京都での講演で反省。
昨日は、京都府立医大の図書館ホールでの講演、無事終了しました。ただ、やっぱり心配していた通り、時間切れで、十分に話すことができなかったという思いがあって、少々落ち込みました。
産婦人科医会の主催でしたが、その他の方たちもたくさん来て下さいました。特に、ああ、よくなかったと後悔したのは、後で児童相談所の所長さんからお名刺を頂いて知ったのです。児相からも来られていたのだったら、絶対にはずしてはいけない例を外してしまったことです。14歳で中期中絶、そのあとの16歳での妊娠、出産。その少女には、児相の方の尽力がものすごかったこと、そのおかげで、彼女はまっすぐに目を見て話すことができ、自分自身のことをしっかり考えることができるように、目覚ましい成長があったこと、など、絶対に話すべきでした。
ああ、いつも講演の後は後悔してばかりです。皆様にごめんなさいと言うしかありません。
自分が話している写真はとれないので。後で応援に来て下さったドクターたちと撮った写真です。なんと、谷口先生は大分から来て下さったのです。神戸から、池田先生、それに一緒に講演した金子先生のお母様も神戸から来て下さって。写真を撮ってくださったのは、三重から来て下さった川村先生です。みなさんありがとう。心強かったです。
講演の後は、京料理に連れて行って下さいました。素晴らしいお料理の数々、その後のとびっきりのお楽しみ、舞妓さんと芸妓さんの美しさにボーッとなるほど感動したことなど、またご報告しますね。
私は今ホテルにいます。今日は、偶然京都に来ている小川順子さんと、yaasan、山中さんに京都を案内していただきます。
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コメント
わたしも色々ポカします。ガスコンロのそばにZIPロックをおふろにいれるためにテーブルを片付けていたら、実は、フライパンを乾かすためにガスをつけていたらすこし、ZIPロックをこがしてしまいました。マンションのお風呂がかなり深いために、テーブルの上でお風呂をいれてますが、かなり失敗してしまいました。それにしてもすごい人生を十代の少女は歩まれているんですね、たくましいです。
投稿: 愛ちゃん | 2015年9月13日 (日) 09時34分
中学二年で中期中絶ってどんなに苦しかったのでしょうか。中絶を行うなら初期にしなくては。中期中絶のお話は八十年台版の先生の名著で涙ながしながらよみました。また自らが中絶も経験しつつ、本当に全く考えられないICSIや緊急帝王切開、ここまでよく歩いてきたものの、十代の妊娠や出産は悲しいですね。一度ではよいから、十代のうちに河野先生の名著をお読みになられては。ただしうちの場合は保健体育科ではなく、あくまでも国語の授業だからナンセンスです。なんで国語科なのかわかりません。失敗を恐れず頑張ってください。
投稿: 愛ちゃん | 2015年9月13日 (日) 12時31分
久しぶりに先生の講演を拝聴しました。時間の限りがあって残念なところもありましたが、私には非常に参考になりました。「日本の女性行政」について、若い人たちが主体となって自分の体のことを考え行動するためにも、現実をしっかり伝えておく必要を感じました。「私の避妊の伝え方」のところでは、LGBTの方々の気持も汲み取りながら伝えるということにハッとさせられました。先生の誠実で真摯な、且つパワフルなお仕事ぶりにいつも勇気をいただいています。「私もがんばろう!」と思いつつ帰路につきました。ありがとうございました。
投稿: R・S | 2015年9月13日 (日) 16時54分