すな』『原発再稼働やめろ』と怒りの声があがり
ました。9日おこなわれた首都圏反原発連合(反原連)の官邸前抗議行動。無反
省に再稼働を進める安倍晋三内閣に、3000人(主催者発表)の参加者は、抗
議の声をつきつけました。・・・・女性が『再稼働に労力を投じるのではなく、
全力で汚染水問題の解決に取り組むべきです』と訴えると、『そうだ!』と声が
あがります。・・・・・・・・」

被災地フクシマ、
2.「復興予算使えず線量計点検見送り 6市町村、無用な被ばくも」西日本
(最終更新08月10日 18時53分)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/science/article/32365
記事「・・・・・福島第1原発事故で国から避難指示を受けた福島県の12市町
村のうち半数の6市町村で、国の復興予算が利用可能なことを知らず、避難住民
に配布や貸し出しをした電子線量計の点検調整を見送っていたことが10日、分
かった。・・・・・・政府は7月末、2012年度の復興予算のうち35・2%
が使われなかったと発表したばかりだが、地元自治体の担当者は『制度が複雑す
ぎて問い合わせ先も分からない。何のための復興予算なのか』と憤っている。」
・・・・・・国も頼りにならない。
3.「大豆の出荷制限解除 二本松、桑折、大玉で生産」福島民友8月10日
http://www.minyu-net.com/news/news/0810/news5.html
記事全文「政府は9日、出荷制限を指示していた二本松市(旧小浜町、旧渋川
村)、桑折町(旧伊達崎村)、大玉村(旧玉井村)で生産された大豆の出荷制限
を解除した。これを受け県は、対象市町村に放射性物質の全袋検査で大豆が基準
値以下であることが確認されれば出荷可能との通知を出した。検査が全て終了す
るまでは出荷はできない。」
茨城県、
4.「トリチウム不検出 県内18海水浴場」茨城新聞8月10日
http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13760557236738
記事「(茨城)県は9日、県内全18海水浴場の水中の放射性トリチウムを測定し
た結果、全海水浴場とも不検出だったと発表した。福島第1原発からの汚染水流
出を受け、7月25、26の両日に、海水浴場の水深1?1・5メートルの海水を初調査した。」
・・・・具体的な数字がない記事、検出限界はあるはず、海はつながっているの
で安心はできないと思います。

電力会社では、
5.「関電、2日連続で使用率95% 電力需給に影響なし」西日本(最終更新
 8月10日 19時29分)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/lifestyle/article/32384
記事「関西電力は10日、管内で電力供給力に占める需要の比率を示す使用率が
午後1~3時台に95%となり、2日連続で『厳しい』とされる水準に達したこ
とを明らかにした。電力の需給に大きな影響はないとしている。」

九州の記事、
6.「福島の被害者とつながり原発廃炉求める~玄海訴訟7次提訴で原告6,751人
に 」」データマックス8月 9日 16:48
http://www.data-max.co.jp/2013/08/09/76751_ymh_2.html
記事「国と九州電力を相手取って玄海原発の1~4号機(佐賀県玄海町)すべて
の操業停止を求めている『原発なくそう!九州玄海訴訟』で8月9日、23都道府
県の654人が佐賀地裁に追加提訴(第7次)し、原告総数が6,751人になった。7
次提訴には、福島第一原発事故の被害者で、原状回復などを求めて福島地裁に提
訴した『生業を返せ、地域を返せ!』福島原発訴訟の中島孝原告団長が原告に加
わった。・・・・・・」

遠く北海道で、
7.「倉本さん震災、原発事故描く新作 富良野で公演」東京新聞8月10日 21時18分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013081001001872.html
記事「・・・・・劇は東日本大震災の津波で娘を失った主人公の前にピエロの彫
刻が現れ、原発事故後、福島の人たちが言葉にできなかった本心を代弁する展
開。倉本さんが大震災や原発事故を風化させてはならないとの思いを込め
た。・・・・・・・」

今届いた西日本新聞朝刊では、1面トップは 40.7℃の記録的暑さを伝える記事です。
2面に、囲み記事「特報2013」として、
8.「電気料金 天井知らず 燃料高を自動反映・・・・来月も最高値 景気の
腰折る可能性も」
・・・・・電気料金体系にある燃料費調整制度で燃料代が自動的に反映される問
題が企業経営に影響を与えていることを指摘する記事。「原発が止まっ
て・・・・・」という文言もみえる、だからといって、原発を稼動せよとは言わ
ないでください。こういう記事を書くなら、あわせて後始末の費用さえも不透明
な原発のコストの問題も指摘すべきではないですか、いつの日かこのコストが料
金に加わりますよ、田中良治記者殿。
6面社説、
9.「原爆症認定基準 政治主導で見直し急げ」
今朝の紙面はこれだけです。昨日のあれだけの猛暑でも電力事情の記事がないの
は、電気は足りているからでしょう。
明日は、新聞休刊日だそうです。

★ 小林栄子 さんから:
EPPMLの海渡さんから転送します。
福島原発告訴団・九州メールニュースと重複する部分がありますが、ご容赦くだ
さい。また、地検へのおはがき作戦にご参加くださいますようお願いします。

福島原発告訴団弁護団の海渡です。弁護団として抗議の声明を昨日出していま
す。検察庁の不起訴の理由はひどいものです。
また、この記事を読むと、告訴団が菅元首相を告訴しているように読めます。
我々が主敵としてきたのは、東電と安全委員会、保安院、そして過剰な被ばくを
強要した文科省、山下俊一氏らです。個人で告訴された方の中に菅元首相を告訴
した方もいましたが、告訴団が告訴しているのは、以下の被告訴人目録のとおり
で、菅元首相の告訴はしていません。

【拡散希望】朝日新聞報道を受けて。
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/2013/08/blog-post_10.html

何の津波対策もとらなかった東電免責はあり得ない
            河合 弘之(弁護士・福島原発告訴団弁護団代表)

 去る8月9日朝日新聞朝刊に、月内にも福島原発事故について、我々が行って
いた告訴・告発について不起訴処分がなされる方向で検察庁が調整に入っている
という報道がなされた。記事において不起訴理由とされている点を取り上げ、告
訴人らの考えを述べ、検察官・検察庁の再考を強く求めたい。

 本紙報道によると不起訴の理由は、「事故と災害関連死との因果関係はないと
は言い切れない。今回のM9規模の大地震と津波は、専門家の間で予測されてい
たと言えず、事前に
想定できたのはM8.3までだった。巨大津波の発生と対策の必要性を明確に指
摘していた専門家も少なかった。東電が2008年に津波高さ15.7メートル
と試算していた点についても、専門家の間で賛否が分かれ、東電も『実際には起
きないだろう』と受け止め、対策を検討したものの、具体化は見送った。東電の
津波対策は十分ではなかったものの、刑事責任を問うことは困難。」とされている。

 検察官の立脚する予見可能性の議論には次の疑問がある。15.7メートルの
津波は東電内部の検討において確かに試算されていた。この原発の想定津波高は
わずか6メートルであった。この地域でマグニチュード8.3程度の地震と高さ
10メートル程度の津波が来ることは、地震と津波の専門家なら、だれもが頷く
普通の想定であった。

 電源喪失を防止するための対策としては、防潮堤の設置だけでなく、外部電源
の耐震性強化、非常用ディーゼル発電機とバッテリーの分散と高所設置等、構内
電源設備の耐震性,耐津波性の強化など多様な措置がありえた。

 浜岡原発においては、老朽化した1,2号機は耐震補強を断念し、2008年
には廃炉の決定がなされていた。福島第1原発1-3号機についても、同様の措
置は十分あり得た。にもかかわらず、東京電力は一切何の対策もとらなかった。
予測されたレベルの地震と津波対策を講じたにもかかわらず、それが不十分で
あったわけではない。東京電力自身が、原子力改革特別タスクフォースの報告に
おいて、結果を回避できた可能性を認めているのだ。

 事故以前の東京電力社内のすべての証拠を収集し、どのような検討がなされて
いたのかを解明するには、強制捜査による関係資料の押収が欠かせない。このこ
とは、捜査機関として当然の責務だ。検察庁は、テレビ会議録画や社内メールな
どの任意提出を受けただけで、今日まで強制捜査を実施していない。多くの市民
の生命と生活、生業を根こそぎ奪ったこの事故について、強制捜査もしないで捜
査を終結するような事態は絶対にあってはならない。検察内部の良心が検察庁を
揺り動かし、強制捜査の実施と起訴が実現することを心から願ってやまない。

被告訴-告発人リスト福島原発告訴団が告訴・告発した人物は以下の33名です。
http://kokuso-kyushu.jimdo.com/被告訴-告発人リスト/

みなさま
8月9日号の朝日新聞トップ記事に
「東京電力福島第1原発の事故をめぐり、検察当局が、業務上過失致死傷など
の> 疑いで告訴・告発された東電幹部や政府間関係者ら全員を、不起訴処分にす
る方> 向で検討してい ることが、8日わかった。今月中にも処分うお出す見通
しだ。」 ありました。
福島告訴団からのお願い転送します。 山口泰子
福島原発告訴団では、地検へのおはがき作戦に取り組みます。
皆さま、一通でもお出しいただければ幸いです。> 転送、転載大歓迎です。

■福島原発告訴団より緊急のお願い:地検への『お葉書』作戦 
“心に訴える暑中見舞い“を
この8月中旬にも不起訴の決定が下りるとの見通しが、報道されています。
どうしてこの未曾有の自己責任が不問にできるのでしょうか?!
一日も早く強制捜査に踏み切り、是非とも起訴するように、
大至急、東京と福島の地検に、お願いして下さい。
****  <地検住所>  ****
福島地方検察庁 〒960-8017 福島県福島市狐塚17番地
東京地方検察庁 〒100-8903 東京都千代田区霞が関1丁目1-1

○夏ですから、出かけた先から飛び切りきれいな絵はがきで、まず自然称賛の
文面を。
または手持ちのステキな絵はがきなどを使って・・・
○「でも、ここから放射線が・・・」とか、「一瞬で灰色に」など福島原発震
災に対す
る思いを書く。
○それに加えて以下のようなひとことを添えて結びとする。
「早く強制捜査を」
「どうして起訴しないのですか?」
「早く責任者の刑事責任を!どんどん証拠隠滅されてしまいます」
「東電本社の家宅捜査をしてこそ東京地検!」
「原発に家 宅捜査に入ってください!」
「現場調査を」
「これでも法治国家といえますか?」
「海外でひんしゅくを買っています」
等々、心を込めて書きましょう!
○差出人の住所・氏名も、出来るだけ書く方が効果的です。
○仮に不起訴の決定が出ても、それへの異議を唱える文面に変えて、引き続き
送って下さい。
よろしくお願いいたします。海渡雄一

★ BARA さんから:
  朝日新聞・WEB2013.8.9
元内閣法制局長官・阪田雅裕さん「海外で武力、認める余地ない 
解釈改憲は邪道」
http://digital.asahi.com/articles/TKY201308080619.html?ref=pcviewer

安倍晋三首相は8日、憲法解釈を担う内閣法制局の新長官に、
元国際法局長の小松一郎駐仏大使を起用した。
初の外務省出身の長官で、歴代内閣が違憲と解釈してきた集団的
自衛権の行使を認める地ならしだ。

こうした動きは、「法の番人」と呼ばれる内閣法制局の側からはどう
見えるのか。
元長官の阪田雅裕氏が朝日新聞のインタビューに応じ、平和主義や
法治主義の観点から批判した。
概要は次の通り。

 ――集団的自衛権は同盟国などへの攻撃に反撃する権利です。
歴代内閣は、憲法9条の下で行使は認められないとの解釈を示して
きました。
首相や自民党はこの解釈を変え、行使できるようにしようとしています。
こうした動きをどう思いますか

 今の憲法解釈は自衛隊が発足してからこれまで、政府が一貫して
とってきた立場だ。
9条の文言だけでなく、憲法全体の趣旨など、いろんなことをふまえて
いまの解釈が導かれている。
そのうえで、60年近くにわたって国会での論議が積み重ねられた。
法論理としては、今までの政府の解釈は非常に優れている。

 これを変えることは、今までの理屈が間違っていたということだ。
法律の理屈として別の正解を導き出さなければならないが、我々の
頭では非常に考え出しにくい。
取って代わる論理をどうやって見つけるのかなというのが、第一番の
問題だ。

 さらに言うと、憲法規範として集団的自衛権の行使を容認するとは
どういうことか。
国際法上、集団的自衛権の行使と国連による集団安全保障措置へ
の参加を超える武力の行使はすべて違法とされている。
従って日本は国際法上、適法な戦争は全部できる国になるという
ことだ。

 日本の憲法が米、英、中を含む他の国々と同じレベルの憲法規範
になる。日本国憲法98条2項には国際法は守るとある。
もし9条が集団的自衛権の行使を認めると解釈するなら、98条2項
があれば用は足りるので、9条は格別の意味がない念押し規定で
しかなくなる。日本が格別の平和主義ではなくなる。

 いま中学校や高校の教科書には、日本国憲法には国民主権、
基本的人権の尊重、そして世界に誇る平和主義を基本原理として
いますとある。
だからまず教科書を書き換えないといけない。
そこはずいぶん国民の常識と違う。

 ――そもそも、どうして9条のもとでは集団的自衛権の行使が
認められないのでしょうか

 大前提として、9条で一番わかりにくいのは自衛隊が合憲だと
いうことだ。
9条の1項(戦争放棄)は他国の憲法にも国際法にも例がある。
パリ不戦条約やイタリア憲法に同じようなことが書かれている。
1項だけなら侵略戦争禁止という意味で、98条2項の入念規定と
言えなくもない。

 日本国憲法の非常に特異なところは2項だ。
戦力を持たず、交戦権を認めないとある。
にもかかわらずなぜ自衛隊の存在は許されるのかは9条の大きな
一つの問題だった。
55年体制下では圧倒的にその点について政府が追及を受けて
きた。

 政府はどう考えてきたか。9条だけでなく全体をよく見れば、
憲法は前文に国民の平和的生存権、13条に国民の幸福追求権
を規定している。
国民が平和的に暮らせるような環境を整備し、人間として幸福を
精いっぱい追求できる状況を保つことが、国の責務として書かれ
ている。

 外国から武力攻撃があれば直ちに国民の生命、財産が危機に
ひんする。
これを主権国家が指をくわえて見ていろというのは憲法の要請かと
いうことだ。
国民を守るために外国の攻撃を排除するだけの実力組織が必要。
だから自衛隊の存在は許されると理解してきた。

 他方で、自衛隊はそういうことのために存在が認められるのだから、
それ以外の目的で海外に出かけて武力行使をするところまで
9条が許容しているとは、憲法全体をどうひっくり返してみても
読む余地がない。

 我が国への武力攻撃がないわけだから、国民の生命、身体、
財産が脅かされたり、国土そのものが外国に侵略されたりして
いるわけではない。
そんななかで日本の領土、領海、領空を離れ、戦闘に及ぶことに
なる。
従って集団的自衛権の行使、集団安全保障措置、多国籍軍
への参加はできないと考えてきた。

――首相は、日本を取り巻く安全保障環境の厳しさから、集団的
自衛権の行使容認を検討すべきだという立場です

 憲法が時代に合わなくなることはもちろんありうる。
法律の場合、時代に合わなくなったらどうするか。
政府が柔軟に解釈して、昨日まで適法だったことが今日から
違法だなんてことはありえない。
法律を新しく作り改正する。

 だからこそ法治国家なのだ。
憲法がおよそ改正できないならば話は違うが、手続きがきちんと
書いてある。
今の9条がもし時代に合わないなら、国民に十分説明し、納得
してもらって改正するのが正しい道だ。

 特に集団的自衛権は、国民にも相当覚悟がいる問題だ。
安保法制懇(首相の私的諮問機関)で論じられていることは、
頭上を米国向けのミサイルが通過するとか、公海上の米艦を
どう助けるとか、あまり国民にぴんと来ない、直接に痛みがない
問題だ。
しかし集団的自衛権の行使ができるということは、過去の
事例を見ても、現実に海外での戦闘に加われるということだ。

 自衛隊員に犠牲者が出ることや、隊員が別の国の軍人を
殺傷することも起こりうる。
そういうものと国民が受け止めておくことがすごく大事だ。
日本がPKO(国連平和維持活動)に最初に参加したカンボ
ジアで1993年、文民警察官の高田晴行警視(岡山県警、
当時33)が殉職された。
こんなはずじゃなかったと国民が非常に心配した。

 そういうことがPKOで起きる可能性は少ないと思うが、
集団的自衛権の行使で戦闘に加わることになると、
ベトナムを見てもイラクを見ても普通に起こりうる。
国民の十分な覚悟が必要だ。
その意味で憲法改正に必要な国民投票はしっかりやるべきだ。

 ――自民党が直近の衆院選、参院選で勝ち、首相は
民意を得ました。
だから首相は持論の集団的自衛権の行使容認を実現する
ため、憲法解釈を変えてもいいという考え方があります

 民意はトータルとして示されている。
経済政策も非常に大きかったし、消費税、社会保障制度の
問題もある。
いろんな事柄をパッケージで衆院選、参院選は行われている。

 それと、民意を得たから法律を好きに解釈して執行して
いいなんてことにはならない。
民意を得た政権は立法府で法律を作り政策を実現する。
憲法改正はよりハードルが高いが、法治国家のルールに
のっとる努力をするのが政治のあるべき姿でないか。
解釈改憲でいいというのは邪道になっていないか。
立法府として自殺行為的な色彩がないか。

 ――小沢一郎氏などは、憲法解釈での政治主導を主張
します。
内閣法制局の解釈に頼ってきた政治家が悪い。
選挙で民意を得た政権が憲法解釈を変えても構わないと
いうものです

 全く間違っているということはない。
憲法だって生き物だし、時代が変わることは否定しない。
解釈を一字一句変えちゃいけないなんてことはおそらくない。
ただ、よく法制局が批判されるが、非常に遺憾だ。

 内閣法制局設置法にあるが、内閣に意見具申する立場でしか
ない。
決めるのはあくまで内閣。
法律の議論は細かいから、国会では法制局長官が技術的な
側面を含め政府を代弁している。

 だから、集団的自衛権の行使を認めない憲法解釈も、
歴代の内閣にはいつでも変える機会があった。
だが、それが正当かどうか。
日本国憲法の三大原理の一つの平和主義に関わり、国会の
憲法論議も圧倒的に9条に集中して積み重ねられてきた。
そういう蓄積を全く無視して、今までのは全部違っていたという
ことが果たしてあっていいのか。

 これまでの憲法解釈のすべての責任が法制局にあるような
とらえ方は非常に不本意だ。
集団的自衛権の行使について、今までの解釈は違う、これが
正しいということなら、内閣として国会でしっかり説明し、
国民の大方が納得することが最低限必要だ。それが政治だ。

 ――内閣法制局としては、いびつな憲法解釈を出さざるを
えないのでは

 そうですね。
荷は重いと思うが、あらん限りの知恵を絞って。
でも、過去を全否定することだ。
僕らも歴代内閣も否定される。
内閣の側は法制局がそう言うから言っていたと言うかもしれ
ないが、そんな軽いものではない。
何度も質問主意書への答弁として閣議決定し、歴代の首相も
国会で述べている。

――安倍首相は憲法解釈を変更する環境整備として、内閣
法制局長官を代えました。
こうした手法をどう思いますか

 適材適所というご判断だろうから、私の立場では何とも。
ただ、例えば私のようなものがその職にあれば、これまでの政府
解釈はなぜまっとうなのか、どういう議論を積み重ねてきたかを
ご理解をいただくべくお話をさせてもらうことに非常に力を注ぐ
だろう。

 だけど、従来から政府の解釈はおかしいと仮に思う人が組織の
長になった場合は、そういう努力よりも、新しい内閣の意向に
沿って解釈を変更するための理屈を、一つといわず二つも三つも
考えることにエネルギーを注ぐのかな。

 長官にもし過去の経緯を十分承知のない方が就任されれば、
その方にご理解いただくための努力を、法制局の残りの幹部
たちはやるとは思う。

 ――安倍首相は、憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使を
認めることに意欲を示しています。
阪田さんは小泉内閣での内閣法制局長官で、そのころ安倍首相は
官房長官でした。
当時、憲法解釈を変えたいという思いには接しましたか

 いえ。当時は小泉内閣だったから。
ご持論は承知していたが、今すぐ実現しろと言うたぐいの圧力を
受けたことは全くなかった。
ただ、次に首相になられることはわかっていたので、よくご理解を
いただいておいた方がいいと思った。

 政府は集団的自衛権をなぜ行使できないと理解してきたのか、
(首相の祖父)岸信介首相の答弁はどういう趣旨だったのかと
いったことについて、お時間をいただいて話をさせていただいた
記憶がある。

 ――岸首相の答弁とは

 安倍さんが当時、岸首相は集団的自衛権の行使を全否定して
おらず、行使できるものがあると答弁したと話されていると聞いた。
しかし、岸首相の当時、集団的自衛権は国連憲章で初めて出て
きた新しい概念で、一体何だろうと国際法上も議論があったこと
による。
例えば資金援助とか、我が国で言えば米軍への基地提供も集団
的自衛権の行使にあたるんじゃないかという話があった。

 それで、岸首相当時の林修三内閣法制局長官が、仮に集団
的自衛権に基地提供などが含まれるとすれば、我が国の憲法は
そのすべてを否定しているものではないと答弁した。
しかし、集団的自衛権で中核的な部分である武力の行使は憲法
上できないともはっきり言っていた。
そういうことを説明したと思う。

 ――その時の安倍官房長官の反応は

 それはちょっと。
ただ、そこで侃々諤々ということではなかった。

 ――首相は憲法解釈の変更で集団的自衛権を認めるという
考えは変わらないまま、再登板しました

 結果としてはそういうことですかね。

 ――最後に、そんな今の安倍首相に言いたいことは

 総理がお考えになっていることを私がいいとか悪いとか論評する
立場にないが、正面からぜひ取り組んでもらいたい。
集団的自衛権の肝の部分が何かを国民にしっかりと説明し、万一
憲法解釈を変えるような場合には、その論理と、それによって
日本の平和主義が変質するということを、きちんと説明をしてほしい。

さかた・まさひろ 東大卒、66年大蔵省入省。
内閣法制局第1部長、内閣法制次長を経て、04年8月から
06年9月まで小泉内閣で内閣法制局長官を務めた。
弁護士。69歳。

★ 東本高志@大分 さんから:
BARAさん
朝日新聞の詳細な阪田雅裕・元内閣法制局長官への一問一答の記事(2013.8.9
付)のご紹介ありがとうございました。
大変参考になりました。そして、阪田氏はとても勇気のある行動をとられたとも
思いました。同氏に敬意を表したいと思います。

その阪田元内閣法制局長官が同日付けの毎日新聞のインタビュー記事でも「統治
権力が(憲法を)自由に解釈できるなら、
『法治』ではなく『人治』になる」と安倍内閣の法制局長官の首のすげ替えによ
る集団的自衛権の憲法解釈の見直しの「手口」
に苦言を呈しています。
「『法治』ではなく『人治』になる」とは問題の本質を捉えた深くて鋭い批評の
言葉だと思いました。

私たちは、これから、私たちの国の「安倍内閣」というあまりにも愚かしい統治
権力のせいによって、私たち市民同士の間で
はもちろん、諸外国の人々に対しても「(私たちの国は)法治国家です」と胸を
張って宣言することができない。そういう日を迎
えることになる。このままでは間違いなく。やがて。まさに屈辱の日(Day of
Infamy)。「『法治』ではなく『人治』になる」とはそう
いうことだろう、と思います。

以下、毎日新聞の記事(2013.8.9付)もご紹介させていただこうと思います。

■内閣法制局:長官に小松氏決定 阪田・元法制局長官に聞く ◇無視できぬ、議論
の蓄積??阪田雅裕(さかた・まさひろ)元
法制局長官
http://mainichi.jp/select/news/20130809ddm005010180000c.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
内閣法制局長官交代で、集団的自衛権の行使を禁じた憲法解釈の見直しは進むの
か。阪田雅裕元内閣法制局長官(在
任2004年8月?06年9月)に聞いた。

憲法9条の解釈は国会での議論の積み重ねを踏まえて合理的に確定し、今日に
至っている。それを理屈抜きに「私はこう
考える」と変更することは許されない。統治権力が自由に解釈できるなら、「法
治」ではなく「人治」になる。

憲法を含めて法律の解釈は論理だ。1人が「正しい」と思ってもだめで、みんな
が納得する論理でなければならない。新し
い目線で考える人が枢要な立場にいることに意味がなくはないが、それで直ちに
すべてが解決するものではない。

法律が時代遅れになることはよくある。だからといって解釈を変えて時代に合わ
せるのは例外的で、法改正こそ議会制
民主主義だ。憲法も96条で改正手続きを定めているのだから、必要なら改正の
適否を国民に問うのが政治の王道だろう。

集団的自衛権について、政府は自衛隊創設から60年近く一貫して同じ解釈をし
てきた。解釈を変えるのは、政府はこれ
まで解釈を間違ってきたということだ。どこが間違っていたのか、新しい理屈の
方が論理的にどう正しいのかを国民にきっ
ちり説明する必要がある。

集団的自衛権を認めると、国際法上許されない武力行使はできないというだけの
「世界標準」の憲法になる。98条2項
(条約及び国際法規の順守)があれば十分で、9条の意味がなくなる。国民の考
える平和主義と整合するのかどうかは疑
問だ。【聞き手・朝日弘行】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
澤藤統一郎氏(弁護士)の次のようなコメントもあります。

 「ところで、ときに硬骨漢に出会う。大言壮語はしないが、節を曲げず、理不
尽には昂然と顔を上げてものを言う。敢えて、火中の栗を拾うことを厭わないそ
の姿勢が清々しい。/本日の朝日と毎日両紙に、阪田雅裕元内閣法制局長官のイ
ンタビュー記事が掲載されている。言葉は穏やかだが、内閣法制局の憲法解釈の
見直しの動きを真っ向批判する内容の発言。朝日では、集団的自衛権の行使容認
と9条2項の整合性について、「憲法全体をどうひっくり返してもその余地がな
い」と言っている。毎日でも、「集団的自衛権を認めると、9条の意味がなくな
る。国民の考える平和主義と整合するか疑問」と言う。/本質的な批判であっ
て、しかも分かりやすく、徹底している。「元法制局長官」の発言として、この
インパクトは大きい。/朝日の記事の末尾に次の阪田氏発言がある。/--法制
局は首相の意向に沿って新たな解釈を考えざるを得ないのでは?/「そうです
ね。僕らも歴代内閣も全否定される」/さもありなん。それでよかろうはずはな
い。阪田氏だけではなく、他の歴代長官も、歴代総理もそれぞれに発言あってし
かるべきではないか。なにしろ、この「改憲クーデター」によって、「僕らも
歴代内閣も全否定される」ことになるのだから。」(澤藤統一郎の憲法日記 
2013年8月9日)http://article9.jp/wordpress/?p=936

★ 中田 さんから:
本澤二郎の「日本の風景」(1368)
<日本・アジア・世界の敵は米産軍複合体>記事のご紹介です。
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52042732.html

2013年08月10日
本澤二郎の「日本の風景」(1368)

<日本・アジア・世界の敵は米産軍複合体>
 日本の安倍内閣は、日本の怖い敵を必死で「中国だ」と決めつけて、事実上、
わめき続けている。問い詰められると「扉はいつも開いている」といって体をか
わす。キツネのようにずる賢い。日中の関係悪化で両国民の損失は計り知れな
い。NHKに至っては、尖閣界隈の中国艦船を「領海に侵入した」と連日、大き
く報道して、日本国民に恐怖を植え付け、狂った安倍路線を正当化させている。
最近は、読売や産経の右翼新聞のお株を奪ってしまった、と見られている。これ
の隠れた先導役が、財閥と米産軍複合体の軍事利権目当て組みである。

 世界の紛争には必ずCIAが見え隠れしているが、その司令塔は、米軍人大統
領のアイゼンハワーが警鐘を鳴らした産軍複合体である。リベラルのケネディ大
統領は、真正面から対立したことから暗殺されてしまった。ホワイトハウスも手
が出せない闇の最強権力である。
 さしずめ、戦争で暴利を手にするワシントンの悪魔だ。沖縄を牛耳るのも、安
倍に日米同盟を合唱させるのも、真犯人はこれである。ブッシュの2つの同時戦
争の主役も。アジア・世界の敵は、米産軍複合体なのである。
 若いころの筆者は、平和・軍縮派の宇都宮徳馬に指摘されるまで知らなかっ
た。彼は主宰した月刊誌「軍縮問題資料」で繰り返し指摘して、世論を喚起して
いた。宇都宮のお陰で、このワシントンの悪魔の存在を、いち早く知ることが出
来た。
 多数の日本国民は、このことを本当に知っているのかどうか?

<米ストーン監督は「恐ろしい龍はアメリカだ」>
 オリバー・ストーン監督のことを知らなかった筆者だが、ベトナム戦争を題材
にした米軍の蛮行を、リアルに映像化した「プラトーン」を記憶している。翻っ
て、日本人が南京大虐殺の映画を制作できるだろうか?悲しいかな無理だ。外国
の作品でも、右翼が暴れて放映できない日本だ。民主のかけらもないような日本
である。
 戦後の天皇制国家主義の護衛隊は、右翼暴力団だとしてマスコミにも恐れられ
ている日本である。そんな日本をストーン監督が、8月6日の広島の平和祈念式
典に参列した。彼は講演も行った。その要旨がネット新聞に出ていた。
 彼はまともなアメリカ人の代表として、とてもいいことを語ってくれていた。
「恐ろしい龍は中国ではない。アメリカだ」と真実を明かした。実に明解であ
る。同感だ。彼の言うアメリカとは、筆者のいう産軍複合体であろう。

<ドイツは平和への指導力発揮>
 ナチスを100%否定するドイツを評価してやまない。当然であろう。
 「ドイツは国家がしたことを反省・検証・謝罪し、ヨーロッパの平和のために
道徳的指導力を発揮した」と。その通りだ。
 「ブッシュの2003年のアフガン・イラク戦争に反対したのは、ドイツの
シュレーダー首相だった。フランス・ロシアと共に」と全くその通りだ。これに
賛成したのは、イギリスのプードル犬と日本のポチだった。
 今日の争いの元凶はブッシュ戦争であるが、黒幕は産軍複合体・米国の1%で
あると断罪すべきだろう。彼は、反ブッシュ戦争で大統領に就任したオバマにも
手厳しい。

<日本は悪事に加担>
 そして日本はアメリカの衛星国として「アメリカのカモにされている」「安倍
首相の口から平和・核軍縮の言葉が出ても、私はそれを信じていない」と決めつ
ける。これも同感だ。
 なぜなら悪事を働いているアメリカに対して、日本は忠告するどころか、それ
に加担している、と怒るのである。そんな安倍・自民党に加担している公明党と
共産党を批判する筆者の心情とも一致する。
 戦争国家は、自国通貨を大量に印刷して市場にばらまいて、一時的な好況を演
出する。そして年金・医療を抑え込む。戦前の天皇制国家主義の手口をオリ
バー・ストーンは熟知しているのであろう。

<平和のために決起した日本人首相はいない>
 悪事を働く安倍内閣は、原発を再稼働させ、原子炉を世界に輸出することに懸
命だ。財閥の手先になって外交を壟断している。そんな安倍・自民党を有権者の
2割が支持して、国会議席の過半数を自公両党に与えた日本国民である。
 ストーン監督は「日本の首相はただ一人として平和のために立ち上がった者が
いない」とも断罪した。そういえば、アメリカの悪事に加担した首相ばかりでは
ないか。
 小泉内閣のころの駐日米大使が、小泉を絶賛する場面を想起することが出来
る。小泉はブッシュ戦争に加担、郵政民営化を強行した。彼の実行した政策の全
てが、ワシントンが推進した悪事ばかりである。その後継者が安倍ではないか。
 有権者の2割は今も、安倍の自民党内閣を信用しているのであろうか。オリ
バー・ストーンは、怒りながら日本人にカツを入れているのである。彼こそが日
本人の友人である。
 中国人や韓国人は、ここまで言わない。遠慮している。彼らが日本人に友情を
持てないのはわかっているが、平和を愛する日本人にとって物足りない。

<済州島の軍港建設>
 彼は広島に行く前に韓国の済州島に出かけた。指摘されるまで気付かなかった
のだが、いま済州島で巨大な軍港が建設中というのだ。何のために?
 むろん、米海軍のためのものだ。韓国もまたアメリカの悪事に加担させられて
いるのであろう。横須賀に相当するのか、それ以上なのか。
 核積載の潜水艦基地に使用するのであろう。過去にフィリピンのスービック海
軍基地が存在したが、新たなアジア戦略に韓国を利用しようというのだ。韓国人
の中には、日本監視にも利用したい、と考えている者もいるのかもしれない。
 日本再軍備をさせる一方で、韓国にもより強固な軍国化、負けまいとして中
国・北朝鮮も?こうして東アジアを火薬庫にしようというワシントンの悪事の一
環を、ストーンは見抜いているのであろう。
 アングロサクソンに操られる東アジアでいいわけがない。思考せよ、自立せ
よ、と叫びたい。

<ストーンは日本の真の友人>
 アメリカの悪事を暴くストーン監督は、日本の真の友人である。アジア人の友
人である。彼の日本での講演録はまともである。
 米産軍複合体に追随する財閥、その上に乗っている安倍ナショナリスト政権に
よって、日本の危機は早まることになる。それに気付いたストーンは「アメリカ
のカモになるな」と叫んだ。彼の指摘は、まともな日本人の心にびんびんと響い
てくる。
 最近、アメリカで10代の黒人が白人の銃で撃たれて死亡した。法廷が無罪判
決を出したことで、波紋を広げている。オバマは「30年前の自分だ」という衝
撃コメントを出した。
 そこでいいたい。「産軍複合体と真正面からぶつかれ。平和外交を貫け」と忠
告したい。沖縄や横須賀からの米軍撤退を推進して、アジアを平和な地域にする
ために汗を懸け、と進言したい。

<哀れ広島・長崎の安倍首相>
 安倍首相の8月9日の長崎を、運動をしながらテレビ観戦した。長崎市長や被
爆体験者の声が響き渡った。広島に次いで長崎での平和祈念式典ほど、改憲軍拡
派の安倍にとって居心地の悪い場所はなかったろう。
 そんな安倍の姿がテレビに映っていた。彼の挨拶は空を切って響かなかった。
8月10日から長期の夏休みに入るという。どんな休みになるのか。8月15日
の彼の対応が、これからも注目を集める。 2013年8月10日記

○----------集会等のお知らせ----------○

●<浪速の歌う巨人「パギやん(趙博)」のライブ&トーク>●
日 時:8月11日(日) 14:30~16:30
場 所:福岡県中小企業振興センター401会議室(吉塚駅東口すぐ)
福岡市博多区吉塚本町9-15
地図:http://www.joho-fukuoka.or.jp/hall/map/index.html
入場料:1,000円
問い合わせ先:弁護士法人奔流本部オフィス 
092-642-8525(担当:池永、岸野)

●「さよなら原発!11・10九州集会」(仮称)●
    実行委員会結成集会
日 時:8月18日(日)14時より 
場 所:福岡県教育会館(福岡市東区馬出4-12-22)
  地図:http://tinyurl.com/jwb9de6

 さよなら原発!11.10九州集会(仮称)
ホームページHP http://bye-nukes.com

● 「原発なくそう!九州玄海訴訟」(玄海原発1万人訴訟)●
  第6回口頭弁論期日 9月27日(金)14:00 佐賀地裁
午後12時30分に佐賀県弁護士会館に集合
原告総数 原告総数 6751名(8/9現在)
  ホームページ: http://no-genpatsu.main.jp/index.html

○--------------------------------○
★☆ 原発とめよう!九電本店前ひろば・テント★☆
サマータイム 午前10時から午後3時。(土・日曜・休日は閉設)
     8/10~8/18 まで閉設。
♪ みなさん、一緒に座って・語り合いませんか☆
場所:九州電力本店前 福岡市中央区渡辺通2丁目1-82
地図:http://www.denki-b.co.jp/company/map19.html
★☆ (ひろば・テント080-6420-6211) ☆★
<facebook、twitter、ブログ等で拡散よろしく>

************************
〒812-0041
福岡市博多区吉塚5-7-23
青柳 行信
電話:080-6420-6211
[email protected]
************************


副総理の麻生氏、憲法改正で「ナチスの手口学んだら」と発言(4)

<JCJふらっしゅ 2288号より>


  ◎◎◎◎┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓◎◎◎◎
      ┃Y・記・者・の・「・ニ・ュ・ー・ス・の・検・証・」┃
      ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

■□副総理の麻生氏、憲法改正で「ナチスの手口学んだら」と発言(4)
  <追記>

 麻生副総理の「ナチス発言」に対し、民主、みんな、共産、生活、社民の野党5党
は、麻生氏の発言を「ナチズムを肯定する釈明の余地のない暴言」と批判し、安倍首
相に麻生氏の罷免を要求する抗議声明をまとめた。7日、菅義偉官房長官に声明を渡
そうとしたが、官邸は、5党の代表に対し、「約束がない」として門前払いにした
(→朝日新聞)。

 麻生氏の憲法改定に関する「ナチスの手口を学んだらどうか」発言については、私
は「Y記者のニュースの検証」<副総理の麻生氏、憲法改正で「ナチスの手口学んだ
ら」と発言(1)~(4)>で、麻生氏個人の失言にとどまる問題ではなく、安倍政
権そのものの政治姿勢である疑いが濃厚であることを指摘した。

 その根拠は、安倍政権が麻生氏に発言を撤回させるだけで、謝罪も訂正も辞任も求
めていないこと、あわせて安倍氏は内閣法制局長官の首を、「集団的自衛権に関する
政府解釈見直しに前向き」な小松一郎駐フランス大使に挿げ替えることなどがあるこ
とを挙げておいたが、「集団自衛権」容認の解釈改憲について大事なことは、内閣法
制局長官の首の挿げ替えだけではない。

 読売新聞が3日、安倍首相が設置した有識者会議「安全保障の法的基盤の再構築に
関する懇談会(安保法制懇)」(座長=柳井俊二・元駐米大使)が、第1次安倍内閣
の際に検討した「公海における米艦の防護」などの4類型の憲法解釈見直しにとどま
らず、集団的自衛権の行使を全面的に容認する新たな憲法解釈を提言することが2
日、わかったと報じている。

 このことは北海道新聞が5日の朝刊でも報じている。政府は、集団的自衛権の行使
を禁じた憲法解釈を見直す「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会(安保法制
懇)」を、8月下旬から再開する方向でいる。

 連立与党の公明党が行使容認に慎重なため、安保法制懇は2月の発足以来開かれて
いなかったが、参院選に大勝した安倍晋三首相は年内の憲法解釈変更に意欲を見せ、
7月24日には、「とにかく早くできるようにしてくれ」(同)と、安保法制懇の再
開をを急ぐよう指示したとされている。

 またこの北海道新聞の記事によると、第1次安倍内閣時に設けた前回の安保法制懇
は、公海上の自衛隊による米艦船防護など4類型の取り扱いを議論したが、首相の安
倍氏は今年2月、新たに発足した法制懇の初会合で、この6年間で安全保障環境は変
化したとして、4類型以外にも幅広い議論を求めている。

 内閣法制局長官の首の挿げ替えと、この安保法制懇はセットで動いている。
 この安保法制懇の件は、安倍政権が「ナチスのように、誰も気がつかない間に静か
に改憲」をはかろうとしていることをっさらに根拠付けるものである。参院選大勝で
舞い上がった麻生氏は、その政権のシナリオの実現に確信を抱き、そのシナリオの片
鱗を口走ったのではないかと私はみている。

 安保法制懇の座長代理を務める北岡伸一・国際大学長は読売新聞の取材に対し、中
国の軍備増強や沖縄県の尖閣諸島への継続的な領海侵入について懸念を示したうえ
で、「これからまとめる報告書では、憲法、国際法解釈、今の安全保障環境を踏まえ
て、4類型にとどまらない提言になるだろう」と述べたという

 また、内閣法制局が、集団的自衛権の行使は憲法9条の下で許される「自衛のため
の必要最小限度の実力行使」の範囲を超えて違憲だとする憲法解釈を示していること
については、「個別的自衛権だけで必要最小限度が足りているとは到底言えない。信
頼できる国の間でお互いに協力して安全を守ろうというのが集団的自衛権の考え方
だ。集団的自衛権が必要最小限の中に入らないというのはおかしい」との認識を示し
たという。

 この安保法制懇については、朝日新聞も10日付で<専守防衛とは「攻撃ゼロ」で
ない 北岡座長代理一問一答>の記事を出した。北岡座長代理は、「尖閣諸島など
(第1次内閣で検討した)米艦防護はよりリアルな問題となった。北朝鮮のミサイル
がフィリピン沖まで飛ぶようになった。私は、日本が行使することを許される必要最
小限度の自衛力に、集団的自衛権は最初から入ると思っている。それが必要な状況が
さらに強まっているというのが基本的な認識だ」「我々は今回、類型化を目指してい
るわけではない。法理的な禁止を全面的に解除するということだ。個別的自衛権に類
型化ってありますか? 『北朝鮮から(攻撃が)海や空から来た時』、そんな類型な
いでしょう」 などと話している。


麻生ナチス発言の抗議受け取らず 官邸、5野党門前払い(朝日新聞7日)
http://www.asahi.com/politics/update/0807/TKY201308070389.html
集団自衛権の全面容認、有識者会議が提言へ(読売新聞3日)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130802-OYT1T01468.htm
集団的自衛権行使、下旬に議論再開へ 安保法制懇4類型以外にも(北海道新聞5日)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/483773.html
専守防衛とは「攻撃ゼロ」でない 北岡座長代理一問一答(朝日新聞10日)
http://www.asahi.com/politics/update/0810/TKY201308090428.html
安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会(首相官邸HP)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/anzenhosyou/
*我が国を巡る安全保障環境が大きく変化する中、時代状況に適合した実効性のある
安全保障の法的基盤を再構築する必要があるとの問題意識の下、個別具体的な類型に
即し、集団的自衛権の問題を含めた、憲法との関係の整理につき研究を行うため、内
閣総理大臣の下に開催するものです。

☆原発とめよう!九電本店前ひろば第843目報告☆

青柳行信です。 8月10日。

「きみへ」 さよなら原発! 
http://twitsound.jp/musics/tsMDocgv4

【転送・転載大歓迎】
☆原発とめよう!九電本店前ひろば第843目報告☆
呼びかけ人賛同者8月9日2925。
★原発とめよう!の輪をひろげる【呼びかけ人】を募っています。
   
★私たちの声と行動で原発・再稼働は止められます。★
<ひろば・想い・感想・ご意見等 嬉しいです>

★ 横田つとむ さんから:
  青柳さま
暑い中、連日 お疲れさまでした。
作日は 来んしゃい 金曜の抗議行動に参加しました。
少おし 人数が 増えてきたようです。
お盆があけて、また、多くの方が参加されることを望みます。

あんくるトム工房  
TPPは不利益    http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/2565
来んしゃい 金曜  http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/2566
日の丸を挙げて脱原発 http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/2567

★ 橋本左門 <無核無兵・毎日一首> さんから:
 ☆田上市長首相を前に説諭したり「被爆国の原点に帰れ」と
   (左門 8・10-379)
※毎年の事ながら、首相の存在感が無い。
やったことを殊更に拡大して語り、やらなかったことには沈黙を決め込む。
辛うじて、被爆者認定の判決への控訴はしないと表明した。
被爆者の声に聞き従えば平和創造の先頭に立てるのです。
心の置き所を変革して下さい。

★ 長尾佳代 さんから:
超、猛暑ですね。
大丈夫でしょうか?
青柳さんが倒れては九電が、喜びます。
倒れないよう、休み休みしてくださいね。

★ 内富一 さんから:
 <賛同者募集中です!賛同ボタンのクリックを!>
長崎平和宣言に賛同される方は、右の「クリック」ボタンをクリックしてください。
(長崎平和宣言の賛同者数を調査しております)
http://www.city.nagasaki.lg.jp/peace/japanese/appeal/

平成25年 長崎平和宣言

 68年前の今日、このまちの上空にアメリカの爆撃機が一発の原子爆弾を投下し
ました。熱線、爆風、放射線の威力は凄まじく、直後から起こった火災は一昼夜
続きました。人々が暮らしていたまちは一瞬で廃墟となり、24万人の市民のうち
15万人が傷つき、そのうち7万4千人の方々が命を奪われました。生き残った被爆
者は、68年たった今もなお、放射線による白血病やがん発病への不安、そして深
い心の傷を抱え続けています。
 このむごい兵器をつくったのは人間です。広島と長崎で、二度までも使ったの
も人間です。核実験を繰り返し地球を汚染し続けているのも人間です。人間はこ
れまで数々の過ちを犯してきました。だからこそ忘れてはならない過去の誓い
を、立ち返るべき原点を、折にふれ確かめなければなりません。

 日本政府に、被爆国としての原点に返ることを求めます。?
 今年4月、ジュネーブで開催された核不拡散条約(NPT)再検討会議準備委
員会で提出された核兵器の非人道性を訴える共同声明に、80か国が賛同しまし
た。南アフリカなどの提案国は、わが国にも賛同の署名を求めました。
 しかし、日本政府は署名せず、世界の期待を裏切りました。人類はいかなる状
況においても核兵器を使うべきではない、という文言が受け入れられないとすれ
ば、核兵器の使用を状況によっては認めるという姿勢を日本政府は示したことに
なります。これは二度と、世界の誰にも被爆の経験をさせないという、被爆国と
しての原点に反します。
 インドとの原子力協定交渉の再開についても同じです。
 NPTに加盟せず核保有したインドへの原子力協力は、核兵器保有国をこれ以
上増やさないためのルールを定めたNPTを形骸化することになります。NPT
を脱退して核保有をめざす北朝鮮などの動きを正当化する口実を与え、朝鮮半島
の非核化の妨げにもなります。
 日本政府には、被爆国としての原点に返ることを求めます。
  非核三原則の法制化への取り組み、北東アジア非核兵器地帯検討の呼びかけ
など、被爆国としてのリーダーシップを具体的な行動に移すことを求めます。

 核兵器保有国には、NPTの中で核軍縮への誠実な努力義務が課されていま
す。これは世界に対する約束です。
 2009年4月、アメリカのオバマ大統領はプラハで「核兵器のない世界」を目指
す決意を示しました。今年6月にはベルリンで、「核兵器が存在する限り、私た
ちは真に安全ではない」と述べ、さらなる核軍縮に取り組むことを明らかにしま
した。被爆地はオバマ大統領の姿勢を支持します。
 しかし、世界には今も1万7千発以上の核弾頭が存在し、その90%以上がアメリ
カとロシアのものです。オバマ大統領、プーチン大統領、もっと早く、もっと大
胆に核弾頭の削減に取り組んでください。「核兵器のない世界」を遠い夢とする
のではなく、人間が早急に解決すべき課題として、核兵器の廃絶に取り組み、世
界との約束を果たすべきです。

 核兵器のない世界の実現を、国のリーダーだけにまかせるのではなく、市民社
会を構成する私たち一人ひとりにもできることがあります。
 「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにする」という日
本国憲法前文には、平和を希求するという日本国民の固い決意がこめられていま
す。かつて戦争が多くの人の命を奪い、心と体を深く傷つけた事実を、戦争がも
たらした数々のむごい光景を、決して忘れない、決して繰り返さない、という平
和希求の原点を忘れないためには、戦争体験、被爆体験を語り継ぐことが不可欠
です。
 若い世代の皆さん、被爆者の声を聞いたことがありますか。「ノーモア・ヒロ
シマ、ノーモア・ナガサキ、ノーモア・ウォー、ノーモア・ヒバクシャ」と叫ぶ
声を。?
 あなた方は被爆者の声を直接聞くことができる最後の世代です。68年前、原子
雲の下で何があったのか。なぜ被爆者は未来のために身を削りながら核兵器廃絶
を訴え続けるのか。被爆者の声に耳を傾けてみてください。そして、あなたが住
む世界、あなたの子どもたちが生きる未来に核兵器が存在していいのか。考えて
みてください。互いに話し合ってみてください。あなたたちこそが未来なのです。?
 地域の市民としてできることもあります。わが国では自治体の90%近くが非核
宣言をしています。非核宣言は、核兵器の犠牲者になることを拒み、平和を求め
る市民の決意を示すものです。宣言をした自治体でつくる日本非核宣言自治体協
議会は今月、設立30周年を迎えました。皆さんが宣言を行動に移そうとするとき
は、協議会も、被爆地も、仲間として力をお貸しします。
 長崎では、今年11月、「第5回核兵器廃絶-地球市民集会ナガサキ」を開催し
ます。市民の力で、核兵器廃絶を被爆地から世界へ発信します。

 東京電力福島第一原子力発電所の事故は、未だ収束せず、放射能の被害は拡大
しています。多くの方々が平穏な日々を突然奪われたうえ、将来の見通しが立た
ない暮らしを強いられています。長崎は、福島の一日も早い復興を願い、応援し
ていきます。
 先月、核兵器廃絶を訴え、被爆者援護の充実に力を尽くしてきた山口仙二さん
が亡くなられました。被爆者はいよいよ少なくなり、平均年齢は78歳を超えまし
た。高齢化する被爆者の援護の充実をあらためて求めます。
 原子爆弾により亡くなられた方々に心から哀悼の意を捧げ、広島市と協力して
核兵器のない世界の実現に努力し続けることをここに宣言します。
2013年(平成25年)8月9日 長崎市長 田上 富久
動画は
http://www.youtube.com/watch?v=kCWu1jkPhiY&feature=youtu.be

★ 金子 譲 さんから:
【Kさんを支える会:Kさんの伝言 その15(8月2日~4日)】
6/25に不当逮捕され、7/17に起訴された福岡の原発事故避難者、
Kさんの拘置所からのメッセージです。
http://t.co/dVBeIi4AoM

★ 舩津康幸 さんから:
おはようございます。
昨日は、長崎に原爆が投下されて68年、その式典での市長の宣言に注目が集まり
ました。福島の汚染水の続報などの重要な記事もありますが、先にこちらから紹
介しておきます
1.「被爆68年、長崎原爆の日 平和宣言『原点に返れ』」朝日新聞デジタル
8月9日(金)11時21分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130809-00000018-asahi-soci
『被爆68年となる長崎原爆の日の9日、長崎市で平和祈念式典が開かれた。原
爆投下時刻の午前11時2分、参列者は目を閉じて犠牲者を悼んだ。田上富久市
長は平和宣言で、政府が核兵器の非人道性を訴える共同声明に賛同しなかったこ
とを『被爆国としての原点に反する』と強く批判。核廃絶にリーダーシップを発
揮するよう求めた。・・・・・・・・原発の技術を輸出するため、NPT未加盟
のインドと原子力協定の交渉を再開したことも、「NPTを形骸化し、NPTを
脱退して核保有をめざす北朝鮮などの動きを正当化する口実を与える」と批判し
た。・・・一方、世界に1万7千発余りある核弾頭の9割以上が米ロ両国のもの
だと指摘し、両国の大統領に「大胆な削減」に取り組むよう求めた。・・・
・そのうえで、「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないように
する」という憲法前文を引用。そこには国民の決意がこめられているとして、平
和を求める原点を忘れないよう、戦争や被爆の体験を語り継ぐことの大切さを訴
えた。・・・・・・・・・」
1’.「核不使用声明 日本賛同せず 『なぜだ』鬼気迫る市長」東京新聞8月9
日 夕刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013080902000230.html
・・・・・これまでの経過が伝えらている。

猛暑が続く中、
2.「東電、今夏最高の電力需要=猛暑で、関西・中部なども」時事通信08/0918:41
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013080900817
記事「東電管内では、供給力に占める需要の割合を示す使用率はピーク時でも
93%と、『(需給が)やや厳しい』とされる90%以上95%未満にとどま
り、電力の安定供給に支障はなかった。・・・・・・・・」
・・・・・・原発稼動は不要です。
2’.「東電など6社管内、電力需要が今夏の最大を更新」読売新聞 8月9日
(金)19時50分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130809-00000931-yom-bus_all
記事「全国的な気温の上昇で冷房の使用が増えたことから、東京電力など電力会
社6社の管内で9日、今夏の電力需要が最大を更新した。・・・・電力の供給力
に対する使用電力の割合を示す『使用率』は、『需給がやや厳しい』とされる
90%を7社が超えた。・・・東京電力管内は、午後2時台の平均の使用電力が
5109万キロ・ワット(速報値)となり、東日本大震災以降で最大となっ
た。・・・・・・使用率は、関西、九州電力で95%、東京、中部電力が93%
となり、北陸、中国、四国電力でも90%を超えた。」
・・・・・それでも足りている。火力発電機の更新をやっていれば、もっと楽に
なっていたはず。

福島第一原発では、
3.「汚染地下水くみ上げ開始=流出防止、1日100トン目標-福島第1原
発・東電 」時事通信08/1000:12
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013080900603
記事「東電は9日、1、2号機の取水口間の護岸の内側に掘った穴(直径、深さ
各2.5メートル)に設置したポンプで汚染地下水のくみ上げを始めた。1時間
当たり10.8トンをくみ上げることができるという。・・・・・・東電は今
後、護岸から25メートルの位置に細い鋼管を2メートル間隔で約30本差し込
んで地下水を吸い上げ、最大で1日100トンの水を減らす計画。・・・東電に
よると、くみ上げ作業は9日午後2時10分開始。・・・・・・同日午後8時ま
でに13トンの地下水をくみ上げた。・・・・・・・・」
3’.「1号機北側も汚染か=新設井戸でトリチウム-福島第1」時事通信
08/0922:40
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013080900984
記事全文「東京電力は9日、福島第1原発1号機取水口の北側に新設した観測用
井戸で8日に採取した水から、1リットル当たり2万3000ベクレルのトリチ
ウムを検出したと発表した。・・・・これまで、1~4号機の取水口間の護岸内
側の井戸から高濃度の放射性物質が検出されていたが、1号機北側からも検出さ
れたことで、汚染が広範囲にわたっている可能性が出てきた。」
3”.「<福島第1地下水>汚染前に放出検討 対策委で経産相が指示」毎日新
聞 8月8日(木)21時30分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130808-00000099-mai-sctch
記事「茂木敏充経済産業相は8日、政府の汚染水処理対策委員会(委員長・大西
有三京都大名誉教授)で、原子炉建屋などに流れ込んで汚染される前の地下水の
海洋放出の検討を指示した。対策委は9月中をめどに対策を具体化す
る。・・・・・・」
・・・・・・・昨日も既報、直接国費投入・・・・漁民反発は当然だが、なぞ、
今まで放置してきたのか。
こんな指摘もある
3”’.「汚染水流出 不確か試算」東京新聞8月9日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/nucerror/list/CK2013080902100009.html
「・・・・・・地下水の海への流出量の試算値を、東電が一日当たり四百トンと
はじいたのに対し、政府は三百トン。食い違う数字が混乱を招いている。試算の
やり方を詳しくみていくと、どちらも不確かなことが多い。こんな数字を基に対
策を立てていいのか、疑問が多い。・・・・・・」

これはおかしい、
4.「「原発事故、全員が不起訴へ 東電前会長や菅元首相ら」朝日新聞デジタ
ル 8月9日(金)5時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130809-00000007-asahi-soci
記事「・・・・・福島第一原発の事故をめぐり、検察当局が、業務上過失致死傷
などの疑いで告訴・告発された東電幹部や政府関係者ら全員を、不起訴処分にす
る方向で調整していることが8日、わかった。今月中にも処分を出す見通し
だ。・・・・・・・」

被災地フクシマでは、
5.「住宅除染完了、依然3割=福島県以外で-環境省」時事通信 08/0918:03 
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013080900769
記事「・・・・・福島県を除く7県58市町村の6月末時点における進捗(しん
ちょく)状況を公表した。住宅除染は対象となる約14万戸のうち、作業が完了
したのは30%。3月末時点と比べ、5ポイント増加したものの、依然低い水準
にとどまっている。・・・住宅以外の進捗率は、学校・保育園などが96%、公
園・スポーツ施設が81%、道路が26%、農地が64%、森林が2%だっ
た。・・・58市町村は、国の財政支援を受けて除染を進める「汚染状況重点調
査地域」。福島県内の自治体については、県が進捗状況をまとめている。
6.「『放射線におびえる日々は平和と言えない』 福島原発事故伝える」東京
新聞8月9日 夕刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013080902000229.html
記事「『被災地の復興と平和への願いを世界に発信したい』。長崎市の市民団体
が選ぶ「高校生平和大使」に、昨年に続いて東京電力福島第一原発事故で避難し
た高校生が選ばれた。復興が進まない悔しさを胸に、原爆の惨禍を乗り越えた長
崎を訪れ、九日の平和祈念式典に出席した。・・・・・・・」
7.「本県沖の試験操業中断 汚染水流出 相馬双葉漁協が延期方針」福島民報
((08/09 08:20)
http://www.minpo.jp/news/detail/2013080910168
記事「・・・・・・漁業再生に向けて昨年6月に始まった本県沖の試験操業は中
断する見通しとなった。・・・・・・・」
8.「東電に文書回答など求める JAグループ賠償対策協」福島民報(08/09
11:10)
http://www.minpo.jp/news/detail/2013080910186
記事「・・・・・・8日、東京電力に対し損害賠償の迅速な支払いなどを求める
要求活動を行った。東電側から具体的な回答はなく、協議会側は今月27日まで
に文書で回答した上で、9月17日の協議会総会に出席して説明するよう求め
た。・・・・・・・」
9.「本県沖・カサゴ、出荷停止指示 160ベクレルを検出」福島民友(08/09
08:55)
http://www.minyu-net.com/news/news/0809/news7.html
・・・・・・・・この記事、昨日、福島民報記事紹介で文字化けがあり、判別不
能な部分があり失礼しました。
岩手県で、
10.「プラントで汚染牧草ペレット化 一関市が9月設置」
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20130809_6
記事「一関市は8日夜、同市厳美町の自然休養村管理センターで、放射性物質に
汚染された利用自粛牧草のペレット化計画に関する住民説明会を開き、同市厳美
町の市営牧野内に9月から牧草をペレットに加工するプラントを設置する方針を
示した。ペレット化は来年3月の完了を目指す。・・・・・・」
宮城県で、
11.「暮らし」軸に論戦注視 原発避難者、仙台市長選に関心」河北新報
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1090/20130809_01.htm
記事「・・・・・・終盤戦に入った仙台市長選(11日投開票)の行方を、福島
第1原発事故の影響で福島県から仙台に避難した被災者が注視している。・・・・」
・・・・・・住民票を移す、移さない。子どもの医療費の無料に差があるなど、
複雑・・・・。
栃木県、
12.「県内生シイタケ生産 12年は28%減」下野新聞(8月9日 朝刊)
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20130808/1108502
記事「・・・・・福島第1原発事故の影響で、多くの市町で出荷制限されている
ことが要因。このうち原木生シイタケは前年に全国2位だった883トンから
181トンと、4分の1以下に落ち込んだ。県は出荷制限の解除に向けて原木を
入れ替えるなど、生産量回復への対策を講じている。 ・・・・・現在、県内21
市町で露地栽培された原木生シイタケの出荷が制限されている。12年4月以降の
放射性セシウムの基準値は、暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル以
下)より厳しくなったため、12年の原木生シイタケの生産に大きく影響した。産
地の宇都宮や鹿沼、大田原などで制限されていることも響いた。」

原発施設では
13.「変圧器から絶縁油漏れる 浜岡原発3号機」西日本 (8月9日 18時05分)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/science/article/32181
記事「・・・・・・放射線管理区域外にあり、放射性物質漏れなどの影響はない
という。・・・・」

九州では、
14.「九電安全強調も、議会側『まだ入り口』」佐賀新聞8月9日
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2529142.article.html
記事「・・・・・九州電力から参考人招致した佐賀県議会の原子力安全対策等特
別委員会。山元春義副社長は「世界最高水準の規制基準をクリアできると思い、
申請した」と安全性の高さを強調、再稼働に理解を求めたが、議員たちは一様に
『議論は始まったばかり』と慎重な姿勢を見せた。
・・・・・・山元副社長は、安全確保を最優先に取り組むことを繰り返す一方
で、『早期に再稼働させたい』と何度も述べた。これに対し、武藤明美議員(共
産)は『再稼働へ前のめりになっていることが明らかになった』と指摘。安全対
策の内容を厳しく追及した徳光清孝議員(県民ネット)は『国の言う通りにすれ
ば安全だと強調する姿勢は、3・11前に逆戻りしている』とし、宮崎泰茂議員
(市民リベラル)は『ベント設備や免震棟について詳しく聞いていない。これか
ら何度も来てもらう』と話した。 」
・・・・・同様の記事、昨日、西日本新聞で紹介しました。
15.「『吉野ケ里の景観壊さないで』 佐賀・メガソーラー訴訟の初弁論」西
日本08月10日 03時00分 更新
http://qbiz.jp/article/21815/1/
記事全文「・・・吉野ケ里歴史公園(佐賀県神埼市、吉野ケ里町)の隣接地に建
設された大規模太陽光発電所(メガソーラー)は吉野ケ里遺跡の景観を損なうと
して、住民団体が古川康知事に県有地の賃貸差し止めなどを求めた訴訟の第1回
口頭弁論が9日、佐賀地裁であり、原告側の3人が意見陳述した。・・・・原告
の久保浩洋さんは『旧石器時代から鎌倉時代までの遺跡が残る吉野ケ里遺跡は佐
賀平野の美しい景観の一部。かけがえのない場所にメガソーラーを設置してはい
けない』と述べた。・・・知事側は請求棄却を求めた。」
・・・・・この発電施設、わざわざ目立つところに造ったのは原発一辺倒のカモ
フラージュのための建設だ、と原告は考えているようです。
16.「首都圏の大型工事受注に注力 九電工・西村社長インタビュー」西日本
[08月10日 03時00分 更新]
http://qbiz.jp/article/21798/1/
記事「・・・・・・海外事業では、早ければ本年度中にインドネシアに現地法人
を新設する意向を示した。・・・・・・『九州電力の経営悪化で配電線工事事業
が厳しく、一般電気・空調管工事でカバーしなければならない状況だ。ただ、一
般電気・空調管は昨年度、単体での受注額が初めて2千億円を超えた。メガソー
ラー関連工事が増えたことが要因だ。・・・・・・・』・・・・・・・」

いま届いた西日本新聞では、1面に、1.の記事がトップに大きくあります。
17.見出し「忘れたか原点 怒る被爆地」
18.「安倍首相 原爆症 訴訟『控訴せず』
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/32137
・・・・両記事の関連記事が3面いっぱいを使ってあります。
2面に、3.の汚染水の記事、5.の除染の記事、その下に、
19.「5000ベクレル超の農地面積は16%減 福島など農水省調査」
6面、
20.「聞き書きシリーズ 原爆を背負って29回 “世界へのあいさつ” 被団協
谷口さん」
15面経済欄に、16.の記事があります。
38面社会欄、
21.「九電最大電力3日連続」
22.「来週のでんき予報」
・・・・89~91%です。
34面、
23.「被曝伝える 69歳の決意 内野さん 最年少の語り部に」
・・・・・当時、一歳だった人のことです。
24.「福島の小中高製26人平和式典に(参加)」
25.「原水爆禁止2大会閉幕」
26.「控訴断念『当然』大阪原爆症訴訟 長崎被爆者団体」
今朝の紙面は、以上です。

★ 紅林進 さんから:
*<日本の原発輸出に反対する全面意見広告 ベトナム国営英字紙、異例の掲載
(転載)>
 日本政府はベトナムに原発を輸出しようとしていますが、そして
ベトナム政府は、日本へ原発2基を発注することを決めているとの
ことですが、私も「Nuclear Free Now」事務局発行の【脱原発世界
ニュースvol.18】により知ったのですが、『西日本新聞経済電子版』
に掲載された「ハノイ共同」電によると、ベトナムの国営英字紙『ベト
ナム・ニューズ』は6日、日本の月刊写真報道誌『DAYS JAPAN』
による原発輸出反対の全面意見広告を掲載したとのことです。
 ベトナムの国営メディアが、国策に反するような内容を掲載する
のは極めて異例とのことです。
 もっともベトナム語紙ではなく、英字紙であるのは残念ですが・・・。
それにしてもベトナムではブログやインターネットに対する規制が
強まる中、『DAYS JAPAN』としても快挙です。
 福島原発事故を起こした国、日本の市民としても日本からの
原発輸出は絶対やめさせる責任があります。
http://www.nishinippon.co.jp/feature/earthquake/article/31454
(以下転載)
<日本の原発輸出に反対広告 越国営紙、異例の掲載>
http://www.nishinippon.co.jp/feature/earthquake/article/31454

『西日本新聞経済電子版』2013年08月06日(最終更新 2013年08月06日 19時51分)
 【ハノイ共同】ベトナムの国営英字紙ベトナム・ニューズは6日、日本の月刊
写真報道誌「DAYS JAPAN」による原発輸出反対の全面意見広告を掲載
した。広島原爆の日に合わせたという。
 ベトナムは日本へ原発2基を発注することを決めており、東電福島原発事故の
後も方針は変わっていない。共産党の一党支配下で、厳しい言論統制を敷く同国
では意見広告自体がまれ。国営メディアが、国策に反するような内容を掲載する
のも極めて異例だ。
 広告は「計り知れない危険性があることから、日本の人々は原子力技術の輸出
に反対だ」と訴えている。
 ベトナムでは反原発の声はほとんど上がっていない。

*本日8月10日(土)、東京・水道橋の在日本韓国YMCAで開催されます
「8・10 平和の灯を!ヤスクニの闇へ 2013キャンドル行動」のご案内
を転載させていただきます。
集会の後はキャンドル・デモが行われます。
ユーストリーム中継もされるとのことです。
http://www.ustream.tv/channel/yasukuni-candle
(以下転送・転載歓迎)
8・10 平和の灯を!ヤスクニの闇へ 2013キャンドル行動
国防軍の名の下ふたたび「英霊」をつくるのか
●日時 2013年8月10日(土)午後1時~6時
●場所 在日本韓国YMCA
101-0064 東京都千代田区猿楽町255
JR水道橋駅徒歩6分、御茶ノ水駅徒歩9分、
地下鉄神保町駅徒歩7分
地図http://www.ymcajapan.org/ayc/hotel/jp/access-access.html
●内 容
■ シンポジウム
高橋哲哉(東京大学教授) 金東椿(韓国・聖公会大学教授)
内海愛子(恵泉女学園大学名誉教授) 志葉 玲(ジャーナリスト)
■ 遺族証言
韓国、沖縄、東アジア地域から
■ コンサート
ソン・ビョンフィ、ムン・ジンオ、その他
■ キャンドル・デモ
●主催 平和の灯を! ヤスクニの闇へ キャンドル行動実行委員会
      http://peace-candle.org/node/225
☆第8回目を迎える2013年反ヤスクニ行動は、いま一度、靖国神社の設立目的、
朝鮮半島侵略からアジア・太平洋戦争時において靖国が果たした役割が何であっ
たかを明らかにするとともに、戦争の「聖戦」化、戦死者の「英霊」化の裏で靖
国が何を隠蔽し、闇に葬ってきたのかを暴露していく。皆さまのご賛同、ご協力
をお願い申し上げます。
●お問合わせ
連絡  E-mail:[email protected]-3355-2841
FAX03-3351-9256(四谷総合法律事務所)
HP  www.peace-candle.org

★ 松元 んから:
みなさまへ  
バルセロナの童子丸開さんが、「何とか長崎の原爆忌に間に合った」と送ってく
れた、グローバルリサーチ誌の記事『*ヒ ロシマ神話 ― 米軍史に秘められた戦
争犯罪と嘘*』 (原題:The Hiroshima Myth. Unaccountable War Crimes and
the Lies of US Military History)の翻訳(仮訳)を紹介させていただきます。

====以下、全文転載(行アケを加えています)====
http://bcndoujimaru.web.fc2.com/fact-fiction/the_hiroshima_myth.html
*ヒロシマ神話 ― 米軍史に秘められた戦争犯罪と嘘
*
 これは本年7月31日付でグローバルリサーチ誌に載せられた次の記事の翻訳
(仮訳)である。
The Hiroshima Myth. Unaccountable War Crimes and the Lies of US Military
History
http://tinyurl.com/ojcfhhx
 著者であるグレイ・G.コールズ医師(Dr. Gary G. Kohls)は米国ダラス市
在住の医師だが、対処療法よりも栄養学的・精神的な観点から病気の予防に重点
を置いて活動している。特に麻薬・薬物の中毒で苦 しむ患者の治療に力を尽く
しているようだ。次のサイトをご覧いただきたい。
http://www.ihealthtube.com/aspx/contributors.aspx?sp=84
  コールズは医師としての活動以外に現代史に関するいくつかの鋭い研究を
行っており、ヒロシマやナガサキの原爆とその戦争犯罪、現代史の虚構に 対す
る告発を 行っている。特にナガサキに対する思いは熱烈なものがあるが、おそ
らく彼はカトリック信徒であろう。次のサイトに今まで公表されたコールズの
論文の一覧が 載せられている。
http://archive.lewrockwell.com/kohls/kohls-arch.html
  今回翻訳された記事は特に目新しい内容を含むものではない。ここで紹介さ
れている事実はヒロシマとナガサキの原爆投下、そして戦後の日米関係 に関す
る研究 を行っている人にとっては、ほとんど「常識」と言っても良いものだろ
う。しかし私が注目したのは、一般の米国国民が「正義のアメリカ」の神話 か
ら離れよう としないことに対する作者のほとんど絶望的なまでの嘆きであり、
国民に虚構の愛国心という麻薬を配合し続ける戦争屋とその仲間たちに対する激
しい怒りであ る。これは様々な神経的・大脳生理学的な症状と闘っている医師
としての姿勢が現れているものかもしれない。また我々日本人としては、米国が
捏 造する「ヒロ シマ神話」の延長上に日本の「原子力神話」が存在することを
念頭に置く必要があるだろう。
 またコールズはそのアメリカ神話作りの延長線上に9・11事件を見ているの
だが、この点については、私のサイトで新しく作られた『*2000 人の建築・
工学の専門家 911事件再調査を要求:ビデオ(日本語字幕版)が語る事
実*』を参照してもらいたい。
http://bcndoujimaru.web.fc2.com/911evidence/videos_by_AE911.html
 特に、このサイトで紹介しているビデオ『*心理学者たちは語る*』にご注目い
た だきたい。
http://www.youtube.com/watch?v=aYUBOcA9L74
  なお本文には"patriotic"という言葉が多く使われているが、訳文では文脈に
応じて「国粋主義的」と「愛国主義的」というように訳し 分けている。 また
「米」と「アメリカ」も使い分けているが、「米軍」「米海軍」などでは「米」
を用い、一般的な国として扱う場合には「アメリカ」を使用し ている。
   *   *   *   *   *   *   *   *   *
   *   *   *   *   *   *   *
*ヒロシマ神話―米軍史の秘められた 戦争犯罪と嘘
*Dr.グレイ・G.コールズ著(童子丸開訳)
グローバルリサーチ 2013年7月31日

/来る3013年8月6日は、ヒロシマ原爆投下の68周年である。戦争に厭き
たアメリカ人た ちがその10日後に対日戦争勝利を祝って以来ずっと、そのあ
らゆる真実が厳しく検閲を受け神話化され続けている。

/  鈍感なあるいは退屈した歴史の教師たちから我々が教わった情け無い歴史の
授業(それはほとんどディスクジョッキーに思えたが)の中身は、戦時 中にイ
ギリス とアメリカの兵士がやってきた全てが賞賛に値し自己犠牲に満ちており
敵が行ったことは全て野蛮であるという、国粋主義的で厳しく検閲を受けた 教
科書に基 づくものだった。26人の私の大学同窓生全員が、その歴史教科書に
ある戦後プロパガンダをうのみにした。我々が「栄光に満ちた」対日戦争終結
について学ん だのはそれらの教科書からであった。

 もちろんだがいま私は誤った情報を与えられていたと知っているが、それは、
ダグラス・マッカーサー将軍に始 まる戦争正当化の軍国主義者たち(および雑
多な超国粋主義の歴史家たち)によって巧みに画策されたものだった。マッカー
サーはグラウンド・ゼ ロ(爆心地) で実際に何が起こったのかについて、全面
的な検閲の強制に成功した。彼が日本総督として就任した後にとった最初の行動
の一つが、ヒロシマとナ ガサキの原子 爆弾の恐ろしさを記録する証拠写真を全
て押収しそして/または破壊することだったのだ。

 1995年に遡るが、スミソニアン協会は、原子爆弾に関 する正直で歴史的
に正確な展示物を公開することによって、50年ほども続いてきたいくつかの偽
愛国主義神話を修正する準備を進めていた。右翼 の退役軍人グ ループや他の国
粋主義集団(当協会に対する連邦政府の資金提供を停止すると脅しをかけた
ニュート・ギングリッチの共和党が支配する米国議会を 含む)から吹 き出し
た、熱狂的で組織的で反動的な激しい攻撃を受けた後で、スミソニアン協会は、
歓迎されなくても歴史の流れを知るために重要なあらゆる部 分の削除を強 要さ
れた。そして我々は再び、政治的意図に動かされるグループが、我々の指導者に
対する平均的アメリカ人の信頼を動揺させるだろう「非愛国的 な」歴史的真 実
の暴露を恐れるがゆえに真の歴史を変えてしまうという、他の実例と出会うこと
になった。つまり、2001年9月11日に起きた3棟の世界貿 易センタービ
ルの爆破制御解体についてほとんど全てのメディアが闇に葬ってしまったことな
のだが、この事件は何千人もの無実の人々を殺しアフガニスタンに 住む無実の
人々に向かって戦争の犬どもを解き放ったのだった。(この見解の資料について
はwww.ae911truth.org でお調べいただきた い。)
 (写真:1945年8月9日、ナガサキ http://www.globalresearch.ca/wp-
content/uploads/2013/07/nagasaki2.jpg)

  もちろんスミソニアン協会の歴史学者たちは頭に銃を突きつけられたわけだ
が、しかしその喧騒の中で、企業が支配する主流メディアは―したがっ て国民も
―あ る重要な歴史的なポイントを学び損ねたのだ。それはこういうことである。
戦争は1945年春に、夏の原爆無しで、終わらせることが可能だった のであ
り、し たがって何千人もの米軍海兵隊員と兵士たちにとってオキナワの血の海
は無かったかもしれないのだ。同様に、無防備な市民に対する原子爆弾使用 を
正当化する その後のプロパガンダ・キャンペーンの根拠となった日本本土での
戦闘の必要性は無かったわけであり、このことは国際戦争犯罪および人類に対す
る犯罪の定義 に見合うものである。

 トルーマン大統領の政府は十分な認識を持っていたのだが、アメリカ諜報部
は、トルーマンがヒロシマを焼き払えという運命的な命令を出す何ヶ 月も前に
日本が名誉ある降伏の道を必死になって探し求めていることに気付いていた。

  1980年代に明らかにされた諜報データが、米軍の大規模な本土進攻
(1945年11月1日以後と想定されていた)の緊急対応計画は不必要な も
のだったこ とを明らかにした。日本は1945年4月にはすでにモスクワの大
使館を通して和平交渉を働きかけていたのである。アメリカは何年か前に日本の
暗号を解読し ており日本の軍事・外交通信がすべて傍受されていたため、ト
ルーマンはこういった展開を知っていた。1945年7月13日に東郷外務大臣
は 「無条件降伏 (全ての主権の放棄、特に天皇の退位)が和平の唯一の障害と
なっている」と語った。

 トルーマンとその補佐官たちはこのような努力を知っており、 単に裕仁天皇
の戦後の象徴的地位を容認することによって、戦争は外交を通して終了できたは
ずである。裕仁は日本では神格を持つものと見なされ ていたのだ。 その合理的
な容認は、無条件降伏を要求するアメリカによって、明らかに非合理的に、はね
つけられた。その無条件降伏は最初は1943年にロウ ズベルトと チャーチル
の間で行われたカサブランカ会談で要求されたものであり、ポツダム会議でト
ルーマン、チャーチルとスターリンの間でむしかえされた ものである。 それで
もなお、日本は交渉を通して名誉ある降伏の道を追究し続けていたのだ。

 戦争相ヘンリー・スティムソンですら次のように言った。「本当の問 題は、
原爆の使用無しで日本の降伏を為しえたかどうかではなく、他の外交的・軍事的
な手段がより早い降伏に導いたのかどうか、という点であ る。1945年 の早
春にはすでに日本の内閣の大部分で最終的に合意したものと実質的に同じ条項を
受諾する準備ができていたのである」と。つまり、スティムソ ンはアメリカ が
不必要に戦争を長引かせたと感じていたのだ。

 日本が実際に降伏した後に、マッカーサーは天皇が日本の精神的な頂点として
の地位に留まることを許したのだが、これは、日本の指導者が屈辱 的な「無条
件降伏」という言葉の受諾を拒否せざるを得なかったまさにその条件だったの
だ。【訳 注:やや分かりにくい一文だが、「無条件降伏」は天皇の退位を含め
ており(ちょうど第1次世界大戦でドイツが帝政を廃止したよう に)、この点
が日本の指導 陣にとって受諾の最大の障害だったはずなのだが、実際に戦争が
終わってみるとマッカーサーは天皇の地位保全を許した、という意味だと 思わ
れる。】

 そこで、この場面の背後で進行したことを理解するために回 答が求められる
二つの基本的な疑問がある。それは:
1)アメリカはなぜ降伏に関する日本の唯一の要求(天皇の地位保全)の受け入
れを拒否したのか。
そして
2)太平洋戦争ですでに勝利が確実だったときにどうして原子爆弾が使用された
のか。

 第2次世界大戦のすぐ後で、軍事アナリストのハンソン・ボードウィンは次の
ように書いた。
「軍事的な意味からいえば、(日本の無条件降伏を求めた)ポツダム宣言が
1945年6月26日に為 された時点までに、日本は絶望的な戦略的状態に
陥っていた。」
 トルーマン大統領の主席軍事補佐官ウイリアム・リーヒ大佐は、その戦争回顧
録「I Was There」で次のように述べた。
「ヒロシマとナガサキにこの残虐な兵器を使用したことは、我々の 日本に対す
る戦争の中で何の実質的な助けにもならなかった、というのが私の意見だ。日本
はすでに、効果的な海上封鎖と通常兵器を用いる爆撃の 成功によって 打ち破ら
れていたのだ。その初めての使用の中で、我々は暗黒時代の野蛮さに共通する精
神性を採用してしまっていた、というのが、私自身の感覚 である。」
 そしてドワイト・D.アイゼンハワー将軍は、原爆投下の2週間前にトルーマ
ン大統領を訪れて、彼 に原爆を使用しないように求めた。
「そんな恐ろしいものを使って彼らに打撃を与える必要はなかった…。(交渉
の)試みすら行わずに、 原爆を使うこと、市民を殺し脅迫することは、二重の
犯罪だった。」

 原爆を使用するというトルーマン政権の決定に寄与したくつもの要因がある。
1)アメリカはすでに3つの原爆製造に膨大な時間と頭脳と(1940年代の価
値で2百万ドルという巨額の)資金を投資しており、その勢いを止 めようとす
る傾向も意図も無かった。
2)アメリカの軍事的・政治的な指導層は ― 多くの一般の米国人も同様だが ―
パール・ハーバーの復讐を求める強い願望を持っていた。米軍あるいは戦争に厭
きた大衆の思考の中には情け容赦など存在せず、ヒロシマとナガサキへの攻撃は
何の疑問も無しに受け入れられた。掃き清められた国家安全保障的な観点のみを
知る大多数の民衆によってである。【訳注:最後の部分は、検閲されプロパガン
ダ化された情報のみを聞かされていた民衆、という意味であ る。】

3) ヒロシマの原爆で使われた核分裂物質はウラニウムだった。ナガサキの原
爆ではプルトニウムだった。科学的な好奇心はその完成に向けての計画を 推し
進める重 要な要因だった。マンハッタン計画の科学者たち(そして米陸軍でこ
の計画を指揮したレズリー・グロウヴェス将軍)は「もし一つの都市全体が1
個のウラニウ ム爆弾で破壊されたら何が起こるだろうか」「プルトニウム爆弾
ならどうだろうか」ということに好奇心を抱いていた。
 この二つの爆弾を使用する決 定は1945年8月に十分に先立って行われて
いた。科学的な実験が先行している以上は、日本の降伏を受け入れることなど選
択肢には無かったの だ。もちろん だが、2つの爆弾の間にある3日の間隔は、
もしヒロシマの爆弾が即時の降伏を探るものとして計画されていたとすれば不当
に短いものだった。日 本の情報伝達 と運輸の能力は無茶苦茶な状態になってお
り、日本軍司令部はもちろん米軍ですら、誰一人として、ヒロシマで何が起こっ
ていたのかを十分に理解 した者はいな かったのである。(マンハッタン計画
は、太平洋戦争の総指揮を執ったダグラス・マッカーサーですらヒロシマの5日
前になるまでつんぼ桟敷に置 かれていたほ どの、最高機密だったのだ。)

4)ロシアは、V-E Day(5月8日の欧州戦線勝利)の90日後に対日戦争を開
始する意図を主張していたのだが、それは8月8日、つまりヒロシマの原爆投下
の2日後だった。 実際にロシアは8月8日に日本に対して宣戦を布告し、ナガ
サキに原爆が投下されたときには満州の東部にまで軍を進めていたのだ。アメリ
カは日 本がロシアに 対して降伏すること、つまり戦争の分捕り品をロシアと分
け合うことを望まなかった。
 ロシアはじきにアメリカ以外の唯一の超大国と ― そして未来の敵と ― なるは
ずのものであり、核による冷戦の最初の脅迫「メッセージ」がロシアに送られ、
実際に予想していたよりもはるかに少ない戦争の分け前しか手に入れな かっ
た。そしてその二つの超大国は即座に終わり様のない冷戦の泥沼にはまった。そ
れは背負いきれない核兵器開発競争と人類絶滅の可能性を導く こととなっ た。
起こったことは、続く軍事的な狂気の2世代に渡って両国で現れた道徳・経済両
面での破産だった。

 ヒロシマの原爆で、8万人の一般市民と2万 人の武器を持たない若い日本人
徴集兵が即死したと推定される。それに加えて何万もの人々が、ひどい火傷、放
射線障害、白血病、貧血などの治療 不可能な病気 で、残りの短い生涯の期間、
ゆっくりと訪れる死に苦しんだのである。生存者の子孫の世代もまた、恐ろしい
放射線障害、癌、そして早すぎる死に よって苦しん だ。それはいま現在まで引
き続いているのだ。
 隠蔽されたもう一つの恥ずべき事実は12人の米海軍パイロットがその運命の
日に広島刑務所の中で瞬時に灰にされたことである。米軍司令部は 彼らの存在
を十分に知っていたのだ。

  そしてアメリカ戦争省が公認した太平洋戦争終結の筋書きは新たな神話の一
群を含んでいた。それは、アメリカ国民が現在もなお自国の企業や軍や 政治や
メディ アのオピニオン・リーダーたちによって吹き込まれ続ける長々しい神話
の一覧表の中に配置された。その過程で戦争の無残さが栄光に書き換えられ た
のである。 検閲を受けて隠されているその他の真実には、北朝鮮、イラン、ベ
トナム、ラオス、カンボジア、レバノン、グレナダ、パナマ、フィリピン、チ
リ、エルサルバ ドル、ニカラグア、グァテマラ、ホンジュラス、ハイチ、コロ
ンビア、クウェート、イラク、アフガニスタン、などなどの国々に対する米軍の
侵略 と占領の中で 実際に起こった事柄が含まれる。この一覧表はペンタゴンと
CIAによる数知れない隠密作戦や世界のその他の場所で起きた暗殺策謀を採り
上げな いのだが、そ れらの場所では150にのぼる国々が(賄賂によってか経
済制裁の脅迫を使ってその認可が贅沢に支払われる)米軍基地を抱えているの
だ。【訳注:日本は逆に膨大な額の「思いやり予算」をアメリカに支払って米軍
に駐留してもらっているのだ が。】

  しかしどういうわけか我々の大部分は相変わらず「我が国は正しいか否か」
のいかがわしい愛国主義にしがみ続け、ずるがしこく編集された神話を 必死に
なって 信じたいと願っている。その神話は、超富豪の戦争受益企業エリート
(および彼らに雇われた政治家、軍指導者とメディアの解説者たち)が肉食獣
たる資本主義 にとっての平和、正義、平等、自由そして「世界の安全」のため
に作業しているだけだ、と語っているのだ。

 米軍がいままで、時として現れる独裁指 導者を、死亡する米軍兵士と(肉体
的・精神的に)重傷を負う退役軍人という犠牲を払いながらにらみ据えてきたこ
とは事実なのだが、その一方 で、戦争に向か う筋の通った理由よりももっと多
く語られることは、「無神論の共産主義者」、反アメリカの「暴徒」、そして
我々ヤンキーに自分の国に帰れと説 教したがる 「自由の闘士」などといった類
のものである。

 1945年の8月6日と9日は「全面戦争」の政治アジェンダの中で進行する
洗脳の例を2つだけ付け加えたものだが、その政治アジェンダには 「付帯的な
損害」や「友軍の砲撃」と婉曲に名付けられる不可避の虐殺が常に伴うものだ。

  人道的で平和を作るという我々の知る愛するアメリカを救い蘇らせるにして
は、もうすでに手遅れなのかもしれない。アメリカのリベラルな民主主 義に対
する組 織的なハイジャックと効果的に対決するにしては、余りにも遅いのかも
しれない。利己的に我々を引きずって破壊の道に陥れる傲慢で貪欲な支配エ
リートどもを うまく引きずり下ろすにしては、遅すぎるのかもしれない。「親
しみ深いアメリカ・ファシズム」と私が呼ぶクーデターの轟音は、もうすでにそ
の 目的を達して しまったのかもしれない。

 しかし、いくらかの希望は残っているだろう。戦争屋どもが(ペンタゴンや兵
器産業や議会内のその飼い犬どもの熱心な支 持を受けて)地球のいたるところ
で挑発する戦争について黙っているのではなく、意識ある人々は歴史の全面的な
真実を学び始める必要がある。真 実がもはや無 視できなくなるときに我々が感
じる不快(認知的不協和)があったとしても。

 我々は、我々自身の名において組織的に行われてきた数知れないアメリ カの
戦争犯罪への告白を始める必要がある。そして次に、我々は街頭に出て、アメリ
カを、ナチスドイツやファシズム日本に起こったことと同じく 国境の外で膨 大
な犠牲者を作りながら結局は没落の方向に向かうという、犯罪的なならず者国家
に変えつつある者たちに、おおやけに抵抗し勇気を持ってこの者 たちへの協力
を拒絶する必要がある。

 あまりにも特権を与えられあまりにも消費的で持続不可能なアメリカ人の生き
方にとって有益で有利なことだけを行うのではなく、人類全体に とっての変化
のために正しいことを行うのが、本物の誇りであり、本物の愛国心であり、そし
て本当の平和へと向かう根源的な出発なのだ。
【翻訳ここまで】

以下、童子丸より
これ(上記論考)は私のウエッブサイトにアップされたものです。
http://bcndoujimaru.web.fc2.com/bcndoujimaru_menue.html
私のサイトには同時に、「*911エヴィデンス*」を新しくアップしましたの
で、関心のある方はそちらの方もご覧ください。
http://bcndoujimaru.web.fc2.com/911evidence/911_evidence_mokuji.html
(以上、紹介終わり)

★ 影書房・松浦弘幸 さんから:
青柳信行 様
ご無沙汰しておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
いつもメルマガの配信ありがとうございます。
長きにわたる青柳さんはじめ皆様の路上「占拠」行動に、
深く敬意と感謝を表します。

このたびは影書房の新刊、
『脱原発で住みたいまちをつくる宣言 首長篇』
のご案内を以下にお送りさせていただきます。
原発はデメリットが大きすぎるし、原発に頼らないオルタナティブな社会は可能だ
ということを訴える首長さんたちの言葉には、それぞれに説得力があると思います。
ぜひメルマガでご紹介いただければ幸いです。
よろしくお願い申し上げます。
酷暑が続きますが、どうぞくれぐれもお体ご自愛くださいますよう。2013.08.09
以下、ご案
内・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
影書房・新刊案内
書名:『脱原発で住みたいまちをつくる宣言 首長篇』
四六判 219頁 定価 1800円+税
国政がダメなら地域から変えよう!“脱原発”を表明した11人の首長によるまちづ
くり提言集。
【内容】
●井戸川克隆(福島県双葉町前町長)「原発事故の町は被曝責任を問い続ける」
●村上達也(茨城県東海村長)「この国は原発をもつ資格はない」
●桜井勝延(福島県南相馬市長)「私たちの経験からは「脱原発」以外ありえま
せん」
●根本良一(福島県矢祭町前町長)「原発マネーより、まずは行財政改革を」
●笹口孝明(新潟県巻町元町長)「住民投票で示した「原発いらない」の意思」
●保坂展人(東京都世田谷区長)「エネルギー効率化と電力自由化で脱原発は可
能だ」
●上原公子(東京都国立市元市長)「自治の力で分散型エネルギー社会の実現を」
●西原茂樹(静岡県牧之原市長)「浜岡原発停止から二年を経過した牧之原市の
選択」
●三上 元(静岡県湖西市長)「どう計算しても原発は高い!」
●曽我逸郎(長野県中川村長)「地域での暮らしを問い直し、自分なりの楽しみ
を創り出そう」
●澤山保太郎(高知県東洋町・前町長)「核のゴミ捨て場を拒否して、福祉・教
育の町へ」
◎内容の詳細は↓へ
http://www.kageshobo.co.jp/main/books/datsugenpatsu.html

○----------集会等のお知らせ----------○

●<浪速の歌う巨人「パギやん(趙博)」のライブ&トーク>●
日 時:8月11日(日) 14:30~16:30
場 所:福岡県中小企業振興センター401会議室(吉塚駅東口すぐ)
福岡市博多区吉塚本町9-15
地図:http://www.joho-fukuoka.or.jp/hall/map/index.html
入場料:1,000円
問い合わせ先:弁護士法人奔流本部オフィス 
092-642-8525(担当:池永、岸野)

●「さよなら原発!11・10九州集会」(仮称)●
    実行委員会結成集会
日 時:8月18日(日)14時より 
場 所:福岡県教育会館(福岡市東区馬出4-12-22)
  地図:http://tinyurl.com/jwb9de6

 さよなら原発!11.10九州集会(仮称)
ホームページHP http://bye-nukes.com

● 「原発なくそう!九州玄海訴訟」(玄海原発1万人訴訟)●
  第6回口頭弁論期日 9月27日(金)14:00 佐賀地裁
午後12時30分に佐賀県弁護士会館に集合
原告総数 原告総数 6751名(8/9現在)
  ホームページ: http://no-genpatsu.main.jp/index.html

○--------------------------------○
★☆ 原発とめよう!九電本店前ひろば・テント★☆
サマータイム 午前10時から午後3時。(土・日曜・休日は閉設)
     8/10~8/18 まで閉設。
♪ みなさん、一緒に座って・語り合いませんか☆
場所:九州電力本店前 福岡市中央区渡辺通2丁目1-82
地図:http://www.denki-b.co.jp/company/map19.html
★☆ (ひろば・テント080-6420-6211) ☆★
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〒812-0041
福岡市博多区吉塚5-7-23
青柳 行信
電話:080-6420-6211
[email protected]
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JCJ広島──2013不戦のつどい

JCJふらっしゅ 2287号より>


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<新着>
■09・01 JCJ広島──2013不戦のつどい
       「安倍政権と日米安保ー沖縄からみた平和・憲法・有事の危機」
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●主催 日本ジャーナリスト会議広島支部

日時:9月1日(日)13:30~
会場:広島平和記念資料館 東館地下 会議室1
参加費:500円(資料代)

講演:「安倍政権と日米安保ー沖縄からみた平和・憲法・有事の危機」
   前泊博盛さん(沖縄国際大学教授、元琉球新報論説委員長)

 前泊博盛さんは、記者時代から日米不平等の根源である地位協定の実態を告発して
きた人です。同時に、沖縄の経済が基地に依存しておらず、基地がなくなれば沖縄は
もっと発展できることを明らかにした人でもあります。マスコミが口をそろえて「日
米関係の基軸」という安保条約が本当に必要なのか、安倍政権がやろうとすることが
何をもたらすのか、前泊さんと考えてみませんか。

<主催>日本ジャーナリスト会議広島支部
    http://jcj-daily.sakura.ne.jp/hirosima/
 

キューバの歴史的実験をどう見るのか

<JCJふらっしゅ 2287号より>


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<新着>
■08・22 アジア記者クラブ8月定例会
       キューバの歴史的実験をどう見るのか
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●主催 日本ジャーナリスト会議広島支部

日時:8月22日(木)18時45分~21時
会場:明治大学リバティタワー16階(1166教室)
   東京都千代田区神田駿河台1-1
   JR・地下鉄「御茶ノ水」・都営線「神保町」下車
費 用 ビジター1500円、
    会員・学生・年金生活者・ハンディのある方1000円

ゲスト 西林万寿夫さん(前駐キューバ大使)

 今春、上梓されたばかりの一冊の本が静かな話題を呼んでいる。『したたかな国キ
ューバ シジョンは揺れても倒れない』だ。筆者は現職の外交官。キューバは、社会
主義を国是とする世界でも数少ない国でもある。2009年3月から2011年7月
まで同国で大使の任にあった筆者は、革命第一世代から革命を知らない世代に政権が
引き継がれていく過渡期に、実寸大のキューバをつぶさに観察し、外交官として、同
国の要人や駐在外交団、国内関係者との交流を通して、時には米国内の反キューバ関
係者などとも接して、キューバ情勢を分析してきた第一人者でもある。
 キューバについて伝えられる日本語の情報は非常に限られれている。欧米メディア
の転電に依拠する邦字メディアのバイアスによって歪んだキューバ像が伝えられる場
合が少なくない。その一方で、礼賛一辺倒か、世界の人権問題がキューバにしか存在
しないかのごとく人権団体によって非難されるか、極端に語られることも特徴だ。
 8月定例会は、西林万寿夫さんをゲストにお迎えし、最大の支援国であったソ連崩
壊後22年間、倒れると言われ続けたキューバが生き残った理由、歪みを是正する
「現代化」とは何か、巧みな外交と内政の実情、同国の抱える矛盾、二国間交流を通
して海外の国を理解する重要性について語っていただきます。

【西林万寿夫さん略歴】1952年生まれ。1975年外務省入省。中南米局中南米
二課長。中南米参事官。在ボストン日本国総領事館総領事。在サンパウロ日本国総領
事館総領事。特命全権大使キューバ国駐箚。現在、文化交流担当大使兼北極担当大使。

<主催>
アジア記者クラブ(APC)・社会思想史研究会
連絡先 アジア記者クラブ(APC)
〒101-0061東京都千代田区三崎町2-2-13-502
Tel&Fax:03-6423-2452 
http://apc.cup.com
E-mail:[email protected]

イスラエルの占領政策──非暴力で闘うパレスチナの人々

<JCJふらっしゅ 2287号より>


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<新着>
■08・14 公開講演会
       イスラエルの占領政策──非暴力で闘うパレスチナの人々
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●主催 アル・ジスル-日本とパレスチナを結ぶ(略称JSR)

日時:8月14日(水)午後6時15分~8時45分(開場、午後6時)
場所:JICA地球ひろば 201AB(2階)
   東京都新宿区市谷本村町10-5 (03-3269-2911)
   JR中央線「市ヶ谷」 徒歩10分 地下鉄「市ヶ谷」A1番/4番出口徒歩
   10分、6番出口 徒歩8分 
   http://www.jica.go.jp/hiroba/about/map.html
資料代: ¥800
予約不要、直接会場へお出で下さい。

講師:マーゼン・クムスィーヤ(Mazin Qumsiyeh)氏

内容:イスラエル占領当局による土地の強奪、農地や居住地を分断する「分離壁」建
設、農作業や通勤・通学を妨げる無数の検問所、深夜・未明にパレスチナ人の寝込み
を襲う家宅捜索と逮捕・拘留・・・ヨルダン川西岸で今も続く日常だ。こうした過酷
な占領政策に対し、武器を持たないパレスチナ人たちの、知恵と工夫を凝らした闘い
がある。現地の非暴力抵抗運動に関わりの深い、マーゼン・クムスィーヤ氏のお話を
聴きます。クムスィーヤ氏は、広島・長崎の反核市民集会で来日。

講師紹介:1957年、ベツレヘム近郊で生れ。アメリカのテキサス工科大学で生物
学博士号を取った後、パレスチナに帰還、ベツレヘム大学、ビル・ゼイト大学、アル
・クッズ大学などで研究・教育に携わる一方、西岸地区の非暴力民衆抵抗運動でも活
躍。自身のブログ、雑誌、TVインタビューなどを通じ、精力的にパレスチナの現状
を発信している。著書は、Popular Resistance in Palestine:A History of Hope
and Empowerment,2010(「パレスチナにおける人民の抵抗─希望とエンパワーメント
の歴史)など。

<主催>アル・ジスル-日本とパレスチナを結ぶ(略称JSR)
 [email protected] 090-2167-4802

修の呟き

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今日は長崎に原爆が投下されたから68年目。長崎には世界から、全国から原水爆禁止や原発反対や平和を求め多くの人々が集まりました。また、全国各地の街頭や駅前などで広島と長崎に投下された6日と9日を忘れないようにと原水爆禁止と被爆者援護を訴える「6・9行動」や首相官邸前をはじめ全国の県庁所在地などで原発廃止を訴える金曜日行動が繰り広げられています。残念ながら私はいずれの行動にも参加できませんでした。

こうした私たちの原水爆禁止や原発反対、戦争のない平和で安心して暮らせる社会を求める声を無視して、安倍政権は内閣法制局長官にこれまでの内部昇格の慣例を破り、集団的自衛権行使の積極容認派の駐仏大使を起用することを決定、憲法9条を骨抜きにするための“改憲クーデター”(9日付け赤旗)を行い、いよいよ侵略のための戦争ができる国に向けて準備を開始しました。元職場の大先輩でジャーナリスト、丸山重威元関東学院大学教授は、「安倍改憲戦略と麻生発言の本質」と題して9日付け赤旗に寄稿している。その中で丸山氏は「安倍内閣は既に防衛大綱見直しの中間報告で『専守防衛の転換』や『敵地攻撃の検討』を打ち出している。『専守防衛』や『集団的自衛権の否認』を基礎に憲法9条と自衛隊の存立を両立させてきた政府の憲法解釈を変えるため、内閣法制局長官も交代させた。まさにワイマール憲法下でナチス独裁が可能になった「手口」に学んで、日本国憲法下で、違憲の法律で「日本が戦争できる国」にするシナリオだ」と指摘して、「麻生発言は安倍改憲戦略と見事に符合する「本音」だ。だから、麻生副総理は謝罪しない。ナチスの暴走を止められなかったのは、当時のドイツ国民だった。私たちは、私たち自身の誇りと歴史に懸けて、「麻生ナチス発言」をゆるすわけにはいかない」と、訴えています。参院選挙後の情勢は改憲勢力が増えただけに、一層厳しくなっていると思います。戦争を望む人はほとんどいないと思います。でも一握りの戦争で儲けをたくらむ勢力のわなにはまり戦争は引き起こされます。私たちはそれだけに、ひとつひとつ「戦争の芽」を摘んでいかなければなりません。「狼少年」と言われ続けても、「戦争への道は反対」と大きな声で訴えていきましょう。

さて、今日は私は「人間ドッグ」を、自宅そばの佐賀県医療センターで受診しました。合わせて「脳ドッグ」の検査も受けましたが、脳の方は大丈夫でしたが、胃にわずかの変色が見つかり、組織検査を受けることになりました。また便に血が混ざっていたために、後日大腸内視鏡検査を受けることになりました。それ以外には特に異常は見つかりませんでした。平和で安全、安心な社会を目指し、これからの闘いにそなえて、体調を整えたいと思っています。写真は最近撮影した佐賀市の神野公園トンボの池のハスの花とひょうたん島公園のひまわりです。

☆原発とめよう!九電本店前ひろば第842目報告☆

青柳行信です。 8月9日。
★原発とめよう!九電本店前ひろば★
サマータイム 本日、午前10から午後後3時。
   夏休み /10~8/18 まで閉設。
 【報告メール】は休みなしで継続。

「きみへ」 さよなら原発! 
http://twitsound.jp/musics/tsMDocgv4

【転送・転載大歓迎】
☆原発とめよう!九電本店前ひろば第842目報告☆
呼びかけ人賛同者8月8日29245。
★原発とめよう!の輪をひろげる【呼びかけ人】を募っています。
   
★私たちの声と行動で原発・再稼働は止められます。★
<ひろば・想い・感想・ご意見等 嬉しいです>

★ 横田つとむ さんから:
 青柳さま
お疲れさまです。
ますます暑さは 増してきますね。
立秋の声を聞いたというのに、灼熱の午後です。
汚染水は増える一方、除染はできない、福島の燃料はくすぶっています。
沖縄では、ヘリは落ちるし、米兵の飲酒運転は後を絶ちません。
自民は 集団的自衛権を でっちあげようとしています。
海水の温度は 上がるし とにかくひどい 世の中です。
あんくるトム工房
帰村できない   http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/2564

★ 橋本左門 <無核無兵・毎日一首> さんから:
 ☆原発事故の被告訴人らを不起訴とふ導入者らも含めて告発すべき
  (左門 8・9-378)
※津波の予見は困難であったという理由で、
東電や政府の責任者を不起訴にするという報道(朝日、1・2面)。
事故後、すぐに、「事故は残念であるが、原発は必要」と嘯いた
導入責任者の中曽根康博元首相などこそ、
この破滅的危険システムを導入して、フクシマの災害をもたらし、
全国の原発で数十万年にわたって放射能被害と国家予算=税金および
電気料金によって国民に被害を及ぼし続ける事態を現実化させた罪
で告発されねばならない。
「文明災」に対する文明からの告発を!

★ 北川喜久雄(福岡県保険医協会) さんから:
青柳様。お久ぶりです。九電前行動、御苦労さまです。

8月24日(土)の講演会の案内です。 
例年8月に福岡で戦争展が開催されます。
反核医師の会の総会があり、記念講演を開催します。
その案内です。
「核兵器のない世界へ:世界の現状と日本」
【講師】長崎大学核兵器廃絶研究センター長
    梅林宏道さん
【日時】8月24日(土) 16:00~18:00
【会場】アクロス福岡 6F 607会議室
(福岡市中央区天神1-1-1 092-725-9113)
〈参加費〉無 料(どなたでもご参加頂けます)

8月25日(日)の講演会の案内です。
青山貞一さん講演会「ハイキブツさよなら!」
こくちーずお申し込み
http://kokucheese.com/event/index/105989/
日時:8月25日(日)13:00開場 13:30開演
場所:北九州商工貿易会館(モノレール旦過駅前、小倉駅徒歩10分)
託児所もあります。
資料代:こくちーず申込800円、当日1000円
託児有:定員25名 料金1人500円(6ヵ月~就学前のお子さん)13:00~16:45
主催:ハイキブツバスターズ北九州(連絡先 TEL 093-641-8118 北川内科クリ
ニック

★ 金子 譲 さんから:
【Kさんを支える会:Kさんの伝言 その14(8月2日)】
6/25に不当逮捕され、7/17に起訴された福岡の原発事故避難者、
Kさんの拘置所からのメッセージです。
http://samadi.cocolog-nifty.com/ksan/2013/08/k-f362.html

★ 舩津康幸 さんから:
おはようございます。
ついに、もんじゅをかかえる、各施設で事故多発の原子力機構が解体される、
と。国民の目線で正しい方向で整理されるとよいのですが、一方では原発推進の
ための組織としての性格をもつためどうなるか、注視おきたい。後に、他の公式
発表が並びます。

先に福島第一原発事故現場の汚染水の政府の対応策への問題を指摘する記事から
先に紹介します。
1.「遮水壁 両刃の剣 建屋から逆流の恐れ」東京新聞8月8日
⇒http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/nucerror/list/CK2013080802100006.html
記事「・・・・・・そもそも、国と東電は事故からわずか二カ月後の二〇一一年
五月から遮水壁の建設を検討しながら、同年十月に見送りを決めていた。漏出リ
スクや費用、現場での作業の難しさが主な理由だった。国費投入が決まれば、費
用については問題がなくなる。しかし、他の問題の解決策は具体化していない。」
・・・・記事は、このようにまとめられています、詳細は検索してどうぞ、図解
つきです。
関連記事、
1’「地下水くみ上げ海洋放出検討へ 政府の原発汚染水対策委西日本(最終更
新08月08日 22時34分)
⇒http://www.nishinippon.co.jp/nnp/science/article/31972
記事「・・・・・・・茂木経産相は会議の冒頭「汚染水の海への流出が明らかに
なった現状は極めて深刻だ」と指摘。地下水が原子炉建屋に流れ込んで汚染され
る前に山側の井戸でくみ上げ海へ放出する『地下水バイパス』計画などについて
『皆さんの知見を得て、地元福島の理解を得られるよう進めていきたい』と述べ
た。・・・・・」
漁民は怒ります、
1”.「『東電任せ 対応遅い』 汚染水300トン流出試算 漁業関係者 国
に怒り(08/08 09:00)
⇒http://www.minpo.jp/news/detail/2013080810144
記事「・・・・・・・経済産業省は、汚染水対策への国費投入を検討するなどよ
うやく本腰を入れ始めた。だが、関連予算を盛り込むのは来年度の概算要求で、
関係者からは『悠長すぎる』『とにかく一日も早い対策が必要』と国による早期
対応を求める声が上がった。・・・・・」
・・・・・東電だけに責任を押し付けて、今頃になって責任を曖昧にしたまま登
壇する政府への怒り。

2.「原子力機構の業務縮小=もんじゅ、福島廃炉中心に-人員削減、名称変更
も・文科省」時事通信08/0818:51
⇒http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013080800854
記事「・・・・・・もんじゅは理事長直轄とし、電力会社から原発などの所長経
験者を現地駐在の安全担当役員として迎えるほか、所長代理や課長、チームリー
ダー級も派遣してもらい、運転管理能力を高める。保守管理を請け負うメーカー
も4社の個別契約から1社がまとめる体制に改め、責任を明確にする。」
2’.「原子力機構、解体へ 核融合などの他部門は分離し『もんじゅ』に集
中」産経新聞 8月8日(木)7時55分配信
⇒http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130808-00000070-san-soci
記事「・・・・文部科学省は7日、高速増殖炉原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀
市)を運用する日本原子力研究開発機構を抜本的に改組し、事実上解体する方針
を固めた。業務内容をもんじゅなどに絞り込み、核融合などの他部門は分離して
外部機関に移管。機構の名称変更も検討する。8日に開く同機構改革本部の会議
でまとめる中間報告に盛り込み、秋をめどに同機構に改革の工程表を策定させ
る。・・・・・・同機構は原子力の幅広い研究開発を行っており、『手を広げす
ぎて、もんじゅがうまく機能していない゜』などの批判が根強いため、抜本的な
整理・統合が不可欠と判断した。・・・・・・」
・・・・・最後に、組織の拡大を進めたのは、今の規制委の田中委員長だったは
ずです。
2”.「原子力機構、もんじゅ体制強化へ 職員1割減、改革小幅に」8月8日 20
時47分
⇒http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013080801001595.html
記事「・・・・・核融合研究部門の分離に加え、加速器研究部門の切り離しも検
討。約3900人の職員のうち1割強に当たる500人程度を削減する。(共同)」
・・・・・・各社で見出しがこのように異なります。人員削減―出向者を元に帰
せばこと足りる?
この要因のひとつとなった事故の記事、
2”’.「原研機構。最終報告書を提出  放射性物質漏えい、二重配管で定期点
検、再発防止策」常陽新聞ヘッドラインニュース8月8日
⇒http://www.joyo-net.com/
記事「・・・・日本原子力研究開発機構は7日、東海村の東海研究開発センター
核燃料サイクル工学研究所再処理施設で昨年9月に発生した非管理区域での汚染
の原因と再発防止対策に関する最終報告書を原子力規制委員会に提出し
た。・・・塩素系試薬が原因で配管が腐食し放射性物質が漏えいしたと推定。二
重配管にして定期的に点検を実施するとしている。県や東海村など関係自治体に
も提出した。・・・・・・」

こちらも、
3.「原子力委事務局、拡充を=大綱策定「不可能」-近藤委員長」時事通信
08/0820:07
⇒http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013080800933
記事「・・・・原子力委員会の近藤駿介委員長は8日、原子力委の在り方の見直
しに関する有識者会合に出席し、原子力政策に関する基本方針「原子力政策大
綱」の策定作業には、事務局の人員拡充が不可欠との考えを示した。・・・・・」
・・・・原発を推進の姿勢を盛り込もうとすれば、不足するでしょう、先の全廃
炉・建設不可の姿勢を持ってすれば、作業は至って簡単と思うが・・・・。
こちらも人が足りないと、
4.「除染加速で局長級ポスト新設=石原環境、新藤総務両相が合意」時事通信
08/0812:27
⇒http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013080800434
記事「・・・・・年度途中の局長級ポスト新設は異例。統括官を支える課長級の
参事官ポストも新設し、職員も10人増員する。同時に、環境省外局の原子力規
制庁についても、原発の再稼働に向けた各電力会社の申請を迅速に処理するた
め、18人増員する。」
・・・・記事後半に注意! 見出しとは異なる用件を滑り込ませています、再稼
動準備のための人員も増加させる、と。
きょうの発表は、結果原発推進の一連の手立てのよう!!

国会では、
5.「参院も原子力特別委設置 審議骨抜きの恐れ」東京新聞8月8日
⇒http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/nucerror/list/CK2013080802100005.html
記事「参院は七日、原子力問題特別委員会(委員長・自民党の藤井基之氏)を設
置した。東京電力福島第一原発事故を検証後、解散した国会の事故調査委員会が
設置を提言してから一年余り。参院選前まで野党が過半数を占めていたため、自
民党が特別委に閣僚を呼ばれて追及されるのを嫌い設置が遅れていたが、参院選
の大勝で主導権を握れると判断し、設置を受け入れた。・・・・・・衆院は、自
民党が政権復帰した今年一月にようやく原子力問題調査特別委員会を設置した。
しかし、閣僚の出席を求める野党と拒む与党が対立し、審議に入れなかっ
た。・・・・・最終的には野党側が譲歩。全会一致で決めた場合以外は閣僚は出
席せず、政府の原子力政策を決める立場にない原子力規制委員会の田中俊一委員長
らが答弁するという不完全な形でスタートした。」
・・・・まさに党利党略です。

被災地フクシマに対して、
6.「田畑賠償、3カ月延期=福島事故、基準策定が難航-政府」時事通信
08/0821:27
⇒http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013080800973
記事全文「・・・・・福島第1原発事故の田畑に関する賠償手続きの開始時期
が、当初見込んでいた8月中から3カ月程度遅れることが8日、分かった。一部
の田畑で土地評価額の算定に時間がかかり、賠償基準の策定作業が難航している
ため。事故から2年半近くが経過しても、田畑の所有者への賠償が始まらず、地
元自治体もいら立ちを募らせている。」
・・・・・被災者は、ほんとうに歯がゆい思いをしていることと思う、心中を察
するには余りある。
7.「旧緊急時準備区域は対象外 田畑、山林財物賠償で東電」福島民友
(08/08 09:50)
⇒http://www.minyu-net.com/news/news/0808/news10.html
記事「・・・・・・福島第1原発事故による田畑と山林の財物賠償で、東電は避
難指示区域のうち旧緊急時避難準備区域については賠償の対象としない方針を固
めたことが7日、関係者への取材で分かった。田畑、山林の財物賠償は宅地や建
物などの財物賠償と同様、旧警戒区域と旧計画的避難区域のみが賠償の対象とな
る。・・・・・営農再開に向けて必要となる農地の整備費用なども『合理的な範
囲』で賠償の対象とするとしている。」
・・・・・ころころと変わります、しかも加害者の東電が一方的に決める、その
うち、お金がないから賠償廃止とも言いかねない、そもそも原発事故に“合理性”
などありえない。
8.「区域人口の30%『帰還困難』 大熊、双葉は突出の96% 政府発表」
福島民報(08/08 10:59)
⇒http://www.minpo.jp/news/detail/2013080810162
記事「・・・・・住民が長期間戻れない帰還困難区域は7市町村に及び、区域内
の人口は2万5000人を超え避難区域合計の30%に当たる。このうち福島第
一原発がある大熊町は1万560人、双葉町は6270人でいずれも全人口の
96%を占めた。同区域内の面積は計337平方キロメートルで、避難区域全体
の29%。依然として住民は自由に立ち入りできず、除染も進まないため、帰還
の見通しが立たないなど課題が多い。」
・・・・・・地域再編がどのようにされようと、帰れない現実への抜本的な対応
は無策!
次の記事も、公式発表はこうです、
9.「年間平均は0.9ミリシーベルト 伊達・外部被ばく調査福島民友(08/08
09:30)
⇒http://www.minyu-net.com/news/news/0808/news6.html
記事「伊達市が昨年7月から今年6月までの1年間、全市民を対象に実施した小
型線量計(ガラスバッジ)による外部被ばく線量調査結果(速報値)によると、
年間線量の平均は0.9ミリシーベルトで、国が目標とする年間1ミリシーベル
トを下回った。仁志田昇司市長が7日、市役所本庁舎で記者会見し、発表し
た。・・・市によると、全体の66.4%が年間1ミリシーベルトを下回り、
33.5%が1ミリシーベルト以上5ミリシーベルト未満だった。異常値を除き
年間20ミリシーベルトを超えた人はいなかった。・・・・・」
10.「カサゴ出荷制限政府セキ 県に指示」福島民報8月9日本日朝刊紙面23面
(放射性物質結果)からコピー
記事全文「政府は八日、原子力災害対策特別措置法に基づき、本県沖のカサゴの
出荷制限を県に指示した。出荷制限された海産魚介類はカサゴを含め四十二魚種
となった。県の放射性物質検査で、広野沖で採取された検体から食品衛生法の基
準値(一㌔当たり一〇〇⊿)を超える一㌔当たり一六〇⊿の放射性セシウムが検
出されていた。カサゴは試験操業の対獅外で流通していない。」

11.「秋田県に定住したい」21・4% 東日本大震災避難者」秋田さきがけ
08/07 16:24 更新
⇒http://www.sakigake.jp/p/akita/topics.jsp?kc=20130807l
記事「(岩手)県は6日、東日本大震災と福島第1原発事故後、本県に避難した
人を対象に行ったアンケート結果を発表した。回答した220世帯のうち『に本
県に定住している』『本県に定住したい』と答えた世帯が全体の4割弱を占め
た。・・・・アンケートは避難した全478世帯が対象。回答世帯のうち、住民
票を本県に移した人などを含む『既に定住している』が35世帯(15・
9%)、『定住したい』は47世帯(21・4%)。帰県や他県への移動の意向
を示している世帯が約4割、未定も約2割だった。・・・・・定住希望の47世
帯のうち、半数超の26世帯は『永住したい』と回答。・・・・・・」

原発立地周辺自治体では、
12.「(茨城県)神栖市防災計画、原子力対策編を新設 30キロ圏外独自に 本
年度内策定へ」茨城新聞
⇒http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13758803180984
記事「・・・・・・神栖市は、東海第2原発から50キロ以上離れており、国が原子
力防災対策を充実すべき地域とした『緊急時防護措置準備区域(UPZ)』(半径約30
キロ)の圏外。市地域防災計画で原子力災害対策編を作成する義務はないが、『気
象条件により広範囲に放射能汚染が広がった場合に備える』(市防災安全課)とし
て、市独自に作成することを決めた。・・・・・」

海外では、
13.「台湾原発、放射性物質含む水漏出 当局が電力会社に対応指示」(最終
更新08月08日 17時30分)
⇒http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/article/31906
記事「【台北共同】1970年代に運転を始めた台湾電力第1原発の1号機と2
号機の使用済み核燃料プール周辺から、セシウムなどの放射性物質を含む水が
2009年から外部に漏れ続けていることが8日、分かった。漏出は少量のため
環境への影響は少ないとみられるが、台湾の行政機関などを監督する監察院が、
漏出防止や原因究明を同社に指示した。・・・・・・」
・・・・・原発はどれもが危険性をはらんでいる、安全なんてない。

九州では、西日本昨日夕刊、グラフ付です、
14.「電力ピーク変化 4時台に 過去10年は2時台」西日本08月08日 15
時00分 更新
⇒http://qbiz.jp/article/21706/1/
記事「・・・・・・・・・この夏、九州電力管内の電力需要に異変が起きてい
る。一日の電力需要はこれまで、気温の上昇と共に増え最も暑くエアコンの利用
が増える午後2時台にピークを迎えていたが、この夏は4時台に最大になる日が
増えている。家庭への太陽光発電普及が要因の一つとみられるが、九電は「それ
だけでは説明できず、理由は分からない」としている。・・・・・・」
・・・・・・興味深い記事です。
今朝3時発表の記事
15.「止まらぬ『脱・九電』 大口顧客、新電力に切り替え」08月09日 03時
00分 更新
⇒http://qbiz.jp/article/21740/1/
記事「九州電力が企業向け電気料金を値上げした4月以降、九電と契約せず離脱
した企業や自治体など大規模契約の顧客(電力50キロワット以上)が300件
を超えたことが分かった。電力を安く販売する特定規模電気事業者(新電力)に
契約を切り替える動きが広がっている。・・・・九電によると、4月1日?7月
1日に離脱した大規模契約顧客は340件で、2011年の同時期の173件、
12年の同時期の6件と比べ大幅に増えた。エネット(東京)など新電力が営業
を活発化させていることも背景にあるとみられる。・・・・九電の大規模契約顧
客数は約7万4千件。離脱件数は1%にも満たず、業績への影響は今のところ限
定的。ただ、九電管内で新電力と契約している大規模契約顧客は7月1日時
点で2333件に上る。離脱が増え続ければ、料金収入が減り業績に悪影響が及
ぶ可能性もある。・・・・・」
16.「原発安全対策を強調 九電副社長ら、佐賀県議会特別委で説明」 [08
月09日 03時00分 更新]
⇒http://qbiz.jp/article/21743/1/
記事全文「九州電力が玄海原発3、4号機の再稼働に向けて原子力規制委員会に
安全審査を申請したことを受け、佐賀県議会原子力安全対策等特別委員会は8
日、九電の山元春義副社長ら4人を参考人招致し説明を求めた。山元氏は新規制
基準を踏まえた安全対策を強調、玄海1、2号機も申請準備を進めていると報告
した。・・・・新規制基準は原発の運転を原則40年とし、20年まで延長でき
るが、新基準を満たし、原子炉圧力容器などの劣化を調べる『特別点検』が必要
となる。1号機は運転開始から37年経過しており、山元氏は「3、4号機に比
べて取るべき対策が多々ある」として申請時期は『不透明』と述べた。廃炉の可
能性を問われると『安全対策の)費用と期間をしっかり検討し、幅広く考えて
対応したい』と答えるにとどめた。・・・質問した議員5人からは、九電の安全
審査申請にあたり、県と玄海町に「事前了解」の手続きを取らなかったことを問
題視する声が相次いだ。」
・・・・玄海町が求める気がないから、それに乗じて九電も・・・・。 
17.「九電が四半期決算を訂正」[08月09日 03時00分 更新]
⇒http://qbiz.jp/article/21755/1/
記事全文「九州電力は8日、7月31日に発表した2013年4?6月期連結決
算の一部を訂正した。純利益に純資産の変動を加味する包括利益を『299億
7400万円のマイナス』としていたが、実際は『585億6300万円のマイ
ナス』だった。会計基準の変更に伴い計上していた退職給付関係調整額などに誤
りがあったという。」

18.「火力発電、CO2減両立を 北九州市の発電所集積構想[08月09日 03時
00分 更新]
⇒http://qbiz.jp/article/21758/1/
記事「北九州市若松区響灘地区に火力発電所と洋上風力発電所を誘致、集積させ
る市の構想について助言する「北九州市地域エネルギー推進会議」の初会合が8
日、同市小倉北区であった。委員からは「火力発電と二酸化炭素(CO2)削減
を両立させなければいけない」などの意見が出た。・・・・市は7月、地場企業
に安定的に安価な電力を供給するため、同地区に(1)石炭や液化天然ガスを燃
料とする計200万キロワットの大型火力発電所(2)計20万キロワット規模
の中規模火力発電所(3)計30万キロワットの洋上風力発電所?の誘致を目指
す構想を発表。2020年度の全面稼働を目指す。・・・・・・」
19.「牛舎で太陽光発電 大分・本川牧場がパネル3556枚設置」[08月09
日 03時00分 更新]
⇒http://qbiz.jp/article/21744/1/
記事「・・・・大分県日田市高瀬の本川牧場(本川角重社長)で、牛舎の屋根を
利用した太陽光発電が始まった。年間発電量は約85万キロワット時で、再生可
能エネルギー固定価格買い取り制度に基づき、九州電力に売電する。緊急時に
は、牛舎の非常用電源にも活用する。・・・・・・・・」

いま届いた西日本新聞朝刊紙面では、8月9日長崎へ原爆を投下された日、関連気
記事が紙面各ページに並びます。
1面トップは
20.「原爆症 国が控訴断念へ 認定基準も見直し」
・・・。68年経って、今もなお、です。
21.「長崎 きょう原爆の日 平和願う 5000個の光(灯篭)」
21’.「9日は長崎原爆の日 核廃絶推進、宣言で要求」(最終更新08月08日
18時12分)
⇒http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/31904
2面に、一連の2.の類似記事、
4面海外欄、
22.「オバマ氏 被爆地入り言及 米大使『言葉に偽りない』」
・・・・・在任中に実現するか????
6面、
23.「聞き書きシリーズ 原爆を背負って28回 “語り始めた被爆者” 被団協
谷口さん」
24.社説「被曝70年へ継承のあり方問う」
15面経済欄に、15.と17.の記事があります。
26面福岡ワイド欄に、18.の記事、
30面、
25.「記憶を伝えて 長崎原爆から68年④ よみがったひとり芝居」
26.「長崎原爆投下後 敵味方問わず治療 英国軍医師に“感謝の軍刀” アイ
ルランドで発見 送り主『楠野』どこに」
⇒http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/s/32024
27.「九電最大電力2日連続更新」

★ 中西正之 さんから:
青柳行信 様
<②響灘大型発電所の石炭火力発電の参考に、東京電力の火力発電所建設の反対
声明>について報告します。
http://www.isep.or.jp/library/4409

【プレスリリース】石炭火力発電の推進に反対する共同声明
2013年3月25日
■趣旨
3月21日、環境エネルギー政策研究所を含む、環境団体など41団体は、「石炭火
力発電の推進に反対する共同声明」を発表しました。政府では石炭火力発電所を
推進し環境アセスメントを緩和する方針を打ち出したり、東京電力が石炭火力を
念頭にした電力入札をはじめており、私たちはこうした方向性を大変憂慮し、こ
の度の声明に至りました。

石炭火力発電は、効率が良い最新技術でも天然ガスの2倍のCO2排出があります。
そのため、地球温暖化を加速化させ、政府が掲げている2050年に80%削減すると
いう目標達成も困難とするため、21世紀のエネルギーとしてはふさわしくありま
せん。

本声明では、以下の3つについて強調しています。

1.石炭火力発電所の環境アセスメントは緩和するべきではない
2.東京電力による石炭火力発電所の入札募集は停止すべき
3.政府は石炭火力を抑制する政策を強化すべき

▼引き続き、本声明への賛同団体を募集しています。
【声明の詳細は以下のとおり】
1.石炭火力発電所の環境アセスメントは緩和するべきではない
規制改革会議(議長・岡素之氏)において、規制緩和項目の最優先案件に、「石
炭火力発電に対する環境アセスメントの緩和」が挙げられ、

「環境アセスメント手続の終盤に示されるCO2排出に関する環境大臣意見の予
見性が低いため、石炭火力に相応しい地点が存在し、かつ事業者に開発意欲が
あっても建設判断が困難な状態にある。石炭火力発電所建設時の環境アセスメン
ト手続におけるCO2排出に関する要件を明確化し予見性を向上させるべき」

との認識が示されています。石炭火力発電所の建設をしやすくするためにCO2
排出に関する環境アセスメントを緩和するということは、石炭火力発電所が大量
のCO2を長期にわたって排出し続け、将来の地球温暖化影響を決定的にしてし
まうことを容認することにもなりかねず、見過ごすことのできない大きな問題で
す。将来の環境汚染や環境対策コストを減らすためにこそ、環境アセスメントは
厳格に行われるべきであり、それに逆行する「緩和」はすべきではありません。

2.東京電力による石炭火力発電所の入札募集は停止すべき

東京電力は、2月15日より、2019年~2021年の間に稼働を始める
260万kWの新たな火力電源の入札を始めました。要綱で示された上限価格
(9.53円/kWh)から、入札が石炭火力を念頭にしていることは明らかです。

この入札は、これからも電力需要が大きく伸び続けるという東京電力の過大な予
測に基づくものです。しかも、すでに計画されている設備増強もあり、今後3年
で再生可能エネルギー電力を大幅に増やす政府方針もある中で、新たな石炭火力
発電所設備を新設する必要性は疑わしいものです。

また、2020年頃に稼働開始されれば、2050年以降まで運転が続けられる
ことになり、温室効果ガス排出の80%削減の達成を困難にしてしまうことにな
ります。今、方針転換しなければ、これからの気候を守ることを放棄することに
なってしまいます。
東京電力による石炭火力発電所の入札募集は停止すべきです。

3.政府は石炭火力を抑制する政策を強化すべき。
石炭火力発電は、気候変動問題を加速することだけでなく、炭鉱の際に引き起こ
される環境破壊や公害、その他の排出ガスの問題などがあり、世界各地で反対運
動が広がっています。
日本も、2050年に80%削減するという政府方針との整合性を図り、今後の
石炭火力発電所の建設や石炭利用を抑制する方向で政策措置を講じることを求め
ます。
<呼びかけ団体>
環境エネルギー政策研究所 気候ネットワーク WWFジャパン
<賛同団体> *50音順 2013年3月20日現在 計41団体
以上の声明が宣言されています。
響灘の石炭焚きの100万キロワット規模の大型火力発電所の建設には再考の必要
が有ると思われます。

★ 松元 んから:
みなさまへ  
ヒロシマ、ナガサキ、そしてフクシマを共に考えざるをえない今日、日本の誇る
べき良心的核(=原子力)科学者の「朝鮮の核問題」および「戦争と核=原子力」
についての分析と証言2編を紹介させていただきます。

先日、朝鮮戦争休戦協定60年目を迎えた7月27日に向けて発表された、ミシェ
ル・チョスドフスキィ氏の「核戦争の脅威、北朝鮮かアメリカ合衆国か?」を紹
介しました。

その論考には、1953年の「休戦協定」に違反する米国による韓国への核兵器持ち
込みと撤収、およびその後の、朝鮮民主主義人民共和国に対する一貫した米国の
核脅迫政策の概略が語られていました。アメリカ合衆国こそ、核戦争の脅威、世
界平和の脅威である、と。

そこでは、北朝鮮の「核開発」の現況について米国の科学者の見解も載せられて
いました。しかし、10年も前に、わが国の核科学者が、その専門的立場からより
周到により詳細に分かりやすく、「朝鮮民主主義人民共和国をめぐる核問題」に
ついて論及していました。

原発の危険性について発言し続けている京都大学原子炉実験所の小出裕章さんで
す。原子力と核兵器、北朝鮮「核開発」の現況と日本および米国の核備蓄との比
較、イラクやアフガニスタン侵略への見解、情報偏向の憂慮、公正な世界を阻む
米国一極支配への警告など、今日なお新鮮な分析と証言がふくまれています。

日本の誇るべき核(=原子力)科学者の10年前の論考を読んでみてください。
(紹介には著者の了解をえております。)

●小出裕章「朝鮮の核問題」2003年
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/kouen/KoreanN.pdf

●小出裕章「戦争と核=原子力」2009年
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/kouen/OC091129.pdf

★ 木村(雅)さんから:
 経産省前テントひろば 697日目 テント日誌 8月7日(水) 時ならぬ
子供たちの声に

朝起きてテント前にいつものように座っていたが、ちょっと様子が違う。やけに
子供が多いのだ。母親等に連れられた子供たちがテントの前を通る。母親はテン
トには無関心を装うが、子供たちは好奇のまなざしを隠さない。なるほど夏休み
なのだ。地方から上京しているのかな(?)と思っていたが、どうやら違ってい
たらしい。霞ヶ関の諸官庁が「霞ヶ関こどもデー」として親子を招いていたの
だ。経産省でも自動車などを入り口においてそれをやっていた。電気自動車なの
だろうか、子供がうれしそうに乗っているのが見えた。

子供たちが見える風景はいいものだ。どこか心が和むのである。途切れなく道行
く子供たちに、というより母親にパンフレット類を手渡しながら、話しかけたり
していた。霞ヶ関の官僚たちはどんな事を考えて「こどもデ―」なんて設けたの
だろうか。経産省前に立つ三つのテントのうち一つは女性用テントであり、ある
意味で母と子のテントである。福島の子供たちを放射能汚染から守ることを訴え
るために出来たものと言ってよかった。これは今回の脱―反原発運動に登場した
女性の声を代表するものでもあった。「金《経済》より命」というのがそれを表わ
す言葉と言っていいのだけれど、ここには原発問題の認識が、直観的であれ込め
られているし、子供たちとともに未来の社会への思いも含まれている。たとえ、
まだ, 社会的な言葉には成り切れていないとしてもである。

霞ヶ関の官僚たちもどこかでこれに触発されて「こどもデー」を設けたのであろ
うか(?) それとも女性たちの声に対抗するためにそれを設定したのか。真相
はよくわからぬ。なにも答えず、原発推進《再稼動》を準備し、蔭では脱原発―反
原発の声に嫌がらせをする陰湿な日本の権力を思う時、「原発推進でこそ子供た
ちの未来はある」と嘯いているのかと想像してしまう。そうならば、そうと語れ
ばいいし、どちらが国民の同意をえるのか論争をやりたい。

今《この時期》は原爆や戦争について考え、反省する季節だが、僕はその度に引っ
かかってきたのは、日本では赤紙一枚で戦争への動員が可能になった事態であ
る。日本の国家権力の強権的性格がひと際のものだったというのがこの説である
が、やはりそれだけでは納得しえないところがある。この国家権力と対応(結ん
だ)した社会権力があったからではないのか。社会権力とは聞き慣れない言葉か
もしてないが、地域社会、社会的な団体、工場、学校、家族の中での権力であ
り、ここでの支配的力である。この形態は日本の伝統に深く根差し、国家権力に
同調し、それに抗う部分を排除する傾向を持つ。国家権力が強権を発動しえるの
は、それを支える社会権との連携があってのことである。戦争だってやすやすと
進んだのではない。それに抵抗する勢力や運動もあったからだ。それを排除し、
権力の意志を貫徹できたのはこの勢力や運動が政治的にだけでなく、社会的に孤
立を強いられたからだ。政治的な孤立よりは社会的な孤立が大きく機能したのだ
と思う。戦争について考える時、抵抗勢力や運動の社会的な孤立を僕はいつも考
えてきたが、脱原発―反原発運動の今後を考える時に頭をよぎるのもこのことで
ある。社会的孤立を招かぬように意を配らねばならない。

官僚たちは背後で、いうなら水面下で原発推進《再稼動》を準備しているが、彼ら
は既得権益を基盤に社会的権力の取り込みを図っている。原発による地域経済の
展開《雇用や仕事の確保》ということをかざしてだ。独占体や官僚、政治権力の側
の既得権益だけでなく、地域社会での既得権益を含め、それらの結合をめざして
いる。原発からの撤退(廃炉)の道にも、地産地消型の経済による雇用や仕事の
確保は展望できることだが、それを妨害して、原発の存続が経済の活性化を可能
にするという幻想をふりまいている。

僕らは日本の権力や官僚の手口や手法をよく知っている。彼らは基盤が危うく
なっているのを知りながら、原発と経済成長とを結びつけその従来のやり方を踏
襲しようとしている。既得権益が実際のところだが、原発は経済的に不可欠だと
いうのと、原発は金になるというのを重ねた主張としている。だが、権力や官僚
たちも原発の存続の社会性に確信を持てないでいる。原発を支えて社会性の確信
を持てないでいる。社会には科学技術による産業発展は不可欠というのも疑念に
さらされている。原発存続の最後的理由をなすと思える科学技術として必要とい
うのも疑わしいし、なんらの科学的根拠を持つものではない。これは科学技術信
仰か、神話に過ぎない。権力も官僚も経済的理由では原発存在の社会性が危うい
ことを知り、表立っての論争を避け陰や裏での推進に力を入れているのだ。

「金《経済》より命」というのはとても抽象的に聞こえるが、二つの内容がある。
一つは原発の存在の社会性としての経済的理由を否定しているのである。結局の
ところ原発存続を経済的求めることの否定である。もう一つは経済優先の社会性
《社会的存在、あるいは人間の社会的なありかた》の否定である。経済が優先され
る社会は近代社会であるが、それから脱するのは容易でないことを誰も知ってい
る。しかし、それへの疑念もあり、経済優先の社会が歴史的なものであって、歴
史的に超えていけるものであることもたしかだ。現在はこの転換点にあり、「金
より命」というのはそれを直観した言葉である。歴史的にみれば、経済こそが、
宗教的な理想よりも命を大事にしたと言える。それが近代社会の存在理由だった
いえる。しかし、経済優先の社会を超えることが課題になっていることも疑いな
い。近代を超えることが現在の課題であるように。僕らは存在すること自体が価
値であればいいのだと思うしそれが社会の根底にならなければならない。政治的
に見ればテロリズム《現在的戦争》が人間の存在自体が価値であるという倫理性
《社会性》と敵対するものであるとすれば、経済的には原発がそれに匹敵する。テ
ロリズムも原発もそれ自体が、人間の根源的な存在の仕方に敵対する。存在する
こと自体が価値であり、それが人間の根源的な存在のあり方だし、倫理である。
「金《経済》より命}はこの社会性(倫理)をあらわす。この言葉が歴史的に男権
的な社会を否定した母系的な社会を返りみようとするのも当然だろう。それが結
びつくにはまだ必要なものがあるとしても。時ならぬ子供たちの声に想像力が刺
激された一日だった。(M/O)

○----------集会等のお知らせ----------○

●<浪速の歌う巨人「パギやん(趙博)」のライブ&トーク>●
日 時:8月11日(日) 14:30~16:30
場 所:福岡県中小企業振興センター401会議室(吉塚駅東口すぐ)
福岡市博多区吉塚本町9-15
地図:http://www.joho-fukuoka.or.jp/hall/map/index.html
入場料:1,000円
問い合わせ先:弁護士法人奔流本部オフィス 092-642-8525(担当:池永、岸野)

●「さよなら原発!11・10九州集会」(仮称)●
    実行委員会結成集会
日 時:8月18日(日)14時より 
場 所:福岡県教育会館(福岡市東区馬出4-12-22)
  地図:http://tinyurl.com/jwb9de6

 さよなら原発!11.10九州集会(仮称)
ホームページHP http://bye-nukes.com

● 「原発なくそう!九州玄海訴訟」(玄海原発1万人訴訟)●
  第6回口頭弁論期日 9月27日(金)14:00 佐賀地裁
午後12時30分に佐賀県弁護士会館に集合
原告総数 原告総数 6745名(8/8現在)
  ホームページ: http://no-genpatsu.main.jp/index.html

○--------------------------------○
★☆ 原発とめよう!九電本店前ひろば・テント★☆
サマータイム 午前10時から午後3時。(土・日曜・休日は閉設)
     8/10~8/18 まで閉設。
♪ みなさん、一緒に座って・語り合いませんか☆
場所:九州電力本店前 福岡市中央区渡辺通2丁目1-82
地図:http://www.denki-b.co.jp/company/map19.html
★☆ (ひろば・テント080-6420-6211) ☆★
<facebook、twitter、ブログ等で拡散よろしく>

************************
〒812-0041
福岡市博多区吉塚5-7-23
青柳 行信
電話:080-6420-6211
[email protected]
************************


☆原発とめよう!九電本店前ひろば第841目報告☆

青柳行信です。 8月8日。

「きみへ」 さよなら原発! 
http://twitsound.jp/musics/tsMDocgv4

【転送・転載大歓迎】
☆原発とめよう!九電本店前ひろば第841目報告☆
呼びかけ人賛同者8月7日29245。
★原発とめよう!の輪をひろげる【呼びかけ人】8月7日1名。
   匿名
★私たちの声と行動で原発・再稼働は止められます。★
<ひろば・想い・感想・ご意見等 嬉しいです>

★ 横田つとむ さんから:
青柳さま
お疲れさまです。
いやあ、暑かったですね。
熱風が吹いて来るんですもの。
あんくるトム工房
汚染水 留まるところを知らず http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/2563
汚染水は 漏れている  http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/2562
   後手後手の政府の対応はひどいですの
   いったい どうなるのでしょう。 
   とにかく 原発と おすぷれいは いりません。

★ 橋本左門 <無核無兵・毎日一首> さんから:
 ☆「もうひとつのアメリカ歴史」を暴露せしストーン監督が被爆者に聴く
       (左門 8・8-377)
※被爆者は「大きな苦しみを受け、
しかもその記憶を伝える責務を持ち、愛にあふれ、
世界を本当に良くしたいという理想にあふれた大事な方々だ」
と受け止められた。
その視点から、ヒバクシャを描いた映画を創っていただきたい。

★ 飛永永子 さんから:
青柳様
暑い所大変ですね。おつかれでしょう。

★ 金信明(原発なくそう!九州玄海訴訟原告」の「福岡市かすや地区」) さんから:
<浪速の歌う巨人「パギやん(趙博)」のライブ&トーク>
日 時:8月11日(日) 14:30~16:30
場 所:福岡県中小企業振興センター401会議室(吉塚駅東口すぐ)
福岡市博多区吉塚本町9-15
地図:http://www.joho-fukuoka.or.jp/hall/map/index.html
入場料:1,000円
問い合わせ先:弁護士法人奔流本部オフィス 092-642-8525(担当:池永、岸野)
ぜひご参加ください。その後交流会も予定しています。(予算2~3千円ほど)

パギやんの歌は
http://tinyurl.com/n43u7lg で見られます。HPは「黄土通信 
http://fanto.org 見られます。

パギやん=趙 博(ちょう・ばく)さんのご紹介
「浪速の歌う巨人・パギやん」の異名をとるシンガーソングライター&歌劇派芸
人。「FMわぃわぃ」(神戸市長田区)「FMさがみ」(神奈川県相模原市)「南相
馬ひばりエフエム」(福島県南相馬市)のDJ。1956年大阪市西成区生ま
れ。大学でロシア語を、大学院で教育学を専攻。1983年文学修士号取得。コ
ンサートはもちろん、語り芸「歌うキネマ&声体文藝館」シリーズも全国で公
演。代表作は『ホタル』『砂の器』『青春の門・筑豊編』『泥の河』『パッチ
ギ!』『キクとイサム』『マルコムX』『風の丘を超えて/西便制』など。音楽
劇『百年、風の仲間たち』(演出:金守珍)、二人芝居『ばらっく』(共演:土
屋時子)の脚本も手がけている。CD『百年目のヤクソク』『うたの轍』、
DVD『コンサート・百年を歌う』、著書『僕は在日関西人』(解放出版社)
『夢・葬送』(みずのわ出版)『パギやんの大阪案内』(高文研)など多数。公
式サイト http://fanto.org

体重百キロの巨体に力感あふれる歌、そしてネット右翼どもに忌み嫌われる"過
激"な発言の数々、そこからは、"濃い"イメージがついつい先走ってしまいがち
だ。が、実際に相対する趙博は物静かな、実に繊細な男である。でも、それにダ
マされてはいけない。情況に対する沸々とした怒りが、その立ち居振る舞いと、
静かな物云いの中に込められているのを感じる。内に深くマグマをたたえた人です。

そのパギやん=趙博さんのオモイです。

僕は「在日朝鮮人」として大阪の「被差別部落」に生まれ育ち、劣悪な住環境の
中で生後2週間で右目を失いました。学校では、西山と名乗り朝鮮人という事実
をひた隠し、隻眼をバカにされまいと、勉強、けんか、スポーツ、何でも一番や
ないと終わりなんやと必死でした。学校とは、一瞬も気が抜けない戦場そのもの
だったのです。
 最難関の高校を目指した中学3年の冬。「出世したる。この家にいたら未来は
ない、飛翔せよ」を生活訓にし、1日4時間の睡眠。これがたたって結核にな
り、生死をさまよって受験はパー。境遇への憎悪から卒業証書と卒業アルバムを
燃やしました。
 でも、妥協して入った高校が良かった。療養と称して入り浸った保健室の美人
な先生に勧められ、萩原朔太郎や井上靖らの詩や小説に触れ、吉田拓郎、ボブ・
ディランらのフォークソングにはまった。文学と音楽を愛する格好いい自由人を
目指しました。
 大学では、学生運動に没頭。予備校講師を18年勤め、「ロックで学ぶ入試英
語」など、好き放題やりました。でも、「未来形の『Will』になぜ過去形が
あるのか」などと、こっけいでも、講師をうならせた生徒たちが「この参考書を
やれば○○大学に入れますか」と年々おかしくなった。飲み会もしない。ネットで
講師のランク付けをして小バカにする。ギラギラさがない。予備校では、国が仕
掛けた偏差値競争と闘う反権力闘争だと信じてやってきたのに、今やすり寄るば
かり。塾の最終講義では、自分の闘争の敗北を認めつつ、「お前ら終わっとるん
じゃ」とぼろくそに言ってやった。
 学校も、文科省に「日の丸、君が代」を強制されっぱなし。そして、子どもの
いじめが陰湿化し、被害者と加害者がころころ入れ替わる。1回どついたら友情
は修復不可能。おかしいやろ。娘が、小中学校と不登校になったが、その豊かで
まっとうな感受性から不登校になったことを心底誇りに思います。 
 大阪の学校には「非行は宝」という素晴らしい言葉がある。必要なのは、こう
した発想の転換。学校に期待するよりも、僕らおやじが人生を楽しんでいる姿を
子どもに見せましょう。

福岡市博多区・東区・かすや地区の「九州玄海訴訟」の原告団共催で、大阪で反
原発運動に活躍されている「パギやん(趙博)」のライブ&トークを行います。
<次回の追加提訴は8月9日、1万人を目指して、原告募集中です!>
「原発なくそう!九州玄海訴訟」とは
 福島第1原発事故は、いまなお被災地の内外で膨大な被害を生み出していま
す。私たちは、国と九州電力を相手に玄海原子力発電所の操業差し止めを求め
て、佐賀地方裁判所に提訴し、これまでに約6000名の市民が原告となってい
る、史上最大の原発訴訟です。

★ 清水満@グルントヴィ協会 さんから:
青柳さん、こんばんは。
雑事に追われあいかわらず忙しい日々を送ってますが、あいだを縫って原発関連
情報98をお送りします。

8/3-4に兵庫県明石市に講演に呼ばれて行ってきました。そこで「あとりえとお
の」さんと会い、講演の前に彼の原画展(明石ピースフェスタ)を見てきました。
http://ateliertono.blogspot.jp/2012/03/blog-post.html
http://mainichi.jp/feature/news/20130802ddlk28040330000c.html

とおのさんは、福島の伊達市で原発事故に遭い、その思いを訴えるべく絵を描き
始めた人です。福島・関東などで原画展をしていましたが、3月に明石市へ避難
してきました。彼の絵は優しく暖かいものが多いですが、それは一面で、実はピ
カソの「ゲルニカ」のような「フクシマノサケビ」などは迫力があります。とお
のさんの絵はまだ九州では展示されたことがないので、これをみなさんに見ても
らいたいほどです。
とおのさんは昨年12月にピースボートが福岡に寄ったときにその中にいたそうです。
福島住民の彼のような人が開沼博のような人物を批判しないといけないと二人で
話しました。
8月は24日岩手の陸前高田市高田高校での支援ワークショップに参加したあと、
25日は北上市でデンマークの教育・地域づくり・脱原発について講演してきます。

1,さて、福島原発は汚染水問題でたいへんなようです。過小評価の日本のメ
ディアよりも海外メディアが大きく伝えています。
http://www.cnn.co.jp/world/35035662.html
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE97605B20130807
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324513804578652903693994978.html
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE97606X20130807?rpc=188

2,東電任せではダメだということでようやく政府もしかたなしに関与をしよう
としています。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE97600L20130807

3,汚染水問題について、小出裕章さんの見解です。
http://linkis.com/kaze-to-hikari.com/8R4L

4,被曝者は脱原発を述べているのに目の前で推進をいう安倍首相です。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013080702000113.html

5,ようやく福島原発関係者の刑事告発が受理されています。
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=271237&g=123203

6,電力会社が原発を推進するがゆえに赤字になっていることがわかる昨年度決
算を述べた記事です。原発をもたない沖縄電力だけが黒字です。
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1308/05/news014.html

7、電力会社は企業用の業務用料金を上げたために、企業が他の新電力(特定規
模電気事業者)から電力を購入しています。そのために猛暑の7月でも需要が下
がっています。
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1308/02/news013.html
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130807/biz13080710440005-n1.htm

8,巨額の廃炉費用を電気料金からまかなうために、政府が電力会社の損失処理
会計を改訂しようとしていますが、それがごまかしだというわかりやすい解説です。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/ogasawaraseiji/20130807-00027082/

9、予想されたことですが、山本太郎さんがさっそく御用メディアからでっち上
げの攻撃をくらっています。
http://tanakaryusaku.jp/2013/08/0007674
ついでにこの記事も。
http://dot.asahi.com/news/politics/2013072400023.html

10、「源八おじさんとタマ」で知られるrjtvoekptmiさんが、新作「憲八おじさ
んとタマ」シリーズを出しています。http://www.youtube.com/watch?v=DueYPXbJsUk
http://www.youtube.com/watch?v=AvjyR_jnf9A
http://www.youtube.com/watch?v=korC65bOr1I
http://www.youtube.com/watch?v=1wzHjFGKajs
http://www.youtube.com/watch?v=QfVRVhYDmH4

11、おまけでもう一つ。憲法9条の効果は意外なところにもあります。
http://mainichi.jp/feature/news/20130725dde012040041000c.html

★ 舩津康幸 さんから:
おはようございます。
毎日、猛暑が続きます、7日使用電力が最大値になった旨の記事がありますが、
それでも足りています。
さて、福島第一の汚染水問題、一日300トン海へ流出・・・、2年超を経て今頃に
なって、それでも“収束宣言を撤回しない”国が、ついに関与する方向で予算化と
いうニュースが流れています。ネットになる記事を冒頭に並べてみます。政府が
予算化するだけで、東電に執行を任せると今までと変わらない事態が続いてしま
うことになりはしないか? どうするんでしょう。
1.「汚染水対策に国費投入=福島原発、凍土で遮水壁-政府」時事通信08/0712:38
⇒http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013080700385
記事「・・・・・汚染水対策は、原子炉建屋への地下水流入を防ぐために、周囲
の土を凍らせて遮水壁をつくるのが中心となる。菅官房長官は会見で『これだけ
大規模な凍土による遮水壁は世界でも例がない。国も一歩前に出て実現を推進す
る必要がある』と強調した。・・・経産省は2014年度予算の概算要求に関連
費用を盛り込む見通し。」
・・・・維持するために、膨大な電力が必要だが、どうするんでしょう。まさ
か、そのために原発稼動を考えてないでしょうね。
2.「『凍土方式』で汚染水阻止=国費で支援、来年度予算計上へ-『東電任
せ』転換 」時事通信08/0719:01
⇒http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013080700549
記事「・・・・・・政府と東電は、15年度前半の運用開始を目指している。」
3.「汚染水くみ上げ9日開始=海側を緊急掘削-エネ庁『流出300トン』・
福島第1 」時事通信08/0721:50
⇒http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013080700941
記事「・・・・福島第1原発から放射能汚染水が専用港に流出している問題で、
東電は7日、1、2号機取水口間の護岸に深さ2.5メートルの穴を1本堀り始
めたと発表した。流出対策として地下を薬剤で固めて流れをせき止めた結果、陸
側で水位が上昇していることに対応した緊急工事。9日から、汚染された地下水
をポンプでくみ上げる。・・・・」
・・・・万事が後手です。
4.「福島第1原発の汚染水流出 規制委、異例の陣頭指揮」河北新報8月7日
⇒http://www.kahoku.co.jp/news/2013/08/20130807t63010.htm
記事「・・・・・規制委の突出ぶりは、事態の深刻さへの焦りと対応が後手に回
る東京電力へのいら立ちの裏返しと言えそうだ。・・・・『規制機関が踏み出す
べき領域かどうか疑問もあるが、リスクが高まっている』・・・・・・規制委が
2日に開いた汚染水対策作業部会の初会合。座長役の更田豊志委員は開催理由を
こう説明し、早速東電から聴取を始めた。東電が「調査する」「検討する」と答
えた事項について『次回、耳をそろえて持ってきてほしい』と強い口調で要求し
た。・・・」

福島第一事故現場周辺では、
5.「海底くぼ地に高濃度セシウム=汚染分布を初確認-東大」時事通信
08/0720:10
⇒http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013080700924
記事「・・・・福島第1原発周辺の海底を東京大が調査したところ、くぼんだ所
や河口付近で高濃度の放射性セシウム137が検出されたことが7日、分かっ
た。・・・・海底の汚染状況にむらがあることは分かっていたが、詳細が確認さ
れたのは初めて。・・・・」
5’.「海底にセシウム高濃度地点が約40カ所 福島原発沖のくぼ地」西日本
08月08日 03時00分 更新
⇒http://qbiz.jp/article/21681/1/
・・・・・こちらの記事、図解入りです。

被災地フクシマでは、
6.「漁協が試験操業延期=福島第1の汚染水流出で-いわき市」時事通信
08/0718:07
⇒http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013080700790
記事「・・・・同漁協は原発事故以降、同原発南側の海域で漁業を自粛。その
後、県や漁協の放射性物質検査で基準を下回ったため、9月開始の方向で調整を
進めていた。・・・・福島第1原発で放射能汚染水が海に流出している問題で、
福島県いわき市漁業協同組合は7日、9月に予定していたシラス漁と底引き網漁
の試験操業を延期することを決めた。対象となる魚から基準を上回る放射性物質
は検出されていないが、消費者の理解を得られないと判断した。・・・・」
・・・・タンクに溜めた汚染水を流出する話なんか、どこに行ったか、と。
7.「福島・川俣町が二つに再編 避難区域最後の見直し」西日本 (8月7日18時
03分)
⇒http://www.nishinippon.co.jp/nnp/science/article/31670
記事「・・・・福島第1原発事故で、計画的避難区域に指定されていた福島県川
俣町山木屋地区が8日午前0時、『居住制限区域』と『避難指示解除準備区域』
の2区域に再編される。政府が7日決定した。『帰還困難区域』の設定はな
い。・・・山木屋地区は、川俣町内でも第1原発に近い南東部にある。国が原発
事故翌月の2011年4月、20キロ圏の警戒区域や、その外側で放射線量が高
い計画的避難区域に指定した県内11市町村の中で、最後まで再編が決まってい
なかった。・・・」
7’.「<福島原発事故>避難区域の再編完了 11市町村」毎日新聞 8月8日
(木)0時32分配信
⇒http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130808-00000001-mai-soci
長文記事「・・・・帰還時期の目安を示す区域再編を、国は帰還の前提と位置づ
けて進めてきた。だが、5年以上戻れない帰還困難区域を中心に、除染や賠償手
続きなどの遅れから、帰郷を諦める住民も増えつつある。・・・・・」
・・・こちらの記事、図解入りです。

原発立地自治体では、
8.「原子力災害時の避難で課題  (茨城県)知事、『具体的な形考えたい』
常陽新聞8月7日
⇒http://www.joyo-net.com/
記事「(茨城)県原子力災害対策検討部会で公表された避難時間推計シミュレー
ションについて、橋本知事は6日の定例会見で、『本当に時間がかかると感じ
た。もう少し具体的な形を考え、安全な時間帯に避難できる方策を講じなければ
ならない』と述べた。・・・・・」
9.「東海第2 県主導で広域避難計画、年度内策定目指す 市町村へ全体構
想」茨城新聞8月7日
⇒http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13757989727531
記事「日本原子力発電東海第2原発(東海村白方)の事故を想定した広域避難計画
について、橋本昌知事は6日の定例会見で「県が全体としての構想をつくり、そ
れに沿った形で市町村に動いてもらうことが大事」と述べ、県主導で計画を策定
する方針を示した。市町村がそれぞれ個別に避難ルートや避難先を決めると、激
しい渋滞や避難所不足などの混乱が避けられないと想定されるため、市町村計画
を事前に“交通整理”して先導する。県では年度内の策定を目標にしてい
る。・・・・・」
・・・・避難計画、作りようがないのでは、100万人超の可能性があるから。

電力会社は、
10.「7社で電力需要が今夏最大 冷房使用で押し上げ」東京新聞8月7日 22
時39分
⇒http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013080701002223.html
記事「政府が節電を要請している沖縄以外の電力9社管内のうち、東京電力と中
部電力を除く7社管内の電力需要が7日、今夏最大を更新した。厳しい暑さで冷
房の使用が増えたのが主な要因だ。・・・・関西電力が午後2時台に2634万
キロワットを記録したほか、九州電力が午後4時台に1544万キロワット、東
北電力が午後2時台に1251万キロワットなどとなった。いずれも速報
値。・・・・電力供給の余力を示す予備率は、7社とも政府が最低限必要とする
3%を上回り、安定供給に支障は出なかった。(共同)」
・・・・それでも十分に足りている。
11.「中部電力、東電管内で本格売電へ 越境競争時代に突入」朝日新聞デジ
タル 8月7日(水)5時43分配信
⇒http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130807-00000006-asahi-ind
記事「・・・・中部電力が今年10月から、東京電力管内で企業向けの電力販売
に乗り出す。三菱商事から新電力会社「ダイヤモンドパワー」(東京都)を買収
し、首都圏市場に参入する。地域ごとに電力市場を独占してきた大手電力が、他
の地域に本格参入するのは初めて。大手電力どうしが競争する時代の幕開けにな
りそうだ。・・・・中部電は10月1日付で三菱から持ち株の80%を買い取
り、経営の主導権を握る。買収額は10億円程度とみられ、社長も中部電から新
たに派遣する。三菱商事が売却するのは、当初の計画ほど販売が伸びなかったた
めだ。一方で、20%の株式を保有し続け、引き続き電力事業にかかわる。」
12.「関電離れ、企業や自治体千超す 4月の値上げ後」東京新聞 (8月7日
11:11)
⇒http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013080701001103.html
記事「・・・・関電によると、契約をやめた顧客数から契約を結び直した顧客数
を差し引いた数は、4月1日から7月1日までの3カ月間で1050だっ
た。・・・・関電と同時に企業向け料金を値上げした九州電力でも顧客の離脱が
相次いでおり、7月から値上げした四国電力、9月から値上げする北海道電力、
東北電力にも同様の動きが広がりそうだ。・・・・」

新たな発電資源、
13.「川崎にバイオマス発電所建設へ 昭和シェル、国内最大級」西日本[08
月07日 12時10分 更新]
⇒http://qbiz.jp/article/21636/1/
記事「石油元売り大手の昭和シェル石油は7日、川崎市川崎区に木材を使ったバ
イオマス発電所を建設すると発表した。出力は4万9千キロワットで、2011
年に閉鎖した子会社の製油所跡地を活用する。総事業費は約160億円。14年
5月に着工し15年12月に稼働する予定だ。・・・・・昭和シェルは「計画段
階としては国内最大級のバイオマス発電」としている。廃材でつくった木材チッ
プなどを北米から輸入して燃料とし、再生エネルギー固定価格買い取り制度を利
用して他電力などに販売する。一般家庭約8万3千世帯の年間消費量に相当する
電力を供給できるという。・・・・・」

九州では、
14.「九電副社長ら招き、あす8日質疑」佐賀新聞8月7日
⇒http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2527812.article.html
記事全文「佐賀県議会原子力安全対策等特別委員会(石丸博委員長、36人)は
8日、玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)の新規制基準に基づく安全審査に
ついて、九州電力から参考人を招致し、質疑を行う。・・・ 九電からは山元春
義副社長、今村博信玄海原発所長らが出席。原子力規制委員会に提出した新規制
基準に対する適合性確認のための申請内容について説明する。 ・・・・各会派
を代表し、伊東猛彦議員(自民)、武藤明美議員(共産)、徳光清孝議員(県民
ネット)の順で質疑を行い、その後、フリー形式で質疑する。」
・・・・・・・佐賀県議会、しっかりしてくださいね。

こんな事件もおきていると、
15.「九電関係者装い電話・訪問 県内は3件発生」佐賀新聞8月7日
⇒http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2528010.article.html
記事「九州電力関係者を装い、電話をかけたり、自宅を訪問したりする事案が本
年度に入って宮崎県を中心に急増している。佐賀県内でも電気設備の点検などを
装い、金銭的被害が出たケースも確認されており、同社は注意を呼び掛けてい
る。・・・・」
15’. 「『九電』装う電話・訪問急増 数十万円被害も」西日本 [08/07 21:10]?
⇒http://qbiz.jp/article/21652/1/
記事「九州電力は7日、九電関係者を装う電話勧誘や訪問販売が4?7月に九州
7県で245件と急増し、既に前年度の1年間(82件)を上回ったと発表し
た。九電は5月に家庭向け電気料金を値上げしており、「電力使用量が減る」
と、不要な器具を数十万円で買わされたケースもあるという。・・4月前半に宮
崎県で問い合わせや連絡が112件と集中したため、九電は同17日、同県内で
注意を呼びかけていた。7月末現在では、宮崎196件▽福岡29件▽鹿児島8
件?などと、熊本を除く6県で前年度を上回るペースになっている。・・・・」

いま届いた西日本新聞朝刊では、1.~5’間での一連の汚染水問題の記事が3面
に図解入りであります。
見出しに、「首相『東電には任せない』」とあるが、果たして如何ような体制で
臨むのか?
すぐ横に、
16.「自民にも原発慎重派!? 小委で新増設凍結案、反発相次ぐ」
⇒http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/article/31679
記事「・・・村上誠一郎委員長は7日の会合で、使用済み核燃料の最終処分の方
法や処分先が決まるまで、原発の新増設を凍結するよう求める提言案を示し
た。・・・出席者からは反発が相次いだ。・・・・一部議員は「新増設を政府が
否定していない」と指摘。『党の小委員会が凍結を言うのはおかしい』などと批
判した。・・・・提言案とりまとめの行方は不透明だが、村上委員長は会合後、
記者団に『党が国民の安全や将来を真剣に考えているという姿勢を示すべきだ』
と述べた。」
・・・・・委員長、ポーズだけでは困ります!!
6面、
17.「聞き書きシリーズ 原爆を背負って27回 “長崎被災協の結成” 被団協
谷口さん」
12面・13面経済欄に、10.11.の類似記事があります。
30面、
18.「オリバー・:ストーン監督 長崎訪問 原爆が戦争を終わらせた、作り
話」最終更新08月08日 00時18分
⇒http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/31724
19.「被爆地の怒り 母から娘へ “過ち繰り返さないため” 広島 伝承者要
請事業」
20.「原水禁と原水協 長崎で大会開催 核兵器廃絶訴え」
31面には、15’.の記事があります。
今朝の紙面は以上です。

★ 中西正之 さんから:
青柳行信様
<ウェル戸畑での私の「即時原発ゼロの設計図」のネット放送>について報告い
たします。
IWJ(Independent Web Journal)で
さよなら原発!北九州連絡会主催のウェル戸畑での私の「即時原発ゼロの設計
図!」の
講演会がインターネット放送されましたので、お知らせいたします。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/94642

2013年8月3日(土)13時半より、福岡県北九州市戸畑区のウェルとばたにおいて
中西正之氏講演会「即時原発ゼロの設計図!」が開かれた。
■内容(予定)13:30~16:00
a.. 第一部 川内/玄海原発の再稼働を阻止しましょう。緊急行動の提案をし
ます。
      報告 深江守氏(さよなら原発!北九州連絡会 事務局長)
b.. 第二部 即時原発ゼロの設計図
講演 中西正之氏(元燃焼炉設計技術者)
■主催 さよなら原発!北九州連絡会(詳細)
※掲載期間終了後は、会員限定記事となります。
■Ustream録画
録画は、3時間10分でかなり長時間です。
1時間のものが3本と10分のものが1本で見るのは大変です。
ただ、プロジェクターの画面もよく映っており、「即時原発ゼロの設計図!」
の提言はよく説明できたと思います。

「即時原発ゼロの設計図!」は青柳通信に少しずつ投稿したものを、まとめたもので
内容はほぼ同じですが、プロジェクターで図表が使用できることと、口答説明なので
短編的な文章よりは判りやすい事は良いと思われます。

九州電力が原子力規制委員会に川内原発1・2号炉と玄海原発3・4号炉の再稼
動申請書
を提出して、審査が始まっていますが、原子力規制委員会が再稼動の認可をする
前に、これらの
原発の再稼動がいかに不条理なものであるかを、全九州の住民や首長、議会、役
所職員に理解
してもらうことが、重要と思われます。そのために、このインターネット放送が
すこしでも役にたてたらと思い
お知らせいたします。

★ 中田 さんから:
■ここがヘンだよ、日本の原発報道 ドイツ人研究者との対談
 (田中龍作ジャーナル)2013年7月28日記事のご紹介です。
   http://tanakaryusaku.jp/
◆ここがヘンだよ、日本の原発報道 ドイツ人研究者との(田中龍作ジャーナル)
http://tanakaryusaku.jp/ 2013/07/0007615対談

2013年7月28日 00:16  筆者はドイツの研究者から3・11後の「原発報道」につ
いてインタビューを受けた。彼は拙サイトを読んでくれているという。せっかく
の機会なので海外の研究者がなぜ日本の原発報道に興味を持ったか、相互インタ
ビューを試みた。ここにその一部をご紹介する。

 トビアス・ヴァイス氏。ドイツ国籍の研究者でスイスのチューリヒ大学の博士
課程に在学中だ。専門は日本政治。高校生の頃、村上春樹の小説を読んで日本に
興味を抱いた彼は、提携する福井大学に留学経験もある。流暢な日本語を操る30歳。

 ヴァイス氏は3・11当時、日本に滞在していた。1週間後に帰国した際、原発
事故に対するドイツメディアの厳しい論調と、日本マスコミのユルい論調との
ギャップに驚いたことが、研究を始めるきっかけになったという。
 以下、ヴァイス氏とのやりとり。Wはヴァイス氏。Tは田中。

<日本のマスコミはどうなってるの?>
W:ドイツメディアは原発事故を厳しく非難した。日本では事故があったのに原
発が話題にならない。東京新聞以外の新聞には(原発に関するニュースが)あま
り掲載されない。原発に反対する政党もいくつかあるが、メディアが扱わない。

T:メディアは原発の安全神話に加担してきた。なぜかと言えば日本のマスコミ
には電力会社から巨額の広告費が流れているから。勝俣会長(当時)は大震災の
日(2011年3月11日)、記者クラブOBを連れて中国旅行に出かけていた。それも
東電持ちで。私がそのことを追及すると記者席から「そんな質問するな」とヤジ
が飛んだ。ヤジの主は大新聞の記者だった。

<記者クラブは問題?>
W: 記者クラブの存在は外国から見ると大きく思えるが?
T: ガンだ。日本の報道のガンというより日本のガンそのもの。
W: 福島の原発事故で一番問題だったことは何か?
T: 東電と政府が情報を隠したこと。政府はメルトダウンしていることを知って
いて隠し、メディアも知っていたが書かなかった。記者クラブが情報を独占する
から権力がウソをついていることを見抜けなくなる。

<反原発の新聞はある?>
W: 朝日新聞はやや反原発か?
T: そんなことはない。朝日もずっと原発賛成でやってきた。日本で反原発のメ
ディアなんてない。
W: 事故以降マスコミはどのように変化したのか?
T: 事故後は手のひらを返したように書き始めたが、それでも日経、読売、産経
は、みな再稼働推進だ。
W: 東京新聞は評価されていると聞いているが?
T: 東京新聞も反原発になったのは3・11の後です。既存メディアの中では結構
批判的に書いているが、他(の新聞社)はしがらみがあり、追及の手が緩む。事
故後、東京電力では一日2回記者会見をやっていた。当初、記者たちはヤクザ口
調で質問していたが、2週間くらい経って東京電力が質問する際に会社名と名前
を言わせるようになった。とたんに皆、人が変わったようにおとなしくなった。
営業から文句がくるからだ。

原発事故後間もない頃の東電記者会見。答弁しているのは武藤栄副社長。右隣り
に座っているのは松本純一・原子力立地本部長代理(いずれも当時)。=東電本
店 写真:田中龍作=
<ネットの役割>
W: 人々もインターネットで情報を集めるようになった?
T: インターネットがなければもっと隠されていた。メディアがなぜ追及し始め
るようになったかと言えば、ネットで本当の事が出て来たからだ。自分の所でウ
ソをついていることが隠しきれなくなった。メルトダウンしたことは分かっていた。

<反原発運動は政治じゃない?>
W: 日本では反原発運動は政治ではないと言われているらしい。反原発運動は政
治活動ですよ。なんでみんな政治じゃない、政治はやらないと言うのか?
T: シングルイシュー、つまりどこかの政党を支持すると、他の政党を支持する
人が来られなくなるから。政治に関わらずに脱原発だけをやりましょうというス
タンスですね。表向きは。

<安倍政権とメディア>
W: 今回(の選挙で)安倍政権が全然批判されないのは変だ。気になります。民
主党も前回の(第一次)安倍政権もかなり批判されていたようだが。
T: 対立する政党がない、極端に言えば一党独裁だから。新聞社は経営が厳しい
のでひたすらなびく。軽減税率を適用してもらいたい一心だ。

<反原発はなぜ投票行動に反映されない?>
W: 日本では市民と政治が分断されているようだ。投票率が低い。ドイツでは
09年に行われた総選挙が今までで一番投票率が低かったが、それでも70%台です。
W: 日本では皆「気にしないこと」になっている。関心がないのか、なくはない
んだろうが投票に反映されないのは不思議に思う。

T: 原発事故が起こって初めての国政選挙は自民党が圧勝した。不思議に思いま
せんか?
W:  自民党は票を増やしていない。なぜ反原発票がまとまらないのか?反原発
を掲げる政党もバラバラ。そういうことがよくわからない。
T: 東京では原発問題で、混乱を避けるために被曝を隠ぺいした候補Aを知識人
や有名人と言われる人々が推し、被曝隠しを追及する脱原発候補Bを庶民が支持
して競り合った。結局脱原発を訴えるBが当選した。海外から見ても知識人であ
ればAを支持すると思うか?

W: 一般的には言えないと思うが、おかしいと思う。その辺は全く理解できない
ですね。
T:  やはり不思議の国ニッポン?
W: (笑)文化よりは、構造的な問題だと思いますね。権力が自民党に集中した
のが長かった。他に投票できるところがない。投票できる受け皿を作る必要があ
りますね。長期的に見ればやがて日本にも変化が来ると思います

★ 内富@原爆と原発を考える京都市民の会 さんから:
京都では「原爆と原発を考える京都市民の会」主催(ピースムービーメント実行
委員会さんと共催)で8月4日に映画「ひろしま」上映と広島の被爆者の米澤鉄
志さんの講演の集いをひとまち交流館でジャスト80名の参加で行いましたが、
京都新聞の記者さんからこのイベントと米澤さんの新著「ぼくは満員電車で原爆
を浴びた」(小学館)について何かの形で記事にしたいと言われていたので記事
載らないな~と思っていたら今朝の京都新聞朝刊1面に「凡語」(朝日新聞の
「天声人語」に相当)の形で以下の記事が掲載されておりました!皆さん、ぜひ
お読みいただければと思います。

凡語 京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/info/bongo/

原爆を語り継ぐ
 宇治市の米澤鉄志さん(79)は小学5年生だった。疎開先から広島市内の祖
父母宅を訪ねに、母と満員の路面電車に乗っていた

▼爆心地から約700メートル。ピカッと光って、すさまじい音がした。爆風で
乗客は折り重なって倒れ、突き刺さったガラス片で血まみれになった…。米澤さ
んが語るのを、京都市内の集まりで聞かせてもらった

▼母子とも助かったのは、すし詰め状態の電車の真ん中にいたから。外に出ると
真っ暗、黒い雨が降る「生き地獄」を歩いた。たどり着いた疎開先で嘔吐(おう
と)と高熱に苦しみ、頭髪が全て抜けた。母は終戦のころに亡くなった

▼体験の語り部を続けている米澤さんが初めて、「ぼくは満員電車で原爆を浴び
た」(小学館)という本を先月出した。福島第1原発事故に衝撃を受けたから
だ。「これまで原発の放射線の恐ろしさをあまり語らなかった」。被爆者として
の責任を感じたという

▼きのう平和祈念式で松井一実広島市長は、日本政府がインドに原発を売り込む
原子力協定交渉を批判した。参列した安倍晋三首相はどう聞いたろう

▼米澤さんは福島の子どもたちを心配する。内部被ばくの不安、転校先でのいじ
め。自身が体験したことだ。核廃絶の願いは核兵器だけでなく原発にも向かうべ
き。今夏も広島に帰り、語りかけている。

[京都新聞 2013年08月07日掲載]

伝えたい少年原爆体験記。11歳のヒロシマ
http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784092271661

 広島に原爆が落とされたのは、1945年8月6日でした。11歳の米澤鐡志さ
んは、爆心から750メートルの電車内で母親と一緒に被爆します。母親は9月
に亡くなり、母乳を飲んでいた1歳の妹は10月に亡くなります。
 この本は、米澤少年の目で見た、8月6日その日のことと、その後何が起こっ
たか、という記録です。

 ブラウスが突然発火して、体が焼け始める女性、皮膚が布地のように垂れ下
がって、幽霊のように見えた人たち、防火水槽に飛び込んで亡くなっている赤
ちゃんを抱いた女性、川を流れていくたくさんの死体。
 11歳の少年が見た光景を、読者も知ることになります。
 
 「どんなにつらい記憶でも、知らないよりは知ったほうがいいと私は思いま
す。本書は読むのも苦しい内容ですが、きっと未来のための知恵を与えてくれる
でしょう」(京都大学原子炉実験所 小出裕章さんによる「はじめに」より)。

 原爆や核についてお子さんと考えるとき、最適の1冊です。

編集者からのおすすめ情報
 米澤さんは「語り部」として、被爆体験講話を全国各地で行っています。爆心
地1キロ以内での体験の迫力に、米澤さんの「語り」を聞いた人たちは、誰かに
伝えなくては、という思いにかられてしまうのだそうです。

 これまでたくさんあった、本にまとめる誘いをすべて断ってこられましたが、
2011年3月の東日本大震災での福島原発の事故と、ふるさとを追われた福島
の人々を見て、考えが変わり、広島を体験して生き残った自分の役割として、体
験を本の形に残して、これからも多くの人に読んでもらいたい、と思ったのだそ
うです。

 そのころ、この本の文章を担当した由井りょう子さんとの出会いがありまし
た。由井さんは、米澤さんの話を聞き「本にまとめましょう」という提案をしま
す。米澤さんは、本のために追加取材を受けることを決めました。

 この本は、これまで米澤さんの「語り」を聞いたことのある人にとっては、
「やっと本になった」という待ちに待った本、はじめて接する人にとっては「こ
んなすさまじい体験を小学校5年生がしたのか」と驚きとともに知るヒロシマの
現実、という本でしょう。
 米澤さんは、被爆一世の語り部として、最年少です。
 小学校4年生以上で習う漢字にはふりがなをふりました。
 すべての方にとって、原爆被爆の実際を知るために、おすすめです。 
 
 米澤さんの被爆講話申し込み先
 http://www.geocities.jp/hankaku1945/

★ 木村(雅)さんから:
いよいよ討論集会が本日になりました。よろしければご参加願います。

再稼働阻止全国ネットから二つの案内
○8.8(木)再稼働阻止討論会
規制委が再稼働新基準を決定し4電力会社が申請(7月8日)した!
「原発現地と結んでどう再稼働阻止するか8・8討論集会」
再稼働阻止全国ネットワーク

 原子力規制委員会が7月18日に東電からフクイチ海洋汚染の報告を受けてい
たにもかかわらず、東電が汚染水が海に漏れていたことを発表したのは参議院投
開票日の明くる日の22日(月)! これが規制委の実態だ!
 規制委が新規制基準を7月8日に施行し、堰を切ったように4電力会社が12
基の原子炉の再稼働申請を提出、更にフクイチ事故責任企業東電まで柏崎刈羽原
発の申請を目論んでいる。7月16日には最初の「原子力発電所の新規制基準適
合性に係る審査会合」を開始し、原子力マフィアが着々と再稼働に向けて走り出
した。
 再稼働阻止全国ネットワークでは、この重要な時期に如何にして再稼働を阻止
するか、どの原子炉が最初の本命か、現地と結びついてどう阻止していくか、そ
のためには何が必要か、などを考える討論集会を開催します。
是非ご参集願います

・日時:8月8日(木)18時30分開場、19時開会、21時30分終了
・場所:スペースたんぽぽ(たんぽぽ舎が入っているビル4階、水道橋下車5分)
・資料代:500円
・緊急報告:「海洋汚染問題を中心に福1の現状と問題点」(山崎正隆)
・問題提起:規制委員会の罪状、防災と原発立地・周辺の闘い、原発現地の活動等
(阻止ネット事務局)
・主催:再稼働阻止全国ネットワーク
問合せ メール [email protected]
TEL 070-6650-5549、FAX 03-3238-0797(再稼働阻止全国ネットワーク宛と明記)
(東京都千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル5F たんぽぽ舎気付け)

○8.24~25 再稼働阻止・全国相談会 再稼働阻止全国ネットワーク
・日時:8月24日(土)13時~21時
      25日(日) 9時~13時
・場所:スペースたんぽぽ(たんぽぽ舎が入っているビル4階、水道橋下車5分)
・資料代:1000円
・全国の原発立地現地とともに如何にして再稼働を阻止するかを相談します。

○----------集会等のお知らせ----------○

●「さよなら原発!11・10九州集会」(仮称)●
    実行委員会結成集会
日 時:8月18日(日)14時より 
場 所:福岡県教育会館(福岡市東区馬出4-12-22)
  地図:http://tinyurl.com/jwb9de6

 さよなら原発!11.10九州集会(仮称)
ホームページHP http://bye-nukes.com

● 「原発なくそう!九州玄海訴訟」(玄海原発1万人訴訟)●
  第6回口頭弁論期日 9月27日(金)14:00 佐賀地裁
午後12時30分に佐賀県弁護士会館に集合
原告総数 原告総数 6693名(8/7現在)
  ホームページ: http://no-genpatsu.main.jp/index.html

○--------------------------------○
★☆ 原発とめよう!九電本店前ひろば・テント★☆
サマータイム 午前10時から午後3時。(土・日曜・休日は閉設)
     8/10~8/18 まで閉設。
♪ みなさん、一緒に座って・語り合いませんか☆
場所:九州電力本店前 福岡市中央区渡辺通2丁目1-82
地図:http://www.denki-b.co.jp/company/map19.html
★☆ (ひろば・テント080-6420-6211) ☆★
<facebook、twitter、ブログ等で拡散よろしく>

************************
〒812-0041
福岡市博多区吉塚5-7-23
青柳 行信
電話:080-6420-6211
[email protected]
************************


2013平和を語る八月名古屋集会」

JCJふらっしゅ 2286号より


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<新着>
■08・15 2013平和を語る八月名古屋集会」
      「憲法21条とメディア ~テレビは私たちの願いに答えているか~」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●主催 2013平和を語る八月名古屋集会実行委員会

日時:8月15日(木)18;00開場 18:30開演
場所:名古屋市教育館(地下鉄 栄2、3出口すぐ)
参加費:資料代 800円

講演:津田正夫さん(元NHKディレクター、立命館大学・名古屋大学大学院
   非常勤講師(市民メディア論)

主催:2013平和を語る八月名古屋集会実行委員会
  (JCJ東海、平和委員会、憲法会議、全印総連愛知ほか)
協賛:民放労連東海地連名古屋地協、自由法曹団、宗平協ほか

連絡先:T/F 052-531-7284 JCJ東海加藤

副総理の麻生氏、憲法改正で「ナチスの手口学んだら」と発言(4)

JCJふらっしゅ 2286号より


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      ┃Y・記・者・の・「・ニ・ュ・ー・ス・の・検・証・」┃
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■□副総理の麻生氏、憲法改正で「ナチスの手口学んだら」と発言(4)
──「またか」でも「一部撤回」でも済まない=国際常識欠く発言に各紙から徹底批判

 麻生氏は「ナチスの手口を学んだらどうか」と自ら発言したことについて、1日午
前、以下のように主張して、が「ナチス政権を例示としてあげたことは撤回したい」
とコメント文を読み上げ、撤回の理由とした。だが、発言の訂正も謝罪もしていな
い。

1)私(麻生)は憲法改正については、落ち着いて議論することが極めて重要である
 と考えている。この点を強調する趣旨で、同研究会においては、喧騒にまぎれて十
 分な国民的理解及び議論のないまま進んでしまった悪しき例として、ナチス政権下
 のワイマール憲法に係る経緯をあげた。
2)私がナチス及びワイマール憲法に係る経緯について、極めて否定的にとらえてい
 ることは、私の発言全体から明らかである。
3)この例示が、誤解を招く結果となったので、ナチス政権を例示としてあげたこと
 は撤回したい。

 これでは、「ある日気付いたら、ワイマール憲法がナチス憲法に変わっていた。誰
も気付かないで変わった。あの手口に学んだらどうか」の問題部分が存在することへ
の回答になっていないことは明白である。「サイモン・ウィーゼンタール・センタ
ー」(米国のユダヤ人人権団体)のエイブラハム・クーパー副代表が、朝日新聞との
電話インタビューで「発言を撤回したのは適切だった。だが、見たところ彼は今、
(当時は)逆のことを言おうとしたと言っているが、ナチスのたとえを使った理由が
不可解なままだ」と語ったとおりである。

 そのうえ、麻生氏の「撤回」は、訂正なし、謝罪なし、辞任なしである。パフォー
マンスに過ぎないのである。酔っ払いのけんかを収めようとしているわけではないの
である。「誤解を与えたから撤回」する──これで済ませようとするほうがどうかし
ている。よほど稚拙か、根本的な考え違い、認識のくるいがあるようにしか思えな
い。

 まして政府は、麻生氏の「撤回」表明の直後に、菅官房長官が会見で「安倍内閣が
ナチス政権を肯定的にとらえることは断じてない」と政府が用意した国際社会向けの
メッセージを強調したり、外務大臣が同じ言葉を表明したり、首相の安倍氏が同じ言
葉を口にして、政府としての「幕引き」を一方的に宣言、野党6党が求める予算委員
会でのこの件の審議を拒否している。

 政府のこの姿勢から、麻生氏の訂正なし、謝罪なし、辞任なしの「撤回」表明は、
政府ぐるみで行われたことをそのまま示唆している。それはまた、麻生氏の問題発言
は、安倍政権の政治姿勢と深くかかわっているのではないかとの疑念を国内外に抱か
せるのに十分な、奇妙な動きといえる。
 
 麻生氏の問題発言、とりわけ「ある日気付いたら、ワイマール憲法がナチス憲法に
変わっていた。誰も気付かないで変わった。あの手口に学んだらどうか」の部分は、
「ナチスのように誰も気がつかない間に改憲を」の意味なのかどうかが問われてい
る。それを政府も共有しているのか。問題は麻生氏本人だけではなくなっているので
ある。政府が示している審議拒否の姿勢は、断じて許されるものではない。

 麻生氏は発言の訂正も謝罪もしておらず、閣僚の辞任も議員辞職も表明していな
い。早急な訂正・謝罪・辞任が必要だが、なかで問題発言のうちがすばやく「本人が
訂正」しなければならない箇所が、訂正もされていない。この件の審議を拒否してい
る政府も訂正していない。「ワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に変わってい
た」の箇所である。読売新聞と産経新聞が、見かねたように、3日付の社説(産経は
「主張」)のなかで指摘している(指摘する社説は朝日新聞などから、両紙より早く
出ている)。

 読売新聞は<ワイマール憲法は形骸化されただけで、「ナチス憲法」なるものは存
在しない。ヒトラーは、合法的手段によって政権を掌握し、政府が国会審議を経ずに
立法できる全権委任法などで独裁体制の基礎を築いた。ユダヤ人らを強制収容所に送
り込み、大虐殺を引き起こした>と訂正すべき箇所を指摘、産経新聞も<麻生発言の
誤りは、ナチス政権がワイマール憲法を改正し、新たに憲法を制定したかのように理
解していることだ。そのような史実はないことも指摘しておきたい。ナチスは
1933年、暴力を背景に、ドイツ国会において全権委任法を成立させ、ワイマール
憲法を死文化させて独裁につなげたのである>と指摘して、訂正を試みている。

 安倍政権と同じ「改憲推進」の立場にある読売新聞と産経新聞だが、麻生発言につ
いては、その立場からも厳しく批判している。

 先に、麻生氏に猛省を求める産経新聞からみておこう。

 産経新聞は8月3日付「主張」(=社説)で、<麻生太郎副総理兼財務相が、憲法
改正の運び方をめぐる発言で、ドイツのナチス政権を引き合いに出した。お粗末な失
言であり、撤回したのは当然である>として、<発言は日本のイメージや国益を損な
った。麻生氏は重職にあることを自覚し猛省してほしい>と求めた。

 猛省を求める理由については、失言の重大さに加えて、<憲法改正論議そのものが
水をさされる事態を避けなければならない>ことをあげた。ただし、麻生氏の失言に
ついては、<発言の全文を読めば、麻生氏にナチスを正当化する意図がないことは明
らかだ。しかし、「学んだらどうか」といった、ナチスの行為を肯定すると受け取ら
れかねない表現を用いたのはあまりに稚拙だった>とした。

 <憲法改正論議そのものが水をさされる事態を避けなければならない>という産経
新聞の立場との関連では、1)安倍晋三政権の「右傾化」と結びつけようとする批判
などは論外、2)首相や自民党は、引き続き国民の理解を求め、憲法改正の重要性を
主張していくべき、3)麻生発言を捉え、憲法改正は反民主主義的というのは曲解、
などを主張し、<冷静さは大切だが、国民の多数が望んでいる憲法改正をめぐる議論
は正々堂々と進めればよい>とした。

 読売新聞は8月3日付社説「麻生財務相発言 ナチスにどう改憲を学ぶのか」で、
<これが首相経験者の言うことなのか。現在の重要閣僚としての資質も疑わざるを得
ない>と厳しく指摘、 麻生氏は発言を撤回したものの<日本の国益も損ないかねな
い事態だ>と、発言のもたらした事態の深刻さを強調した。

 また、麻生氏は2日の記者会見で、「狂騒の中で、いつの間にか、ナチスが出てき
た。悪あしき例で、我々は学ばないといけないと申し上げた」と釈明したが、<それ
が真意というなら、「手口に学べ」という表現は全く不適切だ>と斬り捨てている。
さらに、<憲法改正に絡めて持ち出した意図も全く理解できない。憲法改正には国会
の発議だけでなく、国民投票が必要であり、「いつの間にか」改正できるはずがな
い>と麻生氏の発言を批判、<麻生氏の発言が、憲法改正を掲げる安倍政権にとっ
て、打撃となったのは間違いない>とした。

 社説はまた、<参院選での大勝で政権のタガが緩んできたのではないか。麻生氏の
発言には傲おごりも垣間見える>と政権のおごりを指摘して締めている。

 以上から、産経新聞は麻生発言を厳しく戒め猛省を求めながらも、麻生氏の「撤
回」での幕引きを受容する立場のようだ。また麻生氏の釈明について、産経新聞は、
<「学んだらどうか」といった、ナチスの行為を肯定すると受け取られかねない表現
を用いたのはあまりに稚拙だった>で済ませているが、読売新聞は<それが真意とい
うなら、「手口に学べ」という表現は全く不適切だ>と批判しており、その主張や論
じ方には隔たりがあることがわかる。

 読売新聞は、麻生氏が<憲法改正に絡めて持ち出した意図も全く理解できない。憲
法改正には国会の発議だけでなく、国民投票が必要であり、「いつの間にか」改正で
きるはずがない>とさらに批判を加えた際に、民主党の海江田代表が「憲法改正は侃
々諤々かんかんがくがくの議論をすべき問題だ。こっそりやってしまえばいいなどと
いう、民主主義を無視した発言だ」と批判していることを例示として取り上げてい
る。うがった見方をすれば、これは改憲潮流を民主党にも拡大しようとする意図が含
まれるとも受け取れるが、この点も、産経新聞が<麻生発言を捉え、憲法改正は反民
主主義的といった曲解もなされている>として、麻生氏の発言の真意が<「いつの間
にか」「誰も気づかないで」憲法が改正されるのが望ましい>とするところにあるか
どうかの判断を、明確にしていない点と確実に対比されるべき点であるように思う。

 なお産経新聞は、<発言の全文を読めば、麻生氏にナチスを正当化する意図がない
ことは明らかだ>と断じ、一方で、<しかし、「学んだらどうか」といった、ナチス
の行為を肯定すると受け取られかねない表現を用いたのはあまりに稚拙だった>とし
た。しかしながら、右翼カルトと称されるなかには、ナチスの失敗は失敗と共有しな
がらも、ナチスやその同盟軍について「なぜ負けたのか」「負けないための方策」に
関心を集中させる流れも存在する。

 文脈や言い回しを無視して、<護憲と叫んで平和が来ると思ったら大間違いだ。改
憲は単なる手段。狂騒、狂乱の中で決めてほしくない><我々を取り巻く環境は何な
のか、状況をよく見た世論の上に憲法改正はなし遂げられるべきだ><ドイツのヒト
ラーは、ワイマール憲法という当時欧州で最も進んだ憲法下で出てきた。憲法がよく
てもそういうことはあり得る>などの麻生氏の前段の発言から、麻生氏はナチスを否
定的にとらえているとし、それを理由に、後段の<ある日気付いたら、ワイマール憲
法がナチス憲法に変わっていた。誰も気付かないで変わった。あの手口に学んだらど
うか>の発言について、稚拙だがナチスを否定的に語ったものだと安易に断ずること
は困難であることも、あらためて指摘しておかねばなるまい。「ナチス(あるいは大
日本帝国)はあそこまではよかったのだが、そのあとがね…」という立場からは、ナ
チス(あるいは大日本帝国)は乗り越えられるべき対象であり、否定されつつも援用
されうる対象となりうることを忘れるわけにはいかないだろう。
 
 新聞では、産経新聞が、麻生氏の<あの手口に学んだらどうか>の深刻な問題発言
について、<稚拙だった>にとどまる甘い判断を示したことは、記憶されていい。放
送についても、各局のこの件の扱いの姿勢について、検証を急がねばなるまい。

 ここまで、3日付の読売新聞社説と産経新聞「主張」とをみてきた。

 本稿の(2)で紹介したように、この件については、琉球新報が1日付で社説<麻
生氏「ナチス」発言 看過できない重大問題だ>を出した。私の知る限りでは、この
社説が「麻生ナチス発言」を論じた最初の社説である。その後も4日までに私が確認
できたものだけでも、2日には北海道新聞、朝日新聞、毎日新聞、沖縄タイムスの4
紙が、3日には河北新報、新潟日報、東京新聞、神奈川新聞、信濃毎日新聞、中国新
聞の6紙(読売新聞、産経新聞を入れると8紙)が、4日には、愛媛新聞が社説で取
り上げた。麻生ナチス発言の問題を厳しく掘り下げ、麻生氏と政権の責任を厳しく問
う社説が並んだ。ここでは2日掲載の各紙の社説を、それぞれ見てゆくことにする。

 北海道新聞は2日、社説として「ナチス発言 軽率で見識欠く麻生氏」を掲げた。
 書き出しは、<「撤回したい」で済まされるものではない>。
 麻生氏の発言は「独裁政治の肯定と受け止められても仕方ない」、「歴史を反省
し、民主主義の発展を目指す各国の努力を軽視するものだ。あまりに軽率であり、見
識を疑う。謝罪すべきだ」としたうえで、「内外から批判が噴出している。安倍晋三
政権ナンバー2の発言だ。本人だけでなく、政権の姿勢が問われる。首相の説明が求
められる」と麻生氏の発言を厳しく断罪し、あわせて首相の説明と政権の責任を問う
ている。

 ナチスが実権を握る過程については、1)国会議事堂放火事件や、それに伴う緊急
令の発動などがあった。謀略に満ちた体制転換だったとの歴史観が国際的に定着して
いる、2)議会を骨抜きにし、一党支配を地方にまで徹底させ、軍事力増強による対
外侵略とユダヤ人虐殺に走った、と整理、<そのナチスの政治手法に「学ぶ」という
発想が理解できない>としたうえで、麻生氏について<首相経験者としても批判を免
れない>ことを強調した。海外でさまざまな批判が広がっていることについては、麻
生氏には<国際社会の「常識」について認識>が足りないと指摘して、<麻生氏の言
動は国益を損ねている>と厳しい言葉で批判している。

 野党に対して、召集された臨時国会では、麻生氏に真意をただし、首相に説明を求
めるべきだと注文をつけ、「安倍政権は改憲に向けた意欲を強めている。政権中枢に
いる麻生氏の発言には、国民の目の届かないところで議論を進める意図が隠されてい
ないか」「麻生氏の発言は安倍政権の体質を図らずも浮き彫りにした」として、警鐘
を鳴らした。最後は、「首相はことの重大さを認識し、疑念の払拭(ふっしょく)に
努めなければならない」と求めて、締めている。

 朝日新聞は2日、社説として「麻生氏の発言─立憲主義への無理解だ」を掲げた。
 麻生氏は「誤解を招く結果となった」と発言を撤回したが、<明確に謝罪はしてい
ない>し、<発言の核心部分の説明は避けたまま>であることを指摘した。

 麻生氏の「ある日気づいたら、ワイマール憲法がナチス憲法に変わっていたんです
よ。だれも気づかないで変わった。あの手口に学んだらどうかね」の発言について
は、「普通に聞けば、ナチスの手法に学ぶべきだと言っているとしか受け止められな
い」とした。また、「事実認識にも問題がある」として、1)ヒトラーは巧みな演説
で国民を扇動し、まさに狂騒の中で台頭した、2)首相に就任すると、国会の同意な
しに法律をつくる権限を政府に認める全権委任法を制定、3)これでワイマール憲法
は実質的に停止された、とナチスが実権を握る過程をたどったうえで、<「ナチス憲
法」なるものができたわけではない>と、麻生氏の発言のうち「ワイマール憲法がナ
チス憲法に変わっていたんですよ」の部分について、事実認識の間違いを糺した。

 そのうえで、以下をきびしく問いかけている。これは非常に大事なポイントであ
り、この機会に日本の市民社会としてあらためて確認しておくべき事柄である。

・だれも気づかないうちに憲法が変えられることなど、絶対にあってはならない。
・ましてやヒトラーを引き合いに出し、その手法を是と思わせるような麻生氏の発言
 は、撤回ですむものではない。
・当時のドイツでは、ワイマール憲法に定める大統領緊急令の乱発が議会の無力化と
 ナチスの独裁を招き、数々の惨禍につながった。
・こうした立憲主義の骨抜きの歴史を理解していれば、憲法論でナチスを軽々しく引
 き合いに出すことなど、できるはずがない。

 この認識に立ち、憲法改正草案をまとめ、実現に動こうとしている自民党に対し、
「議論にあたっては、歴史や立憲主義への正しい認識を土台にすることが大前提だ」
と共通の土台の確認を求め、首相の安倍氏に対しては、<安倍首相は、「ナチスの手
法に学べ」と言わんばかりの今回の発言を、どう整理するのか。前言撤回で幕引きを
はかるのではなく、きちんとけじめをつけなければ、まともな憲法論議に進めるとは
思えない>ときびしく注文をつけて、首相の認識を問うている。

 毎日新聞は2日、社説として「麻生氏ナチス発言 撤回で済まない重大さ」を掲げた。
 書き出しは、<何度読み返しても驚くべき発言である>。
 麻生氏の発言は、<改憲と国防軍の設置などを提言する公益財団法人「国家基本問
題研究所」(桜井よしこ理事長)が東京都内で開いた討論会にパネリストとして出席
した際のもの>であることを紹介した後、発言を要約し、麻生氏が「ナチス憲法」と
したのは、<実際には憲法ではなくワイマール憲法の機能を事実上停止させ、ナチス
独裁体制を確立させた「全権委任法」と呼ばれる法律を指しているとみられる>と整
理、<麻生氏の史実の押さえ方もあいまいだが、この変化が後に戦争とユダヤ人虐殺
につながっていったのは指摘するまでもなかろう>として、まず認識を糺した。

 そのうえで、<いずれにしても麻生氏はそんな「誰も気づかぬうちに変わった手
口」を参考にせよと言っているのだ>と指摘して、<そうとしか受け止めようがな
く、国際的な常識を著しく欠いた発言というほかない>きびしく断罪している。さら
に、麻生氏が「喧騒(けんそう)にまぎれて十分な国民的議論のないまま進んでしま
ったあしき例として挙げた」と弁明している点については、<だとすれば言葉を伝え
る能力自体に疑問を抱く>として、弁明そのものについて疑念を投げかけている。

 また麻生氏の「日本の憲法改正も狂騒の中でやってほしくない」との発言について
は、自民党が長期間かけてまとめたと強調する草案に対し、「一時的な狂騒の中で反
対してほしくない」という意味ではないか、「本音音はそこにあるとみるのも可能で
ある」と問いかける。海外からの批判、野党が求める閣僚辞任の声は、「当然だろ
う」とし、<これまでも再三、麻生氏の発言は物議をかもしてきたが、今回は、先の
大戦をどうみるか、安倍政権の歴史認識が問われている折も折だ。「言葉が軽い」と
いうだけでは済まされない>とあらためて、きびしく安倍政権の政治にあたる姿勢を
糺し、臨時国会での麻生氏に対する質疑を求め、安倍首相に対して<頬かぶりしてい
る場合ではない>と強調している。

 沖縄タイムスは2日、社説に<[麻生氏発言]国際常識がなさ過ぎる>を掲げた。
 書き出しは、<こんな非常識な発言をする政治家が、政権中枢を担っているのか。
そんな思いでニュースに接した人も少なくないのではないか>。
 麻生氏の「あの手口を学んだらどうか」の発言について、<戦前ドイツのナチス政
権時代のやり方を見習え、との趣旨の発言としか捉えられない。国内外から批判が集
まるのも当然だ>との判断を示し、麻生氏の「「状況をよく見た世論の上に憲法改正
は成し遂げられるべきだ。そうしないと間違ったものになりかねない」との発言は、
「熱狂の中での改憲」を戒めるのが真意であれば、<人類史上まれにみる非道な権力
集団であるナチスを、なぜ引き合いに出す必然性があったのか>と問い返して、麻生
氏の発言は<不穏当であることは論をまたない>と厳しく批判した。

 あわせて、麻生氏の発言撤回については、<またか、との印象をぬぐいきれない>
として、麻生氏が2008年の自民党幹事長時代にも、民主党が参院第1党としての
自覚を持つべきだと指摘した上で「かつてドイツは、ナチスに1回(政権を)やらせ
ようとなって、ああいうことになった」と発言し、民主党をナチスになぞらえるよう
な見解が物議を醸したことを例示している。
 また、日本維新の会共同代表の橋下大阪市長が麻生氏を擁護して、「政治家だとこ
ういった批判は出るが、エンターテインメントの世界ならいくらでもある」と持論を
述べたことについて、<問われているのは政治家としての見識と自覚である>と厳し
く糺し、首相経験者でもある麻生氏の発言は日本の国際的な信頼やイメージの失墜を
もたらすものであり、<麻生氏を重要ポストに処遇してきた首相の任命責任が問われ
るのも言うまでもない>として、社説を結んでいる。

           *      *      *      
           
 安倍政権は、麻生氏の重大な問題発言について、頬かぶりしたまま遁走を続けてい
る。

 この状態が続くことは、安倍政権は麻生氏の発言と「どこかで通底」どころか、麻
生氏の発言は安倍政権そのものの政治姿勢であり考え方であることを自ら証明するこ
とになる。

 安倍氏は内閣法制局の山本庸幸長官を退任させ、後任に「集団的自衛権に関する政
府解釈見直しに前向き」とされる小松一郎駐フランス大使を充てる方針を決めてい
る。この動きこそ、国民の目のとどかないところで「改憲」へとつながる「解釈改
憲」の動きである。

 昨年末に政権へとようやく復帰し、今夏の参院選では大勝した自民党は、自らの政
権基盤をここで確たるものにしようと、国民が権力の暴走を監視する憲法から、政権
が国民を支配し管理しようとする憲法への作りかえを謀っている。野党から、これま
での「復帰劇」のなかで、安倍政権の面々の心は跳ね上がり、おごりを取り戻し、こ
のまま自らのシナリオに沿って、あの「途中まではよかったナチス」も成し遂げられ
なかった強大な「2世議員」国家をつくりだしてみせると、前のめりになっているの
だろうか。

 しかしながら、すでに麻生氏の暴言は国内だけでなく世界から注視されている。安
倍政権の幼稚な復古改憲国家主義の野望は、国内だけでなく世界の監視網のなかにあ
る。

 彼らはもはや、彼らを生かさず殺さずに使おうとする勢力にこびて生き残りをほか
に道はないが、日本の市民社会は彼らにも、そうした勢力にもこびて生き残りをはか
る必要はない。

 その歴然とした違い、その差が彼らをいつ、どのように追い詰めてゆくか。古臭く
後ろ向きの「志」しかもたず、それに固執してやまない自民党に未来はない。

 この二度目の政権復帰は、その完全なる退場へと続く厳しい道のりの過程でしかな
いことを、自民党を政権から引き摺り下ろし、政権交代を成し遂げた日本の市民はよ
く知っている。

 生煮えの民主党政権は終わったが、その政権を終わらせたのも日本の市民の力であ
ることを、自民党は政権復帰の涙と参院選大勝のおごりで、見えなくなっているので
はないか。

 日本の政治家は、努々、日本の市民の力、市民とジャーナリストの連帯の力を忘れ
てはならない。市民の、市民による、市民のための政治の実現に向けて、日本社会は
着実、確実にそのプロセスを踏む途上にある。その歩みを止めてはならない。止めさ
せるようなことがあってはならない。


【主張】 麻生氏失言 改憲論議への影響避けよ(産経新聞3日)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130803/plc13080303100005-n1.htm
麻生財務相発言 ナチスにどう改憲を学ぶのか(8月3日付・読売社説)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20130802-OYT1T01514.htm
ナチス発言 軽率で見識欠く麻生氏(北海道新聞社説2日)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/483283.html
麻生氏の発言─立憲主義への無理解だ(朝日新聞社説2日)
http://digital.asahi.com/articles/TKY201308010458.html
社説:麻生氏ナチス発言 撤回で済まない重大さ(毎日新聞社説2日)
http://mainichi.jp/opinion/news/20130802k0000m070123000c.html
社説[麻生氏発言]国際常識がなさ過ぎる(沖縄タイムス社説2日)
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2013-08-02_52422
ナチス発言/基本的な見識が疑われる(河北新報3日社説)
http://www.kahoku.co.jp/shasetsu/2013/08/20130803s01.htm
麻生氏舌禍 歴史学んでから発言せよ(新潟日報3日社説)
http://www.niigata-nippo.co.jp/opinion/editorial/20130803058673.html
国会始動 「一強」に緩みはないか(東京新聞3日社説)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013080302000134.html
ナチスは手本にならぬ(神奈川新聞3日社説)
http://news.kanaloco.jp/editorial/article/1308030001/
麻生氏の発言 「またか」では済まない(信濃毎日新聞3日社説)
http://www.shinmai.co.jp/news/20130803/KT130802ETI090005000.php
麻生氏の失言 一部撤回では済まない(中国新聞3日社説)
http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh201308030099.html
麻生氏のナチス発言 国内外への説明責任を果たせ(愛媛新聞4日社説)
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/shasetsu/ren017201308040866.html

☆原発とめよう!九電本店前ひろば第840目報告☆

青柳行信です。 8月7日。

「きみへ」 さよなら原発! 
http://twitsound.jp/musics/tsMDocgv4

【転送・転載大歓迎】
☆原発とめよう!九電本店前ひろば第840目報告☆
呼びかけ人賛同者8月6日2924名。
★原発とめよう!の輪をひろげる【呼びかけ人】8月6日4名。
   江島芳記 田中良之 合戸正合・喜公子
★私たちの声と行動で原発・再稼働は止められます。★
<ひろば・想い・感想・ご意見等 嬉しいです>

★ 横田つとむ さんから:
 青柳さま
疲れさまです。
6日は、広島の平和の記念日ででした。
オリバー・ストーン氏のスピーチが よかったです。
あんくるトム工房
ひろしま 平和記念日   http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/2561

★ 橋本左門 <無核無兵・毎日一首> さんから:
 ☆原爆は「絶対悪」と広島市長 依存する諸政府は悪を知るべし
    (左門 8・7-376)
※広島市長平和宣言。安倍首相・アメリカ駐日大使を目の前にして、
被爆者の立場から「世界の為政者のみなさん、いつまで、
疑心暗鬼に陥っているのですか。
威嚇によって国の安全を守り続けることができると思ってるのですか。
広島を訪れ、被爆者の思いに接し、過去にとらわれず人類の未来を見据えて、
信頼と対話に基づく安全保障体制への転換を決断すべきではないですか。
ヒロシマは、日本国憲法が掲げる崇高な平和主義を体現する地であると同時に、
人類の進むべき道を示す地でもあります」と訴えました。
投げられたボールを正しく投げ返してください!

★ 前田 朗 さんから:
ブログを更新しました。
原発推進派はたった0.6%!?
http://maeda-akira.blogspot.ch/2013/08/blog-post_6.html

★ 金子譲 さんから:
【Kさんを支える会:一刻も早くKさんを取り戻したい!保釈金醵金協力の訴え】
Kさんの一刻も早い保釈を目指すために新たにチラシを作成し、
広く呼びかける活動が始まっています。改めて、ご協力をよろしくお願いいたし
ます。
http://samadi.cocolog-nifty.com/ksan/2013/08/post-3eb5.html

【Kさんを支える会:手紙、差し入れについてのお願い】
集まった手紙・メッセージ、差し入れは一括して担当者がKさんのもとに届けます。
一部、直接拘置所に送られ、混乱したようですので、
必ず下記住所宛に送るよう、よろしくお願い申し上げます。
http://t.co/GUQd2NDJbq

★ 脱原発・放射能汚染を考える吹田の会 さんから:
青柳 さま
ご苦労様です
「脱原発・放射能汚染を考える吹田の会」のNo.56ができました。
参議院選挙は自民党と公明党の大幅な議席増の結果となりました。
「アベノミクス」の名目でばら撒かれた各種補助金、日銀の露骨
な「景気回復宣言」、そしてマスコミの自民党と維新中心の選挙
報道は、「脱原発・再稼働反対」の多数派を「選挙難民」として
しまいました。安倍政権の原発推進を押しとどめ、「脱原発・再
稼働反対」を実現するためには、運動の責任はより重要となりま
した。
闘いの中から確信と力をもらおうと思って、26日に首相官邸前
抗議行動と経産省前テントひろばに参加してきました。
そして2日には関電本社前抗議行動に参加しました。
原発がすべてなくなるまで、そして再稼働を許さないためには、
闘いをやめることはできないとの意気込みを感じ、我々も微力で
あっても闘いつづける決意を新たにしました。

月2回、金曜日に続けられている関電本社前での抗議行動は、
コンスタントに200人程度の参加で抗議が行なわれています。
次ぎは盆休みのあと8月30日の午後6時半から8時まで行なわ
れます。是非ご参加下さい。そして300人、500人、1000
人と拡大して行きましょう。

★ 舩津康幸 さんから:
おはようございます。
昨日は、広島に原爆が投下されて68年、ネットでもその記事が多くみられます。
海外では原発に関する異例の動き?など、後半で紹介します。
さて、厳粛な式典でも、この人はとんでもない、犠牲者・被爆者そして原発被災
者に顔向けできない、
1.「首相はフクシマ触れず 配布原稿には明記、広島市での式典あいさつ」西
日本最08月07日 00時11分
⇒http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/31492
記事全文「安倍晋三首相は6日、広島市で行われた平和記念式典のあいさつで、
2011年3月の東日本大震災の発生以来、歴代首相が言及してきた東京電力福
島第1原発事故に触れなかった。首相側は特別な意図はないとしているが、野党
は『原発の海外輸出や再稼働に前のめりな首相が意図的に外した』と指摘してい
る。・・・原爆と原発事故は放射能被害という共通点があることなどから、11
年の記念式典で民主党の菅直人首相(当時)は『原発に依存しない社会を目指
す』とあいさつ。昨年も同党の野田佳彦首相(同)が『脱原発依存の基本方針の
下、安心できるエネルギー構成の確立を目指す』と触れた。・・今回、報道機関
に配られたあいさつ文書には『一昨年、原子力災害を経た者として、原子力の
最も安全な利用を世界に先駆けていく責めを負うところとなった』との一文が
あったが、首相はこの部分を読まなかった。・・・式典後、官邸関係者は「もと
もと原稿に入れる予定もなく、完全な手違い」と説明。菅義偉官房長官も会見
で、特別な意図は「全くないと思う」と釈明した。」
・・・・おそらく原発輸出の支障がでると思ったのではないか、その程度の認識
でしょう。
1’.「原爆は『絶対悪』 ヒロシマ被爆68年 核兵器廃絶、平和誓う (8月6
日 13:56)
⇒http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013080690135606.html
1”.「広島のように復興したい」=松井市長と面会-福島県浪江町長 」時事通
信08/0617:36
記事全文「平和記念式典に出席するため広島市を訪れていた福島県浪江町の馬場
有町長は6日午後、松井一実市長と市役所で面会した。馬場町長は、東京電力福
島第1原発事故で住民避難を強いられたまま、除染やがれき処理などが進まない
現状を説明。その上で『時計の針が止まったようで、心折れる感じもするが、頑
張って広島市のように復興したい』と決意を語った。」

福島第1原発事故現場では、
2.「東電、汚染水の遮水壁越え可能性認める 識者ら現場視察」朝日デジタル
8月6日20時37分
⇒http://www.asahi.com/national/update/0806/TKY201308060388.html?ref=com_top6
記事「・・・・・・有識者や原発周辺市町村の担当者らでつくる福島県の協議会
が6日、遮水壁工事など汚染水対策の現場を視察した。東電は協議会に、地下の
汚染水が遮水壁をすでに乗り越えている可能性を初めて認めた。8月末に予定し
ていた遮水壁手前での地下水のくみ上げを急きょ前倒しし、今週末から開始す
る。 ・・・・・」
福島第1事故現場では、人が近寄れない今の不明のまま、
3.「第1原発3号機で再び湯気 東電『低温多湿で出現か』」福島民友
(08/06 09:55)
http://www.minyu-net.com/news/news/0806/news10.html
記事「東京電力は5日、福島第1原発3号機原子炉建屋の5階中央部で約4時間
30分にわたり、再び湯気が上っているのを確認したと発表した。湯気は4日朝
から見えなくなっていた。東電は『気体は一定程度出続けているとみられ、低温
多湿といった温度や湿度の変化で見えるようになった』としている。・・・・」

被災地フクシマでは、
4.「被災転校受け入れいまだ2万人超 『多くが戻れず』」西日本(最終更新
08月06日 18時35分)
http://www.nishinippon.co.jp/feature/earthquake/article/31425
記事「・・・・被害が大きかった岩手、宮城、福島の3県から他の都道府県に
移ったのは1460人減の1万2803人。東京電力福島第1原発事故による影
響が大きい福島からが1万986人で大半を占めた。宮城は1474人、岩手は
343人だった。・・・・・・文科省は『被災した県からの流出には歯止めがか
かりつつあるが、いまだに多くの子どもたちが元の居住地に戻れていない』とし
ている。・・・・」

5.「風評被害を本県と茨城、栃木共通課題に FIT構想推進協」福島民友8月6日
⇒http://www.minyu-net.com/news/news/0806/news8.html
記事「本県(福島)と茨城、栃木の3県が連携して広域的な地域づくりを推進す
るFIT構想推進協議会(会長・佐藤雄平知事)は5日、栃木県茂木町で総会を
開いた。東京電力福島第1原発事故による風評被害を3県共通の課題として共
有、国に対し対策に関する財政支援などを要望することを決めた。同協議会が国
への要望項目をまとめるのは東日本大震災後初めて。・・・・・・」
5’.「国が風評払拭を 福島、茨城、栃木3県 輸出促進、観光に財政支援」
福島民報08/06 08:46
⇒http://www.minpo.jp/news/detail/2013080610097
記事「・・・・・原発事故に伴う賠償をめぐっては、本県と茨城、栃木、群馬、
新潟の5県が、政府の賠償責任を原子力損害賠償法で明確に位置付けるよう法改
正を求める方針を決めている。」

宮城県をはさんで北側の岩手県でも、
6.「(岩手県)一関、線量21戸基準超 年内にも除染方針 市調査結果
(8/6 06:10)
⇒http://www.kahoku.co.jp/news/2013/08/20130806t33011.htm
記事「福島第1原発事故で国の『汚染状況重点調査地域』に指定されている岩手
県一関市は5日、除染の必要性を把握するため、住宅や事業所約2万1000戸
を対象に実施した『空間放射線量調査』の結果をまとめた。平均線量が国の基準
値の毎時0.23マイクロシーベルト以上となったのは21戸で、最高値は毎時
0.28マイクロシーベルトだった。・・・調査対象は市が2012年5月に策
定した除染実施計画で定める一関、花泉、千厩、東山など19地区の住宅と事業
所。雨どいなど、局所的に基準値を上回った場所は6137カ所あった。同時に
行った市道調査で平均が基準値以上となったのは11路線だった。・・・市は基
準値以上の21世帯で年内をめどに除染を実施。局所的に高い線量が測定さ
れた場所は自治会などの協力で年度内に除染される。市道は除染法を検討する。」
栃木県、
7.「市主導で2000世帯の住宅除染実施へ 大田原市」? 下野新聞8月6日朝刊
⇒http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20130805/1105895
記事「【大田原】市は5日までに、空間線量率が毎時0・23マイクロシーベルト
以上の約2千世帯を対象に9月から、市主導で住宅除染を行う方針を固めた。
・・・昨年12月から受け付けていた一般住宅除染の申請率が約9・6%と低調
だったことを受け、申請制から市主導の方式に切り替える。市危機管理課は「申
請制では住宅ごとの『点』での除染だったのが今後、『面』での除染が進むこと
になる」としている。」
茨城県、
8.「霞ケ浦の除染ガイドライン改訂など要望  市民団体が知事や国に」常陽
新聞8月6日
⇒http://www.joyo-net.com/
記事「・・・・・霞ケ浦・北浦の放射能対策を求め、署名活動などを行っている
市民団体「いのちの水・霞ケ浦を守る市民ネットワーク」(助川弘之、飯島博共
同代表)は5日、橋本昌知事あてに、除染措置に関するガイドラインの改訂と、
常陸川水門(逆水門)の河口堰への変更を国に求める要望書を提出した。・・国
へも同様の要望を行い、『周辺住民などは日増しに危機感を募らせている』とし
て早い対応を求めている。・・同ネットワークは昨年1月から放射能問題などに
ついて4回の要望や申し入れを行ってきた。・・・・・」

電力会社の動き、
9.「元東京電力福島第1原発所長の故吉田昌郎氏の告別の会」時事通信
08/0621:06
⇒http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013080600946
記事全文「故吉田昌郎氏(元東京電力福島第1原発所長、7月9日死去)の告別
の会 8月23日午後1時から東京都港区南青山2の33の20の青山葬儀所
で。東電主催。喪主は妻洋子(ようこ)さん。」
10.「『多大の負担』をおわび=電力3社の社長」時事通信08/0620:58
⇒http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013080600942
記事「・・・・・家庭用電気料金の値上げを認可された北海道、東北、四国の電
力3社の社長は6日午後、それぞれ地元で記者会見し、(おわび)、・・・・・
9月からの値上げ実施決定を踏まえ、東北電と四国電は2014年3月期の連結
業績予想を一部公表。売上高を東北電が前期比12.1%増の2兆100億円、
四国電が12.2%増の6300億円と見込んだが、損益予想はともに引き続き
未定とした。・・・・・・」

原発立地自治体の動き、
11.「東電の安全審査、容認=(新潟県)柏崎刈羽原発、県は了承せず-地元
自治体」時事通信08/0619:14
⇒http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013080600520
記事「・・・・・・一方、東電の広瀬直己社長は資源エネルギー庁で上田隆之長
官と会談し、安全審査申請を地元自治体の柏崎市と刈羽村が事実上了承したと報
告。上田長官は『前進と受け止めている』としながらも、引き続き新潟県の理解
を得るよう求めた。・・・・報告後、広瀬社長は記者団に『市、村の了承をきっ
かけに改めて泉田知事に面会を申し入れた』とした上で、『(県の了承なしの申
請は)考えていない』と言明。上田長官は、国として東電と県の仲介に乗り出す
考えのないことを強調した。・・・・会田市長は6日、同原発の横村忠幸所長に
会い、東電が計画する6、7号機への『フィルター付きベント』の設置を、了解
する意向を伝えた。・・・・フィルター付きベントは、放射性物質を低減し
ながら格納容器の圧力を外部に逃す排気設備で、原発の新規制基準で設置が求め
られている。市長は安全審査申請の条件として、ベントの運用を自治体と十分に
協議することなどを挙げた。その上で『原発再稼働を認めるものではない』とし
た。」
12.「申請自体は問題ない」=東海第2原発の安全審査-橋本茨城知事」時事
通信08/0618:09
⇒http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013080600788
記事「橋本知事は『今でも非常事態が絶対起きないわけではない。フィルター付
きベント設置や防潮堤の建設もやってもらえばいい』と語った。また、『再稼働
に結びつくかどうかは別問題』として、安全審査を申請しても、直ちに原発を再
稼働できるとは限らないとの見方を示した。・・・・・」

政府は、
13.「運転終了後も料金で回収=原発の廃炉費用-会計制度見直し・経産省」
時事通信08/0619:10
⇒http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013080600845
記事「経済産業省の作業部会は6日、原発の廃炉に関する会計制度の見直し方針
案をまとめた。原発の運転終了が決まった時点で積み立て不足があった場合に関
連費用を一度に損失計上することを求める現行制度を改め、廃炉決定後も10年
間は電気料金で費用を回収することを可能にし、電力会社の負担を軽減するのが
柱だ。方針案を受けて経産省は同省令の改正作業に近く着手し、年内に新たな会
計制度を施行する方針だ。」
・・・・今頃になって、・・・原発は高い電気料金となります。10年?使用済み
核燃料の「処分費用は、その後国が面倒を見る?これも最終的には国民が負担する!
14.「温泉発電普及へ一手 お湯再利用に補助金 経産省検討」東京新聞2013
年8月5日
⇒http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/scheduledstop/list/CK2013080502100012.html
記事「経済産業省が、地下の熱水のエネルギーで発電する「温泉発電」に用いた
後のお湯の再利用事業を支援し、温泉地などの町おこしの後押しを検討している
ことが五日、分かった。ハウス栽培や水産物の養殖、足湯の整備などを行う全国
約二十カ所の事業に補助金を出す。総事業費は約三十億円となる。・・・・・・
温泉発電 温泉のお湯や蒸気を利用する地熱発電の一種。源泉は100度前後と
高温であることが多く、通常は水を加えて温度を下げて使っているが、この熱エ
ネルギーを発電に活用する。専用の発電設備に高温のお湯を入れて、アンモニア
溶液など水より沸点が低い液体を温めて気化させ、その蒸気で発電タービンを回
す。一般的な地熱発電のように地面を深くまで掘る必要がなく、環境への影
響も少ないため、温泉地域が地熱発電を導入する『入り口』として期待されてい
る。」

海外で、異例の、
15.「日本の原発輸出に反対広告 越国営紙、異例の掲載 」西日本(8月6日
19時51分)
http://www.nishinippon.co.jp/feature/earthquake/article/31454
記事「【ハノイ共同】ベトナムの国営英字紙ベトナム・ニューズは6日、日本の
月刊写真報道誌「DAYS JAPAN」による原発輸出反対の全面意見広告を
掲載した。広島原爆の日に合わせたという。・・・ベトナムは日本へ原発2基を
発注することを決めており、東電福島原発事故の後も方針は変わっていない。共
産党の一党支配下で、厳しい言論統制を敷く同国では意見広告自体がまれ。国営
メディアが、国策に反するような内容を掲載するのも極めて異例だ。・・・広告
は「計り知れない危険性があることから、日本の人々は原子力技術の輸出に反対
だ」と訴えている。・・・・ベトナムでは反原発の声はほとんど上がっていない。」
・・・・・・ベトナム政府の何らかの意思を反映しているか???
16.「米原発、計画凍結・撤退相次ぐ シェール革命などで採算厳しく 」日
経新聞8/6 1:11
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM03013_V00C13A8FF1000/
記事「【ニューヨーク=小川義也】米国で原子力発電所の新設計画の凍結や廃
炉、事業者の撤退が相次いでいる。「シェール革命」で天然ガス価格が下落。老
朽化や東京電力福島第1原発事故を受けた規制強化もあり、原発のコスト競争力
が低下しているためだ。原発推進の方針を堅持するオバマ政権下で新設の動きも
あるが「経済性」の壁は高い。日本の原発メーカーの戦略にも影響を与えそう
だ。・・・・」→(以下、有料記事)
・・・・ここでも金が優先の動き、原発を止めるということではない。

再生エネの取り組み、参考資料として、
17.「生協、再生可能エネルギー普及拡大への挑戦(1)」データマックス 8
月 5日 07:00
⇒http://www.data-max.co.jp/2013/08/05/post_16455_is_01.html
17’.「生協、再生可能エネルギー普及拡大への挑戦(2) 」データマックス
8月 6日 07:00
h⇒ttp://www.data-max.co.jp/2013/08/06/post_16455_is_02.html

九州では、
18.「玄海原発に燃料搬入 2号機も再稼働へ準備 」西日本電子版NEW
[08/06 19:48]
⇒http://qbiz.jp/article/21598/1/
記事「九州電力は6日、運転停止中の玄海原発(佐賀県玄海町)2、3号機用の
新核燃料計102体(約67トン)の搬入を終えたと発表した。玄海3号機など
九電の原発4基は再稼働に向けて原子力規制委員会の安全審査を受けている最中
だが、運転開始から30年以上経過した玄海1、2号機は安全審査申請のめどが
立っていない状態。九電は2号機用の新核燃料について『将来の再稼働に備え、
計画通りに搬入した』としている。・・・・ (→以下、有料ページ)
昨日朝刊紙面記事見落とし
19.「原発事業者協が玄海を評価へ 3、4号機」西日本[08月05日 19時02分
更新]
⇒http://qbiz.jp/article/21534/1/
記事「・・・・九州電力は5日、運転停止中の玄海原発(佐賀県玄海町)3、4
号機の安全性について、世界各国の原発事業者でつくる民間組織「世界原子力発
電事業者協会」(本部・ロンドン)による相互評価を受けると発表し
た。・・・・同協会は1989年、旧ソ連・チェルノブイリ原発事故を機に発
足。九電も加盟しており、原発の安全性向上を目的に評価活動などを手掛けてい
る。・・・・九電管内では今年6月に川内原発(鹿児島県薩摩川内市)1、2号
機の相互評価も実施し『設備面や運用管理面で九電の取り組みは適切』との結果
をまとめている。 」

今、届いた西日本新聞朝刊では、原爆の記事がトップから社会面まで続きます。
1面に、1’のと同様の見出し、
2面に、1.と同様の記事が囲み記事としてあります。
3面に、11.の類似記事、
6面に、、
20.「聞き書きシリーズ 原爆を背負って26回 “青年と乙女の結婚” 被団協
谷口さん」
12面経済欄に、13.の類似記事、
23面スポーツ欄に、
21.「歌手 吉川晃司さん 地元広島で始球式 被曝2世」
・・・・・この日の広島―阪神 戦は、鳴り物による応援のない日、だっ
た・・・・・。
26面福岡都市圏、
22.「福島の海「生と死」描く 青いモザイク 曖昧表現 日がしくの画家さ
かいさん 天神で油絵展」
・・・・ギャラリーとわーるで11日まで。
23.見出し「大宰府で『8.6のつどい』平和訴え児童ら熱演」
32面社会欄に、18の記事があり、横に原爆関連の記事が並びます。
24.「記憶を伝えて 長崎原爆から68年② 平和への思い継ぐため」
25.「88歳 被曝語る決意『子どもたちに役立てて』八女・佐藤さん 星野村
式典に参初参列」
・・・・被爆体験を封印してきた人が始めて語る決意をした、と。
26.「変革願う横 『核武装を』 平和祈念公園 来訪者 複雑な表情」
・・・核武装と、あわせて「在日は日本から出て行け」とも・・・・囲み記事です。

紙面にはないが、
27.「玄海原発安全審査 申請の内容を九電が説明」西日本08月07日 03時00
分 更新
記事全文「九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の今村博信所長は6日、同町議会
原子力対策特別委員会に出席し、玄海3、4号機の再稼働に向け、九電が原子力
規制委員会に申請した安全審査の内容を説明した。・・・今村所長は「7月12
日に申請したが、引き続き安全確保に努めていきたい」と述べ、原子炉の冷却機
能喪失時に備えた可搬型ディーゼル注入ポンプの配備など新規制基準を踏まえた
対策を報告した。委員からは『航空機テロなどの対策はどうなるのか』との質問
が上がった。」
今朝は以上です。

★ 中西正之 さんから:
青柳行信 様
<①北九州市の響灘250万キロワット大型発電所の概要>について報告します。
7月27日にも北九州市の響灘250万キロワット大型発電所の建設計画の速報
を行っていますが、
この計画が進むと、玄海原発3・4号炉の再稼動も不要になり、九州電力は
250万キロワットの発電事業を
失い、佐賀県も250万キロワットの発電事業の税収を失い、佐賀県民の雇用も
失う事可能性も有るので、
この計画の内容を良く見ておく事が必要と思われます。
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1307/30/news013.html

スマートシティ:洋上風力と火力発電所を新設、北九州市の臨海地域にエネルギー
北九州市の環境局が「北九州市エネルギー拠点化推進事業」を7月26日に発表し
た。地域のエネルギー供給体制を強化すると同時に、新成長戦略の主要プロジェ
クトとして取り組む計画で、全国の政令指定都市の中で最も先進的な内容を含ん
でいる。

北九州市が地域エネルギーの拠点を建設する場所は、臨海地域の「響灘(ひびき
なだ)地区」である(図2)。この地区一帯には大型のコンテナ船ターミナルの
ほか、石炭輸入基地があり、さらにLNG(液化天然ガス)の輸入基地を建設中
だ。火力発電用の燃料を効率的に調達でき、事業者にもメリットがある。
 新規の発電所建設に向けて、専門家と事業者をメンバーに加えて「火力発電立
地検討部会」を8月23日から開催する。火力発電所は石炭や天然ガスを使った大
規模な設備のほかに、バイオマスを含む中規模な発電所も合わせて検討すること
にしている。総事業費は大規模な発電所が2000億~4000億円、中規模な発電所が
100億~200億円を見込む。

 一方の風力発電では、すでに響灘地区には15MW(メガワット)の大規模な発電
所が稼働中で、さらに3社の事業者が発電所の建設を決めた。沖合1.4キロメート
ルの洋上では、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)とJ-POWER(電源
開発)が6月から実証実験を開始したところだ。

 北九州市は響灘地区の沖合を洋上風力の候補地として、火力発電と同様に「洋
上発電立地検討部会」を8月下旬から開始する予定である。参加メンバーに事業
者を想定していないことから、洋上風力発電プロジェクトは北九州市みずからが
取り組む可能性が大きい。総事業費を1000億円と見込んでいて、かなり大規模な
発電設備になることが予想される。

構想によると、石炭とLNGを燃料とする100万キロワット規模の大型火力発電
所を1基ずつ、20万~30万キロワット規模の中型火力発電所を1基建設。洋上風
力発電所は100基程度で、合計20万~30万キロワットを見込んでいる。発電した
電気は、新たに設立する地域エネルギー会社を通じて地場企業に安価で供給する
計画。

この計画の中に、石炭を燃料とする100万キロワット規模の大型火力発電所を1
基と有りますが、これは石炭焚き超々臨界圧発電ボイラーの事と思われます。
環境省は従来日本で建設されてきた、普通のタイプの石炭焚きボイラーは発電効
率が悪く、大量のCO2を発生していること、排ガス処理能力が低くて、硫黄酸
化物や窒素酸化物、PM2.5を大量に発生していることにより、日本での新設
は禁止しています。しかし、磯子火力発電所ボイラーは最新鋭の石炭焚き超々臨
界圧発電ボイラーであり、比較的にはCO2も少なく、排ガスの大気汚染も少な
いので、この磯子発電所で実現された、世界最高水準の石炭焚き超々臨界圧発電
ボイラーと同じ性能を持つ石炭焚き超々臨界圧発電ボイラーには建設許可を行っ
ています。
今回の響灘の石炭焚きの100万キロワット規模の大型火力発電所はこの基準をク
リアーできる発電所と思われます。

★ 今岡良子 さんから:
あきらめない、夏2013 大阪女優の会 vol.11
『核 ~いま、私たちが立っている場所~』
8月9日(金)19:00
8月10日(土)13:00★/17:00★
8月11日(日)13:00★/17:00
☆印の回の終演後にアフタートークを行います。
アフタートクゲスト
10日13:00:宇野田陽子さん
10日17:00:アイリーン・美緒子・スミスさん
11日13:00:今岡良子さん
会場:ドーンセンター 1Fパフォーマンススペース

料金:2000円
問合せ先:090-9966-7652(大阪女優の会制作部)


★ 阪上 さんから:
--------------------------------------------------------------------
《緊急拡散希望》 海を汚さないで!国は再稼働よりも放射能汚染対策に注力を!
汚染水問題で緊急集会と政府交渉(8/8:13:30~)
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/88-1330-1ea6.html
-------------------------------------------------------------------
東京電力福島第一原発の汚染水流出が深刻な事態です。6月以降観測用井戸から
高濃度の放射能が検出され海への流出が続いていましたが、東電は参議院選挙後
までその事実を認めませんでした。海の汚染は着実に広がっています。
原子力規制委員会は止水対策を直ちに実施するよう東電に求めています。しか
し、東電まかせにすること自体が間違いで、国が責任をもった取り組みが問われ
ています。
国はあらゆる人的資源、施策を汚染水対策に集中させるべきではないでしょうか。

汚染水の状況はどのようになっているのでしょうか? 国のなすべきことは何で
しょうか? 
集会および交渉を開催しますので、ぜひご参加ください。

◆日時:8月8日(木)13:30~15:00:集会 
15:00~16:30:規制庁他政府交渉(予定・調整中)
◆場所:参議院議員会館101
(最寄駅:東京メトロ・永田町駅・国会議事堂前駅)

◆内容(予定、敬称略):
福島第一原発の汚染水の現状…木野龍逸/ジャーナリスト
漁業者の立場から(調整中)
海産物への放射能拡散状況と、国際条約の観点から…高田久代/グリーンピー
ス・ジャパン
資源エネルギー庁/規制庁への緊急署名提出(調整中)
資源エネルギー庁/規制庁との質疑(調整中)など
◆資料代:500円
◆申込:資料準備の関係上、下記からお申込みください。
https://pro.form-mailer.jp/fms/6483043945737

◆主催:
原子力規制を監視する市民の会 福島老朽原発を考える会
プルトニウムなんていらないよ!東京 グリーンピース・ジャパン
ハイロアクション福島 脱原発福島ネットワーク FoE Japan
グリーン・アクション 美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)

◆問い合わせ先:
福島老朽原発を考える会 阪上 090-8116-7155
FoE Japan 満田 090-6142-1807

★数分です。おススメです。ぜひご覧ください。⇒ ※関連映像 
再稼働注力より現状打開を 汚染水対策遅れに批判(ANN:テレビ朝日系)
http://www.youtube.com/watch?v=oY95fURXVJ4

※関連記事
汚染水「貯水に限界」 田中氏、基準以下の海放出へ見解(福島民友)
http://www.minyu-net.com/news/news/0802/news8.html

〇福島第1の汚染地下水、遮水壁上回った可能性高い=原子力規制庁(ロイター)
2013年 08月 5日 18:38 JST
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTYE97406420130805

〇東電福島第1原発、放射能汚染地下水は東電の遮水壁を上回った可能性高い=
原子力規制庁福島第1原発事故対策室長
2013年08月5日 17:51 JST
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPT9N0DU04K20130805?rpc=188

○福島第一、汚染水封じ込めピンチ 地中の壁で地下水急増(朝日新聞)
http://www.asahi.com/national/update/0803/TKY201308030013.html
-------------------------------------------------
【緊急署名】
これ以上、海を汚さないでください
政府は汚染水を止めることに集中してください
規制委・規制庁は、原発の再稼働審査を中断し、汚染水対策を優先してください
※締切:8月8日(木)朝9時
【個人署名】
フォーム1
https://pro.form-mailer.jp/fms/18534d4846287
フォーム2
http://goo.gl/fyHjPZ
【団体賛同】
https://pro.form-mailer.jp/fms/f21b5ad846288
-------------------------------------------------

★ 崔 勝久 さんから:
市民の国際連帯を求める反原発運動を一度、「在日」の立場から、
植民地主義という観点から考えようとした昨日の集会は内容の
充実したものになりました。

「企業内植民地主義」、「多文化共生は植民地主義のイデオロギー」について。
http://oklos-che.blogspot.com/2013/08/blog-post_6.html

★ 木村幸雄 さんから:
8月6日。二度と、ヒロシマ・ナガサキを繰り返さないために
2005年になくなった「生ましめんかな」や「ヒロシマというとき」の作者、
原爆詩人の栗原貞子さんの詩を送ります。

人間が人間でなくなった日々

黄色い星を貼りつけられ
貨物列車につみこまれ
ついたところは 荒野の収容所
縞の服を着せられて
夜も昼も黒いミルクを呑まされ
むちで打たれて働かされ
あげくの果てに
裸でガス室に送られ
チクロンAで殺された

一視同仁 天子の赤子だと
名前を奪われ 牛馬のように
連絡船につみこまれ
ついたところは軍都ヒロシマ
軍需工場や壕掘りでむち打たれ
あげくの果てに閃光で
内臓まで灼かれ
黒い骸(むくろ)をカラスが
群がって眼球までついばんだ

通行証をやると校庭に集められ
男も女も としよりもこどもも
銃で撃たれて埋められた
赤ん坊を宙に放りあげ
銃の先で受けとめた マレーシアの虐殺
被爆地ヒロシマの第五師団
十一連隊第七中隊の 私たちの
父や兄や夫やこどもたちの仕業だ

ゆるすまい アウシュヴィッツ
忘れまいヒロシマ・ナガサキ
心に刻もう マレーシア
人間が人間でなくなった日々
人間が人間でなくされた日々
             (90.1.20)
「『唯一の被爆国』を唱える被爆ナショナリズムでもって核時代を乗り越えるこ
とはできない。」
   (栗原貞子著「問われるヒロシマ」1992年)
ヒロシマ・ナガサキで被爆した、数万人の朝鮮人・中国人、そして、
捕虜収容所で被爆したアメリカ・イギリス・オランダの捕虜などを考えたとき、
さらには、
福島事故が、海外にまで放射能を撒き散らしている今日、
『唯一の被爆国』などというナショナリズムから早く脱却したいものだ。
本日の毎日新聞の「台韓の被爆者は今」と題して、
2ページ全面にわたって、9人の被爆者を取り上げています。

★ 内富一 さんから:
オリバー・ストーン監督は10月に大阪で開催される「9条世界会議・関西
2013」にも参加・講演されます!
9条世界会議・関西2013
http://9jou-kansai.com/

2008年の9条世界会議関西は、舞洲アリーナで8000人が集まりました。この力
で、世論を大いに盛り上げました。今回の会場はそれよりも、大きな会場です。
会場を溢れさせて、大きな世論のうねりをつくりましょう

フィナーレ みんなで歌おう! We shall overcome(原水禁大会@広島)
https://www.youtube.com/watch?v=taP1-lCXL4g

「青い空は」 2013年6月24日2013年国民平和大行進で石川県か
https://www.youtube.com/watch?v=_gG9rUFcFUQ

広島の平和祈念式典といえばこの歌です・・・
ひろしま平和の歌 (合唱)
https://www.youtube.com/watch?v=h_C3Mf0QFI8

もう一丁 ひろしま平和の歌
https://www.youtube.com/watch?v=6vo9DjO3kWs

朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/0805/OSK201308050157.html
原爆投下68年 オリバー・ストーン監督、広島を歩く
オリバー・ストーン氏=5日午後、広島市中区、佐藤慈子撮影

 原爆投下から68年。戦争に批判的な米国の映画監督、オリバー・ストーン氏
(66)は5日、朝日新聞のインタビューに応じ、広島で被爆の惨禍を想像する
ことの大切さを訴えた。日本ではいま、集団的自衛権をめぐる憲法解釈の見直し
や改憲論議など、戦後日本のあり方を変える動きが目立つ。核なき平和を求める
被爆地の声は届くのか。

 オリバー・ストーン氏は5日夜、広島市内で朝日新聞のインタビューに応じ
た。核廃絶を実現するために、若い世代に向けて「広島についてもっと学ぶこと
だ。学べば意識は変えられる」と訴えた。

 ストーン氏は「世界は過去で埋め尽くされている」と話し、想像することの大
切さを強調した。「僕は1945年のこの場所にいるような気がしている。いま
ここであの日の瞬間、爆風を感じている」
 「瀕死(ひんし)の被爆者がさまよっていた。父と母の姿も見えた。川に浮き
沈みする遺体も見えた」。原爆ドームや平和記念資料館を訪れ、脳裏に浮かんだ
イメージをこう表現した。5日、母親と弟を亡くした被爆者の男性から「原爆と
は知らなかった」と聞いたという。「当時の人はその爆弾が何かわからなかった
だろう」と思いをはせた。
 資料館にある「人影の石」も記憶に残ったという。「人々の影が一瞬で焼き付
き、体は一瞬で吹き飛ばされたのだろう」

 原爆を投下した米国の責任についても言及。「敗者のナチスが原爆を落として
いれば、批判を受け続けただろう。しかし勝者の米国の場合は(悪に)制裁を加
えたと例外扱いされる」
 参列する6日の平和記念式典では、安倍晋三首相の発言に注目しているとい
う。「首相が何を言うのか聞きたい。彼は核兵器を全廃しようと言うにちがいな
い。軽い調子で」。皮肉を込めてそう語った。
 若い世代には「僕だって5、6年前まで広島の歴史を知らなかった。学べば意
識は変えられる」とメッセージを送った。

■原爆ドームを訪問
 4日に広島入りし、原爆の惨禍を伝える広島平和記念資料館を視察したオリ
バー・ストーン氏は、5日も平和記念公園や原爆ドームなどを訪問。午後には
「8・6ヒロシマ平和のつどい2013」に出席し、一緒に来日した米アメリカ
ン大学のピーター・カズニック准教授と対談した。

 ストーン氏は対談で、米国で浸透している「原爆が戦争の終結を早めた」とい
う見方について、「人々は不快な歴史の事実を受け入れがたい。私自身も理解す
るのに時間がかかった」と語った。一方、日本とアジア諸国の関係について「日
本はアジアへの加害責任に向き合っておらず、犠牲者の立場に立った視点がな
い」と批判した。
 今後、ストーン氏は長崎、沖縄を訪問し、15日に離日する予定だ。

■オリバー・ストーン監督一問一答
 ――広島を歩いた印象は
 想像の中で、僕自身が1945年のこの場所にいるような気がしている。いま
ここにいて、あの日の瞬間を感じた。

 ――広島で見たり、聞いたりしたことで印象に残ったことは
 資料館はとても役だった。多くの写真を見ることができた。破壊された風景の
パノラマ写真は衝撃だった。
 だが、(米国の歴史を批判する)僕たちの主張は、米国の大手メディアは受け
入れない。時々無力感を感じる。

 ――伝えたいことは
 私の最大のメッセージは、真実を学んでほしいということ。若者に関心を高め
てほしい。被爆者が亡くなっていくなか、彼らが生きているうちには核の廃絶は
できないかもしれない。
 若い世代は、広島についてもっと学ぶべきだ。僕だって5、6年前まで広島の
歴史を知らなかった。私は年老いたが、学べば意識は変えられる。(聞き手・宮
崎園子、金成隆一)

★ BARA さんから:
  朝日新聞・WEB2013.8.3
核廃絶と日本 9条守り世界をリードせよ ピーター・カズニック
http://digital.asahi.com/articles/TKY201308020648.html?ref=pcviewer

映画監督のオリバー・ストーンと私は、米テレビドキュメンタリーシリーズ
「もうひとつのアメリカ史」を2012年に制作した。
その中で示したが、「原爆投下は日本の降伏をもたらし、本土決戦の
回避で数十万のアメリカ人と数百万の日本人の命を救った」とする
神話は、アメリカが戦後世界における良心的な大国であるという主張を
支える役割を果たした。

 核大国で核をいつでも使う用意があるとするアメリカは、自分を善玉と
して演出する必要があったのである。

 しかし実際には、日本の降伏は原爆投下によるものではなく、
ソビエトの侵攻によるものだった。つまり、原爆投下は軍事的にも
倫理的にも正当化する余地はないということだ。

 「変化」が期待されたオバマ政権は、最近になってブッシュ政権の
元報道官が「ブッシュが4期目を務めているようだ」と言ったほど、
ブッシュ政権のひどい政策のいくつかを合法化、組織化した。

 米国家安全保障局(NSA)によるネットの監視行為が暴露された
スノーデン事件は、多くのアメリカ人にとって、とどめの一撃だった。
政府の透明性を約束したはずのオバマ大統領は、内部告発者らを
前例がないほど狂暴に訴追している。カーター元大統領は
「アメリカでは現在、民主主義が機能していない」と述べている。

 さらにオバマ大統領は、世界各国に米軍事基地をつくって
「米軍事基地帝国」を維持している。

 オリバーは、私が参加するアメリカン大学と立命館大学が共催する
「平和の旅」に4日から合流し、広島、長崎、沖縄を訪れる。戦後の
米国の歩みをたどるかのごとく、旅は最初の原爆投下地から始まり、
米国の覇権維持のための最も大事な拠点とされる在外米軍基地の
ある沖縄で終える。

 指導者たちが核兵器をどのように扱ってきたかという歴史を
ふまえ、スリーマイル島、チェルノブイリ、福島の教訓からも、
人間には核兵器であろうと核発電であろうと、制御する能力は
ないとの結論にオリバーと私は達した。

 だからこそ日本は、米国の核の傘の下に隠れているのをやめ、
原爆によって攻撃された経験を持つ唯一の国としての特別な役割を、
国際的な核廃絶運動のリーダーとなることによって果たすよう
呼びかけたい。それは、憲法9条を捨てる方向ではなく、堅持することを
意味する。

 また、米の軍事政策、帝国主義的政策がもたらした結果に
対して戦いを続ける広島、長崎、福島、沖縄の人々に連帯を表明したい。
 (構成・井上未雪)

○----------集会等のお知らせ----------○

●「さよなら原発!11・10九州集会」(仮称)●
    実行委員会結成集会
日 時:8月18日(日)14時より 
場 所:福岡県教育会館(福岡市東区馬出4-12-22)
  地図:http://tinyurl.com/jwb9de6

 さよなら原発!11.10九州集会(仮称)
ホームページHP http://bye-nukes.com

● 「原発なくそう!九州玄海訴訟」(玄海原発1万人訴訟)●
  第6回口頭弁論期日 9月27日(金)14:00 佐賀地裁
午後12時30分に佐賀県弁護士会館に集合
原告総数 原告総数 6651名(8/6現在)
  ホームページ: http://no-genpatsu.main.jp/index.html

○--------------------------------○
★☆ 原発とめよう!九電本店前ひろば・テント★☆
サマータイム 午前10時から午後3時。(土・日曜・休日は閉設)
     8/10~8/18 まで閉設。
♪ みなさん、一緒に座って・語り合いませんか☆
場所:九州電力本店前 福岡市中央区渡辺通2丁目1-82
地図:http://www.denki-b.co.jp/company/map19.html
★☆ (ひろば・テント080-6420-6211) ☆★
<facebook、twitter、ブログ等で拡散よろしく>

************************
〒812-0041
福岡市博多区吉塚5-7-23
青柳 行信
電話:080-6420-6211
[email protected]
************************

☆原発とめよう!九電本店前ひろば第839目報告☆

青柳行信です。 8月6日。

本日■ 8月6日(火)18時30分~「さよなら原発!福岡」例会
 福岡市人権啓発センター(ココロンセンター)

「きみへ」 さよなら原発! 
http://twitsound.jp/musics/tsMDocgv4

 さよなら原発!11.10九州集会(仮称)
ホームページHP http://bye-nukes.com

【転送・転載大歓迎】
☆原発とめよう!九電本店前ひろば第839目報告☆
呼びかけ人賛同者8月5日2920名。
★原発とめよう!の輪をひろげる【呼びかけ人】を募っています。
   
★私たちの声と行動で原発・再稼働は止められます。★
<ひろば・想い・感想・ご意見等 嬉しいです>

★ 横田つとむ さんから:
青柳さま
 お疲れさまでした。
ヘリコプターが 落ちました。
原発と同じで 絶対 安全ということはできないのです。
原発は すぐ止めましょう。 オスプレイは 帰ってもらいましょう。
集団的自衛権を容認するという動きがあります。
マスコミに批判の主張が見られないことは ひどいことです。
マスコミ丸抱えの、大政翼賛会の臭いがします。
あんくるトム工房 
ヘリコプター 落ちる  http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/2560
 日米安全保障条約の見直し、廃棄が必要でしょうね。
 地位協定もなくしましょう。

★ 橋本左門 <無核無兵・毎日一首> さんから:
 ☆広島の平和祈念式典に「ゼロゼロゼロ」と蝉たちも和す(左門 8・
6-375)
※原水爆禁止世界大会で何回も広島・長崎の「平和祈念式典」に参加しました。
真夏の平和公園の会場で、蝉の声に被爆者の思いを重ねて聞いていました。
3・11以来、その声が「ゼロゼロゼロ」」というオノマトペとなって聞こえま
す。

★ 舩津康幸 さんから:
おはようございます。
久々に、ネット検索できる環境に戻って、ざっと検索して気になった記事を次に
あげてみました。

参院選が終わるのを待って、福島第一原発が全くひどい状態であることを東電が
少しづつですが明らかにしているようですが、公表される内容を見るだけでも原
発が人間の手に負えないものでさることを示している、それでも再稼動を申請す
るとはとんでもないですね、それを知りながら、事故現場は東電任せの上に、原
発を推進する政府も、もっとひどいです。

福島第一事故現場、
1.「セシウム濃度15倍に上昇=2号機建屋近くの井戸-福島第1」時事通信
08/0523:13
⇒http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013080500847
1’.「福島第一 地下水1日400トン海へ 汚染 2年以上続く?」東京新
聞(8月3日)
⇒http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/nucerror/list/CK2013080302100003.html
・・・・こんなこと、いまさらです、毎日、原子炉に注水し出てくる水の量との
差を計算するだけでも推測が可能なものを今になって。
2.第1原発3号機の「湯気」消える 原因の特定方針福島民友(08/05 10:10)
⇒http://www.minyu-net.com/news/news/0805/news8.html
3.「火災報知器が誤作動=燃料プール建屋-福島第1」時事通信08/0519:57
⇒http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013080500787

4.「福島第1原発 非常事態だが/汚染水対策 政府は“休業”」しんぶん赤旗
[2013.8.5]
⇒http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-08-05/2013080501_01_1.html
記事「・・・・経産省の委員会 会議予定すらなし・・・・・・」

東電はそれでも再稼動を言い続ける、地元も、
5.「東電の安全審査、了承へ=柏崎刈羽原発-地元の市村」時事通信08/0521:28
⇒http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013080500777
記事「・・・・これに対し、新潟県は東電の申請を了承しない方針。柏崎市、刈
羽村と県では、対応が分かれる形になった。」」

被災地フクシマでは、
官製の会合ですが、
6.「廃炉工程の現状確認 福島原発、県民会議が初会合」河北新報(8/5 06:10)
⇒http://www.kahoku.co.jp/news/2013/08/20130805t61007.htm
6’.「廃炉課題の明記を要請 工程表改善で県民会議」福島民友(08/05 08:30)
⇒http://www.minyu-net.com/news/news/0805/news1.html

7.「責任追及へ決意新た 原発告訴団がいわきで集会」福島民友(08/05 09:10)
⇒http://www.minyu-net.com/news/news/0805/news2.html
8.「放射能汚染水、関係者に限界感、いら立ち  海洋漏出問題、見えない全
体像、残る疑念 」常陽新聞(茨城)8月5日
⇒http://www.joyo-net.com/
記事「・・・・・(茨城)県や沿岸自治体、漁協、行政関係者などが懸念してい
るのは、汚染水漏出の全体像が見えないことだ。・・・・・今回の、東電の海洋
漏出を認める発言に、沿岸9市町村は再び抗議文を提出した。・・・・・・」

原発立地自治体で唯一の脱原発首長会議のメンバーの村長の後継問題、
9.「東海村長選で議会会派、山田氏めぐり綱引き 東海第2再稼働『中立』反
応さまざま」茨城新聞8月15日
⇒http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13756271019053
記事「・・・・・再稼働に反対する女性(42)は『村上村長はニュートラルとは言
わない。後継者とは思えない発言』と危機感を募らせた。・・・・・・」

電力会社への天下りは続く、
10.「昨年度の天下り1356件/九州電力に警察署長」しんぶん赤旗 [2013.8.5]
⇒http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-08-05/2013080515_02_1.html
・・・・九電には、過去、九州管区のトップも天下ってます。

今届いた西日本新聞朝刊紙面は、8月6日ということからか原爆の記事がトップ
です。
1面トップに、
11.「記憶を伝えて 長崎原爆から68年① 被爆者がいなくなる 高齢の語
り部危機感」
6面、
12.社説「ゲンが訴える『核なき世界』広島原爆の日」
13.「聞き書きシリーズ 原発を背負って 『原水禁世界大会』 被団協谷口
さん」
28面にも原爆関連記事があります。

12面経済欄、
14.「設備投資、再生エネ頼み 九州3年ぶり増、鉄鋼など依然減少」08月06
日 03時00分 更新
⇒http://qbiz.jp/article/21555/1/
記事「日本政策投資銀行九州支店は2013年度の九州への設備投資計画が3年
ぶりに前年度を上回るとの調査結果を5日公表したが、大規模太陽光発電所(メ
ガソーラー)など電力への投資が全体の1割を占めるなど、・・・・」→以下、
有料記事。
・・・・原発の投資を止めて、他の発電設備の投資をすればよいのです。
紙面はこれくらいです。

紙面にはないが、こんな記事があります、
15.「長崎県漁連、原発の再稼働反対 玄海、海上デモも」西日本 (8月5日
18時46分)
⇒http://www.nishinippon.co.jp/nnp/science/article/s/31201
記事「長崎県漁業協同組合連合会は5日、理事会を開き、原発事故が起きた場合
の漁業被害対策について九州電力から納得のいく説明がないとして、玄海原発
(佐賀県玄海町)の再稼働に反対することを決めた。漁船による海上デモの実施
方針も確認。都道府県単位の漁連として異例の対応を取る。・・・・海上デモの
ほか、国への要請活動や農協など1次産業に関わる他団体との連携を検討する方
針も確認した。」

★ 西岡由香 さんから:
青柳さま
猛暑が続いていますが、お変わりありませんか?
8月8日に巨匠オリバー・ストーン監督をお迎えして行うシンポジウムが
近づいてきました。
当日、IWJでのネット生中継が決定!会場に来られない皆様も、
ぜひネットでご覧ください。

「オリバー・ストーン監督・ピーター・カズニック教授が語る
アメリカ史から見た原爆投下の真実」
2013年8月8日(木)18時~20時
会場 長崎県勤労福祉会館(長崎市桜町9-6 長崎市役所水道局裏)
参加費 1000円(当日券のみ)
主催 長崎ピースウィーク実行委員会

17時40分~18時30分はNK BSで放送された「もうひとつの
アメリカ史3 原爆投下」のDVD上映、その後シンポジウムとなります。

☆ネット中継は18時半からシンポジウムの部分です。
[IWJ長崎チャンネル1]
http://www.ustream.tv/channel/iwj-nagasaki1

広島・沖縄・東京のイベントについてはこちらです。
http://peacephilosophy.blogspot.ca/2013/06/blog-post_10.html

広島・長崎への原爆投下は避けられなかったのか、米政府内で原爆の使用に
反対した政治家はいなかったのか?そして核廃絶の行方は・・
パネリストは、オリバー・ストーン監督、ピーター・カズニック教授、
鹿児島大学の木村朗先生、カナダ在住で、ピース・フィロソフィー・
センター代表の乗松聡子さんという超豪華な方々です。
皆様のご参加お待ちしています。

★ 倉掛 さんから:
青柳様
 お手伝いができなくて、すいません。
まだまだ暑い日が続くので、体に気を付けてください。
 さて、憲法“改正”に反対する集会とデモの案内です。
主催は教会関係がメインですが、どなたでも参加自由です。

☆ 8・15平和を建設する集い2013
・日時:8月15日(木)午後2時
・場所:福岡渡辺通教会
     福岡市中央区渡辺通4-5-1 ℡092-751-6103
     (渡辺通りVivi福岡より50m入る)
地図: http://tinyurl.com/ls3nw3q
・テーマ:“壊憲”をねらう自民党憲法改正草案
・講師:横田 耕一さん(九州大学名誉教授・憲法学)
・参加費:500円
・主催:反ヤスクニ福岡連絡会
※集会後、午後4時半より天神までデモ
問合せ:倉掛 ℡092-752-1964

★ 名古屋@山本 さんから:
<へり墜落、オスプレイ抗議>
キャンプハンセンでのヘリ墜落を受けて、以下のような文章を送りました。
不戦ネットの佐々木です。
沖縄での米軍ヘリ墜落とオスプレイ強行配備への緊急抗議を首相官邸、防衛省の
HP上の意見欄を使いおくりました。
緊急に項目だけの簡単なものですが、スーピーディに抗議を多く届ける必要があ
ると思います。

安倍総理大臣 様
小野寺防衛大臣 様

本日(8月5日)沖縄キャンプハンセンで米軍ヘリが墜落しました。訓練中の事
故と米軍は発表しました。沖縄では何度もヘリや戦闘機の墜落事故がおきています。
住民の安全を脅かして強行される訓練によって事故が起きているのです。
二度とこのような事故が起きないよう、米軍の訓練の即時中止を要求します。

墜落事故の危険性が極めて高いオスプレイが強行配備されて1年近くがたち、追
加配備が強行されているなかで起こった今回の墜落は、オスプレイの危険性も証
明したものです。
米軍自ら「世界一危険な基地」という普天間基地にオスプレイを強行配備するこ
とは許されません。
ただちに配備を中止し、現在配備されているオスプレイは米国に撤収させること
を要求します。

普天間基地の即時廃止、返還と辺野古移転計画の中止、撤回を求めます。
   2013年8月5日 不戦へのネットワーク
       名古屋市昭和区鶴舞3-8-10労働文化センター201
052-731-7517

★ BARA さんから:
朝日新聞・WEB2013.8.4
沖縄、痛みの空 超低空・昼夜の爆音・揺れる居間 オスプレイ追加配備
http://digital.asahi.com/articles/SEB201308030103.html?ref=pcviewer

沖縄の根強い反対をよそに、米軍の輸送機オスプレイが3日、再び強行
配備された。
昨秋初めて配備されてから10カ月。
県内各地に広がる騒音などの被害は、追加配備で一層深刻になる恐れが
ある

 午後4時半過ぎ、オスプレイが市街地上空を飛び、滑走路に入ってきた。
「来てもらいたくないものが来てしまった」。
米軍普天間飛行場を抱える宜野湾市の佐喜真淳市長は市役所の屋上で
着陸を確認した後、語った。

 同じ頃、同飛行場の野嵩ゲート前では、約200人が集会を開いていた。
「県民は許さないぞ」。拳を突き上げた。

 宜野座村城原の泉忠信さん(83)はこの日、家のテレビでオスプレイの
ニュースを見た。「沖縄は踏んだり蹴ったり。反対がまったく通じない哀れな
県民だ」

 家から約370メートルの場所に、オスプレイが使うヘリ着陸帯「ファルコン」
がある。
沖縄本島北部の米軍キャンプ・ハンセン、キャンプ・シュワブに計32カ所ある
着陸帯の一つだ。泉さんは、この周辺でオスプレイが昼夜行う訓練を日記に
克明に書きとめてきた。
「赤いバケツつり下げて家の上通る」「暗くて機体は見えない 爆音だけ
聞こえる」……。

 パイロットの姿が見えるほどの超低空飛行。重く低いプロペラ音が体に響き、
時には居間の机も揺らす。
風圧で庭の落ち葉が舞い上がり、オイルの臭いが残る。
小学生の孫2人は騒音が近づくと、耳をふさいで家に走り込んでくる。

 そんな飛行が1カ月に10日ほど繰り返される。
「あまりに無慈悲な飛び方。人の暮らす環境としては最悪だ」

 自治会は今年3月、配備に反対する大会を開催。
5度にわたって沖縄防衛局に抗議し、春以降、集落の上を飛ぶ回数は減った。
しかし、今回の12機追加で被害が広がることを懸念している。

 ■合意無視/正月も飛行/毎月国外へ
 昨年10月配備の12機は、日米で合意したルールに反する午後
10時以降の夜間飛行や市街地上空の飛行を繰り返してきた。
沖縄県はそれを指摘したが、防衛省は「運用上必要」として認めていない。

 普天間を飛び立ったオスプレイは、北上するのが通例だ。
ハンセンやシュワブのほか、金武ブルービーチ訓練場、北部訓練場、
伊江島補助飛行場などへ向かう。
帰りには那覇市上空も通る。飛行の詳細は、沖縄防衛局も把握していない。

 このため宜野湾市では、市職員が目視で飛行回数を数えてきた。
離陸、着陸、タッチアンドゴーなどの通過をそれぞれ1回と数え、時刻も
記録する。
通常業務もこなしながらのため、見落としも多い。
それでも昨秋の配備後からの飛行回数は計763回を数えた。

 一番遅い時刻は午後10時49分(6月4日)。
原則、飛行できない時間帯だ。
昨年11月26日には、1日で24回もの飛行があった。
正月の1月3日にも飛んだ。

 進入路の真下にあたる同市上大謝名地区では、昨年10月~今年
6月末に1万3086回の航空機騒音(オスプレイ以外含む)が測定
された。
うち午後10時~午前0時は128回だった。

 12機の追加配備で、飛行回数は増え、騒音も激しくなる。
米海兵隊が昨年公表した報告書によれば、普天間でのオスプレイの
離着陸や通過は年6706回になる見込みだ。
このうち夜間飛行は280回。オスプレイと置き換えられる旧型ヘリの
3・7倍にのぼる。
    ◇
 なぜ配備先が沖縄でなければならないのか。
沖縄では疑問の声が少なくない。

 防衛省は、米海兵隊は朝鮮半島や台湾海峡での紛争に即応する
ために沖縄にいるとし、「緊急事態におけるわずかな遅れも致命的
になる」と説明してきた。
しかし海兵隊の「足」であるオスプレイは、沖縄に必ずしも常駐していない。

 オスプレイは昨年12月以降、グアムやフィリピン、タイ、韓国などへ
毎月、2~6機で出かけ、長ければ20日間近く軍事演習などに参加して
きた。
6月下旬には、米軍佐世保基地(長崎県)を母港とする強襲揚陸艦
ボノム・リシャールに7機が搭載されて移動。
オーストラリアへ初上陸し、米豪合同演習に加わった。

 各地までの距離は約1千~6千キロ。朝鮮半島有事などに即応しよう
にも時間がかかる。
琉球大の我部政明教授(国際政治学)は「米軍にとって駐留先が沖縄か
どうかは重要ではない。
行くべき所にはどこでも行く。
駐留先は地理的条件で決まるのではなく、政府や人々の意思の問題だ」
と話す。

 ■小野寺防衛相「米側の話」
 安倍政権にとってオスプレイの追加配備は既定路線だ。
小野寺五典防衛相は2日、記者団に「民主党政権時代にすでに(米側から)
通報があった。
部隊の補充として淡々と行われている。一義的に米側が対応している
話だ」と説明した。

 今年の防衛白書は「沖縄配備で在日米軍全体の抑止力が強化」と評価。
中国の海洋進出もふまえ、沖縄に拠点を置く米海兵隊のオスプレイに期待する。
 小野寺氏は「沖縄の負担軽減に努力したい」とも語った。

★ 前田 朗 さんから:
[wam_ml]から転送です。
慰安婦をテーマにした舞台が始まります。
直前ですみません。 ぜひご覧ください。
http://pathospack.net/index.html
劇団PATHOS PACK Vol.11 「海の種 2013」
作・演出: 宇梶剛士
公演期間: 2013年8月7日(水)~11日(日)
会  場: 中野ザ・ポケット
http://www.pocketsquare.jp/the_pocket/information/index.html
あらすじ:
 福島から東京都下に避難してきたサトミたち女6人は、今日も借り上げ住宅
の中庭に集い、先の見えない日々と、やがて故郷に帰ることができるのだろうか
という不安に荷まれながらも、虚ろな時間を蹴散らすように未来へのアイデア出
し合い舞踊の練習をしていた。
ある日、追われていると駆け込んで来た青年は、咄嗟に舞った中国舞踊で難を
逃れ、女たちとも親しくなる。青年はそれから時折り中庭にやって来るようにな
り、ある時たまたま口ずさんだメロディーが、通りかかった住宅の先住者である
老婆・イトを立ち止まらせる。
「それは?その唄をどこで?」見たこともない形相で若者の腕を掴みイトは訊
く。「お婆さんが唄ってくれていました。」
大きく開いたイトの口の奥に広がる果てのいない暗闇。
あるはずのないメロディーは、イトと青年、女たちを遠い日の中国大陸に連れ
て行く。
 中国戦線で慰安婦として日本軍に従軍した女・イトの過去と今の物語。過ぎ
行く年月の中で、まるで存在すらしなかったかのように埋もれていった人たちの
心の叫びに耳を澄まして、今と未来を想う。

★ 奥田和浩(日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク) さんから:
この夏、8月14日を日本軍「慰安婦」メモリアル・デーとして国連記念日にする
ための行動がスタートします。
韓国、台湾、フィリピン、カナダ、ドイツ、アメリカをはじめ、日本でも各地で
アクションが起こされます。
関西でも以下のような行動が予定されています。ぜひ参加してください!

☆8・14日本軍「慰安婦」メモリアルデー
軍隊と性暴力の歴史に終止符を!
「私はフィリピンで、日本軍に 性奴隷にされました」

■ 日時:8月14日(水) 17:30開場/18:00開始 
■ 場所:大阪市立住まい情報センター
■ 内容
・被害者証言:ピラール・フリアスさん/エステリータ・ディさん
・報告 フィリピンの解決運動と被害者の現状/ レチェルダ・エクストレマ
ドゥーラさん
・講演「日本軍慰安所と米軍の性暴力~沖縄から問う」/ 高里鈴代
■ 資料代:一般 800円/学生 400円
主催:日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク
お問い合わせ/TEL080-6185-9995 :(E-mail)info@ianfu-kansai-net
http://www.ianfu-kansai-net.org/

フィリピンにも、日本軍「慰安婦」制度の被害者はいます。台湾、韓国をはじ
め、日本軍が侵攻した至る所、中国、フィリピン、インドネシア、ベトナム、マ
レーシア、タイ、ビルマ、パプア・ニューギニア等のアジア・太平洋の広大な地
域に「慰安婦」被害者たちはいます。植民地インドネシアに住んでいたオランダ
人女性たちも日本軍の「慰安婦」にされました。
だまされたり、銃剣を突き付けられて無理やり連行され、そして、彼女たちを
待っていたのは多くの日本軍兵士でした。監禁され、逃げることも拒否すること
もできず、まさに、自由を奪われた「性奴隷」の苦しい日々だったのです。
5月13日、橋下市長は「強制連行の証拠はない」「(戦場での兵士の休息で)
『慰安婦』制度が必要なのは誰だってわかるわけだ」と言い、国の内外から多く
の抗議を受けました。サンフランシスコ市からは訪問を拒否され、6月の訪米も
取りやめざるを得ませんでした。しかし、今もまだ発言の撤回も謝罪もしていま
せん。それどころか、日本の裁判所も認定している被害女性たちの血のにじむよ
うな証言も「信用できない」などと言い募っています。

★ 坂井貴司 さんから:
●<自衛隊と憲法>
 事実上の軍隊である自衛隊は設置されてから60年が経ちました。今、自衛隊
に関する機密文書が日米両国で公開されています。
 
 それらの文書から、アメリカがいかにして自衛隊を利用しようとしたのかが浮
かんできました。現行憲法のもので自衛隊をどこまで“運用”するのかという、
いまに直結する課題が浮かんできました。
 自衛隊と憲法を巡る問題を、NHKスペシャルが描きます。
 NHK総合 スペシャル「自衛隊と憲法 日米の攻防」
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/0811/index.html
放送日:8月11日 放送時間:午後9時00分~9時58分

●<取り残された三十八度線以北の日本人>
 1945年8月9日、ソビエトは「ヤルタの密約」に基づき、日ソ不可侵条約
を一方的に破って、「満州(中国東北部)」、サハリン(樺太)、千島列島、そ
して三十八度線以北の朝鮮北部に侵攻しました。日本人社会は大混乱に陥りまし
た。

 アメリカが占領した三十八度線以南の朝鮮に住む日本人の引き揚げはスムーズ
に行きました。しかし、ソビエトが占領した三十八度線以の北朝鮮北部には30
万人の日本人が取り残されました。ソビエト軍が帰国を許さなかったためです。
収容所に入れられた日本人たちは、冬を迎えました。寒さと飢え、伝染病で三万
数千人が死亡しました。多くの日本人が収容所を脱走し、自力で三十八度線を越
えて日本へ逃亡しました。

 なぜ、ソビエトは早期の帰国を許さなかったのか、なぜ、自力での脱出を強い
られたのか。その時、日本やアメリカ、成立したばかりの朝鮮民主主義人民共和
国政府はどう考え、行動したのか。

 新発見のソビエトの資料から、取り残された三十八度線以北の引き揚げ者の実
態をNHKスペシャルが放送します。
「忘れられた引揚者~終戦直後・北朝鮮の日本人~(仮)」
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/0812/index.html
放送日:8月12日(月) 放送時間:午後10時00分~10時49分

●<作家と戦争>
 この度、社会批評社から、日中戦争に戦場の実態をリアルに描いた火野葦平の
ルポ「兵隊三部作」(「土と兵隊 麦と兵隊」、「花と兵隊―杭州警備駐留記」
が復刊されました。

 当時ベストセラーになり、火野を国民作家にしたこのルポは、日本陸軍にメデ
ィア戦略によって生まれたものでした。
 
 日中戦争当時、中国の蒋介石政権は日本軍の残虐行為を国際社会に訴えていま
した。のちに陸軍報道部長となる馬淵逸雄は、これに対抗するため、火野を報道
班に抜擢し、徐州作戦に従軍させ、ルポを書かせました。

 このメディア戦略は日本国内では大当たりしました。「兵隊三部作」は爆発的
に売れ、映画化されました。戦意高揚に大いに貢献しました。これに気をよくし
た陸軍報道部は、「ペン部隊」を編成して、林芙美子ら流行作家を数多く参加さ
せルポを書かせました。また、菊池寛が率いる文藝春秋は会社を挙げてペン部隊
に協力し、お抱えの作家を送り込みました。

 火野葦平の軌跡から、軍と作家がどのような協力関係にあったのかをNHKス
ペシャルが描きます。
「従軍作家たちの戦争~陸軍のメディア戦略~(仮)」
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/0814/index.html
放送日:8月14日(水) 放送時間:午後10時00分~10時49分

★ 古荘 さんから:
宮崎駿さんの小冊子、憲法改正のダウンロードサイトです。
http://www.ghibli.jp/shuppan/np/009355/

http://www.ghibli.jp/docs/0718kenpo.pdf

★ 東本高志@大分 さんから:                    
映画評論家の川西玲子さん*が東アジア倶楽部という Facebookの頁にアニメ「風
立ちぬ」の映画評を書いておられます。
*https://jinjibu.jp/article/detl/keyperson/263/

また、豊島耕一さん(前佐賀大学理工学部教授)も技術者の観点を含めて同映画
評を書いておられます。
http://pegasus1.blog.so-net.ne.jp/2013-07-30#more

それぞれ見るべき論(映画評)だと思います。ご参照ください(ここでは川西玲
子さんの映画評のみ掲げておきます)。

なお、宮崎駿監督自らが同作品の意図を語っている文章もあります。こちらもご
参照ください。

■飛行機は美しい夢(企画書 2011.1.10)
http://kazetachinu.jp/message.html
■宮崎駿「時代が僕に追いついた」 「風立ちぬ」公開(日経新聞 2013/7/27
3:30)
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO57782960W3A720C1000000/?df=3

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■「風立ちぬ」は宮崎駿72歳、渾身の一作(東アジア倶楽部 川西玲子 2013年8
月2日)
https://www.facebook.com/higashiasia
*上記頁の右側欄。

 宮崎駿の新作が、零戦の設計者として有名な堀越二郎の半生を題材にしたもの
だと聞いた時、私はこういう感想を抱いた。
「よりによって、難しい題材を選んだものだな」。だが零戦の設計者を主人公に
したことで、国内外で批判されているようだ。

零式艦上戦闘機、いわゆる零戦に50代以上の日本人が抱く感情は複雑である。
いや、零戦と近代日本との関係自体が複雑
なのだ。それがわかるのも、今や50代以上になった。戦争体験世代の子どもたち
である。

この世代が子どもの頃、少年漫画雑誌で抜群の人気を誇っていたのが「零戦隼
人」だった。太平洋戦争中、零戦に乗る隼人
という少年を主人公にした物語である。

ちなみに「紫電改のタカ」というマンガも人気があった。紫電改は零戦の後継
機で、昭和20年8月6日、大村基地所属の紫電改
パイロットが、原爆投下の瞬間を至近距離で目撃している。高いところを飛べた
のである。

夏目房之介は『マンガと戦争』で、これらの人気を「敗戦国のナショナリズ
ム」と解釈している。戦争体験世代は何かにつけて、
「アメリカに技術では負けていなかった。物量で負けた」と言って悔しがってい
た。親の無念を聞かされつづけた「戦争を知らない
子どもたち」は、零戦に熱中したのである。

零戦は戦後も、日本人の誇りでありつづけた。その思いは敗戦後、アメリカが
日本の航空産業を壊滅させたことで、一層強ま
った。しかし日本人の誇りだった零戦は、実際は侵略戦争の道具となり、最後は
神風特攻隊の象徴となって、ろくに操縦もでき
ない少年たちと共に海の藻くずと消えたのである。

堀越二郎は少年の時から、美しい飛行機をつくることを夢見ていた。長じて理
系秀才となり、三菱に入って戦闘機の設計に携
わる。ここで堀越が良心の呵責に悩んだり、敗戦後に深く後悔するような物語に
すれば、伝統的な護憲リベラルの中心にいた人
々も、韓国や中国の人々も納得しただろう。

だがそうではなかった。堀越は、軍部にも戦争にも違和感を感じつつも、美し
い飛行機をつくるという自己実現の道を黙々と歩
む。当時の日本で、軍に関わらずに飛行機をつくることは不可能でもあった。ま
た当時の技術者たちは、軍と立場は違えど、西
洋に追いつくことを目標にしていたのである。

少なくとも高等教育を受けた人間の多くは、日本がまだ後進国であることを自
覚し、西洋に追いつきたいという強い願望を持っ
ていた。つまり立場の違いを越えて、多くの人間が、西洋に追いつこうという目
標を軍と共有していたのである。

ここが近代日本の複雑さであり、後世の私たちが歴史を見るにあたって、細心
の注意を払わなくてはならないところだ。零戦の
設計者である堀越を断罪すれば、過去の清算ができるといったような、単純な話
ではない。

新興国の技術者が抱いた夢が、結果として戦争協力に収斂されてしまったとこ
ろに、近代日本の悲劇がある。だから私たちは
過去を振り返る時、言葉にできない痛恨の思いにさいなまれるのだ。そして、
「他に選択肢はなかったのか」と考え込む。

私は「風立ちぬ」の、過去を見る目の深さと広さ、多様な視覚に感銘を受け
た。何より、関東大震災のリアルな描写がすごい。
私は「あっ」と思った。あれが転換点だったのだ。関東大震災は、東京にわずか
に残っていた江戸の風情を消し去り、大正デモ
クラシーを終わらせた。

財界はこれを「風紀を乱して放蕩に走った天罰だ」と言い、公安は社会主義者
と朝鮮人を殺して風紀粛正を叫び、やがて治安
維持法が成立するのである。そういう時代の不気味な空気感を、政治的描写を一
切せずに、アニメ本来の力だけで描いている。

内容としては中高年、特に男性向きだ。大正から昭和にかけての近代史を知ら
ないと、理解出来ない部分もある。さすがに特
高については、ひとこと説明を入れていた。だが堀辰雄の「風立ちぬ」が入って
いるため、観客のほとんどを占めていた若者たち
には、一風変わった恋愛物語に映ったのではないだろうか。

それでも、不安定で不穏な時代を背景に、美しくも残酷な夢を追いかけた若者
の姿を、夢と現実を縦横無尽に行き来しながら
描いたファンタジーとして、若者にも楽しめる作品になっていると思う。宮崎ア
ニメの魅力である、風になびく髪の描写が一段と冴
えている。宮崎駿72歳、渾身の一作である。

この作品を製作した意図を、宮崎監督がみずから語っている文章はこちら
http://kazetachinu.jp/message.html

 追記
今、ニュースで観たのだが。東大がボーイング社と合同で、最先端の航空技術
についてのセミナーを開いたそうだ。東大に
県立浦和高校の生徒を招いて、アメリカにいるボーイング社の技術者から話を聴く。

見るからに理系秀才という顔をした高校生たちの顔を見ながら、私は複雑な心
境になった。どういう意図で、こういうセミナー
を開いたのだろう。東大はふだんから、ボーイング社と合同で研究しているのだ
ろうか。

○----------集会等のお知らせ----------○

■ 8月6日(火)18時30分~「さよなら原発!福岡」例会
 福岡市人権啓発センター(ココロンセンター)

●「さよなら原発!11・10九州集会」(仮称)●
    実行委員会結成集会
日 時:8月18日(日)14時より 
場 所:福岡県教育会館(福岡市東区馬出4-12-22)
  地図:http://tinyurl.com/jwb9de6

● 「原発なくそう!九州玄海訴訟」(玄海原発1万人訴訟)●
  第6回口頭弁論期日 9月27日(金)14:00 佐賀地裁
午後12時30分に佐賀県弁護士会館に集合
原告総数 原告総数 6597名(8/5現在)
  ホームページ: http://no-genpatsu.main.jp/index.html

○--------------------------------○
★☆ 原発とめよう!九電本店前ひろば・テント★☆
午前10時から午後5時。(土・日曜・休日は閉設)
♪ みなさん、一緒に座って・語り合いませんか☆
場所:九州電力本店前 福岡市中央区渡辺通2丁目1-82
地図:http://www.denki-b.co.jp/company/map19.html
★☆ (ひろば・テント080-6420-6211) ☆★
<facebook、twitter、ブログ等で拡散よろしく>

************************
〒812-0041
福岡市博多区吉塚5-7-23
青柳 行信
電話:080-6420-6211
[email protected]
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副総理の麻生氏、憲法改正で「ナチスの手口学んだら」と発言(3)

JCJふらっしゅ 2285号より


  ◎◎◎◎┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓◎◎◎◎
      ┃Y・記・者・の・「・ニ・ュ・ー・ス・の・検・証・」┃
      ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

■□副総理の麻生氏、憲法改正で「ナチスの手口学んだら」と発言(3)
  ──麻生氏の「撤回」パフォーマンスと政権用意のメッセージ=セットの理由

 副総理兼財務相の麻生氏は、戦前ドイツのナチスを引き合いに「あの手口を学んだ
らどうか」と発言したことについて、1日、発言を撤回した。

 だが、海外は敏感に反応、国内では野党だけでなく与党の中からも批判が出てい
た。東京新聞によると、同日、連立与党の公明党の山口代表も記者会見で「本人が撤
回したのだから撤回に値すると認識したのだろう」「枢要な立場の政治家は発言に重
々配慮すべきだ。自らにも言い聞かせながら、慎重に対応していきたい」とした。自
民党の石破幹事長も、「ユダヤの方々からの意見もあるようなので、政府として誤解
を招くことがないよう、きちんと対応すべきだ」と記者団に話した。

 ただ、菅官房長官は麻生氏の進退問題について、「(辞任には)あたらない」と否
定した。「本人も発言を撤回したし、安倍内閣としてナチス政権を肯定的にとらえる
ことは断じてない。私の会見で、みなさんにご理解いただきたい」(朝日新聞)と理
解を求めた。古屋圭司国家公安委員長も「副総理もピシッと正式に撤回したから、こ
れで一件落着じゃないか」と述べた。

 この件についての報道に遅れが目立っていたテレビ各局だが、この日、NHKニュ
ースは麻生氏の発言撤回と菅官房長官の「辞任にはあたらない」との「今日で幕引
き」宣言を伝えることに終始した。一方でテレビ朝日は、報道ステーションで、麻生
氏の発言を音声で流し、問題発言のあった29日当日の映像(静止画等)も付け加え
て、慎重姿勢ながら視聴者との問題共有をはかった。

 麻生氏は「ナチスの手口を学んだらどうか」と自ら発言したことについて、以下の
ように主張して撤回の理由とした。だが、発言の訂正も謝罪もしていない。

1)私は憲法改正については、落ち着いて議論することが極めて重要であると考えて
 いる。この点を強調する趣旨で、同研究会においては、喧騒にまぎれて十分な国民
 的理解及び議論のないまま進んでしまった悪しき例として、ナチス政権下のワイマ
 ール憲法に係る経緯をあげた。
2)私がナチス及びワイマール憲法に係る経緯について、極めて否定的にとらえてい
 ることは、私の発言全体から明らかである。
3)この例示が、誤解を招く結果となったので、ナチス政権を例示としてあげたこと
 は撤回したい。

 麻生氏は2日午前にも、自身の「ナチス」発言を受けて野党から閣僚辞任や議員辞
職を求める声が出ていることについて、「辞職するつもりはない」と話し、また、発
言を非難している米国のユダヤ系人権団体などへの謝罪に関しても、「(意思は)あ
りません」(時事通信)と否定している。菅官房長官も2日午前、「1日に本人が撤
回したわけで、これで決着だと思っている」と話して、政府として「幕引き」を急ぐ
姿勢を露骨に示した。

 読売新聞によると、<民主党や日本維新の会など野党6党は2日、麻生副総理の
「ナチス発言」に関連し、予算委員会での審議を求めることで一致>したが、自民党
は、すでに発言が撤回されていることからそれに応じない方針。この件での野党6党
の結束については、しんぶん赤旗も3日付で、<日本共産党、民主党、日本維新の
会、みんなの党、生活の党、社民党の6野党は2日、国会内で国会対策委員長会談を
開き><麻生太郎副総理によるナチスの「手口を学んだら」とした発言について協議
し、この問題で予算委員会の集中審議を開くよう与党に要求することで一致>したこ
とを伝えた。国会対策委員長会談では、発言を批判する声明を検討することも確認し
たという。

 このとき、共産党の穀田国対委員長は、「ナチス肯定発言は、極めて重大だ。閣僚
として失格であることはもちろん、政治家としての資格も問われる」として、「国会
のしかるべき場できちんと議論すべきだ」と語り、ヒトラーが暴力と弾圧で独裁体制
を築いた経緯を指摘しつつ、「『この手口に学んだら』というのはまさにナチズムの
肯定そのものだ」と厳しく批判している。

 ただ日本経済新聞は2日午前、菅官房長官が閣議後の記者会見で、麻生氏の「ナチ
スの手口を学んだらどうか」発言に対して、野党側が批判を強めていることについて
「議論の余地のある問題ではなく、国会で審議する性質のものではない。1日に本人
が撤回したわけで、これで決着だと思っている」と述べて、幕引きを急ぐ姿勢を再度
示したことを速報したことを伝えるとともに、<同日の閣議や閣僚懇談会では、発言
に関する麻生氏の説明や安倍晋三首相からの指示は特になかったという>と、閣議や
閣僚懇談会の模様を付け加えて報じている。

 2日、首相の安倍氏は、内閣法制局の山本庸幸長官を退任させ、後任に小松一郎駐
フランス大使を充てる方針を決めている。小松氏は、「集団的自衛権に関する政府解
釈見直しに前向き」として知られている。

 翌3日、共同通信はこの方針決定について、「小松氏を起用し、行使容認に向けた
布石を打つ狙いがあるとみられる。内閣法制局長官は内閣法制次長が昇任するのが慣
例で、今回の人事は極めて異例」と伝えた。

 日本経済新聞が報じたように、2日の閣議や閣僚懇談会では、麻生氏の問題発言に
ついて、麻生氏本人の説明や首相の安倍氏からの指示などは特になかったとすれば、
政府は「先を急いでいる」といえるだろう。内閣法制局の長官に「集団的自衛権に関
する政府解釈見直しに前向き」の人物を起用し、「集団的自衛権」について「権利は
あるが行使はできない」との憲法解釈を繰り返し示してきた内閣法制局を、「つくり
変える」──。

 共同通信は3日午前配信の「集団的自衛権見直し布石の異例人事/丁寧な説明不可
欠/法制局長官に小松駐仏大使」の記事に付した解説で、以下を指摘している。

1)集団的自衛権については、日本の安全保障や外交の行方を左右する重要問題だけ
 に、巨大与党による「決められる政治」の遂行にとらわれるのではなく、丁寧な説
 明が欠かせない。
2)従来の政府解釈は内閣法制局長官答弁の積み上げで成り立ってきただけに、長官
 人事だけで済まされる問題ではない。
3)麻生太郎副総理兼財務相の「ナチス発言」に批判が集中したように、保守色が強
 いとされる安倍政権の「右傾化」傾向には国内外から厳しい視線が向けられてい
 る。
4)人事は首相の専権事項とはいえ、自分の進めたいように水面下で環境整備を進め
 ていると受け取られれば、政権への不信感は増すだろう。

 その「右傾化」傾向に内外から警戒の目が向けられている安倍政権だが、内閣法制
局長官の首の挿げ替えには、この麻生ナチス発言について東亜日報が見出しにつけた
ように、「ナチスのように誰も気がつかない間に改憲を」の策動、地盤固めを焦る政
権の姿が垣間見える。共同通信によると、内閣法制局長官の交代は、8日にも閣議で
正式決定するという。共同通信は、「人事は首相の専権事項とはいえ、自分の進めた
いように水面下で環境整備を進めていると受け取られれば、政権への不信感は増すだ
ろう」と指摘するが、市民とメディアの連帯による大きな反対のうねりがなければ、
参院選で大勝して「ねじれ解消」を成し遂げた安倍政権は、れを背景に(選挙の争点
でもなく、だれもそんなことは認めていないのに)、集団的自衛権の解釈改憲へと突
っ走る可能性がある。

 早期の幕引きを主導しているのは首相官邸であることを早々に明白にしたのは、朝
日新聞の1日付、<安倍首相「撤回、早い方がいい」 麻生氏ナチス発言>の記事だ
(朝日新聞の1日未明からのあわただしい動きの背景の一端は、ここにあることがわ
かる)。

 記事によると、29日の麻生氏の問題発言を翌朝に一部メディアが報じると、官邸
内に「日本として恥ずべき発言だ」(首相周辺)との懸念が噴出した。米国の代表的
なユダヤ人人権団体の反発が伝わると、「できるだけ早く収束させた方がいい」(政
府高官)という雰囲気が広がった。それをうけて、菅官房長官が31日昼、地元・福
岡にいた麻生氏に電話で「誤解を受けるような状況になっています。考えをメディア
の前で述べていただきたい」と要請。麻生氏は、「俺は憲法改正は静かな雰囲気でや
った方がいいよという意味で言ったんだけどな。誤解されているなら撤回しないとい
けないな」と応じたという。

 また、麻生氏のとの電話を終えた菅氏から報告を受け、首相の安倍氏は「撤回は当
然だ。早い方がいい」と指示、第1次内閣で閣僚の失言に悩まされた教訓も生かし
て、財務省や外務省の官僚らが官邸と連絡を取って撤回コメントづくりに着手した、
という。

 1日午前、麻生氏が「ナチス政権を例示としてあげたことは撤回したい」とコメン
ト文を読み上げ、その30分後に、菅官房長官が会見で「安倍内閣がナチス政権を肯
定的にとらえることは断じてない」と強調する──。

 麻生氏は訂正も謝罪もせずに「撤回」のみする、官房長官がそれでは足りないと思
われる部分をフォローする──。

 このシナリオで決着するまでのやり取りは、いろいろ想像できる。麻生氏の「譲れ
る限界」をめぐり、相当の行きつ戻りつがあったことと思われる。そして行き着いた
のが、麻生氏の訂正なし、謝罪なし、いかなる辞任もなしの「撤回」ということなの
だろう。そして、菅官房長官の「安倍内閣がナチス政権を肯定的にとらえることは断
じてない」と強調したコメントなのであろう。

 「サイモン・ウィーゼンタール・センター」(米国のユダヤ人人権団体)のエイブ
ラハム・クーパー副代表が、朝日新聞との電話インタビューで「発言を撤回したのは
適切だった。だが、見たところ彼は今、(当時は)逆のことを言おうとしたと言って
いるが、ナチスのたとえを使った理由が不可解なままだ」と語ったのも無理はない。

 訂正もしない、謝罪もしない麻生氏の「撤回」。誰が麻生氏の「ある日気づいたら
ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていた。あの手口に学んだらどうか
ね」の発言が、いい間違いや、言葉足らず、誤解を与えかねない一時的なミスだった
と認めるだろうか。だれがわざわざ日本の官邸主導の猿芝居にだまされ、麻生氏の訂
正なし、謝罪なし、いかなる辞任もなしの「撤回」を、好意的に受け止める気になる
だろうか。

 だが、首相官邸は麻生氏の深刻な問題発言について野党側が求める国会審議には応
じない姿勢をかたくなに守り、「集団的自衛権見直し布石の異例人事」への突入を急
ぐ。

 首相の安倍氏自身が4日、島根県で記者団の質問に答えるかたちで、「安倍政権と
してナチスを肯定的に捉えることは断じてないし、あってはならないことだ」と強調
し、野党側が求める国会審議に応じない考えをあらためて表明した。この「安倍政権
としてナチスを肯定的に捉えることは断じてないし、あってはならないことだ」こそ
が、国際社会向けのメッセージとして官邸主導で用意した、苦肉の策というわけであ
る。

 安倍政権は、政権が用意したメッセージと、麻生氏の訂正なし、謝罪なし、いかな
る辞任もなしの「撤回」パフォーマンスのセットで、自ら招き寄せた重大事態を乗り
切れると踏んでいるのである。

 麻生氏の「ナチスの手口を学んだらどうか」の真意は、「ナチスのように誰も気が
つかない間に改憲を」にあるとする。

 安倍氏が進めようとしている内閣法制局長官の首の挿げ替え(「集団的自衛権に関
する政府解釈見直しに前向き」の人物)による、集団的自衛権を容認し戦争のできる
日本への「つくり変え」は、まさに「ナチスのように誰も気がつかない間に改憲を」
への道である。

 麻生氏の「ナチスの手口を学んだらどうか」の真意を認め、その問題を認め、それ
を謝罪し発言や発言中の間違いを修正し撤回することは、そのまま安倍氏が願ってや
まない「集団的自衛権の解釈改憲」をはじめとする「自民党式改憲」(復古改憲国家
主義)の問題と過ちと間違いを認めることにつながるのだから、麻生氏の「譲れる限
界」の設定もまた、麻生氏本人の性格や資質の問題にとどまることなく、政権のシナ
リオから導き出されてくる、ということになるのだろう。


ナチス発言 波紋拡大 麻生氏に与党からも苦言(東京新聞2日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013080202000155.html
「国際社会、敵に回す」 政権に麻生ショック(朝日新聞1日)
http://www.asahi.com/politics/update/0802/TKY201308010462.html
麻生氏ナチス発言 閣僚ら「誤解解く努力を」(日本経済新聞2日)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS0200Q_S3A800C1EB1000/
閣僚辞任・議員辞職を否定=「謝罪の意思ない」-麻生副総理兼財務相(時事通信2日)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013080200266
ナチス発言、麻生氏が辞任を否定(日本経済新聞2日)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS02016_S3A800C1EB1000/
閣僚辞任・議員辞職を否定=「謝罪の意思ない」─麻生副総理兼財務相(時事通信2日)
http://jp.wsj.com/article/JJ11596704278717434444418282179852405172072.html
麻生氏「ナチス発言」、野党が予算委の審議要求(読売新聞3日)
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/news/20130803-OYT1T00309.htm?from=ylist
麻生ナチス肯定発言で6野党 集中審議要求で一致(しんぶん赤旗3日)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-08-03/2013080302_01_1.html
官房長官、麻生氏ナチス発言「昨日の撤回で決着」(日本経済新聞2日)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFL020HE_S3A800C1000000/
集団的自衛権見直し布石の異例人事/丁寧な説明不可欠/法制局長官に小松駐仏大使(共同通信3日)
http://www.47news.jp/smp/47topics/e/244378.php
首相「ナチス肯定ない」 麻生氏発言で審議応じず(中国新聞4日)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201308040161.html
安倍首相「撤回、早い方がいい」 麻生氏ナチス発言(朝日新聞1日
http://digital.asahi.com/articles/TKY201308010680.html

丸木美術館でのひろしま忌

JCJふらっしゅ 2284号より



 つるたです。
 いろいろ重複して、このメールを受け取る人にごめんなさい。
 あすの丸木美術館でのひろしま忌についてのアナウンです。

           ~~~~~ ~~~~~ ~~~~~

15:00~16:00 田中一正さん(ミネロファーム)のお話
「福島原発事故の被災体験、被爆二世として」

 飯館村で酪農を営んでいた田中さんは、福島原発事故で被災し、広島の被爆二世で
あることをあらためて自覚しました。現在は福島市で共同経営の牧場を運営する田中
さんの体験談をお聞きします。

16:15~17:15 中川五郎ライブ in 丸木美術館

 長年、平和と自由を求めて歌い続けてきたフォーク・シンガーの中川五郎さんが、
熱いメッセージを歌に託します。

           ~~~~~ ~~~~~ ~~~~~

 また、丸木美術館では、企画展『坑夫・山本作兵衛の生きた時代~戦前・戦時の炭
坑をめぐる視覚表現』も開催中ですし、田中正造没後100年 足尾鉱毒の図特別展
示も行っています。

 企画展『坑夫・山本作兵衛の生きた時代~戦前・戦時の炭坑をめぐる視覚表現』
 http://www.aya.or.jp/~marukimsn/kikaku/2013/2013sakube.html

 当日のアクセスなど、詳細は、下記に掲載してあります。
 http://www.aya.or.jp/~marukimsn/top/0806.html


 福島での酪農することについて、さまざまな意見があると思います。正直、ぼくも
思い悩む部分も少なくありません。しかし、大切なことは、放射能の危険を主張した
い人と、福島で生き続けようとする人とのあいだに対話をどう作り出すか、というこ
とではないかと思っています。

           ~~~~~ ~~~~~ ~~~~~

 丸木美術館は原爆も原発もいらない、なくそうとずっと訴え続けてきました。
 しかし、3・11の地震をきっかけとする原発事故は起こり、いまも放射能汚染を
止めることができないでいます。

 また、原爆の記憶の風化もなかなか止めることができません。
 核兵器の廃絶に向けた動きも、その特権を手放そうとしない保有国の動きはにぶい
ままです。

 そして、政府・自民党は憲法を変え戦争ができる国をめざし、あるいは憲法を変え
ることなく、集団的自衛権の容認に向かおうとしています。

 そんな動きを食い止める手段は、一人でも多くの人が知ること、そしてその悲惨さ
を感じることだと思います。

 政治状況はほんとうに悲惨ですが、それでもあきらめたら、そこで終わってしまい
ます。あきらめずに、出来ることをやり続けたいと思います。


                       *メーリングリスト「wsfj」より

☆原発とめよう!九電本店前ひろば第838目報告☆

青柳行信です。 8月4日。

明日■ 8月6日(火)18時30分~「さよなら原発!福岡」例会
 福岡市人権啓発センター(ココロンセンター)

「きみへ」 さよなら原発! 
http://twitsound.jp/musics/tsMDocgv4

【転送・転載大歓迎】
☆原発とめよう!九電本店前ひろば第838目報告☆
呼びかけ人賛同者8月4日2920名。
★原発とめよう!の輪をひろげる【呼びかけ人】を募っています。
   
★私たちの声と行動で原発・再稼働は止められます。★
<ひろば・想い・感想・ご意見等 嬉しいです>

★ 横田つとむ さんから:
青柳さま
お疲れさまです。
雨になりましたねえ。幾分か温度は下がっていますが、蒸し暑いのは同じです。
小野寺某が 「アメリカの艦船が攻撃をうけたら、日本が反撃をする」と、
とんでもないことを平気で口にしました。
安倍と言い、麻生と言い、石破、小野寺、等々 ファシズムへの道 まっしぐら
という
感じです。 負けてはいられません。
あんくるトム工房
オスプレイ 沖縄に http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/2559
憲法改正 特集 スタジオジブリ http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/2558

★ 橋本左門 <無核無兵・毎日一首> さんから:
 ☆初めから容認ありきの有識者 集団的自衛権の有色者なり
(左門 8・5-374)
※4日のNHK「日曜討論」で、元駐米大使の柳井俊二氏は
「今までの政府見解は狭すぎて、憲法が禁止していないことまで自制している」
と、阿部首相の憲法破壊の露払いをしており、併せて、
安保法制懇の事務局長に、やはり「有色者」の元駐フランス大使を充てる
(土俵入りでは、まさに「太刀持ち」になる)。
「絶対多数」の驕りが、暴走を始めた。

★ 金子譲 さんから:
金子譲 さんのコメントを転送します:
【Kさんを支える会:Kさんの伝言 その12(7月29日)】
6/25に不当逮捕され、7/17に起訴された福岡の原発事故避難者、
Kさんの拘置所からのメッセージです。
http://t.co/w1nMJ98sne

★ 木村(雅)さんから:
 経産省前テントひろば テント日誌 特別版(8月4日)
7月22日の第2回口頭弁論を傍聴して(その2)

 池辺幸恵(宝塚の平和のピアニスト)さんの傍聴記です。

■ 今回「脱原発テントといのちを守る裁判」第二回口頭弁論に、関西から来
て大法廷の傍聴をさせていただきました。その内容については前回のけしばさん
等による詳細な報告に負わせていただきます。只一つ言うなら、大阪地裁もそう
ですが、東京も同様にこの狭い部屋が大法廷だなんて、司法の民主主義が粗末に
扱われている証拠だなと思いました。

 100人も入れない狭い大法廷なので、今回入れなかった300人ちかい人々のため
のテレビ中継はあったのかしら・・・。民主主義が機能するには、まず公平な情
報開示でしょう。そして三権分立はそれぞれが独立尊重されてこそ成立します。
ところが日本では、三権は癒着してヒラメ裁判官でないと出世できません。国民
を困らせる判決を出した裁判官が確実に出世しているおかしな司法なのです。

■ それに最高裁は書類審査だけだし人手も足りないのでどうにもあやしすぎ
ます。国民の裁判員制度もなぜ殺人などの重罪を裁かせて一般の国民に過度の負
担と人によっては恐怖さえ強いる理由は一体なんでしょうか。リンチがあたりま
えの野蛮なアメリカを見習うとは恥ずかしいです。つまり日本はまだまだアメリ
カの植民地なのです。アメリカ陸軍の司令部を座間におき、空はいまだにアメリ
カ軍のものなのです。そしてアメリカ軍基地も賄いまですべてが日本持ちで年間
約1兆円です。つまり民主主義どころか戦後65年アメリカの言うなりの悲しき日
本なのです。この事態をほとんどの日本人は知らないのです。

 で、この訴訟はまさに昨年、安倍政権が衆院選で勝ってからはじまりました。
つまり安倍政権が息を吹き返すまではことあげしなかったのに、まさに奢る安倍
軍国政府になったとたんの恫喝(スラップ)訴訟なのです。この裁判は、今の日本
の社会の複雑な重構造を現しており、又一方原発をやめるか続けるかの単純明確
な選択を国民にせまっています。
「国民の意見の総意といえる 脱原発テント村 」 Vs 「国おかかえの軍需大企
業群・御用学者とそれにむらがる 原発村」という国民対国家の対立の構図はあ
きらかです。それは「わたしたち99%の庶民大衆 Vs 1%の雲の上のお役人や賤
民資本主義の強者・勝ち組」の対立でもあります。この裁判の行く末いかんで、
これからの日本のすすむ道が平和か、戦争かに分かれるのです。
ですから、日本の平和と核のない世界をめざすわたしたちは、この訴訟に負ける
わけにはいかないのです。負けたら、まさに1%の資本主義者たちによる軍事独裁
国家へとむかうのが目にみえています。

■ みなさん、この脱原発テント訴訟が"民主主義の砦"と言われているのは、ま
さにその戦いだからなのです。わたしたち国民が3.11以後おまかせ民主主義から
脱却し、国民主権の今のうちに(安倍政権による自民党草案は国家主権の明治時
代に逆もどりです)、わたしたちは、この貴重な主権をてばなさないためにも、
気づいたもの一人一人が、この訴訟の当事者にもなって応援すべき訴訟なのです。

 わたしたちは、国民主権と民主主義そして平和憲法を守るためにもこの脱原発
テントを守りぬかねばなりません。昔から民主主義の発達していなかった日本で
は、つねに大衆は国によって人権蹂躙され、庶民は戦争により多大な損害を負わ
されてきました。赤紙一枚で戦争に駆り出され、兵士となって殺し殺されて、い
のちと人間性を奪われる軍隊という暴力装置の歯車として国家により使い捨てに
されてきました。
そして、ここでもうひとつ確かに言えることは、かつて戦争をした当事国どうし
であっても、わたしたち大衆・民衆は、国家による被害者であり、ともに仲間で
あるということです。

■ それは、先日の2013年7月27日に韓国で行われた「停戦協定から平和協
定へ」の国際シンポジウムと若者たち多数の参加による大規模なデモをみればよ
くわかります。当日韓国の若者たちは、デモに参集する前に地下鉄で"統一の歌"
を大合唱しながらカンパをお願いしながらぞくぞくと集まってきました。その勢
いのある様子に出くわして驚いたわたしは、韓国の若者の政治への熱意と真剣さ
に心うたれました。

 ですから、今、このテント裁判は、戦争を生み出す国家の強者の論理に対し
て、仲間どうしが分かち合い・助け合い・手を結ぶという人間として当たり前の
本性がわたしたちに求められているし、その新しい精神で対抗すべきだと思いま
す。今回の参院選でもまたあらわにされたように、庶民がバラバラに主張するだ
けではなんの実もむすびません。経済よりいのちが大事、未来の日本と地球を憂
うわたしたちにとって、これからは共生と理解、ともに協力しあえる新しい生き
方を選択するときなのです。

■ 今、1%の支配層によるわたしたち99%への弾圧が、この裁判でかくも明確にし
かけられてきたことは、いよいよわたしたち社会のナベに強火がつけられ、わた
したちゆで蛙は今まさに煮上がり食べられようとしている危機的状況なのです。
ですからこの裁判は、まさに今日本内部での "アメリカ Vs 日本" の対立の構図
をみごとに表しているともいえます。そしてアメリカの傀儡政権である腐敗し日
本人の魂を失った自民党政権による、戦後の平和憲法と民主主義そしてわたした
ち99%の庶民にむけたクーデターなのです。それはこの大政翼賛に堕した大手メ
ディアを通じての洗脳であり、TPPをみても分かるようにアメリカによる日本の
乗っ取りなのです。

 さあ今こそ、この日本をアメリカの魔の手からのがれアメリカの頚城をはずす
ためにも、わたしたち一人一人がこの裁判の応援に結集すべきときなのです。み
なさん、このテント裁判の当事者になって、周囲の人たち近所の人たちにこの国
民としての真価が問われるこの裁判のことを伝え、分かってもらえる呼びかけを
してまいりましょう。

 正清太一さんの報告 第二回公判を終えて
 テント裁判は第二回公判が103号法廷で行われたが、約90名の傍聴席のある地
裁最大に法廷である。満員の傍聴者であった。前回に引き続き弁護団の答弁が私
たちの主張をまとめる形で終わった後、告訴状の重大なミスを団長の河合弁護士
が指摘した。それは、訴状に添付した証拠説明等の写真が私(正清太一)とは明
らかに別人を指定していたことを指摘した。会場は一瞬、騒然となり、裁判長は
『静粛』にと机をたたいたが、原告側は沈黙のままだった。裁判長の行為が顰蹙
を買ったことはいうまでもない。

 河合氏は、被告を取り間違えたこと自体、この訴訟は無効ではないかと指摘さ
れ、「原告はこのことを気付かなかったのかどうか」と追及され、原告側は沈黙
のまま法廷は終了した。
 国側は他の国有地の不法占拠を40数年にわたって放置したままである。(自民
党の駐車場不法占拠で15億円相当)。こうした一方で国民の切実な要求には訴訟
で対応してきているが、こういうことを許してはならないと考えている。既に
690日を超える「座り込み」は、福島第一原発の被災者も含め、日本全土から訪
問者があとをたたない状況にある。
テントを参加し、支援する国民、あるいは世界の人々の声を無視し、原発再稼動
をや原発輸出を強行しようとする
政府の態度を許してはならない。

<テント日誌 特別版 次回口頭弁論等のお知らせ>

【報告】7月31日に行われた進行協議で、第三回目の口頭弁論と第四回目の口
頭弁論で大法廷(103号法廷)が使用される事が決定しました!

7月31日(水)11時~裁判所、原告(国側)代理人、被告(テントひろば
側)代理人の間で、今後の裁判日程等に関する進行協議が開催されました。
その中で、第二回口頭弁論の際に河合弘之弁護団長が指摘し、訴訟の取り下げを
求めた所謂「被告の取り違え」の件に関して、国側から、「単なる証拠上での取
り違えの問題であり、被告の特定に関しては、何ら問題ない」という認識が示さ
れ、9月6日(金)までに「取り違え問題に対する国側の主張(場合によって
は、新たな証拠提出あり)と第二回口頭弁論の際に行われた本案前答弁に対する
反論が提出される事になりました。

国側が提出した訴状において、被告の特定の際に使用した写真、監視カメラの映
像を元に作成した勤務実績に重大な瑕疵がある事は、裁判の根幹に関わる重大な
問題であり、「単なるケアレスミス」で済まされることではありません。これか
らも国側への抗議を継続し、裁判の取り下げを求めて参ります。

また、進行協議の中では、9月12日(木)の第三回口頭弁論とその後の確認で
11月29日(金)に開催される事になった第四回口頭弁論で大法廷(103号
法廷)を使用する事が決定されました。
今まで、大法廷使用を求める活動にご協力くださった皆様へお礼申し上げます。

☆★☆★☆★ テントひろば 今後の日程 ☆★☆★☆★

9月11日(水)テント2周年
9月12日(木)「脱原発といのちを守る裁判」第三回口頭弁論
9月15日(日)原発ゼロの日(現在稼働中の大飯原発が定期点検のため停止します)
11月29日(金)「脱原発といのちを守る裁判」第四回口頭弁論
※テント2周年、原発ゼロの日のイベントについては、詳細が決まり次第、発表
します。

★ 安間 武(化学物質問題市民研究会) さんから:
メールサービス 2013年8月4日 第382号
--------------
反原発行動
--------------
★全国原発関連デモ開催情報
http://www47.atwiki.jp/demomatome/

■定例金曜日「大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議」18:00~20:00

■定例金曜日「六本木規制庁前抗議行動」 19:00-20:00

■ウクライナ現地調査報告会
~チェルノブイリ原子力発電所事故の被害実態に学ぶ、事故被害対策~
8月7日(水)18時~20時(開場:17時30分)
場所 弁護士会館17階1701会議室
参加費無料・申込不要【定員120名】
主催:日本弁護士連合会
http://www.nichibenren.or.jp/event/year/2013/130807.html
----------------
原発関連情報
----------------
■(もんじゅ君のエネルギーさんぽ)汚染水が海に流れてる
発表した選挙翌日は、テレビや新聞が開票結果でいっぱいになる日だから、それ以外
のニュースには目のいきにくいタイミングでの発表ということになるよね。
(朝日新聞デジタル 8月2日)
http://www.asahi.com/culture/update/0801/TKY201308010406.html

■汚染水漏れ口を2年超放置 福島第一、対策発表の一方で
(朝日新聞デジタル 8月1日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130801-00000013-asahi-soci

■福島第一 新たに大量の汚染水確認 最大9億5000万ベクレル
(東京新聞 8月1日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013080102000250.html

■復興庁:被災者支援 先送り密議 暴言ツイート裏付け
(毎日新聞 2013年08月01日)
http://mainichi.jp/select/news/20130801k0000m010178000c.html

■東日本大震災:福島第1原発事故 復興庁先送り密議 
被災者無視の時間稼ぎ 「責任押し付け合い」
(毎日新聞 2013年08月01日)
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20130801ddm041040042000c.html

■山本太郎氏と渡辺美樹氏 好対照な2議員の国会初登院
(田中龍作ジャーナル 2013年8月2日)
http://tanakaryusaku.jp/2013/08/0007649

■ここがヘンだよ、日本の原発報道 ドイツ人研究者との対談
(田中龍作ジャーナル 2013年07月28日)
http://tanakaryusaku.jp/2013/07/0007615

★ 国際環境NGOグリーンピース さんから:
こんにちは!
ますます厳しい暑さが続いていますが、熱中症対策は万全ですか?
皆さまにはいつもグリーンピースの活動を応援してくださり、ありがとうござい
ます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
グリーンピースがあたらしいとりくみを始めます
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
参議院選挙が終了して、原発再稼働を推進する連立与党が議席の過半数を
獲得しました。

現在再稼働に向けての審査を申請しているのは北海道の泊原発、
福井の大飯原発・高浜原発、愛媛の伊方原発、佐賀の玄海原発、
鹿児島の川内原発の6原発、合計12基。
しかし原子力規制委員会の審査で基準を満たさないと判断されれば
再稼働はありませんし、基準を満たしていると認められても、即それが
再稼働につながるわけではありません。

今年3月、朝日新聞では原発再稼働に関する世論調査を行い、その結果
回答者の男性47%、女性67%が反対と答えました。
3.11以降、男性よりも女性の方がより脱原発を強く求めているという傾向は
常に一貫しています。
ということは、女性の声がきちんと政治に反映されれば、もっと脱原発を
決めやすくなるのでは?

今回の参議院選挙で参議院に占める女性議員の比率は18.2%。
衆議院(7.9%)と合わせても女性議員は全議席の1割を少し超える程度で、
世界でもかなり下のレベルにとどまります。
女性の声がもっと政治や企業に届けば、脱原発をはじめとする環境問題は
より早く、より多く解決できるはず。

そこでグリーンピースでは女性を中心としたネットワークを開始します。
女性がつながって、政府や企業に声を届け、変化を起こしましょう。
もちろん賛同してくださる男性のご参加も大歓迎です。

グリーンピースのあたらしいとりくみ、
「グリーン・ウィメンズ・ネットワーク」にぜひご参加ください。
http://a06.hm-f.jp/cc.php?t=M278774&c=49050&d=6f1e

★ 崔 勝久 さんから:
It's a show timeー「終戦のエンペラー」を観て
http://oklos-che.blogspot.com/2013/08/its-show-time.html
天皇制とアメリカの核による世界支配の正当化を目的とした映画だと断定します。
浅薄な国際性、愛、そんなことでごまかすことができるでしょうか。
現実を直視すること、観念や思想は現実によって淘汰されていくでしょう。

★ 前田 朗 さんから:
ブログを更新しました。
6.16新大久保駅前弾圧救援会主催報告集会7.31
http://maeda-akira.blogspot.ch/2013/08/blog-post_4.html

★ 松岡 さんから:
<book13-66『アベノミクスは何をもたらすか』(水野和夫・高橋伸彰)>

暑さで読書が停滞していたが、水野和夫・高橋伸彰著『アベノミクスは何をもた
らすか』(岩波書店)を読んだ。ふたりの経済学者水野和夫氏と高橋伸彰氏との
「アベノミクス」をめぐる対談である。高橋伸彰さんは知らなかったが、水野和
夫さんは現在のグローバル経済批判では慧眼の本をいくつも出されており、注目
している著者だ。対談は、アベノミクスの「三本の矢」のそれぞれの批判から始
まり、「失われた20年」の分析から日本経済が失ったものを振り返り、アベノ
ミクス総体の批判へと進み、そして、資本主義はどこへ行くかをめぐっての討論
までに及ぶ非常に興味深い展開の本だった。アベノミクスについてのおふたりの
共通する見解は、これはケインズの言う「美人投票」であり、「株が上がり、円
は下がると予想して株を買ったり、円を売ったりする」だけで、「それ以上の話
ではない」。アベノミクスで、「賃金上昇も、雇用改善も、デフレ脱却も起こら
ない」、「アベノミクスの賞味期限は近い」ということだ。この本での最後の章
の「資本主義はどこへ行く」はとくにおもしろかった。この部分は水野和夫著
『世界経済の大潮流』(太田出版)を読まれるといいと思う。

<目次>
第1章 アベノミクスをどうみるか
第2章 日本経済から何が失われたのか
第3章 アベノミクスは何をもたらすか
第4章 資本主義はどこへ行く
あとがき

★ 紅林進 さんから:                    
日本軍「慰安婦」についての下記の集会が、8月11日(日)、東京・表参道の
東京ウィメンズプラザ・ホールにて開催されます。
そのご案内を転載させていただきます。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
         歴史のねつ造は許さない!
  日本軍「慰安婦」メモリアル・デーを国連記念日に!!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
とき:2013年8月11日(日)
10:30 開 場
11:00~フィリンピンから日本軍「慰安婦」被害者証言
12:00~休憩
13:00~国際シンポジウム
16:30 閉 会
場所:東京ウィメンズプラザ・ホール
http://www.pbls.or.jp/event/map_tokyo-womens-plaza.html
東京都渋谷区神宮前5-53-67「渋谷駅」下車徒歩12分、
「表参道駅」下車徒歩7分(地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線)
参加費: 1,000円
主催:日本軍「慰安婦」問題解決全国行動
8・14を国連記念日にしよう! キャンペーン
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【国際シンポジウム 戦時性暴力被害者から変革の主体へ】
基調講演:
■女性の参加が平和を持続可能なものにする ~安保理決議1325号の
コアメッセージ~  アンワラル・チャウドリー(元国連安保理議長)
■日本軍「慰安婦」被害者が変革の主体になるとき
  尹美香(韓国挺身隊問題対策協議会常任代表)
■記憶を普遍化し、未来に引き継ぐことの意義
  岡真理(京都大学教員)
■特別参加:フィリピンから 日本軍「慰安婦」被害者証言
■ファシリテーター 渡辺美奈(日本軍「慰安婦」問題解決全国行動)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●発言者プロフィール
・アンワラル・チャウドリーさん
 バングラデシュ出身。国連大使(ニューヨーク、1996―2001)ほかチリやニカ
ラグアなどの大使を歴任。元国連事務次長、元国連上級代表。2000年3月8日、
 国連 安保理議長として初めてジェンダー平等と平和は不可分であるとの議長
 声明を発表、 同年10月31日の「女性・平和・安全保障」に関する安保理決議
 1325の採択実現に尽力した。
・尹美香さん
 韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)常任代表、戦争と女性の人権博物館館長。
 挺対協結成直後からスタッフとして活動。1000回もの水曜デモを続け、日本軍
 「慰安婦」問題を国際問題化させたこと等を評価され「ヌッポム(遅い春)統
一賞」 受賞。 著書に『20年間の水曜日』(東方出版、2011年)。
  挺対協では1億人署名キャンペーン実施中↓↓↓
http://m.womenandwar.net/contents/campaign/signature.nx
・岡真理さん
 京都大学教員/現代アラブ文学・第三世界フェミニズム。エジプト留学時代か
ら パレスチナを訪れ、そこで起こっていることの意味を問い続けてきた。特に
「記憶
 の政治学」を キーワードに現代世界の構造的暴力を考察し、精力的に社会批
評を行っている。
 著書に『記憶/物語』(岩波書店)、『アラブ 祈りとしての文学』他。
●特別参加(フィリピンから)
・ピラール・フリアスさん
 ルソン島南カマリネス州生。16歳の時、洗濯をしているところに現れた2人の
日本 兵に ナイフで顔を刺されるなどの後、輪かんされる。村が焼かれ学校に
避難。
 日本軍部隊により、3人の女性と一緒に昼夜腰縄で繋がれたまま、山中をゲリ
ラ討伐に連行され、 輪かんされる日々が続いた。
・エステリータ・デイさん
 1930.4.28、ネグロス島タリサイ市生。83歳。1944年14歳のとき、市場に物売
りに 出かけ、 ゲリラ討伐に巻き込まれ、女性たちと一緒に、日本軍駐屯地に
連行 され、輪姦される。 昼は日本兵の服の洗濯と掃除、夜は輪姦という日々
が アメリカ軍がタリサイ市に来るまで続いた。
・レチルダ・エクストレマドゥラさん
 リラ・ピリピーナ(被害者と支援者の組織)のコーディネーター。被害者の正
義の 回復とともに、 性暴力を生みだす軍隊のありようそのものを問う運動を
展開。
 「パマナ」(継承者)を組織したり、フィリピン国内の各大学と連携するな
ど、 継承と教育も常に視野に入れて活動している。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 8月14日は、1991年に韓国の金学順さんが日本軍「慰安婦」被害者として初め
て名乗り出た日です。
 この勇気ある告発がきっかけとなって、アジア各地の被害女性たちが半世紀の
沈黙を破って証言し、日本政府の責任を問い始めました。この告発は、日本軍性
奴隷制の実態を明らかにしただけでなく、旧ユーゴ紛争をはじめ紛争下で性暴力
被害を受けた女性たちに勇気を与え、軍隊そのものの暴力性を暴いていきました。
 金学順さんが名乗り出た8月14日を日本軍「慰安婦」メモリアル・デーとす
る、ということは2012年12月、韓国、台湾、フィリピンの「慰安婦」被害者と各
国の支援者が一堂に集まったアジア連帯会議で決まりました。
 さらに、この日本軍「慰安婦」メモリアル・デーを国連記念日にすることで、
被害者の名誉を回復し、再発防止(戦時下での性暴力を根絶する)につなげてい
きたいと私たちは考えています。
 日本では歴史の事実を歪めようとする勢力が跋扈する今、私たちはこのキャン
ペーンを社会に広げていくことで、「慰安婦」問題の解決を日本政府に求める世
論を国内外に根付かせることを目指します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 【第1回日本軍「慰安婦」メモリアル・デー 全国各地の動き】
●第1回 日本軍「慰安婦」メモリアル・デー@東京
とき:2013年8月14日(水)18:00pm
 場所:新宿東口 アルタ前
 今年の8月14日はその第1回目。さらに韓国で毎週開かれている水曜デモの日で
もあります。この日、世界や日本の各地で様々なアクションが企画されています
が、東京ではど真ん中の新宿に集合します!
5月13日に大阪の橋下市長が「「慰安婦」は必要だった」発言をしてから、ちょ
うど3か月にあたるこの日、被害者を傷つける行為や歴史の否定を糾弾し、一刻
も早く「慰安婦」被害者への謝罪と補償を求めるため、一緒に声をあげましょ
う! 手作りプラカードや、鳴り物も大歓迎です。

・北海道 8/7@札幌市男女共同参画センター
・東京 8/9@武蔵野公会堂会議室
・名古屋 8/14水曜デモ
・関西 8/14@大阪・住まい情報センター
・福山 8/7@福山駅前
・広島 8/7@広島市本通り
・北九州 8/14@JR小倉駅前
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
お問い合わせ:日本軍「慰安婦」問題解決全国行動
8・14を国連記念日にしよう! キャンペーン
E-mail:[email protected] FAX:03-3202-4634
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

○----------集会等のお知らせ----------○

■ 8月6日(火)18時30分~「さよなら原発!福岡」例会
 福岡市人権啓発センター(ココロンセンター)

●「さよなら原発!11・10九州集会」(仮称)●
    実行委員会結成集会
日 時:8月18日(日)14時より 
場 所:福岡県教育会館(福岡市東区馬出4-12-22)
  地図:http://tinyurl.com/jwb9de6

● 「原発なくそう!九州玄海訴訟」(玄海原発1万人訴訟)●
  第6回口頭弁論期日 9月27日(金)14:00 佐賀地裁
午後12時30分に佐賀県弁護士会館に集合
原告総数 原告総数 6540名(7/31現在)
  ホームページ: http://no-genpatsu.main.jp/index.html

○--------------------------------○
★☆ 原発とめよう!九電本店前ひろば・テント★☆
午前10時から午後3時。(土・日曜・休日は閉設)
♪ みなさん、一緒に座って・語り合いませんか☆
場所:九州電力本店前 福岡市中央区渡辺通2丁目1-82
地図:http://www.denki-b.co.jp/company/map19.html
★☆ (ひろば・テント080-6420-6211) ☆★
<facebook、twitter、ブログ等で拡散よろしく>

************************
〒812-0041
福岡市博多区吉塚5-7-23
青柳 行信
電話:080-6420-6211
[email protected]
************************




再稼働か廃炉か。歴史を変えるのは誰?

青柳です。8月4日。

下記、ご参加よろしくお願いします。

★ G o o d B y e   N u k e s 
   再稼働か廃炉か。歴史を変えるのは誰?

   さよなら原発!11.10九州集会(仮称)
    実行委員会結成 キックオフ集会

日 時:8月18日(日)14:00~16:00 
場 所:福岡県教育会館(福岡市東区馬出4-12-22)
[地下鉄箱崎宮前駅(1番出口)下車]
   地図:http://tinyurl.com/jwb9de6

・実行委員会代表世話人(8月4日現在) 
(福岡県:青柳行信・棚次奎介、大分県:梶原得三郎・中山田さつき、宮崎県:青木幸雄、
 鹿児島県:向原祥隆、熊本県:永野隆文・永尾佳代、佐賀県:豊島耕一、長崎県:川原重信)

・呼びかけ人(8月4日現在)
 福岡: 石村善治(福岡大学名誉教授・片山恭一(小説家)・吉岡斉(九州大学副学長)
 長崎: 西岡由香(漫画家)・牟田純子(主婦) 
 佐賀: 長谷川照(佐賀大学元学長・九州玄海訴訟団長)
 熊本: 小松 裕(田中正造研究者・熊本大学教授)・板井八重子(医師)
     元村義晴(原発ゼロをめざす水俣の会・会長)    
 宮崎: 藤原宏志(元宮崎大学学長)・小沼 新(宮崎大学名誉教授)・大口玲子(歌人・母親)
 鹿児島: 荒川 譲(川内原発増設反対鹿児島県共闘会議議長)
      井上森雄(原発 ゼロをめざす鹿児島県民の会代表)
      橋口孝久(かごしま合鴨米生産クラブ代表)

現地本部:九電前テントひろば Tel・080-6420-6211(青柳)
連絡先:事務局長 深江守 北九州市小倉南区徳吉東1-13-24
Tel&Fax093-452-0665 携帯090-9478-6195 メール[email protected]

歴史を変えるのは誰?

・キックオフ集会にむけて
 2011年に起きたフクシマ原発事故。今も15万人以上の人たちが、
故郷を離れて避難生活を強いられています。
 そこから、日本のエネルギー政策は、良い方向に変わったでしょうか?
 残念ながら、答えはノーです。廃炉にする動きどころか、原発を輸出
する動きもあるのが、この国の実情です。
 九州では、川内原発1、2号機と玄海原発3、4号機を九州電力は原子
力規制委員会に再稼動審査申請を提出しました。川内原発周辺の活断
層については、九電の調査には信頼性はまったくないうえ、「安全性」に
は疑問だらけです。そして、何よりも、日本に住む人の6割近くが再稼動
に反対している声があるというのに、再び核に火をつけるなんてありえま
せん。
 しかし、原発推進派が政権を握り、海外からみれば「こんな世界規模の
原発事故がおこったというのに、日本に住む人たちは恐怖を感じていない
ようにみえるし、怒っている人も見えづらい。不思議な人たちだ…」そんな
風に見られているようです。
 しかし、日本の未来を決めるのは、一部の政治家集団ではありませんし、
経団連でもありません。国策で推進されていたはずなのに、2011年に次々
と原発が止められたのは、いったい誰の影響力だったのでしょうか?
 再び原発の時代に戻ってしまうのか、新しいエネルギーの時代に変わる
のか。理想の未来を描き、声をあげることから始まるのです。「あなた」さえ
いれば、きっと出来るはずなのです。

・「さよなら原発」集会の歩み
 2011年11月13日に開催された「さよなら原発・福岡1万人集会」では、
九州各地から集まった1万5千人もの参加者と一緒に、福岡市内に「原発
反対」の声を届けました。その後も、九州各地で「原発いらない」の声を上
げ続けています。今回予定されている「さよなら原発!11.10九州集会(仮)」
も、この流れを汲んだ実行委員会がデモと集会を企画しています。
 原子力規制委員会や電力会社、その後ろにある関連企業からの再稼動
の圧力が強くなっています。「申請から半年かかる」という作業も早まる可
能性もあって、今年中が脱原発運動の山場になるかもしれません。
 2011年12月から、九州の原発は1基も動いていません。再び、核に火を
いれることのないように止め続けていきましょう。

・カンパ先
みなさんの賛同金で11.10集会は開催されます
1口500円(何口でも可)
▼ゆうちょ銀行
口座記号番号…01750-2-126630
加入者名…さよなら原発!九州集会実行委員会
通信欄に「11.10九州集会」とお願いします。
▼他行からの振込:指定内容
店名(店番)…一七九店(179)
預金種目…当座
口座番号…0126630
※現地本部・実行委員会で払込取扱票も準備しています。

************************
〒812-0041
福岡市博多区吉塚5-7-23
青柳 行信
電話:080-6420-6211
[email protected]
************************

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青柳 [email protected]

☆原発とめよう!九電本店前ひろば第837目報告☆

青柳行信です。 8月4日。
サマータイム ★☆ 原発とめよう!九電本店前ひろば・テント★☆
8/5~ 8/9午前10時から午後3時。(土・日曜・休日は閉設)
8/10~ 8/18(閉設)

「きみへ」 さよなら原発! 
http://twitsound.jp/musics/tsMDocgv4

【転送・転載大歓迎】
☆原発とめよう!九電本店前ひろば第837目報告☆
呼びかけ人賛同者8月3日2920名。
★原発とめよう!の輪をひろげる【呼びかけ人】8月3日1名。
   原 誠二
★私たちの声と行動で原発・再稼働は止められます。★
<ひろば・想い・感想・ご意見等 嬉しいです>

★ 横田つとむ さんから:
青柳さま
作日の暑さも 半端じゃなかったですね。
作日は 中央区の9条の会の発会式に参加しました。
老いも若きも、みんなでこぞって 勉強会を続けていくそうです。
毎週火曜日にやるそうです。
次回、参加してみようと思っています。

夜は、中洲 出会い橋での 土曜余市がありました。
これも 賑やかでした。
あんくるトム工房
中央区 9条の会  http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/2556
出会い橋 土曜夜市 http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/2557

     福島では 核燃料が発熱しているようです。
     爆発すると 大変な事態になります。
以前、ブログに載せた 『図書』の紹介に ここ数日で 5百数十件のアクセスがあ
ります。
メルトダウンした核燃料は? http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/2504

★ 橋本左門 <無核無兵・毎日一首> さんから:
 ☆被災地の野生生物研究で遺伝子損傷 有意上昇と(左門 8・4-373)
※これまで個体の損傷事例が報告され、
その都度、この一首に詠んできたが、
遂に遺伝子損傷が見られるようになったことは重大である。
これ以上増やさないために「即時ゼロ」へ。

★ 大阪の原誠二 さんから:
青柳 行信 様
はじめまして。
毎日ご苦労さまです。
【 原発とめよう!九電本店前ひろば・テント】のメールマガジン
の配信を希望します。
お手数ですがよろしくお願いいたします。

★ G o o d B y e   N u k e s 
   再稼働か廃炉か。歴史を変えるのは誰?

   さよなら原発!11.10九州集会(仮称)
    実行委員会結成 キックオフ集会

日 時:8月18日(日)14:00~16:00 
場 所:福岡県教育会館(福岡市東区馬出4-12-22)
[地下鉄箱崎宮前駅(1番出口)下車]
   地図:http://tinyurl.com/jwb9de6
・実行委員会代表世話人(8月4日現在) 
(福岡県:青柳行信・棚次奎介、大分県:梶原得三郎・中山田さつき、宮崎県:青
木幸雄、
 鹿児島県:向原祥隆、熊本県:永野隆文・永尾佳代、佐賀県:豊島耕一、長崎県:
川原重信)
・呼びかけ人(8月4日現在)
 福岡: 石村善治(福岡大学名誉教授・片山恭一(小説家)・吉岡斉(九州大学副学長)
 長崎: 西岡由香(漫画家)・牟田純子(主婦) 
 佐賀: 長谷川照(佐賀大学元学長・九州玄海訴訟団長)
 熊本: 小松 裕(田中正造研究者・熊本大学教授)・板井八重子(医師)
     元村義晴(原発ゼロをめざす水俣の会・会長)    
 宮崎: 藤原宏志(元宮崎大学学長)・小沼 新(宮崎大学名誉教授)・大口
玲子(歌人・母親)
 鹿児島: 荒川 譲(川内原発増設反対鹿児島県共闘会議議長)
      井上森雄(原発 ゼロをめざす鹿児島県民の会代表)
      橋口孝久(かごしま合鴨米生産クラブ代表)
現地本部:九電前テントひろば Tel・080-6420-6211(青柳)
連絡先:事務局長 深江守 北九州市小倉南区徳吉東1-13-24
Tel&Fax093-452-0665 携帯090-9478-6195 メール[email protected]

歴史を変えるのは誰?

・キックオフ集会にむけて
 2011年に起きたフクシマ原発事故。今も15万人以上の人たちが、
故郷を離れて避難生活を強いられています。
 そこから、日本のエネルギー政策は、良い方向に変わったでしょうか?
 残念ながら、答えはノーです。廃炉にする動きどころか、原発を輸出
する動きもあるのが、この国の実情です。
 九州では、川内原発1、2号機と玄海原発3、4号機を九州電力は原子
力規制委員会に再稼動審査申請を提出しました。川内原発周辺の活断
層については、九電の調査には信頼性はまったくないうえ、「安全性」に
は疑問だらけです。そして、何よりも、日本に住む人の6割近くが再稼動
に反対している声があるというのに、再び核に火をつけるなんてありえま
せん。
 しかし、原発推進派が政権を握り、海外からみれば「こんな世界規模の
原発事故がおこったというのに、日本に住む人たちは恐怖を感じていない
ようにみえるし、怒っている人も見えづらい。不思議な人たちだ…」そんな
風に見られているようです。
 しかし、日本の未来を決めるのは、一部の政治家集団ではありませんし、
経団連でもありません。国策で推進されていたはずなのに、2011年に次々
と原発が止められたのは、いったい誰の影響力だったのでしょうか?
 再び原発の時代に戻ってしまうのか、新しいエネルギーの時代に変わる
のか。理想の未来を描き、声をあげることから始まるのです。「あなた」さえ
いれば、きっと出来るはずなのです。

・「さよなら原発」集会の歩み
 2011年11月13日に開催された「さよなら原発・福岡1万人集会」では、
九州各地から集まった1万5千人もの参加者と一緒に、福岡市内に「原発
反対」の声を届けました。その後も、九州各地で「原発いらない」の声を上
げ続けています。今回予定されている「さよなら原発!11.10九州集会(仮)」
も、この流れを汲んだ実行委員会がデモと集会を企画しています。
 原子力規制委員会や電力会社、その後ろにある関連企業からの再稼動
の圧力が強くなっています。「申請から半年かかる」という作業も早まる可
能性もあって、今年中が脱原発運動の山場になるかもしれません。
 2011年12月から、九州の原発は1基も動いていません。再び、核に火を
いれることのないように止め続けていきましょう。

・カンパ先
みなさんの賛同金で11.10集会は開催されます
1口500円(何口でも可)
▼ゆうちょ銀行
口座記号番号…01750-2-126630
加入者名…さよなら原発!九州集会実行委員会
通信欄に「11.10九州集会」とお願いします。
▼他行からの振込:指定内容
店名(店番)…一七九店(179)
預金種目…当座
口座番号…0126630
※現地本部・実行委員会で払込取扱票も準備しています。

★ 金子譲 さんから:
さんのコメントを転送します:
【Kさんを支える会:Kさんの伝言 その11(7月24日)】
6/25に不当逮捕され、7/17に起訴された福岡の原発事故避難者、
Kさんの留置場からのメッセージです。
http://samadi.cocolog-nifty.com/ksan/2013/08/k-11724-c50e.html


★内富 さんから:
映画『ひろしま』上映&米澤鐵志さんの講演
●日時:2013年8月4日(日)午後1時30分~3時15分上映(1時20分開場)
1、午後1時30分~映画『ひろしま』上映(1953年制作)
  (モノクロ/上映時間104分/関川秀雄監督作品)
2、午後3時20分~米澤鐵志さんの講演
(演題)『私の被爆体験~原爆も原発もない世界を!~』
3、質疑応答、感想・意見交流
  (午後4時40分頃終了予定)

●会場:ひと・まち交流館京都 第5会議室(3階)(定員90名)
    河原町五条下る東側 市バス「河原町正面」下車すぐ
    京阪「清水五条」駅下車 徒歩8分      
    地下鉄烏丸線「五条」駅下車 徒歩10分
    案内:http://www.hitomachi-kyoto.jp/access.html      
    TEL:075ー354ー8711
●参加費:1000円  学生500円
●主催(共催):・ピースムービーメント実行委員会
        ・原爆と原発を考える京都市民の会          
●問い合わせ先:TEL:090-2359-9278(松本)

【NHKニュースより】

原爆の日 1人の少年が見つめた広島
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130802/k10013483141000.html

8月2日 13時23分

昭和20年8月6日。
きのこ雲が立ち上り、壊滅的な被害を受けた広島を11歳の少年が歩き、生き残
りました。
少年は今、79歳になり、平和の大切さを説き続ける語り部として日々を送って
います。
少しでも多くの人たちに、「核」と「戦争」について考えてほしい。
その思いが1冊の本にまとめられました。

「ぼくは満員電車で原爆を浴びた」

被爆者で、現在、京都府宇治市に住む米澤鐵志さんは、40年ほど前から学校や
集会で自分の被爆体験を語ってきました。
おととしの夏、東京で米澤さんの講話を聞くための企画が持ち上がり、フリーの
記者・由井りょう子さんも出席することになりました。
原爆が投下されてから70年近く。
戦争を知らない世代が増え、被爆者の高齢化も進んでいます。
「いまさら、原爆でも、広島でもないよなぁ」。
記憶を伝えることの大切さを十分に知っているつもりでも、由井さんは、どこか
にそうした思いを持っていました。
その日はとても暑く、「早く冷たいビールでも飲みたい」と思っていた由井さん。
米澤さんが語り始めると、ぐんぐん引き込まれていき、その内容に大きな衝撃を
受けました。
今回、出版された「ぼくは満員電車で原爆を浴びた」は、こうした出会いから生
み出されました。

米澤さんの家族

この写真は昭和15年に撮影されました。
中央に写っている少年が6歳のときの米澤さんです。
背広姿の男性が後に軍医として出征した父親。
母親は幼い弟を抱いて座り、米澤さんの隣には2歳下の妹が立っています。
写真には写っていませんが、このあと、もう1人、弟が生まれ、さらに妹も誕生
しました。
太平洋戦争が始まったのは、写真が撮影されてから1年後。
米澤さんが、国民学校の初等科1年生のころだったといいます。
5年生になった米澤さんは学童疎開を経て、母親とほかのきょうだい4人と一緒
に広島市の北部の栃谷という場所に移り住みました。
初めて暮らす場所で生活に必要な物資も足りなかったため、母親と長男の米澤さ
んは、広島市中心部にある祖父母の家まで行くことになりました。
出発したのは昭和20年8月6日の早朝です。

「あれは地獄だった」

その日、広電=広島電鉄の停留所には長い列が出来ていました。
何とか満員の電車に乗り込み、もみくちゃにされながら母親と一緒に揺られてい
た米澤さん。
突然、強い光を感じ、100個の雷がすぐそばに落ちたような、すさまじい音を
聞きます。
その直後、すべての音は消えて、いつの間にか電車は止まっていました。
周囲にいた人は割れたガラスで血まみれになり、米澤さんと母親は倒れている人
を踏み越えるようにして外に出ました。
爆心地から、僅か750メートルの所だったといいます。
歩き出した米澤さんが目撃したのは、焼けただれた皮膚がズボンまで垂れ下がっ
た人や赤ちゃんを抱いたまま黒焦げになって息絶えた母親の姿。
そして水を求めて川に入り、折り重なるようにして死んでいく子どもたち。

もっと詳しい話を聞きたいと、京都を訪れた由井さんに対し、米澤さんは話しま
した。
「ぼくは地獄というものを見たことがないし、それがどんなところか考えたこと
もなかった。あとになって、この日の広島のようすを、多くの人たちが、『地獄
だった』とか『地獄絵』だとか言った。ぼくも、あれは地獄だった、と確信する
ようになった」。

母親の死と、生き残った米澤さん

米澤さんの話の中で、由井さんの印象に残った部分があります。
米澤さんと母親が、僅かな日陰を見つけて頭を並べ、一緒に短い休息を取る場面
です。
このあと、トラックに乗せてもらったり救援列車に乗り込んだりして、疲れ切っ
た体で自宅にたどり着いた母親と米澤さん。
大きな外傷はありませんでしたが、数日たつうちに突然、2人の髪が抜け始めます。
元気そうに見えていた母親は、徐々に体中が紫になり歯ぐきからは血が流れ出て
いました。
「もう殺して!」と叫ぶほどの苦しみのなか、9月1日、34歳で亡くなりました。
焼け野原になった広島で一緒に体を休めた日から、1か月もたたないうちに迎え
た永遠の別れ。
周囲の人たちは、同じように米澤さんも死んでしまうだろうと考えていました。
ほとんど何も食べられず、もう吐く物がなくなったはずの米澤さんを、繰り返
し、吐き気が襲います。
洗面器に出てきたのは、おなかの中に寄生していた、たくさんの回虫。
はっきりとした理由は分かりませんが、おう吐のあとで米澤さんは「奇跡的に」
回復し、生き残りました。
しかし、入れ代わるようにして、母乳を飲んでいた末の妹の髪の毛が抜け始めます。
そして10月。
幼い妹は泣く力も失い、米澤さんたちが気付いたときには、死んでいました。

出版を決意させたもの

米澤さんが、こうした体験を語り始めたのは、昭和29年、太平洋のマーシャル
諸島・ビキニ環礁で行われたアメリカの核実験で、マグロ漁船の第五福竜丸が被
ばくしたことがきっかけでした。
語り部としての活動を続けるなかで、何度か出版の誘いもあったということです
が、活字として細かい部分まで記録に残すことにはためらいがあり、断り続けて
きたといいます。
そうしたなかで起きたのが、東京電力福島第一原子力発電所の事故でした。
原発事故によって、福島に住む人たちが故郷を離れることを余儀なくされる姿を
目の当たりにした米澤さんは、もう一度、「核」についての問題を考え直し、
もっと多くの人たちに自分の体験を伝えたいと思うようになりました。
由井さんから熱心な勧めがあったことも、それを後押ししました。
米澤さんが語り、由井さんは、それを書き留めていきました。
出来上がった文章は、いくつかの出版社に持ち込まれ、この中で書籍化に動いた
のが小学館でした。
大人にも、子どもにも読んでほしい。
そうした思いを込めて児童書という形が取られ、ことし7月に120ページ余り
の本が完成しました。

米澤さんは、こう話します。
「原爆で多くの人たちが亡くなったなかで、私は生きている。1人でも多くの人
たちに、『核』と『戦争』について伝え続けることが、自分の運命なのかもしれ
ない」。
また、由井さんは、こんなふうに話します。
「これまでの知識で、原爆について知っているつもりだったけれど、被ばくした
1人の少年がどんな体験をして、家族はどうなったのか、その目線で考えたこと
はなかった。少年の目に刻まれた広島の『現実』が、今回の本を通じて伝わって
くれれば」。

まもなく8月6日=原爆の日。
多くの人が、平和への祈りをささげる日です。

★ 坂井貴司 さんから:
広島の原爆被爆者の高齢化が進行しているため、「語り部」が存続の危機にたっ
ています。

 そこで被爆体験を、直接被爆していない人たちに継承してもらおうという動き
が起こっています。「被爆体験伝承者」です。

 「あの日を知らない世代が語り部になれるのか」という葛藤を抱えながらも、
原爆の記憶を受け継ぐ試みをNNNドキュメントが追います。

NNNドキュメント「伝承者 あの日を知らない語り部たち」
http://www.ntv.co.jp/document/
放送日:8月11日 放送時間:24:50~   

★ 紅林進 さんから:
8月7日(水)に東京・霞が関の弁護士会館で開催される、
チェルノブイリ原発事故に関する書き報告会のご案内を
転載させていただきます。
http://www.nichibenren.or.jp/event/year/2013/130807.html
http://www.nichibenren.or.jp/activity/human/shinsai/symposium.html

ウクライナ現地調査報告会~チェルノブイリ原子力発電所事故の
被害実態に学ぶ、事故被害対策~

日本弁護士連合会では、本年10月に広島市で開催する第56回
人権擁護大会において、「放射能による人権侵害の根絶をめざして」
をテーマとしたシンポジウムの開催を予定しており、福島第一原子力
発電所事故による人権侵害からの完全救済、放射能による健康被害
の防止及び回復、原子力発電所の廃止に向けて取り組んでいます。

そこで、今後、原発のない日本を考えるにあたっては、今から27年前、
広範囲かつ長期にわたって多大な被害をもたらしたチェルノブイリ原子
力発電所事故による被害状況及び被害に対する政府や諸機関の対応
を調査することが不可欠と考え、日本弁護士連合会は、2013年5月
13日から5月18日まで、ウクライナ共和国での調査を実施しました。
その結果について、一般に公表し情報を共有することにより、人権擁
護大会シンポジウムでの議論をより充実させたいと考えています。

現地に行った者が感じた、ウクライナの今までと日本のこれからを、
臨場感たっぷりに報告いたします。調査をしなければわからなかった
現状を知る大変貴重な機会ですので、奮って御参加ください。

日時 2013年8月7日(水) 18時~20時(開場:17時30分)
場所? 弁護士会館17階1701会議室
( 会場地図)http://www.nichibenren.or.jp/jfba_info/organization/map.html
(千代田区霞が関1-1-3 地下鉄丸ノ内線・日比谷線・千代田線 
「霞ヶ関駅」B1-b出口直結)
参加費等 参加費無料・申込不要【定員120名】

内容(予定) ※プログラムは多少変更する場合があります。

【第1部】 ウクライナの現状について
(1) ウクライナにおける法制度及び実施状況
(2) ウクライナ調査の概要(低線量被ばくによる健康被害の問題など)
(3) 今中哲二氏(京都大学原子炉実験所助教)による調査結果報告(感想)
(4) 調査参加者からの感想

【第2部】 日本で求められる法制度について
(1) 福島からの報告
(2) 原発事故子ども・被災者支援法と大会決議案について

主催 日本弁護士連合会
問い合わせ先 日本弁護士連合会 人権部人権第二課
TEL:03-3580-9509/FAX:03-3580-2896

※日本弁護士連合会では、本シンポジウムの内容を記録し、また、
成果普及に利用するため、会場での写真・映像撮影及び録音を行
っております。撮影した写真・映像及び録音した内容は、日本弁護
士連合会の会員向けの書籍のほか、日本弁護士連合会のホーム
ページ、パンフレット、一般向けの書籍等にも使用させていただくこ
とがあります。また、報道機関による取材が行われる場合、撮影さ
れた映像・画像はテレビ、新聞等の各種媒体において利用される
ことがあります。撮影をされたくない方は、当日、担当者にお申し出
ください。

※会議室の規模の関係で、定員は【120名】とさせていただいています。
先着順としておりますので、満席の場合は会場に入ることができないこと
があります。あらかじめ御了承ください。

★ 井上澄夫 さんから:
【緊急アピール】

 ●安倍首相が内閣法制局長官を「集団的自衛権の行使」積極見直し派に入れ替
えて、
        日米共同戦争態勢の構築を急ごうとしています
                  米空軍嘉手納飛行場・一坪反戦地主 井
上澄夫
2013・8・2

 安倍首相は、内閣法制局長官に集団的自衛権の行使容認に積極的な外務省の小
松一郎駐仏大使をあてる方針を固めました。8・2付産経がこう報じています。

 〈「憲法の番人」を自負する内閣法制局はこれまで、「権利はあるが行使はで
きない」とする集団的自衛権の政府解釈について、「歴代法制局長官が答弁を積
み重ねてきた」として、一貫して見直しに反対姿勢を取ってきた経緯がある。
 第1次安倍政権では、日米同盟強化などのため、解釈見直しの意向だった首相
に対し、「幹部の集団辞任も示唆して抵抗してきた」(周辺)という。〉

小松駐仏大使は、第1次安倍政権下で発足した有識者会議「安全保障の法的基
盤の再構築に関する懇談会」がまとめた行使容認の報告書の作成作業に関わるな
ど、政府解釈見直しの必要性を主張してきた人物です。
 要するに、安倍首相は、言うことをきかない内閣法制局を抑え込み、集団的自
衛権の行使を容認させるために、法制局長官のクビをすげ替えようとしているわ
けです。

 「集団的自衛権の行使」が日米共同戦争の遂行を意味することは言うまでもあ
りません。従来の政府解釈を変えて「集団的自衛権の行使」を〈合憲化〉するこ
とは、事実上の9条改憲にほかなりません。
 安倍首相は、国会での改憲手続きを経ることなく、お手盛りの諮問委員会「安
全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」での検討結果を根拠に、強引に解釈
見直しを進めようとしていますが、そのためにまず異例の人事で内閣法制局をね
じ伏せようとしています。

 これは実に由々しき深刻な事態です。国会も世論も無視する安倍首相の独裁政
治に力を合わせて立ち向かうことを呼びかけます。

〔以下、関連記事〕

◆法制局長官に小松一郎駐仏大使 集団的自衛権見直し布石 8・2 琉球新
報・共同

http://ryukyushimpo.jp/news/storytopic-3.html

◆法制局長官に小松駐仏大使 集団的自衛権見直し布石 8・2 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130802/plc13080207120003-n1.htm

◆新法制局長官、集団的自衛権の解釈見直し派に 8・2 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130801-OYT1T01590.htm

◆法制局長官に小松駐仏大使=集団的自衛権積極派 8・2 時事
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013080200158

◆内閣法制局長官に小松氏 集団的自衛権容認派 8・2 朝日
http://www.asahi.com/politics/update/0802/TKY201308020042.html

◆内閣法制局:長官に小松駐仏大使起用へ 8・2 毎日
.http://mainichi.jp/select/news/20130802k0000e010197000c.html

★ 日本の戦争責任資料センター 事務局 さんから:             
       
       
当資料センターでは、このほど『季刊・戦争責任研究』80号および付録パンフ
レット「レッツ」80号を発行しましたので、その目次をお知らせします。
 季刊誌では、「日本軍「慰安婦」問題に関する声明」を、付録レッツでは
当資料センター共同代表・吉見義明氏の「橋下市長に公開質問状」が掲載されて
います。どうか会員になって当資料センターの活動をご支援ください。

会員のお申し込みや季刊誌のご注文は  
         [email protected]  までどうぞ。

なお当資料センターの季刊誌は年4回発行の季刊でしたが、今後は年2回
の発行となり、次号81号は12月の冬号になります。

 これに伴い、年会費が以下のように改定しましたのでお知らせします。
会員になりやすい金額になっていますので、どうか会員になってセンター活動を
支えて下さるようお願いします。

ーーーー  季刊「戦争責任研究」 第80号 2013年-夏季号 ーーー
<声明>
 日本軍「慰安婦」問題に関する声明 当資料センター

<特集> 在日と戦後処理(2)

 在日の戦後補償問題  田中 宏

 日本の戦後体制と在日朝鮮人
  -参政権の「停止」と日本国憲法の制定過程をめぐってー 水野直樹

 差別煽動国家における在日朝鮮人(下)
  -国際人権法から見た日本  前田 朗

     ----------以上 特集です。----

 日韓請求権協定・仲裁への道
   -国際法の隘路をたどる  阿部浩己
 
韓民族被強制連行者は賃金をもらっていなかった  守屋敬彦

 陸軍中野学校と沖縄戦(下) 川満 彰


<資料紹介1>
 第35師団司令部「営外施設規定」 吉見義明

<資料紹介2>
 占領下沖縄における米兵による性犯罪  林 博史

<資料構成>
 戦争体験記・部隊史にみる日本軍「慰安婦」
   国会図書館第二次調査(2)(最終回)  当資料センター

[連載] 歴史観×メディア=ウォッチング No55
  橋下発言の下地を作った安倍首相の歴史認識  
     -堕ちるところまで堕ちた「お気に入り政権」の倫理観ー     
   
                          高嶋伸欣
 ーーーーーーー  付録 「レッツ」80号 目次ーーーーーー

時評  6月23日に思う--都議選と沖縄戦慰霊の日  荒井信一   

当資料センター共同代表・吉見義明氏  橋下市長に公開質問状を提出    
橋下徹市長への公開質問状  吉見義明   

日韓併合100年以降に残された課題(8)
 「竹島問題」を取材して考えたこと 大澤文護   

戦争犯罪論ノート(48) 国際メモリアル・デーとは何か 前田 朗   

著書紹介 
 『戦後『中央公論』と「風流夢譚」事件-「論壇」・編集者の思想史』
                     鈴木 伸尚   
施設紹介「町田市立自由民権資料館」
「自由」「民権」、そして「人権」を考える 松崎 稔    

社会風刺漫画 1  防犯ブザーが最も必要な子どもたち 壱花花    
       2 国家による生殖管理は戦争体制への地ならし        
  
再び『オレの心は負けてない』を上映して 笠松みよこ 
  同上映会に参加して 梁 澄子   

千葉県北西部の戦争遺跡を考える 鈴木 護          

  ------------- <戦争責任資料センターのご案内> -----------

 日本の戦争責任センターは、戦争責任の「資料センター」と「祈念館」
の創設を願い1992年に設立されました。
 研究者、弁護士、専門家の立場から歴史と大戦を検証し報告する紀要と
して『季刊・戦争責任研究』を発行しています。
 また戦争責任に無関心ではいられない市民ボランティアが編集する、
付録誌「Let's 」を同時発行しています。

       Let's find out
       Let's think about
       Let's talk about
       Let's do something about
            Japan's War Responsibilities !

 戦争の真実を伝え続けるために、会員になって当資料センターを支えて
ください。一緒に戦争責任の灯を、戦後補償の灯を、さらに高く掲げまし
ょう。

 当戦争責任資料センターの会員要綱の詳細は下記HPをご覧ください。 
会員には一般会員 シルバー会員 学生会員 および維持会員があり、
この4種の会費は以下のようになります。
会員になってセンターを支えてください。

     維持会員     ¥10000 
     一般会員      ¥3000
     シルバー会員    ¥2000 (65才以上)
     学生・院生     ¥2000

会員のお申し込みや季刊誌のご注文は  
         [email protected]  までどうぞ。

会員のお申し込みがあれば、季刊誌をお送りいたしますので、
「何月から」と明記し、お申し込みください。
『季刊・戦争責任研究』は1部からご注文をお待ちします。
                (この場合、送料をご負担下さい)

 一般書店では「地方出版取次」とお申し出くだされば、1冊¥1020 
でご入手できます。この場合ボランティア誌 「 Let's 」の付録はあ
りません。

 多くの図書館や大学図書館、あるいは女性センターなどの公的機関
での定期購読を希望します。お近くの、あるいは勤務先の図書館など
に購入をおすすめください。

************** 日本の戦争責任資料センター **************
      〒195-8799 東京都町田市大蔵町446 鶴川郵便局局留    
        [email protected] TEL&FAX 03-6324-5737 
 http://space.geocities.jp/japanwarres/  
Center for Research and Documentation on Japan's War Responsibility 
        

○----------集会等のお知らせ----------○

■ 8月6日(火)18時30分~「さよなら原発!福岡」例会
 福岡市人権啓発センター(ココロンセンター)

●「さよなら原発!11・10九州集会」(仮称)●
    実行委員会結成集会
日 時:8月18日(日)14時より 
場 所:福岡県教育会館(福岡市東区馬出4-12-22)
  地図:http://tinyurl.com/jwb9de6

● 「原発なくそう!九州玄海訴訟」(玄海原発1万人訴訟)●
  第6回口頭弁論期日 9月27日(金)14:00 佐賀地裁
午後12時30分に佐賀県弁護士会館に集合
原告総数 原告総数 6540名(7/31現在)
  ホームページ: http://no-genpatsu.main.jp/index.html

○--------------------------------○
★☆ 原発とめよう!九電本店前ひろば・テント★☆
午前10時から午後5時。(土・日曜・休日は閉設)
♪ みなさん、一緒に座って・語り合いませんか☆
場所:九州電力本店前 福岡市中央区渡辺通2丁目1-82
地図:http://www.denki-b.co.jp/company/map19.html
★☆ (ひろば・テント080-6420-6211) ☆★
<facebook、twitter、ブログ等で拡散よろしく>

************************
〒812-0041
福岡市博多区吉塚5-7-23
青柳 行信
電話:080-6420-6211
[email protected]
************************


『デスク日記』復刊記念集会


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   JCJ月刊機関紙「ジャーナリスト」2013年7月25日号より
──────────────────────────────────────

             『デスク日記』復刊記念集会

           ─権力の愛玩犬化するメディア─

                             阿部 裕

 「いまジャーナリストに問う─『デスク日記』復刊記念のつどい」が6月23日、
東京・文京シビックセンターで行われた。現役報道記者、キャスター、OB、メディ
ア研究者、弁護士、学生、20歳から80歳代まで多彩な人々約130人が参加、議
論に加わった。

 ジャーナリズム実践の金字塔、さらには教科書として60年代半ば~70年代に読
み継がれた小和田次郎著『デスク日記』が半世紀近くを経て、原寿雄自撰『デスク日
記』(弓立社)として蘇った。集いは、その意義を深く噛みしめる機会となった。

 その最大の理由は、メディアの権力監視機能がますます劣化し、存立基盤そのもの
の衰弱に対する危機感が沸点に近づきつつあるからだ。

 基調講演に立った金平茂紀氏(TBSキャスター)は「故・筑紫哲也氏が強調して
いた多様な言論、少数派であることを恐れない姿勢がいま失われ、メディアが『権力
の愛玩犬』となってしまっている。安倍首相との会食を競い合うメディア首脳、ろく
に質問もせず、キーボードの音ばかり響く記者会見……権力監視はほったらかし。す
でに分岐点を過ぎてしまったかもしれないが、諦めずにメディア内部で議論を起こ
し、変えていくしかない」と問題提起した。 原寿雄氏インタビューと、同氏と会場
とのやり取りも刺激的だった。

 原氏が関わった調査報道、権力犯罪報道の金字塔とされる「菅生事件」(第1回J
CJ賞受賞=1958年)について、原氏が「ジャーナリズムとして失敗作。本来、
警察ぐるみの犯罪として告発すべき事件。警察と妥協して、犯人の巡査部長が自ら姿
を現したような記事にしてしまった」と55年前の大スクープの評価を厳しく見直す
発言。北海道新聞の「道警裏金問題キャンペーン」、朝日新聞「NHK─ETV
2001番組改ざんスクープ」などの権力への屈服とも関連させたジャーナリズムに
対する原氏の厳しい自己検証の姿勢には、襟を正さざるをえなかった。

 さらには共同通信社会部記者、新聞労連役員経験者の後輩とのやり取りも緊張感あ
る内容だった。

 「原さんが編集幹部になった後、職場でのジャーナリズムは決して良くなっていな
い。むしろ悪くなったように思う。どう考えておられるのか?」
 原氏は「君はどうなんだ?何をし、何ができたのか?」と切り返した。
 もちろん、両者にとって報道姿勢や労使間の具体的な問題を念頭にした議論だった
ろう。しかし、当事者だけではない公の場では、それ以上議論は深まらなかった。

 集い全体を通じて、メディア危機の現状をどう受け止め、打開するか──問題意識
の共有が一歩進んだ。メディア各職場で、議論がほとんどないこともわかった。
 隣にいる仲間との議論、職場を超えた議論、そして読者、視聴者、取材先との議論
に、一人ひとりが踏み出すところからメディアの活性化・変革を始めるしかないの
だ。
…  …

JCJふらっしゅ 2282号より


──────────────────────────────────────

☆ヒューマンライツ・ナウは、8月2日付で下記の声明を発表し、安倍晋三総理大
臣、麻生太郎副総理大臣、菅義偉官房長官宛てに送付した。

──────────────────────────────────────
                       ヒューマンライツ・ナウHPより
                 http://hrn.or.jp/activity/topic/post-218/

               【 声 明 】
                
            麻生太郎副総理兼財務大臣の
            
       日本国憲法改正にかかわる「ナチス」発言について


                   国際人権NGO ヒューマンライツ・ナウ
                             2013年8月2日

1 麻生太郎副総理兼財務大臣は、7月29日の国家基本問題研究所月例研究会で発
言し、日本における憲法改正に関連して、ナチス・ドイツについて言及し、「民主主
義によって、きちんとした議会で多数を握って、ヒトラー出てきたんですよ。ヒトラ
ーはいかにも軍事力で(政権を)とったように思われる。全然違いますよ。」などど
述べた。そして、「だから、静かにやろうやと。憲法は、ある日気づいたら、ワイマ
ール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていたんですよ。だれも気づかないで変わ
った。あの手口学んだらどうかね。」と述べた。[1]

 8月1日、麻生氏は、「私のナチス政権に関する発言が、私の真意と異なり誤解を
招いたことは遺憾である。私は、憲法改正については、落ち着いて議論することが極
めて重要であると考えている。この点を強調する趣旨で、同研究会においては、喧騒
にまぎれて十分な国民的理解及び議論のないまま進んでしまった悪しき例として、ナ
チス政権下のワイマール憲法に係る経緯をあげたところである。私がナチス及びワイ
マール憲法に係る経緯について、極めて否定的にとらえていることは、私の発言全体
から明らかである。ただし、この例示が、誤解を招く結果となったので、ナチス政権
を例示としてあげたことは撤回したい。」として、発言を撤回した。[2]

 発言の撤回は当然であるが、7月29日の発言は、「あの手口学んだらどうか」と
してナチスに言及しており、「悪しき例」として取り上げた趣旨でないことは明瞭で
ある。

2 第二次世界大戦で最悪の惨禍をもたらしたナチスのファシズム政権は、ユダヤ人
迫害と強制収容所収容、大量虐殺、表現の自由の弾圧、反対派の弾圧、数々の戦争犯
罪など、人類史上最悪の人権侵害をもたらした。この反省に立ち、人権侵害を生み出
し、民主主義を否定するファシズムを二度と繰り返さないことは第二次世界大戦後の
国際社会の最も基本的なコンセンサスである。ファシズムの到来のプロセスについ
て、肯定的な評価をし、「手口学んだらどうか」等と示唆することは到底許しがたい
ことである。ナチスを肯定する発言は、民主主義国家の主要閣僚としてあるまじき言
動・姿勢である。

 麻生副総理・財務大臣は、ファシズムの犠牲となったすべての人々に謝罪すると共
に、直ちに辞任すべきである。

3 麻生副総理・財務大臣は、「憲法は、ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わ
って、ナチス憲法に変わっていたんですよ。だれも気づかないで変わった」と述べ
た。

 現実にはナチス憲法は存在せず、ドイツのワイマール憲法および立憲主義そのもの
がファシズムの到来と全権委任法によって停止に追い込まれたものであるが、その過
程は静かなものではなく、こうした動きに反対した人々が苛烈な人権弾圧を受け、表
現の自由を奪われた歴史がある。

 こうした、人類史上最悪の人権侵害が完成した過程に対する著しい無理解のうえに
たって、日本の憲法改正を議論し、推進しようする動きは重大である。憲法は、人権
尊重・立憲主義・民主主義を定めた国の最高法規であり、国民の十分な議論を尽くさ
ないまま「だれも気づかないで変わった」等ということは到底あってはらない。麻生
発言は、民主主義・立憲主義についても著しい無理解と言わざるを得ない。

4 東京を本拠とする国際人権NGOヒューマンライツ・ナウは、この言語道断の発
言に強く抗議するとともに、麻生副総理・財務大臣が重大な発言の責任をとって、直
ちに辞任することを求める。

 同時に、安倍首相に対し、ファシズム到来のプロセスを肯定し、立憲主義・民主主
義に対する理解に著しく欠ける、麻生氏の発言について、公式に強く非難するととも
に、この発言に関する内閣としての基本姿勢を内外に示すことを求める。

[1] 朝日新聞・発言詳細
 http://www.asahi.com/politics/update/0801/TKY201307310772.html

[2] 産経新聞
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130801/stt13080114060009-n1.htm

声明PDFはこちら↓
Immediate Release:Vice Prime Minister Aso.pdf

*ヒューマンライツ・ナウHPより転載
 http://hrn.or.jp/activity/topic/post-218/

*なおヒューマンライツ・ナウは同日、下記の声明も出し、安倍晋三総理大臣、麻生
太郎副総理大臣、菅義偉官房長官宛送付している。

【声明】「侵略の定義は定まっていない」との日本政府の一連の発言に抗議する。
 http://hrn.or.jp/activity/topic/post-217/

☆原発とめよう!九電本店前ひろば第836目報告☆

青柳行信です。 8月3日。

「きみへ」 さよなら原発! 
http://twitsound.jp/musics/tsMDocgv4

【転送・転載大歓迎】
☆原発とめよう!九電本店前ひろば第836目報告☆
呼びかけ人賛同者8月2日2919名。
★原発とめよう!の輪をひろげる【呼びかけ人】を募っています。
   
★私たちの声と行動で原発・再稼働は止められます。★
<ひろば・想い・感想・ご意見等 嬉しいです>

★ 横田つとむ さんから:
青柳さま
お疲れさまでした。
何と、福岡市は 百数十年来の歴史的な猛暑だとか。
なにが 狂ったのでしょうか?
なにはともあれ、健康第一ですね。
あんくるトム工房
来んしゃい 金曜 脱原発 http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/2555
トリチウムが数十兆ベクレル  http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/2554
   なんともひどい世の中になったものです。

★ 橋本左門 <無核無兵・毎日一首> さんから:
 ☆楢葉でも除染効果の低ければ大熊町へは「もう帰れない」
    (左門 8・3-372)
※大熊町出身の高橋清吉さんが、
明日の自分の町のためにと楢葉町の除染を勤める。
しかし、効果のない実際を具に経験して、
万感を込めて呟いた一言の重さ・・・・。

★ 西山 進 さんから:
青柳行信様
 英雄的行動に頭が下がる思いです。
しかし健康だい一、旧日本軍のような「生きて虜囚の辱めを受けず」なんちゃって、
退却は考えないなどと思わないでください。
私たちのたたかいはとても息の長いたたかいです。
放射性物質の半減期まで、絶対安全ではないのですから、
電気の不買同盟を作って自然のあるがままの生活をするのも一考です。
具合が悪くなったら、代わりを作るとか、ほかに手を考えるとか、いろいろあり
ます。
決して無理をしないで。
といってもこの猛暑です。
私は毎日頭がくらくらして参っています。
そんななかで広島、ナガサキで仲間たちががんばっています。
私にもポリープがあります。

★ おあさんです さんから:
青柳さん復帰おめでとうございます。
清涼飲料水を持参してまた伺います。
読者のみなさん、テントの近くに涼しい休憩スポットがありますぞ!
秘密の穴場ですのでテントの下薗さんが、テントへ行くとおしえてくれます。
レッツゴ―!

★ 斎藤徹 さんから:
<朝日新聞記者。振り出しは福島総局。妻の実家が福島県にあり、原発事故後、
取材や私用で何度も福島県を訪れている。>

おはようございます。いつもお世話になっております。福島関係者としてぜひ脱
原発派の方に読んでいただきたい記事があり、紹介します。
朝日新聞デジタル ウエブ論座記事(2103年8月1日)
山本太郎当選に対する福島からの「希望」の在処――ある県外避難をした福島人と
の会話

開沼 博(福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特任研究員)
2013年08月01日

――山本太郎さんの当選についてどう思いますか。
「そうですね……。複雑な思いです。私の周りでは『太郎さん、太郎さん』って希
望を見出している人がたくさんいるんです」
――周りっていうのは?
「震災後、震災とか原発についての集会とかTwitter・Facebookで知り合った人
たちです。そういう人たちは『よかったね、福島のことを代弁してくれる人が国
会にいるっていうのはすごいね』って言ってきます」
――ただ、それが「複雑だ」と。
「そうですね。地元では強く拒絶反応を示す人もたくさんいます。避難してきて
いる人の中には、もう地元に残る親ぐらいしか地元とは連絡をとっていないとい
う人もいるけれど、私は比較的福島の地元の友人ともやりとりをするんで、そう
いうことはよく聞きます」
――拒絶しない人もいる?
「それもいるとは思います。なにか新しいことをやってくれそうだと」
――そういう人は、彼の福島についての言動の内実を知っていて?
「彼の演説のYoutubeとかを熱心に見て『放射能のことをちゃんと言ってくれて
いる』ってファンになっている人はいます。ただ、もちろんそんなことは一切知
らない人もいる。福島に住んでいるからって、原発・放射能のこととか政治のこ
ととか考えている人ばかりじゃないですから」
――むしろ、福島県外の人が福島のことを語ろうとするとなぜか「原発・放射能を
政治問題として語ってばかり」になりますよね。
「そうなんです。結局『フクシマ、フクシマ』と言うけれど福島の自然とか風土
の話とかしても何の興味もないようだったり」
――それで、「なにか新しいことをやってくれそうだ」っていう感覚っていうの
は、例えば石原裕次郎のお兄ちゃんだとか、たけし軍団だとか、テレビで見たこ
ともあるし何か新しいことをやってくれそうなっていうのと同じような?
「そんな感じですね。自分の立場が危うくなろうとも戦ってくれているように見
えるところもいいんでしょうね」
――なるほど、一方で「福島の代弁者なんかではない」と。少なくともそう感じて
いる人がいるわけですね?
「はい。人によって言うことはそれぞれですが、要は、福島で生きている人が
200万人近くいるのに、そのこと自体を否定するような話をするからって。
『東日本女子駅伝を中止に追い込みたい』って言ったことからはじまって、ふざ
けたことばかり言ってるな、と」
――当選直後のインタビューでの福島の農作物についての言及が差別的なのではな
いかという話がネット上でありましたね。
「ただ、あれは、Twitterで部分的に切り取られてそう言われちゃっているとこ
ろもあると思います」
――実際、発言内容と異なるフレーズが山本太郎さんの言葉としてTwitterで拡が
りましたね。
「そうなんです。ああいうことをすると、結局『太郎さんを潰そうとする原発推
進派・放射能安全派はやっぱり嘘つきだった』って信頼を失いますよ」
――だとしても、あたかも、福島の一次産品の多くが法定の基準値前後のものばか
りであり、それがすなわち汚染されているかのように受け止められかねない言い
方は、米の全袋検査の結果をはじめ、様々な公表されている事実を踏まえないも
のだいうことは確かですよね。
「それは、そうですね」

――そういった様々な情報提供がすでにされ始めてデータもある程度揃ってきてい
る上でも、基準値の安全性や現在の検査体制が信用出来ないとか、そもそもなん
となく気持ち悪いからそれを選ばないという自由は、それはそれで尊重されるべ
きと思います。
 ただ、「選ばない自由」の尊重を実現したいからといって、「選ぶ自由」を抑
圧する必要はないでしょう。「選ばない自由」を尊重してもらいたいならば、そ
れと同様に「選ぶ自由」も尊重していかなければ反発は起こります。「福島産品
の生産・流通自体を止めて、国が全部補償しろ」という話は、一見お上を敵にし
た正義感あふれる態度のように見えるかもしれませんが、当事者からしたら生業
や慣れ親しんできた暮らしを奪う陵辱の言葉です。
 この2年間で、どれだけ生産者たちが安全確保のための放射性物質のチェック
体制を整えてきたのか。その苦労と努力の実状を知っていたらそう簡単には言え
ないのではないかと思います。地元で話を聞いていたらそういう感覚は理解でき
ませんか。
「それはよくわかります。ただ、外から福島に興味をもっている人の多くは、そ
ういう細かい地元の人の感覚はそもそも知らないし、興味ももってないんだと思
います」
――にもかかわらず「福島のために」「福島を考えよう」とも言いますよね。
「そうですね。『福島のために』『福島を考えよう』とか強く言う人に限ってす
ごい単純化された被災地・被災者・脱原発・放射能危ないという話をし続けま
す。それには私も違和感を持つことが多いです。そのほうがわかりやすいんで
しょうが」
――「あんなとこいたら絶対病気になる」「食べ物が汚れてる」「あんなとこ住め
ない」っていう「医食住差別」を繰り返す人間は他にもいたわけですが、それと
同列な感じ?
「ですね……。ただ、そういうふうに有名な人の言っていることをそのまままに受
けて、受け売りで言いふらすことが福島のためだと思っている人たちと、私の周
りで熱心に福島からの避難者を支援しようとする人たちの層とが重なっている部
分もあります。手を差し伸べてくれる人が、『福島なんか危険なところだから絶
対行ってはいけない』だとか『実はもう子どもがバタバタ死んでいるんだ。子ど
もを全員避難させろ』とか言うのには耐えられないことがあります。
 本人たちは悪気がないどころかむしろ心配して言っているんだろうけれども、
根拠のないデマを言って、『フクシマ』をネタに面白がって、福島に行ったこと
もない人同士で盛り上がって」
――根拠のないデマ、だと思うんですか。それはなぜですか?
「うーん。本当のところは専門家ではないのでわかりません。最初はそういう情
報がFacebookで流れてくると、これは大変だと思っていました。でも、脱原発と
か放射能危ないって言い続ける中で、無理矢理にでも過剰に危険だって煽り続け
ようとする傾向があることに気づきました。最近も2号機とか3号機が危ないって」
――去年の今頃は「実は4号機は崩壊寸前なんだけど、そうなったら東京まで避難
することになるから、国・東電は情報を隠蔽しているんだ」って何度も聞きまし
たね。
「そうなんですよね。もちろん、リスクがあったら備えておいたほうがいいんで
しょうけど」
――それもそうですね。でも「これは煽りだな」というふうに思っている?
「もちろん、私も原発事故は憎いです。その損害には誠実に対応してもらいたい
し、二度と繰り返さないような社会になってほしいし。でも、自分たちの政治的
な主張とか、脱原発・脱被曝を旗印につながった人同士の人間関係の活性化のた
めに福島を使うなって思うこともあります。福島のことを考えるっていう集まり
に行ってビラを見たら、福島のことなんか全然書いてないことがありました。原
発とTPPとこっちの人権の話と。『なんでですか』って聞いただけなのに『そ
んなこと言うな。こういうのが福島につながっていくんだ』って怒鳴られました
ね。2年間の時間の流れの中でそういう経験を色々して」
――「ありがた迷惑」なんだと、それは指摘していますか?
「最初はそうだったかもしれないけど、もう『ありがた迷惑』っていう感じでも
ないですね。ありがたくもないし、迷惑でしかないです。その感覚を分かってく
れる人には言います。でも、そうじゃない人がおおかたですね」
――そういう時、黙ってしまう?
「こっちは避難者1人で、相手は何十人も何百人もいるわけですよね。いちいち
相手をしていたらきりがないです。過剰に『避難者はかわいそう』『福島の人は
怯え苦しんでいる』っていう図式に当てはめてこようとする人も多いですから」
――「かわいそう」だったり「怯え苦しんでいる」わけじゃないんですか?
「もちろん、避難者への行政の対応の問題とか、復興の足りないところとかいろ
いろ問題はありますよ。でも、『今も、今後も福島の人々は怯え苦しんでいる』
なんていう答えありきで福島を見る人の言っていることが現実とずれているの
は、一度でも今の福島に行けばわかるでしょ。もちろん震災のことを眉間にしわ
寄せて話している人もいるけど、夜に街、歩けばみんな楽しそうに飲んで食べて
笑い合ってます。子どもだって、そこで生活している親がそれぞれの判断で細か
いことに気づかいながら暮らしている。
 でも、そういう話をすると、『それは、政府・マスコミに洗脳されていて安全
だ、楽しいんだと思い込まされているだけなんだ。かわいそうに』っていう話で
まとめられてしまう。反論しようとすると『原発推進派・帰還促進派にそそのか
されちゃだめだ』なんて叱られる。避難者だっていつまでも『支援者から望まれ
るわかりやすい・純粋な避難者』でいたいわけではないですし。『かわいそう、
かわいそう』って言ってくる人もなんか私に依存してくるような感じっていうか……」

――斜に構えた言い方になりますが、「社会的な弱者をかわいそうって言っている
私・私たち」に寄りかかられて重く感じることもありますか?
「ホントそうです。避難してきた当時は、こちらで開かれる勉強会とか集会にも
よく通っていたんです。そうすると『ぜひ福島のことを語って下さい』なんて言
われて、『みなさん、今日はこの会場に福島の女性が来ています』とみんなに拍
手されて話させられるんですね」
――それは、重いというよりも、むしろ高揚感が味わえるし、一体感も感じられる
ことではないんですか。
「たしかに話すとスッキリするんです。でも、それは一時的で、後から『あれは
なんだったのかな』って思ってしまう。私がしたいのはこれだったのかって虚し
くもなる」
――ただ、そうであるとしても、そこに自分の居場所を見つける人はいるんじゃな
いですか?

「そうなんです。そういうところにいる周りの人達も優しいですから。でも、グ
グっとのめり込んでいった人で鬱みたいになっちゃてる人もけっこういます。
ずっと、四六時中、脱原発だ、放射能は危険だ、政府や東電を訴えるぞという話
をしている」
――そういう流れには乗れなかった?
「そうですね。私はもう行かなくなりました。あるグループの人が『もしもしカ
メよ、カメさんよ』の歌に乗せて『もしもしカンベン、関電さん』って楽しそう
に歌う練習をしているのを聞いて」
――あー、ここにいるの違うな、と?
「そうですね。距離を取ろうと思っても『あなたには、福島の女として、その経
験をみんなに伝える使命がある』と迫られたりもしました。『知らねーよ』と思
いましたけど」
――なるほど。
「ただ、人によってグラデーションはあると思います。やっぱりこっちでできた
友達が少ないからって、今でもたまにそれに通う人もいるし。私もそういうつな
がりから仲良くなって今も付き合いがある人はいます。本当に親切にしてくれま
す。だから、そこに希望を見出す人のことは悪くは全然思わない」
――そういう、福島の内側の人・外側の人の関係があり、避難者・支援者の関係が
あり、原発や放射線の問題への主張がある人・ない人の関係があり、福島に関心
を持っている人・そうではない人の関係もある。それぞれが相手にとって良かれ
と思ってやっていることが空回りもして葛藤も起こっている。
「そうですね。『良かれと思ってる』なのかな。本当に信じようとしてる人が信
じられなくなったりすることの連続で」
――でも、こうやって第三者に対して、複雑な状況を複雑なままに説明しようとす
るのは難しいこともあるでしょうね。「結局、結論は何なんだ」「あんたはどっ
ちの味方なんだ」っていう反応をする人もいるでしょ。
「分からなくても分かろうと努力してくれる人もいますが、本当に一握りです。
大方は、『結局何が言いたいの、分からない』って。分からないんじゃなくて、
分かろうという気もなければ、理解する能力もないんだと思うこともありますけど」
――もう一回、山本太郎当選について戻りますけど、その「善意の空回り」の合成
の結果として、福島では、あるいは東北・日本全体では多くの自民党候補が当選
し、他方で東京という大都市では山本太郎さんが当選者の一人となった。この山
本太郎さんの当選は、ご自身にとっては「希望」ですか?
「そうですね……どちらかと言えば『希望』ですかね。他に何もないからかもしれ
ませんが」
●開沼博(かいぬま・ひろし)
1984年、福島県いわき市生まれ。福島大学うつくしまふくしま未来支援セン
ター特任研究員。東京大学文学部を卒業後、東京大学大学院学際情報学府修士課
程修了。現在、同博士課程に在籍。専攻は社会学。著書に『漂白される社会』
(ダイヤモンド社)、『フクシマの正義――「日本の変わらなさ」との闘い』(幻
冬舎)、『「フクシマ」論――原子力ムラはなぜ生まれたのか』(青土社、第65
回毎日出版文化賞受賞)など。

★ 坂井貴司 さんから:
● 昨年9月、肺がんを患っていた漫画家中沢敬一さん(「はだしのゲン」の作
者)は、酸素呼吸器をつけて、小学校で講演を行いました。これが最後の講演に
なりました。
 なぜそこまでして語ろうとしたのか、テレメンタリーが追います。
「僕はまだまだ死にません~はだしのゲンが伝えるもの~」
http://www.tv-asahi.co.jp/telementary/
8月5日前後放送 放送時間は各地で異なります。

●「ゆけ、満蒙へ!」と国家を挙げて行われた「満州開拓移民」。最も数多くの
移民を送ったのが長野県でした。その数は約3万3000人でした。その中には多く
の女性がいました。「大陸の花嫁」です。

 1940年、長野県は全国に先駆けて、今の塩尻市に「長野県立桔梗ヶ原女子拓務
訓練所」、いわゆる「大陸の花嫁学校」を開設しました。そこでは農業指導や行
儀作法などの「花嫁修業」教育が行われました。教育が終わると女性たちは「写
真でお見合いした」男性たちの顔写真を持って満州に旅立ちました。写真とは顔
が違う、年齢が違う、別人だった、と様々なトラブルがありましたけれど、ほと
んどはそのまま結婚して家庭を築きました。

 日中戦争、太平洋戦争の影響はほとんどなく、日本国内のような食料不足や物
資不足は「満州」ではありませんでした。それが1945年8月9日にソビエト
侵攻で全てが暗転しました。悪夢の逃避行が始まりました。

 「大陸の花嫁」の実態をNNNドキュメントが追います。
「満州へ花嫁を送れ 女子拓務訓練所」
http://www.ntv.co.jp/document/ 放送日:8月4日放送時間:24:50~

★ Masahiko Nakandakari さんから:
森住卓さんの8/2のフォト
<祝島島民の抗議の前に上陸阻止され、引き上げた山口県漁協幹部たち>
http://mphoto.sblo.jp/article/71689728.html

★ 崔 勝久さんから:
8・5集会 原発の再稼働・輸出に抗するー反核、反差別、反格差の立場から
http://oklos-che.blogspot.com/2013/08/blog-post_2.html

「グローバル化や経済の危機、失業や貧困といった今日の問題にこそ、植民地主
義の本質がこめられている」(西川長夫)とすれば、今の日本は原発輸出を進め
ながら、国内の諸矛
盾を領土問題や民族学校弾圧でナショナリズムの喚起をはかり、過去の被害・加
害の歴史を隠蔽し、アベノミクスで経済復興の幻想をまきちらしています。
アベノミクスの新経済戦略の中で原発輸出がその中心のひとつに掲げられている
ことに注目し、その方針を撤回させる必要があるのではないでしょうか。再稼働
反対だけの日本の一
国平和主義の閉鎖的な運動を突破し、今こそ、市民による国際連帯運動を展開す
るときだと確信します。
講師:朴鐘碩(日立就職差別裁判元原告)=日立の企業内植民地地主義の実態を
語る=
コメント:岩崎稔(東京外大教授)、佐藤和之(高校教師)、崔勝久(NNAA事務
局長) 日時:8月5日(月)
午後6時会場「日立就職差別闘争」のスライド上映、6時半開演 場所:日比谷公
園内、千代田区立日比谷図書文化館 スタジオ・プラス(4階)
主催:NoNukes Asia
Actioins-Japan(NNAA-J)http://ermite.just-size.net/nnaa/index.html 連絡
先:090-4067-9352(チェ)、[email protected]

★ BARA さんから:
朝日新聞・WEB 2013.7.30
核といのちを考える 断絶を越えて 在日被爆者、願いは一つ
http://digital.asahi.com/articles/OSK201308010214.html?ref=pcviewer

米国・ニューヨーク。5月2日、現地の平和団体に招かれた在日韓国人の李鐘根
(イジョングン)さん(84)が、米国人高校生たちに広島での被爆体験を語った。

 「原爆を投下したトルーマン大統領の決断を、私は支持する部分もある」。
鐘根さんが語ると、同席した日本女性の被爆者は当惑した表情を浮かべた。

 戦時中から「江川政市」の名で暮らしてきた。
爆心地から2・2キロで被爆し、1カ月生死をさまよった。
韓国原爆被害者対策特別委員会によると、当時の広島市にいた朝鮮人は約10
万人。
うち5万人が被爆したとみられるが、被爆体験を明かさない人もいる。

 鐘根さんが国籍と本名、そして被爆したことを語り始めたのは昨年1月。
国際交流NGOが主催し、被爆者が世界を巡る船上で体験を語る「証言航海」に
参加した時のことだ。

 2年前の福島第一原発の事故がきっかけだった。
「放射能の恐ろしさを語るべきだ。それは原発だけでなく、原爆も同じだ」と考
えた。

ニューヨークでの発言には、日本が他国を侵略しなければ原爆投下もなかった
はずだとの思いを込めた。
「日本は戦争責任も忘れるべきでない」

 米国から帰った直後の5月20日、韓国の大手紙・中央日報に、広島と長崎へ
の原爆投下を「神の懲罰であり人間の復讐だった」としたコラムが掲載された。

 「原爆を落としたのは神でなくアメリカだ。筆者は罪のない多くの同胞が原爆
に焼かれたことを知っているのか」。
鐘根さんは報道にやりきれなさを覚えた。
日本人とも祖国の同胞とも相いれない部分を突き付けられた気がした。

 コラムに心をかき乱された、もう一人の李さんがいる。
広島県朝鮮人被爆者協議会会長の李実根(リシルグン)さん(84)だ。
「原爆は日本人の上にだけ落ちたと思っているのか」と落胆した。

 ただ、朝鮮籍の実根さんが最近気になるのは、核開発に走る祖国・北朝鮮の
動きだ。
「多くの在日朝鮮人が被爆者になった事実を踏まえ、核兵器は絶対悪だと認識
していたはずなのに」

 実根さんは2年前、ニューヨークで核保有国の大使館や公館を訪ね、
核廃絶を訴えた。
しかし祖国・北朝鮮の国連駐在代表部には面会を拒まれた。

 「これが祖国の答えなのか」。怒りと情けなさがこみ上げた。

 2人の李さんは50年ほど前、何度か顔を合わせていた。
6月に再会し、鐘根さんがニューヨークでの発言を説明すると、実根さんは
率直に言葉を返した。

 「私は違う。原爆を落とさなくても戦争は終わった。米国は反省すべきだ」

 ただ、ともに日本で生きてきたコリアンとして、核廃絶への思いは重なる。

 鐘根さんは「日本の若者は歴史を学び、日本が世界からどう思われている
のかを考えてほしい。被害者の視点だけで核廃絶を唱えても、それは独り
よがりだ」。
実根さんも応じる。
「北朝鮮、韓国、日本は相手のことを考え、対話を重ねてほしい。
信頼が深まれば、核なき世界へ力を合わせる日がきっと来る」

★ 田島 さんから:
福島原発事故の影響の大きさが、ますます明らかになってきています。
放射線被ばくを「正しくおそれる」には、正しい知識が必要です。
きたる8月10日、下記の通り学習会を開きますので、皆さまご参加ください。
内部被曝問題研の会員の方も、元会員の方も、会員でない方も、どなたでも参加
自由です。

8.10 被ばく問題学習会 8月10日(土) 6時半~9時半
文京区男女平等センター 研修室D
(地下鉄丸の内線、大江戸線 「本郷三丁目」駅下車 徒歩5分、)
(文京区本郷4-8-3 本郷真砂(まさご)アーバンハイツ1階 TEL 03-3814-6159)
団体名;悠、責任者;田口です。

◎「ICRPは外部被曝リスクを1/10に過小評価している」・・・問題提起:温品惇一
◎「私は甲状腺摘出手術を受けて4ヶ月-子どもたちは大変です」・・・日野川
静枝さん
◎ 原水爆禁止世界大会報告「被爆者との連帯について(仮題)」 ・・・ 大豆生
田 千恵さん
参加費:500円

< 温品惇一 [email protected]
8月10日の学習会・準備会にご出席いただける方は、資料の準備がありますの
で、ご連絡ください。
===============
演者紹介
・温品惇一さん
元東京大学分子細胞生物学研究所助教
フクシマに関連する論考は例えば、
http://onndannka.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-c47b.html
http://onndannka.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/index.html

・日野川静枝さん
拓殖大学商学部教授(科学史技術史)
http://www.takushoku-u.ac.jp/newspotal/publication/110620hinokawa.html
原爆開発史などが専門ですが、10日は甲状腺切除手術の体験者として、
子供たちへの思いを語ります。

・大豆生田千恵さん
写真家。 ヴェトナム、カンボジア、東海村、ヒロシマ・ナガサキに取材
http://www.jrp.gr.jp/modules/myalbum2/photo.php?lid=444

★ 木村(雅)さんから:
 経産省前テントひろば 690日目 テント日誌 7月31日(水) 夏本番
の中で
 「テントのかたですよね。おすわりください」いつも都心にでる電車の中で女
性から声をかけられた。「これからテントですか」「ちょっと違うんですよ」と
いう短い話しかでき
なかったのだけれど、とてもうれしかった。電車の中で偶然、友達に会い何か得
したような気持ちになることもある。少し別ではあるが、一日とてもいい気分
だった。そう言えば、
僕らはテントやその周辺でいろいろな人に出会っているのだろう、と思う。「繋
がろう」というのは脱原発や反原発運動で語られたものだが、いろいろの形で作
られ浸透している。
運動の風化を懸念する声もあるが、有形無形で浸透した脱原発や反原発の意識は
そう簡単に消え去るのではなく、基盤化しているのであり、じっくりかまえて闘
いを持続していけば
いいのだ。テントも金曜官邸前抗議行動もよく頑張っていると思う。ちょっとし
たことで落込んだり、元気づけられたりする、それはどんな運動について回るこ
とであることだが時
にはいい気分になるのも必要だ。というわけで、電車の中で席を御譲りくださっ
た女性の方にお礼を申しあげたい。

 テントに早朝から座っていると、今が盛りと鳴く蝉の声が聞こえるが朝の第一
陣という人たちが官庁街に向かって登場する。多分、早朝の整理や掃除など仕事
前の準備をする人た
ちなのだろうが、挨拶の声をかけて行ってくださる人が多い。彼女らにとっても
テントはもう日常の風景になったのだろうと思う。政府は再稼動の策動をし、そ
れに対応して原発関
連の機関も動き。どこかでかつての脱原発運動への隠微な嫌がらせのことが、指
摘されている。その展示会もあるようだ《8月10日―11日》。水面下でそうした動き
も激しくなるのか
もしれない。原発安全神話などかつての原発推進の旗印は崩壊し、電力業界など
の独占体や権力の既得権益へのしがみつきだけが地金のように露呈している。こ
れは「金もうけのた
めの原発かよ」というわけで表ではなかなか主張ができない。誰がみても福島第
一原発の現状を見れば、どこから再稼動なのだということになるからだ。まして
経済的理由でなんて
… だから、その分、裏で陰湿な推進工作が展開される。日本社会の嫌なところ
がだが、それが露骨になる。見てきた風景である。欝な気分にならないでこれら
を笑いとだしながら
闘って行くことも今は必要である。権力や体制の陰湿な振舞いには笑って蹴飛ば
すことが時には有効である。

 麻生太郎の発言には驚いた。というよりは彼の政治的見識には昔から疑問符が
あったから今さらという思いもした。自民党の面々には政治的見識でのテストで
もやるしかないか。
麻生は憲法なんてまともに考えてないし考えられない。権力の統治の体系ぐらい
にしか思ってないのだ。政治家にとって見識は構想力と共に生命力というべきも
のである。橋下の慰
安婦問題の発言といい、見識のなさ、あるいは貧しさがぽろぽろと出てくるがど
うしたことか。わがテントの淵上太郎も、また、山本太郎も、同じ太郎ながら優
れた政治的見識の持
ち主である。太郎だってさまざまだが、権力に鎮座する太郎には要注意というと
ころか。

 夏には夏のイベントがある。テントの内にはチラシもあって目移りもする。時
間と暇さえあれば出掛けて行きたいものも多い。それに夏には一応、読書のプラ
ンも立ててある。
が、地域では盆踊りや夏祭りもあり、それらも結構好きときているから、なかな
か本は前に進まない。暑い夏だからと、と言い訳して過ごしている。できる限
り、テントで会おう。
むかし、有楽町で逢いましょうといううたもあったが、テントであいましよう。
M/O)

☆★☆★ 次回、第三回目口頭弁論期日は、9月12日(木) ☆★☆★
次回、第三回目口頭弁論期日は、9月12日(木)。テント2周年の翌日です。
第一回、第二回を上回るように、東京地裁にお集まり下さい!

★ 田場祥子@VAWW RAC さんから:
辺野古浜通信を転送します。
明日の普天間へのオスプレイのさらなる配備に抵抗して
高齢者の方々がハンガーストに入りました。
みなさん、充分な水分補給をお願いします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
明日、普天間基地に更にオスプレイが飛来します。

今晩8時、普天間爆音訴訟団の方々が宜野湾市役所前で
ハンガーストライキに入りました。
拳を振り上げた後に解散する集会よりもより、沖縄の怒りを、
意志をハッキリと示す行動だと思いますが、
高齢のみなさんです。どうか周囲からの支援、
参画をお願いします。

海兵隊はマスコミを午前10時半に基地内見学に招待しています。
ということは11時から12時頃、オスプレイを普天間に
入れようというのでしょう。

現場では、既に数十人の学生が夜を徹して、抗議、抵抗への
参加を表明しています。セクトに所属しているみなさんと
思いますが、地元の人にも協力的です、大目に
見てやって下さい。
また、その他にも幾人もの人々が基地周辺にいます。
夜中に搬入という情報も寄せられたからです。

大山ゲートでは、さらばんじの人々を中心に早朝より
抗議がおこなわれます。更に平和市民連絡会が午前7時から
集会を持ち抗議行動、阻止行動を行います。

野嵩ゲートでは、県民会議、平和運動センターが午前9時より
集会を開きます。

それぞれのゲート他での抗議、阻止は状況を見て
流動的に行われます。もし変更などがありましたら、
再度お知らせいたします。

どうか、みなさん。怪我のないよう動きやすい服装で、
おいで下さい。

明日の宜野湾市は、晴れ時々曇り、風速0m、摂氏35度、
湿度84%、スコールもあるでしょう。
日射病対策と水分補給を忘れないで下さい。

★ 井上澄夫 さんから:
【緊急行動】拡散を!
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
8月3日(土)から追加配備のオスプレイが沖縄に
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
3日夜、追加配備を許さない防衛省抗議行動へ!
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

<日時>8月3日(土)午後6時30分 
<場所>防衛省正門前(東京都新宿区市谷本村 町5-1)          
http://www.mod.go.jp/j/profile/mod_sdf/access.html
JR・地下鉄「市ヶ谷」「四ツ谷」駅7分
★抗議文やプラカードなどアピールするものを持ってきてください。

先月30日に岩国基地に陸揚げされ機体の点検をおこなっていた、
オスプレイ12機のうち4機が明日8月3日(土)午前11時ごろに、
残り8機が同月5日(月)に沖縄へ飛来し、追加配備を強行するこ
とが沖縄防衛局の沖縄県などへの通達で明らかとなりました。
沖縄ではオスプレイの傍若無人の飛行と訓練に対し住民は不安と
怒りの日々を暮らしており、連日の普天間基地ゲートでの座り込み
抗議行動をはじめ、集会、デモ行進で繰り返し訴えてきています。
岩国では1,200名が結集して抗議集会をおこない、陸揚げ当日
には海上や桟橋での抗議行動を展開しました。
私たちオスプレイの沖縄配備に反対する首都圏ネットワークは、
「オスプレイの配備撤回と8月の追加配備の中止を求める」ために、
7月29日には記者会見をし、署名(団体233、個人414)を内閣府
へ提出して、官邸前では約150名が集まり抗議しました。
そして3日には、沖縄の「基地の県内移設に反対する県民会議」な
どによる普天間基地ゲートでの抗議行動が予定されています。
私たちも沖縄のたたかいに呼応し、〝沖縄配備を許さない〟〝追
加配備を中止しろ〟と訴えていきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
主催:オス プレイの沖縄配備に反対する首都圏ネットワーク
http://noosprey.xxxxxxxx.jp/
連絡先:沖縄・一坪反 戦地主会関東ブロック TEL:090-3910-4140
  沖縄意見広告運動 TEL:03-6382-6537
  ピースボート TEL:03-3363-7561
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★ 吉田典子 さんから:
「フミャ~、麻生副総理も、我と同じとこに、目をつけてたらしいニャ~…。
流石、政治家ニャ~!」
化け猫バアサンは呟いたです。
やった事は最低最悪だけど、ナチスが庶民の支持を集めた手口は、呆れるばかり
に水際だっていました。
あそこまで鮮やかに短期間で、権力掌握政策推進した政治家なんて、一体、今ま
で世界に何人いたやら?
例えば、私は原発廃止は確かに正しい主張だ、と信じてます。
しかし、いかな正しい主張も、アピールの仕方がショボかったり、秀逸な代案が
出せなかったら、庶民の絶大な支持は、取り付けられません。
ここは一丁ナチを見習っても、どうにか目的は達成したいもの…。
よって、ビデオにDVDに本に…といろいろ漁りまくって、猫並みの小さい脳味
噌で、いろいろ考えてる訳ですが…。
原発再稼働させたい方も似たような事を考えてるんだとしたら…。
敵もさるもの引っ掻くもの…。
肝心なのは、国民みんなが豊か暮らせる国を作り、なろう事なら他国の庶民様に
も、そういう国の作り方を伝授して、日本人が世界から信頼と尊敬を得られる民
となる事…。
自国の経営すら、うまく出来なくて、世界を救える筈はない!
多分、ここらは御意見一致させられるんじゃないでしょうか?麻生さん。
兎も角、時間がかかっても、真っ当なやり方で、頑張りましょうや!

○----------集会等のお知らせ----------○

■ 8月6日(火)18時30分~「さよなら原発!福岡」例会
 福岡市人権啓発センター(ココロンセンター)

●「さよなら原発!11・10九州集会」(仮称)●
    実行委員会結成集会
日 時:8月18日(日)14時より 
場 所:福岡県教育会館(福岡市東区馬出4-12-22)
  地図:http://tinyurl.com/jwb9de6

● 「原発なくそう!九州玄海訴訟」(玄海原発1万人訴訟)●
  第6回口頭弁論期日 9月27日(金)14:00 佐賀地裁
午後12時30分に佐賀県弁護士会館に集合
原告総数 原告総数 6540名(7/31現在)
  ホームページ: http://no-genpatsu.main.jp/index.html

○--------------------------------○
★☆ 原発とめよう!九電本店前ひろば・テント★☆
午前10時から午後5時。(土・日曜・休日は閉設)
♪ みなさん、一緒に座って・語り合いませんか☆
場所:九州電力本店前 福岡市中央区渡辺通2丁目1-82
地図:http://www.denki-b.co.jp/company/map19.html
★☆ (ひろば・テント080-6420-6211) ☆★
<facebook、twitter、ブログ等で拡散よろしく>

************************
〒812-0041
福岡市博多区吉塚5-7-23
青柳 行信
電話:080-6420-6211
[email protected]
************************


 日本メディアの想像力劣化 秘密保全法案とも関連

JCJ機関紙{ジャーナリスト」2013年7月25日号より


           スノーデン氏の事件は、他人事ではない

       日本メディアの想像力劣化 秘密保全法案とも関連

                             金平茂紀

 CIA(米中央情報局)およびNSA(米国家安全保障局)の元局員だったエドワ
ード・スノーデン氏が、アメリカ政府が秘密裏に行っていた個人情報収集の実態を内
部告発した出来事は、個人のプライバシー保護という基本権と、国家機関による実質
無制限の治安維持活動との本質的関係を浮かび上がらせたという点で、きわめて重大
な事件だ。

 考えてみるがいい。あなたが日々やりとりしている携帯電話の通話内容や、インタ
ーネットを通した電子メール、チャット、動画、写真、ファイル転送、ビデオ会議な
どが知らぬ間に第三者(今回の場合は治安機関)に傍受されていたとしたら。

 その昔、イギリスの作家ジョージ・オーウェルが描いた近未来小説『1984』
(村上春樹の『1Q84』ではない!念のため)に描かれていた、国家による極限的
な監視社会(モデルはスターリン時代のソ連だといわれている)が現代において現実
の出来事として再現されたようなものだ。小説の中のあの有名なスローガン「Big
Brother Is Watching You」(偉大なる兄があなたを見守っている)は実在していた
のだ。

 ところが日本の反応はどうだろうか。日本を含めた38カ国の友好国の大使館も盗
聴されていたというのに。独仏はカンカンに怒った。菅官房長官の「米国内の問題な
ので米国内で処理されることだ」には失笑を禁じえないが、マスメディアの報じ方も
世界のメディアの論調と見事にズレていなかっただろうか?

 もっぱらスノーデン氏の亡命受け入れ国がどこだとか、滞在先ロシアや香港とアメ
リカ政府との身柄引き渡しをめぐる駆け引きばかりに焦点が当てられて、この問題の
本質を深く掘る姿勢が欠如していなかったか。どうも「英雄か、裏切り者か」という
ような紋切り型報道が目立っていたような気がする。なぜ、そうなるのだろうか。自
省を込めて考えてみる。

 一つにはメディア記者たちの立ち位置が、もっぱら「取り締まる側」「捜査する
側」と同調する傾向がとみに強まっていることがある。これ以上は詳述しない。さら
には盗聴を含めた情報収集の実態に対する想像力が劣化しているということもある。
精神の内面の自由は何ものにも侵されてはならない最低限の権利だ。そのことへ思い
を致す想像力が鈍ってきてはいまいか。

 学者たちの間でも論議を呼んでいる「秘密保全法案」(秋の臨時国会に提出される
といわれている)や、すんなりと通ってしまった「マイ・ナンバー法」などと、スノ
ーデン氏の出来事は深く結びついている。ガーディアン(英)、ワシントン・ポス
ト(米)、サウスチャイナ・モーニング・ポスト(香港)という硬質の3紙が、内部
告発の掲載先として選択された意味は、決して小さくはない。

                           (TVジャーナリスト)

JCJ機関ジャーナリスト」2013年7月25日号より



           お寒い原発「過酷事故」対策の中身

                               中村梧郎

 埼玉の騎西高校。福島の被災者たちは今も教室で暮らしている。
 ひと部屋に数家族が同居。事故から2年半、補償も救済もないままの不自由な生活
である。双葉町から埼玉に脱出した1400人のうち100人余りの住民が住む。

 93歳になる母親を抱えた渡部三重子さん(65)は「収束宣言はありえません。
除染すれば帰れるというのは無理。原発がこの後どうなるかもわからないし、帰らな
いと決めました」。

 避難の間にも放射線は降り注いだ。県外に逃れたのは15万人。チェルノブイリの
基準で言えば強制疎開となる20mSvもの汚染地に、政府は今、被災者を引き戻そ
うとしている。

 スリーマイル島事故も手がけた米専門家アーニー・ガンダーセンは『福島第1原発
・真相と展望』の中で「安定がほのめかされていますが、嘘なのです。…注水は続い
ていますが炉心はいまだに溶融しているでしょう。…応急措置で何とかしのぐ状況
が、燃料を取り出すまでこれから何年間も続きます」と警告する。今でも法定の
200倍、1万8千ベクレルのセシウム137が海に流出している

 日本は、事故原因を示さないまま、原発が必要との世論操作を展開した。「新規制
基準」を満たせば再稼動だという。基準の中身とは何か。
 例えば過酷事故対策は「フィルター付きベント設備の設置」「免震重要棟の設置」
「津波地震対策を見直したか」といった程度である。

 噴火や航空機テロの想定も入れたというがそんな大災害は防ぎようがない。福島を
契機に「航空機の衝突可能性をも考慮する」として原発ゼロを決めたのがドイツであ
る。事故原因も突き止めていないのにベントや免震棟で良しとする新規制は、再稼動
のためのアリバイ基準でしかない。

 原子力は発電単価が高いことをすでに露呈した。そのうえ核廃棄物をどう処分する
かも不明だ。処分費を算入すれば、電気代は桁違いとなる。それを隠したまま、安倍
首相は原発の活用を叫び、輸出のトップセールスを繰り広げる。そこに見えるのは、
電力企業いいなりの姿勢だけである。

 すでに10原発が再稼動の申請を出した。しかし、例えば愛媛の伊方原発をみても
危険はある。南海トラフ大地震での想定津波は13・7メートル。それを防げないば
かりか、佐田岬の5千人の避難が不可能だ。昨年の訓練では、自衛隊のホバークラフ
トが住民を海水浴場で乗せ避難させた。昼間にはできても深夜ならこれは無理だ。

 さらに伊方原発は普天間と岩国を結ぶ米軍飛行ルートの真下にある。88年には海
兵隊ヘリが原発すれすれの地点に墜落している。
 
 原発の安全は、あくまでも神話にすぎないのである。
                             (JCJ代表委員)
                    

JCJ機関紙「ジャーナリスト」2013年7月25日号より

        参院選報道 「ねじれ解消が争点」と争点隠し

                            隅井孝雄

 参議院選挙は、「自公過半数、ねじれ解消」という結果に終わった。政治運営は今
後しばらく自公政権に託される。

 今回の選挙は衆議院選挙とは異なる変化があった。第三極、とりわけ維新の会が失
速、安倍首相がもくろんでいた、改憲勢力3分の2には遠く届かなかった。民主党の
凋落は織り込み済みだったが、共産党が無党派層の票を吸収して、無視できない政治
勢力となったことも注目される。東京、京都、大阪の三大都市での当選は衝撃的躍進
を象徴する。

 自民党そのものへの支持率は昨年末の衆院選の時の勢いが落ちている中での選挙だ
った(自民支持率5月29・5%、6月27・7%、7月25・4%、時事通信)。

 安倍自民党にとっての最大の誤算は憲法96条問題であった。6月に結成された
「96条の会」(代表、樋口陽一氏)には小林節慶応大学教授など改憲派も加わり、
立憲主義を否定するものだとして反対を表明、さらに自民党元幹部を含む超党派の動
きとなった。今後の自民党の動きに歯止めを加えるものとなろう。

 マスメディアは今回の参院選にあたって、「ねじれ解消が争点」として当選予測を
繰り返した。テレビは投票の終了した午後8時、開票されていない時点で各党当選者
数を公表、次々に当確を打った。これに対しては読者視聴者の批判が強い。支持率の
調査、選挙予測などの報道は選挙誘導ではないかとの声もある。電話によるRDD調
査は対象が「自宅で電話に答えられる人」に限定され、サンプルに片寄があること、
質問が誘導になりやすいことなどかねてから問題点が指摘されている。

 一方今回の選挙報道では衆院選の時に較べ、争点についての積極報道が多かった。
テレビでの8人の党首討論が争点の明確化に役立った。公平さだけに特化したNHK
に対し、報道ステーション古館伊知郎(テレ朝)、ニュースZERO村尾伸尚(日テ
レ)らは質問を周到に準備し鋭い突っ込みを見せた。また報道特集、サンデーモーニ
ング(TBS)の特集は憲法、原発など重要な論争の火付け役としての役割を果たし
た。

 自公政権が大勝したとはいえ、憲法、原発では不支持が5割から6割近い。沖縄で
は辺野古移転反対派の糸数恵子氏が当選した。中韓との確執は改めて国際的批判をま
ねいている。政権運営には厳しい眼差しが注がれるだろう。

 ネット選挙が喧伝された。政党、候補者の側からの告知には役だった反面、市民参
加は不十分で期待はずれだった。市民のメール利用が禁止され、限定された利用者の
SNSだけの解禁だったことに問題がある。メール自由化はもとより、公職選挙法を
見直し、市民の間の自由な選挙そのものを解禁しなければ、アメリカや、韓国に見ら
れるような市民の活発なネット利用は実現しないだろう。

                             (JCJ代表委員)

参院選報道 「ねじれ解消が争点」と争点隠し

JCJ機関紙「ジャーナリスト」2013年7月26日号より」


        参院選報道 「ねじれ解消が争点」と争点隠し

                            隅井孝雄

 参議院選挙は、「自公過半数、ねじれ解消」という結果に終わった。政治運営は今
後しばらく自公政権に託される。

 今回の選挙は衆議院選挙とは異なる変化があった。第三極、とりわけ維新の会が失
速、安倍首相がもくろんでいた、改憲勢力3分の2には遠く届かなかった。民主党の
凋落は織り込み済みだったが、共産党が無党派層の票を吸収して、無視できない政治
勢力となったことも注目される。東京、京都、大阪の三大都市での当選は衝撃的躍進
を象徴する。

 自民党そのものへの支持率は昨年末の衆院選の時の勢いが落ちている中での選挙だ
った(自民支持率5月29・5%、6月27・7%、7月25・4%、時事通信)。

 安倍自民党にとっての最大の誤算は憲法96条問題であった。6月に結成された
「96条の会」(代表、樋口陽一氏)には小林節慶応大学教授など改憲派も加わり、
立憲主義を否定するものだとして反対を表明、さらに自民党元幹部を含む超党派の動
きとなった。今後の自民党の動きに歯止めを加えるものとなろう。

 マスメディアは今回の参院選にあたって、「ねじれ解消が争点」として当選予測を
繰り返した。テレビは投票の終了した午後8時、開票されていない時点で各党当選者
数を公表、次々に当確を打った。これに対しては読者視聴者の批判が強い。支持率の
調査、選挙予測などの報道は選挙誘導ではないかとの声もある。電話によるRDD調
査は対象が「自宅で電話に答えられる人」に限定され、サンプルに片寄があること、
質問が誘導になりやすいことなどかねてから問題点が指摘されている。

 一方今回の選挙報道では衆院選の時に較べ、争点についての積極報道が多かった。
テレビでの8人の党首討論が争点の明確化に役立った。公平さだけに特化したNHK
に対し、報道ステーション古館伊知郎(テレ朝)、ニュースZERO村尾伸尚(日テ
レ)らは質問を周到に準備し鋭い突っ込みを見せた。また報道特集、サンデーモーニ
ング(TBS)の特集は憲法、原発など重要な論争の火付け役としての役割を果たし
た。

 自公政権が大勝したとはいえ、憲法、原発では不支持が5割から6割近い。沖縄で
は辺野古移転反対派の糸数恵子氏が当選した。中韓との確執は改めて国際的批判をま
ねいている。政権運営には厳しい眼差しが注がれるだろう。

 ネット選挙が喧伝された。政党、候補者の側からの告知には役だった反面、市民参
加は不十分で期待はずれだった。市民のメール利用が禁止され、限定された利用者の
SNSだけの解禁だったことに問題がある。メール自由化はもとより、公職選挙法を
見直し、市民の間の自由な選挙そのものを解禁しなければ、アメリカや、韓国に見ら
れるような市民の活発なネット利用は実現しないだろう。

                             (JCJ代表委員)

☆原発とめよう!九電本店前ひろば第835目報告☆

青柳行信です。 8月2日。

「きみへ」 さよなら原発! 
http://twitsound.jp/musics/tsMDocgv4

【転送・転載大歓迎】
☆原発とめよう!九電本店前ひろば第835目報告☆
呼びかけ人賛同者8月1日2919名。
★原発とめよう!の輪をひろげる【呼びかけ人】8月1日3名。
   黒田節子 青山春江 谷山 博
★私たちの声と行動で原発・再稼働は止められます。★
<ひろば・想い・感想・ご意見等 嬉しいです>

★ 横田つとむ さんから:
青柳さま
お疲れさまです。
暑さが厳しいので、無理をしないようにしてください。
今日は 大濠公園の花火大会でした。
友人のお誘いで 行ってきました。毎年の恒例です。
あんくるトム工房
汚染水漏れ 2年間放置  http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/2552
夏は 花火とスイカ   http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/2553

★ 橋本左門 さん<無核無兵・毎日一首> さんから:
 ☆都路に夕餉の灯ともりたり多村市の一歩安全なれかし
  (左門 8・2-371)
※「地区の大半は・・・・
毎時0・23マイクロシーベルト(年間1ミリシーベルト)以下を
達成できなかった。
このため「現状では変えれない」という住民も多い」朝日新聞8・2、35頁。

★ ギャー さんから:
作日(8月1日)は、どうも。
福島の(女たちの会の代表的人格になっている)彼女には30年ぶりに会ったんだ
けど、
まるでブランクを感じなかった。
やっぱ、がんばっている人は、いいですね。ものすごくうれしかった(笑)
いい旅を続けてくれるでしょう(笑)
彼女が心配していた「核燃料の新たな爆発」は、気になりますね。
とんでもないことが起こってなければいいのですが。
作日は、中津の梶原さんあたりと、素敵な交流を果たしてくるでしょう。
本日(2日)は、築城の座り込みに来れないかと聞いたら、
水俣に行かなければならないとのことで、残念でした。
彼女から聞く福島の話しは、深刻な状況ばかりで、
ほんとこんな社会を維持する政治のデタラメを正したいですよね。そして、人び
とが、いつまでも、痛めつけられる社会のありようは根本からなくしてしまいた
いですよね。
こうしたことのために、人生を賭けて生きている人たちがいるということが、
唯一の希望ですよね。
彼女が3・11以降、唯一のいいことは、こうした闘う人たちと、
また、会えるようになったことだと言っていましたけれども、本当にそう思いま
す。
作日(1日)は、いい出会いの場を<九電本店前ひろば>提供していただいて、あり
がとうございました。

★ 田中やすゑ さんから:
  転送します。
 ーーーーー
29日行われた泊原発廃炉訴訟第6回口頭弁論で、高校2年生の戸苅春香
さんが意見陳述をする予定でしたが、直前になって認められませんでし
た。今朝の北海道新聞にちいさくですが記事が掲載されていました。

終了後の報告会で本人が朗読した陳述書の一部を本人の了承のもとに公
開します。

日本の全ての大人たちは、彼女の声を聞くべきです。そして、彼女の訴
えに応えるべきだと思います。是非ともシェア・拡散お願いします。

**********************
原告意見陳述要旨(2013年7月29日) 原告 戸苅春香

2011年3月の原発事故は私の人生を一気に曇らせました。

福島原発の状況を報道するテレビの声を聞きながら、私は不安でのどが
詰まるような思いがし、視界が灰色になっていくように感じました。あ
の時の報道でも既に日本国民へ向けての計画的なだましが始まっていた
のだと思うと、なお、怖ろしい思いです。

 私はそれまで、日本がこんな残酷な国だったとは知りませんでした。
私は事故からの2年間、この時代に生まれてきたことを何度悔やんだか
わかりません。(中略)

 未だに原発を続けようとしている、というところを見ると、知らな
い、というか知ろうとしない、知りたくないんだと思いますが、もうす
でに放射性物質による健康被害は出ているんです。後回しにしていられ
る問題ではありません。

 みるみるうちに人口は減ります。子供がいなくなります。子供がいな
くては未来がありません。
自分はもうすぐ死ぬからどうでもいいと思っているんですか。
 
  何も心配せず食べたいものを食べ、行きたい所へ行ける幸せな子供
時代を送り、この先何が起こってもどうせ自分が居ないのだからどう
なってもいいと思っているんでしょう。たとえ汚染されたものを食べ発
病しても寿命だと思って死んでいくのでしょう。(中略)

 自分だけいい思いをして子供の未来を汚しても平気なんですか。罪悪
感もないんですか。恥ずかしくないんですか。(中略)

 ドイツは福島原発の事故を機に原発推進派だったメルケル首相が脱原
発を決定しました。

 それなのになぜ、日本にはそうする勇気がないんですか?これだけひ
どい事故を起こしておきながら、国民のほとんどはその被害に自覚さえ
ありません。
 日本は命よりも経済を優先し、ぐずぐずと原発を動かし続ける、こん
なだらしない国だったんですか?

 さらに、大事故を起こした実績のある日本の原発を、恥もなく輸出し
ようだなんてもってのほかです。
一番大切なものを忘れて人間として正しい選択ができなくなっているん
じゃないですか。
 無表情で必死に言い訳をして原発を動かし続けようとするその精神が
理解できません。いい加減目を覚ましませんか。(中略)

  現時点でもうすでに大人が残した原発は私たち子供にとって大変な
重荷です。それをさらに増やすつもりですか。自分の子供や孫の顔を思
い浮かべてもう一度よく考えてください。私たち子供は大人たちに憤り
を感じています。

 私はたかが電気のために命を危険にさらし、涙を流すなんて、まっぴ
らごめんです。そんなものに人生を左右されるのも、未来を縛られるの
も許せません。
 未来はあなたたちのものではありません。私たち子供のものです。
大人の一時的な都合で私たちの未来をこれ以上汚さないでください。
私たちの夢を奪わないで下さい。

★ 坂井貴司 さんから:
●<被爆の記憶の朗読>
 下記のHPで、長崎の原爆被爆者の体験記の朗読をネットで聞くことができま
す。5分間です。
  7月22日から8月14日まで午前11時55分から正午までNHKラジオ第
一とFMで放送されているものです。

NHK長崎放送局 ナガサキ被爆の記憶
http://www.nhk.or.jp/nagasaki/program/kioku/

●NHK総合放送日:8月3日放送時間:午後4:00 ~ 4:50
「原爆復興~立ち上がった長崎市民~」
http://www.nhk.or.jp/nagasaki/program/osusume/

1945年8月9日、長崎県長崎市に墜とされた原子爆弾は、この都市を広島
同様、死体とガレキの山にしました。
 被害のあまりの酷さに、「今後数十年は草木も生えない」と言われました。
 しかし、市民は被爆の傷を抱えながら、自分の街は自分で復興しよう!と立ち
上がりました。「大長崎建設株式会社」という会社を市民が資金を出し合って立
ち上げ、焦土に県営アパートを建て、新しい街作りの区画整理を行って地券を販
売しました。長崎方式と呼ばれたやり方で復興を成し遂げた市民の記録です。
再放送放送日:8月10日午前0:40~1:30(※9日(金)深夜)

★ 田宮星(NAZEN福岡)さんから:
青柳さん、いつも投稿を載せてくれてありがとうございます。
今日は8月5日、8月6日ヒロシマ~8月9日ナガサキで開催される集会・デモ
のお知らせをします。
ぜひみなさん、足をお運びください。
   ☆          ☆          ☆
★再稼働阻止!全原発廃炉!ヒロシマ世界大会
8月5日(月)午後3時~6時
アステールプラザ中ホール(広島市中区加古町4―17)
アメリカ・ドイツから ほか/被爆者・被爆二世、福島からの訴え、
各地の反原発運動/被曝労働阻止をたたかう労働組合
主催 8・6ヒロシマ大行動実行委員会
 すべての原発いますぐなくそう! 全国会議(NAZEN)
          ☆
★ヒロシマ・アピール集会
8月6日(火)午前7時 原爆ドーム前
8時15分 黙とう後、首相式典出席抗議、中国電力包囲のデモ行進
          ☆
★8・6ヒロシマ大行動大集会
12時半 広島県立総合体育館小アリーナ(広島市中区基町4―1)
          ☆
★8・6ヒロシマ大行進
午後2時半 市内デモ行進
主催 8・6ヒロシマ大行動実行委員会
8・5,8・6のチラシはこちらです↓
http://blog.goo.ne.jp/nazen-hukuoka1114/e/698b05e1329c1407a6c9ad497a88b811
          ☆
★8・9フクシマの怒りとともに被ばく68周年長崎集会
午後1時30分 長崎県勤労福祉会館(路面電車・公会堂前下車)
主催/すべての原発いますぐなくそう!全国会議ナガサキ
協賛/8・6広島―8・9長崎反戦反核闘争全国統一実行委員会
8・9のチラシはこちらです↓
http://blog.goo.ne.jp/nazen-hukuoka1114/e/16fea6777574e9fab9150cbd94ae74ee

★ 藤井悦子 さんから:
市民環境研究所の石田紀郎さんより、
下記の企画のご連絡をいただきました。
貴重な機会です。ぜひご参加ください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
石田紀郎です。
福島原発の状況は対策の打ちようもない状況が続いているにもかかわらず、
再稼働を容認する動きが活発化しています。
福島の今をしることが一番大事な時期です。
そこで、私が担当する「環境毒性学」の京大での集中講義の中で、
福島の今を福島の若者に伝えてもらう講義時間を設けることにしました。
話してくれるのは「Circle Japan」のメンバーで福島の若者です。
彼らは全国を行脚しながら福島の今を伝えています。話を聴いてみてください。
身近にいる若者に伝えていただけますか。

 日時:2013年8月9日 午前9時30分~12時
 会場:京都大学農学部 W506番教室 入場定員数は100名
 参加をいただける方は石田紀郎のアドレスまで連絡ください。
      [email protected]
<お話をしてくれるのは 八島千尋さん>

全国ネットワーク circle japan   八島千尋さん
https://sites.google.com/site/nihon1syunotabi/

私達の団体の講演を聞いてもらうことによって、関心を持った方には私個人の
Facebookも見てもらって情報を共有しています。
https://www.facebook.com/Chihiro.yashima

もう一つは福島バッチプロジェクトという団体と協力して全国に「NO NUKE 
バッチ」を配って回っています。
http://fukushimabadge.blog.fc2.com/blog-category-0.html

★ 木村(雅)さんから:
首相官邸「裏」からの抗議行動
8月も反原連有志が呼びかける金曜の首相官邸前抗議行動に同期しながら、
官邸「裏」から行動します。

(名前) 首相官邸「裏」からの抗議行動
(目的) 首相官邸により近いところで脱原発他を訴える
(呼びかけ) 木村(連絡先:080-5062-4196)
(日時)2013年8月2日、9日、16日、23日、30日(金)
 18時半~19時半
(場所)首相官邸「裏」官邸西側(地下鉄銀座線・南北線の溜池山王駅7番出口
すぐ)
(抗議内容)脱原発(被災者を守れ、再稼働反対、汚染水放置抗議、大飯原発止
めろ、自民党は原発推進の責任をとれ、原発廃炉、関西大弾圧抗議、原発輸出止
めろ)、戦争反対(オスプレイ配備・訓練反対、普天間閉鎖・撤去、辺野古新基
地建設反対、憲法改悪反対、集団的攻撃権反対)など。
(注意)「表」の行動とは独立の行動です。
警察の不当な「誘導」や規制や「お願い」には非暴力で毅然と抵抗します。

★ 前田 朗 さんから:
「慰安婦」問題で、吉見義明さんの橋下徹大阪市長への公開質問に対して、橋下
市長が回答を出し、吉見さんが第 二次公開質問を出しました。
http://space.geocities.jp/japanwarres/

★ BARA さんから:
<麻生太郎 「今回」の発言の全文>
参加していた朝日新聞による文字起こし(問題部分の全文)

僕は今、(憲法改正案の発議要件の衆参)3分の2(議席)という話がよく出
ていますが、ドイツはヒトラーは、民主主義によって、きちんとした議会で多数
を握って、ヒトラー出てきたんですよ。
ヒトラーはいかにも軍事力で(政権を)とったように思われる。
全然違いますよ。
ヒトラーは、選挙で選ばれたんだから。
ドイツ国民はヒトラーを選んだんですよ。
間違わないでください。

そして、彼はワイマール憲法という、当時ヨーロッパでもっとも進んだ憲法下
にあって、ヒトラーが出てきた。
常に、憲法はよくても、そういうことはありうるということですよ。
ここはよくよく頭に入れておかないといけないところであって、私どもは、憲法
はきちんと改正すべきだとずっと言い続けていますが、その上で、どう運営して
いくかは、かかって 皆さん方が投票する議員の行動であったり、その人たちが
もっている見識であったり、矜持であったり、そうしたものが最終的に決めていく。

私どもは、周りに置かれている状況は、極めて厳しい状況になっていると認識
していますから、それなりに予算で対応しておりますし、事実、若い人の意識
は、今回の世論調査でも、20代、30代の方が、極めて前向き。一番足りない
のは50代、60代。
ここに一番多いけど。
ここが一番問題なんです。
私らから言ったら。
なんとなくいい思いをした世代。
バブルの時代でいい思いをした世代が、ところが、今の20代、30代は、バブ
ルでいい思いなんて一つもしていないですから。
記憶あるときから就職難。
記憶のあるときから不況ですよ。

この人たちの方が、よほどしゃべっていて現実的。
50代、60代、一番頼りないと思う。
しゃべっていて。おれたちの世代になると、戦前、戦後の不況を知っているか
ら、結構しゃべる。
しかし、そうじゃない。

しつこく言いますけど、そういった意味で、憲法改正は静かに、みんなでもう
一度考えてください。どこが問題なのか。
きちっと、書いて、おれたちは(自民党憲法改正草案を)作ったよ。
べちゃべちゃ、べちゃべちゃ、いろんな意見を何十時間もかけて、作り上げた。
そういった思いが、我々にある。

そのときに喧々諤々、やりあった。
30人いようと、40人いようと、極めて静かに対応してきた。
自民党の部会で怒鳴りあいもなく。
『ちょっと待ってください、違うんじゃないですか』と言うと、『そうか』と。
偉い人が『ちょっと待て』と。
『しかし、君ね』と、偉かったというべきか、元大臣が、30代の若い当選2回
ぐらいの若い国会議員に、『そうか、そういう考え方もあるんだな』ということ
を聞けるところが、自民党のすごいところだなと。
何回か参加してそう思いました。

ぜひ、そういう中で作られた。
ぜひ、今回の憲法の話も、私どもは狂騒の中、わーっとなったときの中でやって
ほしくない。

靖国神社の話にしても、静かに参拝すべきなんですよ。
騒ぎにするのがおかしいんだって。
静かに、お国のために命を投げ出してくれた人に対して、敬意と感謝の念を払わ
ない方がおかしい。
静かに、きちっとお参りすればいい。

何も、戦争に負けた日だけ行くことはない。
いろんな日がある。大祭の日だってある。
8月15日だけに限っていくから、また話が込み入る。
日露戦争に勝った日でも行けって。
といったおかげで、えらい物議をかもしたこともありますが。

僕は4月28日、昭和27年、その日から、今日は日本が独立した日だから
と、靖国神社に連れて行かれた。それが、初めて靖国神社に参拝した記憶です。
それから今日まで、毎年1回、必ず行っていますが、わーわー騒ぎになったの
は、いつからですか。

昔は静かに行っておられました。
各総理も行っておられた。いつから騒ぎにした。
マスコミですよ。
いつのときからか、騒ぎになった。
騒がれたら、中国も騒がざるをえない。
韓国も騒ぎますよ。
だから、静かにやろうやと。
憲法は、ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に
変わっていたんですよ。
だれも気づかないで変わった。
あの手口学んだらどうかね。

わーわー騒がないで。
本当に、みんないい憲法と、みんな納得して、あの憲法変わっているからね。
ぜひ、そういった意味で、僕は民主主義を否定するつもりはまったくありませんが、
しかし、私どもは重ねて言いますが、喧噪のなかで決めてほしくない。

★ 木村幸雄 さんから:
  <麻生氏講演「ナチスの手口学んだら」>
安倍政権のNo2麻生太郎氏は本音を述べましたね。

安倍政権のNo2麻生太郎氏は本音を述べましたね。「撤回」したようですが。
今回のことは、「撤回」のニュースは多く流されましたが、当初29日に発言した
ときは、一部のマスコミしか取り上げなかったことが問題ですし、「撤回」で済
まされる問題ではなく、いわゆる「失言」として、現在の立場を辞任すべきで
しょう。ドイツなどでは、ナチスを持ち上げるような発言は、刑事訴追されると
思うのですが。つまり犯罪なのだと思います。
転送情報です。この問題を広げましょう。
///////
☆ 読売新聞 2013年7月30日07時32分
ナチスの手口学んだら…憲法改正で麻生氏講演
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130730-OYT1T00050.htm

 麻生副総理は29日、都内で開かれた講演会で憲法改正について、「狂騒、狂
乱の中で決めてほしくない。落ち着いた世論の上に成し遂げるべきものだ」と述
べた。
 その上で、ドイツでかつて、最も民主的と言われたワイマール憲法下でヒト
ラー政権が誕生したことを挙げ、「ワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に
変わっていた。あの手口を学んだらどうか。(国民が)騒がないで、納得して変
わっている。喧騒けんそうの中で決めないでほしい」と語った。

☆ 日経新聞  2013/7/30 2:15
改憲巡りナチスを引き合いに 麻生副総理
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO57891250Q3A730C1PP8000/

 麻生太郎副総理兼財務相は29日夜、都内で講演し、憲法改正をめぐり戦前ドイ
ツのナチス政権時代に言及する中で「ドイツのワイマール憲法はいつの間にか変
わっていた。誰も気がつかない間に変わった。あの手口を学んだらどうか」と述
べた。「けん騒の中で決めないでほしい」とし、憲法改正は静かな環境の中で議
論すべきだと強調する文脈の中で発言した。〔共同〕
- - - - - - - - - - - - - -
共同通信配信記事を短くしてウェブに載せるのは「よくある」ことですが、日経
ウェブはわざわざ文章の途中で切っています。
「(~発言した)が、ナチス政権を引き合いに出す表現は論議を呼ぶ可能性もあ
る。」

日経は「論議を呼」んで欲しくない、ということか?

いろいろな意味で自民党改憲勢力の本音のホンネが露呈した、というか・・・。
自分ら(の路線)をナチスになぞらえてマズイとも思わない感覚。
市民が嘗められている、ということか。(嘗められていることが悔しい)

こういうのが「政治家」であることを許している日本。
これでは日本はどんどん国際的に孤立して窮迫していきます(原発事故への対応
で相当に孤立している、さらに加速)。
///////
さらに、こちらも必見。
☆日刊ゲンダイ 【政治】 「ナチスの手口に学べ」 〝舌禍〟で片付けられない
麻生発言の恐ろしさ 行き着く先は「96条改定→平和憲法破棄」
http://gendai.net/articles/view/syakai/143737

日刊ゲンダイは、いつもながらテンポ良く批判しています。

○----------集会等のお知らせ----------○

■ 8月6日(火)18時30分~「さよなら原発!福岡」例会
 福岡市人権啓発センター(ココロンセンター)

●「さよなら原発!11・10九州集会」(仮称)●
    実行委員会結成集会
日 時:8月18日(日)14時より 
場 所:福岡県教育会館(福岡市東区馬出4-12-22)
  地図:http://tinyurl.com/jwb9de6

● 「原発なくそう!九州玄海訴訟」(玄海原発1万人訴訟)●
  第6回口頭弁論期日 9月27日(金)14:00 佐賀地裁
午後12時30分に佐賀県弁護士会館に集合
原告総数 原告総数 6540名(7/31現在)
  ホームページ: http://no-genpatsu.main.jp/index.html

○--------------------------------○
★☆ 原発とめよう!九電本店前ひろば・テント★☆
午前10時から午後5時。(土・日曜・休日は閉設)
♪ みなさん、一緒に座って・語り合いませんか☆
場所:九州電力本店前 福岡市中央区渡辺通2丁目1-82
地図:http://www.denki-b.co.jp/company/map19.html
★☆ (ひろば・テント080-6420-6211) ☆★
<facebook、twitter、ブログ等で拡散よろしく>

************************
〒812-0041
福岡市博多区吉塚5-7-23
青柳 行信
電話:080-6420-6211
[email protected]
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麻生氏「誤解招いた」と発言を撤回、それでも消えない違和感

<JCJふらっしゅ 2281号より>


  ◎◎◎◎┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓◎◎◎◎
      ┃Y・記・者・の・「・ニ・ュ・ー・ス・の・検・証・」┃
      ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

□■副総理の麻生氏、憲法改正で「ナチスの手口学んだら」と発言(2)
  ──麻生氏「誤解招いた」と発言を撤回、それでも消えない違和感

 副総理兼財務相の麻生氏は7月29日の講演のなかで、日本の安倍政権が意欲をみ
せる「憲法改定」に関連して、戦前ドイツのナチス政権時代に言及し、「ドイツのワ
イマール憲法はいつの間にか変わっていた。誰も気がつかない間に変わった。あの手
口を学んだらどうか」と述べていた。

 この件で麻生氏は1日午前11時前、発言は「誤解を招く結果となったので撤回し
たい」と述べ、「喧騒に紛れて十分な国民的理解及び議論のないまま進んでしまった
あしき例として挙げた。極めて否定的にとらえていることは、発言全体から明らか
だ」などと釈明した。麻生氏は、用意した紙をみながら読み上げ、て「例示が誤解を
招く結果となったので撤回する」として、発言撤回を表明した。その後、同じ内容の
コメントも発表した。

 ただし、東京新聞の「発言要旨」、後述する朝日新聞の「要旨」「詳細」を読む限
り、麻生氏の釈明「あしき例として挙げた」「極めて否定的にとらえていることは、
発言全体から明らか」等を、そのまま受け入れることは困難である。やはり、麻生氏
の発言は、「ナチスのように誰も気がつかない間に改憲を」(東亜日報の見出し)の
意味でなされたと受け止められてもおかしくないものである。自民党の復古改憲国家
主義路線に同調する聴衆を前に、お得意のサービス精神をこめた「檄」を飛ばすつも
りの「発言だったが、それが世界を敵に回す大暴言となった、ということではないの
か。

 麻生氏は、「例示が誤解を招く結果となったので」という理由で、戦前ドイツのナ
チス政権への言及自体を「撤回する」としている。この件で、菅義偉官房長官は同
日、「安倍政権としてナチス政権を肯定的にとらえることは断じてない」(各紙)と
強調し、「わが国は戦後一貫して平和と人権を徹底的に擁護する社会を築き上げ、国
際社会に貢献してきた」と語った。麻生氏本人から、同じ言葉を発言撤回の理由とし
て聞きたいものである。

 麻生氏のナチス政権を肯定的にとらえるような発言に対しては、野党から抗議と反
発の声があがっていたが、朝日新聞によると、この日、自民党の外相経験者は「ナチ
スにたとえるのは不適切。まったくお粗末な人だ」、同党のベテラン参院議員は「あ
の発言はひどい。撤回するのは当たり前だ。参院選期間中でなくてよかった」との声
が出ているという。

 朝日新聞は、麻生氏が問題発言を行った7月29日の夜に、<「護憲と叫べば平和
が来るなんて大間違い」麻生副総理>の記事を出したが、「ナチスの手口に学べば」
の発言にはまったく触れなかった。今日(8月1日)の朝刊4面(13版)で、「気
づかぬうちにナチス憲法に。手口学んだら」の記事を出し、麻生氏発言に野党反発の
記事と発言の要旨を掲載した。

 また同紙は、月が変わって1時間後から、<麻生副総理発言、野党が批判 「発言
撤回と辞職求める」(1時15分)、<ナチスの憲法改正「手口学んだら」 麻生副総
理が発言>(1時17分)、「麻生副総理の憲法改正めぐる発言要旨」(1時35分)、
「麻生副総理の憲法改正めぐる発言の詳細」(2時18分)と矢継ぎ早に、WEBに関
連記事をあげた。

 最初の<麻生副総理発言、野党が批判 「発言撤回と辞職求める」の記事では、
31日、社民党の又市征治幹事長が、麻生氏の発言について「断固糾弾し、発言の撤
回と閣僚及び議員辞職を求める。麻生氏の歴史的な事実に対する認識不足は疑うべく
もない。ナチス賛美は欧州連合(EU)諸国などで『犯罪』であるという事実にも留
意すべきだ」とする談話を発表したことを告げ、共産党の志位和夫委員長もツイッタ
ーで「(ドイツの)国会放火事件をでっち上げ、『全権委任法』を成立させ、憲法を
機能停止させた(ナチスの)手口に学べというのか」と批判したことを、報じた。

 2番目の<ナチスの憲法改正「手口学んだら」 麻生副総理が発言>の記事では、
米国の代表的なユダヤ人人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」(本部
・ロサンゼルス)が30日、批判声明を発表し、「真意を明確に説明せよ」と求めた
ことや、韓国外交省、中国外務省からの批判を報じた。また、「麻生副総理の憲法改
正めぐる発言の詳細」は、まさに「詳細」に記録されている。麻生副総理の今回の重
大な発言を検証する上で、貴重な資料となっている。

 前回、この件をめぐる朝日新聞の取り上げ方について指摘したが、立ち上がりの遅
さは否めない。「発言の詳細」は貴重だか、第一報でナチスの「あの手口を学んだら
どうか」の部分を落としたまま推移し、詳細な報道が麻生氏が「発言撤回」を表明す
る日の未明、あるいは朝刊までずれ込んだことを、読者にどのように説明するのだろ
うか。

 朝日新聞ばかりではないが、新聞を複数紙とって読み比べている読者は少ない。そ
の新聞で報じられなければ、読者は知らないのである。これはテレビも同様である。
きょう(8月1日)の朝、麻生氏の釈明と発言撤回をテレビでみて、初めて、そんな
重大なことを起きていたと知った人も多かったものと思われる。放送各局のこの問題
への取り組みはどうだったのかについても、新聞同様、しっかりした検証がなされる
べきだろう。

 私の中では毎日新聞もこの問題について、影が薄い印象があったが、同紙のサイト
でざっとみると、7月31日夜に共同通信の「韓国:麻生氏「独ワイマール改憲に学
べ」発言を批判」の記事、「麻生氏講演:米のユダヤ系人権団体が抗議」の記事、8
月1日付でベルリンから<麻生副総理:「国際的怒りを買った」と独紙 ナチス発言
に>の記事、そして<麻生副総理:「ナチスに学べ」発言を撤回 「誤解招いた」>
の記事へと至っているが、やはり、物足りなさを否めない。

 麻生氏の発言が放談調で、尻尾も真意もつかみにくく、失言問題での対応もはぐら
かしがうまくなっているとの思い込みもあり、問題発言と認定して動くための基礎固
めや裏取りにむだに時間をとられかねないこと、参院選で自民党が大勝した直後のこ
とであり、そのことに危機をまるだしにして大物閣僚に挑めば、政治家からも、読者
からも「負け犬の遠吠え」といわれかねないなどの萎縮した姿勢もあったかもしれな
い。それぞれのマスメディア企業内部に、葛藤も困惑、混乱もあったものと推察され
るが、これだけの重大問題を前にして、結局、海外からの批判の高まりを待つような
姿勢はなかったか。また、麻生氏側の、2日から7日までの6日間の臨時国会前に幕
を引こうとする動きに、引きずられるようなことはなかったか。依然、気になってい
る。

 麻生氏の「発言撤回」表明までの報道で、リードしている感があったのは、ウオー
ルストリート・ジャーナル(WSJ)の<麻生財務相に非難の嵐-「ワイマール憲
法」発言で>の記事だった。英文の「Japan Minister’s ‘Weimar Constitution’
Comment Draws Fire」が31日の未明に出、日本語訳は同日夜に出された。

 書き出しは、「麻生太郎副総理兼財務相は、平和憲法の改正のモデルとして日本が
戦前ドイツのナチス政権時代に目を向けるべきだと一部の人々に解釈されかねないよ
うな発言をしたとして批判を浴びている。ただ、麻生氏の側近たちはそうした意図を
否定している」。

 麻生氏のこの発言の報道を受け、ユダヤ人の人権団体と、日本の旧植民地の韓国か
ら、直ちに批判が起きたこと、麻生氏は今年これまでにも、靖国神社を参拝して韓国
の反感を買っていたことを伝え、麻生氏の「発言」について同紙の事務所に問い合わ
せると、麻生氏は31日、地元の九州にいて、コメントは取れないと述べたという。

 また麻生氏の事務所は、1)麻生氏の発言は文脈を無視して引用されていて、麻生
氏はナチス・ドイツを称賛するようなことは何も言っていないと説明、2)むしろ、
麻生氏は、憲法論議は静かな環境で進めるべきだとの認識を強調したものだと、話し
たという。

──大臣秘書官の1人、村松一郎氏は「ワイマール憲法改正の事例について、反面教
師としてとらえた方がいいとの趣旨」と述べ、さらに、「感情的に議論していると、
誤った方向に行く。憲法改正は慎重に議論すべきだと言っている。大臣は、ナチス憲
法の方がいいと言っているのではない。(憲法改正のやり方でナチスから学ぶ点があ
ると発言が受けとめられているとすれば)大臣の意図とは間逆だ」と続けた──とい
う。

 この記事を読んで、麻生氏は火消しのシナリオが固まるまで表には出てこないだろ
うということと、そのシナリオは、おそらくこの線で固められるのだろうと考えてい
た。

 記事は、共同通信の報道姿勢、麻生氏の発言の特性、韓国の反応、サイモン・ウィ
ーゼンタール・センター(SWC)の声明の件へと続き、そして、日本政府の対応。
──日本の政府報道官はコメントを避け、この問題は麻生氏の問題だと述べた。菅義
偉官房長官は31日の会見で、麻生氏の発言への認識を問われ、「麻生副総理が答え
るべきだ」と述べるにとどまった──ことを報じている。

 記事の最後は、麻生氏は失言や政治的論争と無縁ではないことの例として、
2001年に経済財政相だった麻生氏は外国特派員クラブで行われた講演で、「日本
に外国人が働いていることは良いことだと思う。独断と偏見だが、金持ちのユダヤ人
が住みたくなる国が良い国だと思う」と述べたことがあった──と記して締めてい
る。

 「日本の政府報道官はコメントを避け、この問題は麻生氏の問題だと述べた」
 <菅義偉官房長官は、麻生氏の発言への認識を問われ、「麻生副総理が答えるべき
 だ」と述べるにとどまった>

 この記事を読んでいたことで、麻生氏の「発言撤回」の理由づけと、その後の菅官
房長官の「安倍政権としてナチス政権を肯定的にとらえることは断じてない」「わが
国は戦後一貫して平和と人権を徹底的に擁護する社会を築き上げ、国際社会に貢献し
てきた」とのコメントの対比が、私のなかで鮮やかに浮かび上がったことも付け加え
ておく。

 このウオールストリート・ジャーナルの記事とあわせて、もうひとつ、ここで取り
上げておかねばならない記事がある。1日付の琉球新報の社説<麻生氏「ナチス」発
言 看過できない重大問題だ>である。

 書き出しは、「失言・放言癖のある人だから、では済まされない重大発言だ」。
 「ドイツのワイマール憲法はいつの間にか変わっていた。誰も気がつかない間に変
わった。あの手口を学んだらどうか」との麻生氏の問題発言について、「当時、世界
で最も民主的で先進的といわれたワイマール憲法を現在の日本国憲法になぞらえて、
改憲の必要性を説く中で出た言葉である」と紹介、そのまま「麻生発言の向こう側
に、ワイマール憲法破壊後に戦争に突き進んだナチス政権と、憲法を改正して国防軍
創設などを目指す自民党、安倍政権の姿勢が重なって見えると言ったら言い過ぎだろ
うか」、と鋭く斬り込んでいる。

 そして、ナチス政権の政策と安倍政権の対比、検証が繰り返される。

──1933年の政権奪取後、ナチス政権は「一家に1台フォルクスワーゲン」のス
ローガンの下でアウトバーン建設など公共工事を推し進めて景気を回復。一方で、反
ユダヤ主義などでナショナリズムを刺激し、政権基盤を固めた。
 その「手口」に学び、アベノミクスによる景気回復を強調し、尖閣などの領土問題
や歴史認識問題でナショナリズムを刺激する。こうした中で「改憲やむなし」の空気
を醸成する。そういうことか。──

──ナチス政権は国会議事堂放火事件を政治利用し「緊急事態」に対処するためとし
て、内閣に立法権を一時的に付与する「全権委任法」を成立させた。同法を根拠にナ
チス以外の政党の存在を認めずに、独裁と戦時体制を確立したのだ。
 自民党の憲法改正草案も98条と99条で「緊急事態」に関する規定を設けてい
る。有事や大規模災害時に、法律と同等の政令を制定することができるなどの権限を
内閣に付与するものだ。これもナチスの「手口」に学んだのか。──

 社説は、「自民党、安倍政権の改憲目的は、戦時体制を整えるためにあるのかと思
われても仕方があるまい」と指摘、「しかし、緊急事態規定がいかに権力によって乱
用され、悲劇的な結果を招くかはナチス政権を見ても明らかだ」と、政権に向かい警
鐘を鳴らす。

 続いて国民に対して、「昨年の衆院選での自民党同様、ナチス政権も民主的制度の
下で合法的に政権を奪取した。しかしその後に、かつての日本と同様に戦争への道を
歩んだということを、国民は肝に銘じる必要がある」と提言。

 最後に、「首相の任命責任も重い。麻生氏は民主主義を否定するつもりはないとも
述べたが、額面通り受け取る人がどれだけいるだろうか」と書いて締めている。

 この社説もぜひ、全文に目を通されることをお勧めする。

 麻生氏は、その引きずる尻尾をちらりと見せたが、臨時国会を前にあわてて幕引き
を謀った。そのまま彼らに幕を引かせる必要はない。その主導権は、市民の側にある
のだ。

 昨年末の自民党の政権復帰、そして先日の参院選での自民党の大勝。

──1933年の政権奪取後、ナチス政権は「一家に1台フォルクスワーゲン」のス
ローガンの下でアウトバーン建設など公共工事を推し進めて景気を回復。一方で、反
ユダヤ主義などでナショナリズムを刺激し、政権基盤を固めた。
 その「手口」に学び、アベノミクスによる景気回復を強調し、尖閣などの領土問題
や歴史認識問題でナショナリズムを刺激する。こうした中で「改憲やむなし」の空気
を醸成する。そういうことか。──

 麻生氏の「ナチス」発言を、看過できない重大問題として取り上げ、しっかりとし
た社説にまとめ上げた琉球新報に、心からエールと感謝を贈りたい。


麻生氏、ナチス発言を撤回 「改憲の悪しき例上げた」(朝日新聞1日)
http://www.asahi.com/politics/update/0801/TKY201308010043.html
麻生氏が発表したコメント全文(朝日新聞1日)
http://www.asahi.com/politics/update/0801/TKY201308010051.html
「撤回は当然」与党からも批判 麻生氏のナチス関連発言(朝日新聞1日)
http://www.asahi.com/politics/update/0801/TKY201308010052.html?ref=reca
麻生副総理発言、野党が批判 「発言撤回と辞職求める」(朝日新聞7月31日)
http://digital.asahi.com/articles/TKY201307310561.html
ナチスの憲法改正「手口学んだら」 麻生副総理が発言(朝日新聞1日)
http://www.asahi.com/politics/update/0801/TKY201307310603.html
麻生副総理の憲法改正めぐる発言要旨(朝日新聞1日)
http://www.asahi.com/politics/update/0731/TKY201307310562.html
麻生副総理の憲法改正めぐる発言の詳細(朝日新聞1日)
http://www.asahi.com/politics/update/0801/TKY201307310772.html
韓国:麻生氏「独ワイマール改憲に学べ」発言を批判(毎日新聞7月31日)
http://mainichi.jp/select/news/20130801k0000m030060000c.html
麻生氏講演:米のユダヤ系人権団体が抗議(毎日新聞1日)
http://mainichi.jp/select/news/20130801k0000m030066000c.html
麻生副総理:「国際的怒りを買った」と独紙 ナチス発言に(毎日新聞1日)
http://mainichi.jp/select/news/20130801k0000e030206000c.html
麻生副総理:「ナチスに学べ」発言を撤回 「誤解招いた」(毎日新聞1日)
http://mainichi.jp/select/news/20130801k0000e010242000c.html
麻生財務相に非難の嵐-「ワイマール憲法」発言で(WSJ7月31日)
http://realtime.wsj.com/japan/2013/07/31/%E9%BA%BB%E7%94%9F%E8%B2%A1%E5%8B%99%E7%9B%B8%E3%81%AB%E9%9D%9E%E9%9B%A3%E3%81%AE%E5%B5%90%EF%BC%8D%E3%80%8C%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%86%B2%E6%B3%95%E3%80%8D%E7%99%BA%E8%A8%80/
原文(英語):Japan Finance Minister’s ‘Weimar Constitution’ Comment Draws Fire
http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2013/07/31/japan-finance-ministers-weimar-constitution-comment-draws-fire/
麻生氏「ナチス」発言 看過できない重大問題だ(琉球新報8月1日)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-210369-storytopic-11.html

第3回「平和」フリートーク学習会

<JCJふらっしゅ 2281号より>


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<新着>
■09・15 練馬・文化の会
       第3回「平和」フリートーク学習会『実感的ベネズエラ交遊録
       「反米チャべスの国」ってどういう社会?』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●主催 練馬・文化の会

日時:9月15日(日)午後6時半~9時
会場:石神井庁舎5階(石神井公園駅西口徒歩3分)、
参加費(資料代):500円

講師:吉原功(JCJ代表委員・明治学院大学名誉教授)

・企画趣旨:講師の吉原さんは、5月下旬にベネズエラを訪問しました。日本のメデ
ィアでは同国は「反米チャべス」や「ならずもの国家」としてしか語られません。そ
のチャべスが3月に死去し、4月に大統領選挙が行なわれ、後継のマデゥーロが当選
しましたが、対立候補とは僅差でした。このため、再選挙を要求する広範な運動が展
開され、治安が悪いとの警告が出されました。果たして吉原さんが5月に訪問した際
の実態はどうだったのでしょうか?
 チャべスは何をやろうとし、何を実現したのでしょうか。30万人の青少年がクラ
シック音楽を学んでいるベネズエラ社会の様子を、映像を含めながら旅行記風に報告
して頂きます。

<主催>練馬・文化の会
連絡先:文化の会 田場 03(3991)9165

映画「ひろしま」上映会

<JCJふらっしゅ 2281号より>

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<新着>
■08・18 映画「ひろしま」上映会
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●主催 はだしのゲン上映実行委員会

 はだしのゲンに続く第三弾、今年は「ひろしま」を上映します。

 広島に原爆が投下されてから65年が過ぎた今、福島原発事故を契機に放射能のお
そろしさが人々の心を改めてとらえています。こうした中、被爆直後の広島を描いた
映画を上映することで、もう一度平和の尊さ、いのちの大切さをみんなで考えたいと
思います。

上映日:2013年8月18日(日)
場所 :鎌倉生涯学習センターホール(きらら鎌倉ホール)
開場 :18時
開会 :18時30分~
    一部 鎌倉被爆者の会「いちょうの会」
       会長 高野澄子さんのトーク
    二部 映画「ひろしま」上映
入場料 :大人 1000円、中高生 500円、子ども 無料
事前予約:Fax0467-24-4454

監督:関川英雄
出演:月岡夢路・岡田栄二・加藤よし
公開:1953年
上映時間:104分
(当時プレスコードにかかり、全国上映がかなわなかったそうです)

<主催>はだしのゲン上映実行委員会
<後援>鎌倉市教育委員会
問合せ:実行委員会事務局0467-45-2657(五十嵐)
    0467-24-4414(岩田)

☆原発とめよう!九電本店前ひろば第833目報告☆

青柳行信です。 8月1日。

「きみへ」 さよなら原発! 
http://twitsound.jp/musics/tsMDocgv4

【転送・転載大歓迎】
☆原発とめよう!九電本店前ひろば第833目報告☆
呼びかけ人賛同者7月31日2916名。
★原発とめよう!の輪をひろげる【呼びかけ人】を募っています。

★私たちの声と行動で原発・再稼働は止められます。★
<ひろば・想い・感想・ご意見等 嬉しいです>

★ 横田つとむ さんから:
青柳さま
経過もよいようで一安心です。
作日のテントでは、汚染水の問題、オスプレイの話し、
それに 現代詩の紹介、等々。
あんくるトム工房
原発もオスプレイも要りません
  http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/2551

★ 橋本左門 さん<無核無兵・毎日一首> さんから:
 ☆素人の我らが既に言ひしことを情報漏れまで黙る玄人
  (左門 8・1-370)
※朝日新聞8・1号、トップ。
この「無核無兵・毎日一首」でも何回か指摘しましたが、
今頃やっと、逃げ切れないと観念したのか、
またぞろ対策に税金を寄こせと居直り強盗の前触れか、認めました。
信義の無い者は「会社」をやる資格が無いのだ。
中国語では「公司」と言う。
その中国でも脱線列車を証拠隠しに穴を掘って埋めた。
人間不在の資本主義。

★ 仮面ライダー さんから:
<テント暮らし>
電力の玉座に胡坐をかいている
無人格の平安な日常に支配された
貧しき消費の日常よ
今日もテントにオキュバイされた
ガラス戸の自動扉が開き
九電本社から
衣食住をその玉座に頼らないと
生きていけない
紳士淑女がクーラーの冷気と共に
出てくる出てくる
電力の玉座に胡座をかいている
無人格な平安な日常へ
出てくる出てくる
紳士淑女が

★ 金澤知成 さんから:
青柳さん、連日お疲れさまです。
ポリープ切除とのこと、大事になさって下さい。

『自由を取り戻す!9.1全国集会』のビラ、賛同要請プリントまとめました。
関西大弾圧だけでなく、東京、福岡の弾圧についても闘っていこうというものです。
 【自由を取り戻す! 9・1全国集会】
★大阪府警ぐるぐるデモもやるよ★
会場:エル・シアター(エル・大阪)
12時開場 13時?15時半
■メイン・スピーチ:下地真樹さん
■ライブ:はちようび + 豪華ゲスト
■参加団体からスピーチ
☆16時デモスタート☆
http://ameblo.jp/kanateach/entry-11582909017.html

★ 中西正之 さんから:
青柳行信 様
<⑤チャイナ・シンドロームにおけるコンクリートの爆裂>について報告いたし
ます。
http://www.jsca.or.jp/vol3/15tec_terms/200412/20041221.php

『コンクリート』- コンクリートが爆裂する
コンクリート強度が高くなれば、
鉄筋コンクリート造は耐火構造ではなくなる?
火災が起きた時、木造建築は燃えやすいし、鉄骨造は溶けてグニャグニャになる
けれど、鉄筋コンクリート造は大丈夫だとの認識が、一般的ではないでしょう
か?建築基準法でも、1時間燃え続ける火災に対して7cmのコンクリートの壁なら
耐えられるとしています。しかしながら、ここで問題としているのは、超高層建
築など用いられる高い強度のコンクリートは、意外にも、普通のコンクリートと
比べて耐火性能が低いということです。

今まで使われていたコンクリートの強さを1とすると(もちろん今でも殆どの建物
はこの程度なのですが)、近年、その3倍程も強さが高い「高強度コンクリート」
と呼ばれるコンクリートを使用した建築物が多く建てられるようになりました。
建物が高くなると、下の方の柱は上部の全ての重さを支えなければなりません。

そのため、今までのコンクリートを使っていたのでは、下の方の柱が太くなって
しまい、実際に使える面積が減ってしまいます。高強度コンクリートを使えば、
細い柱ですみますので、建物を作る人にとっては朗報です。ところが、この高強
度コンクリートに奇妙な性質があることがわかりました。柱を火災時のような高
い温度で熱し続けると、コンクリートが破裂してしまう事があるのです。

コンクリート強度が異なる4種類の鉄筋コンクリート柱を加熱した後の状況で
す。いずれも「高強度コンクリート」と呼ばれるものですが、その中で一番強度
の低い右端(Fc=48N/mm2) のものは隅角部が欠け落ち、一番強度の高い左端
(Fc=120N/mm2)のものは縦方向の鉄筋をぐるぐる巻きにした肋骨のような細い
鉄筋から外側のコンクリートがほとんど剥がれ落ちており、コンクリートの強度
が高いものほど壊れ方が激しくなっています。これらは、「爆裂破壊」と言われ
ており、強度が高いほど、またコンクリート中に含まれる水分が多いほど爆裂が
生じやすいのですが、その原因は、高温に加熱した時にコンクリートの中の水分
がうまく移動出来ない為に爆裂現象が起きると言われています2)。

一般の建築業界では、コンクリートの爆裂現象はつい最近知られるように成って
きた知見のようです。
しかし、1970年代に、燃焼炉や電気炉の缶体を保護する耐火物が耐火煉瓦か
ら耐火キャスタブルに変わるように成ってきたとき、耐火コンクリートの爆裂事
故が起きるようになって、爆裂のメカニズムの解明と対策が行われるようになった。
したがって、初期の原発の設計時には、コンクリートの爆裂現象は知られていな
かったと思われるが、1970年代にはコンクリートの爆裂現象は判っていたこ
とであり、チャイナ・シンドロームにおけるコンクリートの爆裂対策を行わな
かった事は、明らかな設計ミスと思われる。
川内原発1・2号炉も玄海原発3・4号炉も過酷事故により、100トンもの核
燃料が2800℃にもなり、チャイナ・シンドロームが起きたとき、原子炉格納
容器の床部のコンクリートが大爆発を起こすような設計ミスがありながら、再稼
動を行うことは、許されないと思われます。

★ 藤井悦子@アジェンダ・プロジェクト さんから:
京都近辺の皆様、ぜひご参加ください。

◆アジェンダ・プロジェクト京都 上映企画
「わすれない ふくしま」 四ノ宮浩 監督作品
http://wasurenai-fukushima.com/

「原発さえなければ」と書き残した福島の酪農家を軸に、
福島の状況をつづったドキュメンタリーです。
Face Book イベントページ
https://www.facebook.com/events/218134355005721/

日時: 2013年8月25日(日) 14:00から
場所: 下京いきいき市民活動センター本館 3階 集会室
参加費:600円
(アジェンダ・プロジェクト会員・定期購読会員および学生は400円)
※上映の後、簡単な意見交換会も行います。

連絡先:アジェンダ・プロジェクト京都
京都市南区東九条北松ノ木町37-7
Tel&Fax 075-822-5035
URL http://www3.to/agenda/
ブログ http://agenda-kyoto.ldblog.jp/
FBページ https://www.facebook.com/agenda.project

<映画について(公式HPより)>
2011年3月11日東日本大地震、そして太平洋沿岸部500キロに渡る
大津波により多くの人々が犠牲になった。福島県また、その翌日の
3月12日からの福島第一原発の爆発により大量の放射能が放出さ
れた。この映画は2011年5月福島第一原発北西に40キロの福島県
飯舘村から始まり、そこから避難したある家族と、いまだ警戒区域で
300頭の牛を飼い続けている畜産家の日常を追った記録です。その
背景には、原発事故後、牛を殺処分させられた酪農家が自殺した事
件、フィリピン人妻を持つ家庭の現実など様々な問題が存在した。
監督は「忘れられた子供たち スカベンジャー」で第44回マンハイム
国際映画祭ベストドキュメンタリー賞を受賞した四ノ宮浩。震災直後
の2011年4月下旬から福島に入り撮影を始め、2012年12月末まで
カメラを回し続けた。作品完成後も監督は福島を忘れないために現
地に居続けている。

★ 前田 朗 さんから:
転送です。
**
最近届いた「豊能町の議会だより第106号6月議会」に出ていました ので、報告
いたします。
豊能町の6月 の定例議会において、
『「慰安婦は必要だった」とする発言の撤回と謝罪を求める決議』 がなされて
いました。
文面は、
「日本維新の会の共同代表である橋下徹大阪市長は、5月31日、記者会見で「慰
安婦」 の問題について、旧日本軍による強制性を示す証拠はないと主張し、当
時「慰安婦制 度は必要だった」と発言しました。
被害者の証言を無視し、「慰安婦制度は必要だった」とする発言 は、これまで
苦しみ続けてこられた被害者を深く傷つけたうえ、侮辱に侮辱を重ねたものであ
り、看過できない重大な問題です。

 戦時下での女性への性暴力は、国連人権委員会など国際的にも人 権侵害とし
ており、いかなる時代の、どのような状況であっても許してはならないことです。
 また橋下市長は、沖縄に駐留する米軍海兵隊司令官に風俗業を活 用すべきだ
と発言したことを明らかにしました。
その後、この発言は取り消し、謝罪したものの、幾重にも女性の人 権と人間の
尊厳を踏みにじる発言を繰り返しています。

 公人たる橋下市長の「慰安婦」必要論は、女性だけでなく男性も の人間とし
ての尊厳を傷つけるもので、国内はもとより韓国、アメリカなど海外からも大き
な怒りと批判を 浴びています。
このまま「慰安婦」必要論に固執し続けることは、基本的人権を尊 重する日本
の品格を貶め、さらには諸外国と日本の友好に大きな影を落とし、将来に重大な
負 の影響をもたらしかねません。
 よって、本町議会は、橋下市長に対し、「慰安婦は必要だった」 とする発言
を撤回し、国民と諸外国に謝罪するよう強く要望します。以上、決議します。
平成25年6月12日」
以上のような文面です。

★ 小林久公 さんから:
 <8月11日国際シンポジウム(東京)のご案内>
みなさま
金学順さんが名乗り出た8月14日、日本軍「慰安婦」メモリアル・デーを国連記
念日にしよう!というキャンペーンの一環として、東京では8月11日(日)に
国際シンポジウムを開催します(8月14日ではないのでお間違えなく!)。

ネット上での宣伝が少し出遅れています。どうかみなさま、加入しているMLに拡
散をお願いします。そして、当日はぜひご参加ください!

           歴史のねつ造は許さない!
     日本軍「慰安婦」メモリアル・デーを国連記念日に!!
 とき:2013年8月11日(日) 10:30 開 場
11:00~フィリンピンから日本軍「慰安婦」被害者証言
12:00~休憩
13:00~国際シンポジウム
16:30 閉 会
 場所:東京ウィメンズプラザ・ホール
    http://www.pbls.or.jp/event/map_tokyo-womens-plaza.html
    東京都渋谷区神宮前5-53-67「渋谷駅」下車徒歩12分、
    「表参道駅」下車徒歩7分(地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線)
参加費: 1,000円
 主催:日本軍「慰安婦」問題解決全国行動
    8・14を国連記念日にしよう! キャンペーン
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【国際シンポジウム 戦時性暴力被害者から変革の主体へ】
基調講演:
  ■女性の参加が平和を持続可能なものにする
   ~安保理決議1325号のコアメッセージ~
   アンワラル・チャウドリー(元国連安保理議長)
  ■日本軍「慰安婦」被害者が変革の主体になるとき
   尹美香(韓国挺身隊問題対策協議会常任代表)
  ■記憶を普遍化し、未来に引き継ぐことの意義
   岡真理(京都大学教員)
  ■特別参加フィリピンから 日本軍「慰安婦」被害者証言
  ■ファシリテーター 渡辺美奈(日本軍「慰安婦」問題解決全国行動)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●発言者プロ フィール
・アンワラル・チャウドリーさん
バングラデシュ出身。国連大使(ニューヨーク、1996―2001)ほかチリやニカラ
グアなどの大使を歴任。元国連事務次長、元国連上級代表。2000年3月8日、国連
安保理議長として初めてジェンダー平等と平和は不可分であるとの議長声明を発
表、同年10月31日の「女性・平和・安全保障」に関する安保理決議1325の採択実
現に尽力した。

・尹美香さん
韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)常任代表、戦争と女性の人権博物館館長。
挺対協結成直後からスタッフとして活動。1000回もの水曜デモを続け日本軍「慰
安婦」問題を国際問題化させたこと等を評価され「ヌッポム(遅い春)統一賞」
受賞。著書に『20年間の水曜日』(東方出版、2011年)。
挺対協では1億人署名キャンペーン実施中↓↓↓
http://m.womenandwar.net/contents/campaign/signature.nx

・岡真理さん
京都大学教員/現代アラブ文学・第三世界フェミニズム。エジプト留学時代から
パレスチナを訪れ、そこで起こっていることの意味を問い続けてきた。特に「記
憶の政治学」をキーワードに現代世界の構造的暴力を考察し、精力的に社会批評
を行っている。著書に『記憶/物語』(岩波書店)、『アラブ 祈りとしての文
学』他。

●特別参加(フィリピンから)
・ピラール・フリアスさん
ルソン島南カマリネス州生。16歳の時、洗濯をしているところに現れた2人の日
本兵にナイフで顔を刺されるなどの後、輪かんされる。村が焼かれ学校に避難。
日本軍部隊により、3人の女性と一緒に昼夜腰縄で繋がれたまま、山中をゲリラ
討伐に連行され、輪かんされる日々が続いた。

・エステリータ・デイさん
1930.4.28、ネグロス島タリサイ市生。83歳。1944年14歳のとき、市場に物売り
に出かけ、ゲリラ討伐に巻き込まれ、女性たちと一緒に、日本軍駐屯地に連行さ
れ、輪姦される。昼は日本兵の服の洗濯と掃除、夜は輪姦という日々がアメリカ
軍がタリサイ市に来るまで続いた。

・レチルダ・エクストレマドゥラさん
リラ・ピリピーナ(被害者と支援者の組織)のコーディネーター。被害者の正義
の回復とともに、性暴力を生みだす軍隊のありようそのものを問う運動を展開。
「パマナ」(継承者)を組織したり、フィリピン国内の各大学と連携するなど、
継承と教育も常に視野に入れて活動している。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
8月14日は、1991年に韓国の金学順さんが日本軍「慰安婦」被害者として初めて
名乗り出た日です。
この勇気ある告発がきっかけとなって、アジア各地の被害女性たちが半世紀の沈
黙を破って証言し、日本政府の責任を問い始めました。この告発は、日本軍性奴
隷制の実態を明らかにしただけでなく、旧ユーゴ紛争をはじめ紛争下で性暴力被
害を受けた女性たちに勇気を与え、軍隊そのものの暴力性を暴いていきました。

金学順さんが名乗り出た8月14日を日本軍「慰安婦」メモリアル・デーとする。
このことは、2012年12月、韓国、台湾、フィリピンの「慰安婦」被害者と各国
の支援者が一堂に集まったアジア連帯会議で決まりました。

さらに、この日本軍「慰安婦」メモリアル・デーを国連記念日にすることで、
被害者の名誉を回復し、再発防止(戦時下での性暴力を根絶する)につなげて
いきたいと私たちは考えています。

日本では歴史の事実を歪めようとする勢力が跋扈する今、私たちはこのキャン
ペーンを社会に広げていくことで、「慰安婦」問題の解決を日本政府に求める
世論を国内外に根付かせることを目指します。

「8.14日本軍「慰安婦」メモリアル・デーを国連記念日に!!」キャンペーンは
 2013年8月、第一歩を踏み出します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【第1回日本軍「慰安婦」メモリアル・デー 全国各地の動き】

●第1回 日本軍「慰安婦」メモリアル・デー@東京

とき:2013年8月14日(水)18:00pm
  場所:新宿東口 アルタ前

今年の8月14日はその第1回目。さらに韓国で毎週開かれている水曜デモ
の日でもあります。この日、世界や日本の各地で様々なアクションが
企画されていますが、東京ではど真ん中の新宿に集合します!

5月13日に大阪の橋下市長が「「慰安婦」は必要だった」発言をしてから、
ちょうど3か月にあたるこの日、被害者を傷つける行為や歴史の否定を
糾弾し、一刻も早く「慰安婦」被害者への謝罪と補償を求めるため、]
一緒に声をあげましょう! 手作りプラカードや、鳴り物も大歓迎です。

・北海道 8/7@札幌市男女共同参画センター
・東京  8/9@武蔵野公会堂会議室
・名古屋 8/14水曜デモ
・関西  8/14@大阪・住まい情報センター
・福山  8/7@福山駅前
・広島  8/7@広島市本通り
・北九州 8/14@JR小倉駅前

お問い合わせ:日本軍「慰安婦」問題解決全国行動
       8・14を国連記念日にしよう! キャンペーン
       E-mail:[email protected] FAX:03-3202-4634

★ 弁護士の児玉 さんから:
ヘイトスピーチの中止を求める東弁会長声明
遅ればせながら、東弁でも本日出ましたので、ご紹介します。
http://www.toben.or.jp/message/seimei/post-320.html

★ ギャー さんから:
「在特会」の連中は、自由を求めて闘うことを放棄し、むしろ、自由に生きる闘
いをしている人たちを抹殺せんとする輩であって、こんな連中のぬかすエゴイス
ティクな「自由」なんぞ粉砕あるのみですよ。
そんな他人を踏みつけにする「自由」なぞ、絶対に許してはいけないのです。
原発も原爆も同じ!おととしから、「在特会」の連中が広島の平和公園に現れ
て、「核武装」をがなり立てて、いつも、釜ヶ崎の仲間たちなんかが奴らともめ
ているけれども、ほんと許せないですよね。
このように「在特会」ともめると、「どっちもどっち」という批判で闘う人たち
を非難する人がいますよね。そういうどっちつかずのエセ民主主義的態度のご自
分の人生を投げている人には、自分を問うことがないから「関係ない」のでしょ
うけど、そういう態度がここまで原発を生み出していることにつながっているん
だと思います。しかも、本人には「関係ない」のであっても、そのような態度の
しわ寄せは、最も弱い立場の人や、命に来るのですよね。
おれは、「騙されていたんだね」なんて、他人のせいにするずるさも好きではあ
りません。だって、そのことを認めて生きている自分の生存状況を疑おうとしな
いで、満足していたわけなのでしょう?ずるいですよね。
ぼくらは、まだまだ、いろいろなものを受けとめる感覚が研ぎ澄まされていない
のかもしれません。(ブッシュマンは、朝日が昇る時に、「ドカーン」という、
太陽のプルトニウムが爆発する音が聞こえないと病気だというから、ぼくらはみ
んな病気なんだけどね(笑))
今、福島で闘っている昔の仲間から連絡がありました。本日、テントで会えそう
です。すげえ、うれしい。

★ 立川の岩下 さんから:
【書評】西川長夫『<新>植民地主義論』―ナショナリズムと差別の問題をめぐっ
ての文章は、以前の『「国民運動としての反原発運動」に、”まともな批判”を試
みる』の再論です。
近代国家と資本主義社会が生成する差別・排外イデオロギーについて、歴史的・
政治的な側面から議論を深めたいと考えました。
コアとなるイデオロギーは、主権国家=国民主権の背中合わせ、バラバラな個人
を国家が束ねるというもので、当然「国民でない」人々は差別・排外されます。
ご一読ください Blog:
http://yo3only.cocolog-nifty.com/blog/

引き続き、資本主義の経済的な基盤から生み出される、労働者であること自身か
ら産み出されるイデオロギーが問題とされる必要があると考えますが、それは次
の課題とします。

○----------集会等のお知らせ----------○

■ 8月1日(木)15時~「さよなら原発!福岡」事務局会議
 テント広場
■ 8月6日(火)18時30分~「さよなら原発!福岡」例会
 福岡市人権啓発センター(ココロンセンター)

●「さよなら原発!11・10九州集会」(仮称)●
    実行委員会結成集会
日 時:8月18日(日)14時より 
場 所:福岡県教育会館(福岡市東区馬出4-12-22)
  地図:http://tinyurl.com/jwb9de6

● 「原発なくそう!九州玄海訴訟」(玄海原発1万人訴訟)●
  第6回口頭弁論期日 9月27日(金)14:00 佐賀地裁
午後12時30分に佐賀県弁護士会館に集合
原告総数 原告総数  6473名(7/25現在)
  ホームページ: http://no-genpatsu.main.jp/index.html

○--------------------------------○
★☆ 原発とめよう!九電本店前ひろば・テント★☆
午前10時から午後5時。(土・日曜・休日は閉設)
♪ みなさん、一緒に座って・語り合いませんか☆
場所:九州電力本店前 福岡市中央区渡辺通2丁目1-82
地図:http://www.denki-b.co.jp/company/map19.html
★☆ (ひろば・テント080-6420-6211) ☆★
<facebook、twitter、ブログ等で拡散よろしく>

************************
〒812-0041
福岡市博多区吉塚5-7-23
青柳 行信
電話:080-6420-6211
[email protected]
************************



プロフィール

平和な有明海

Author:平和な有明海
修の呟きにようこそ!
佐賀市在住です。平和や障がい者、有明海問題に強い関心を持っています。1950年生まれ。戦争法廃止、原発廃止、有明海再生、障害者と共生できる社会づくりを目指します。

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