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この1年を振り返って

昨夜は我が家の忘年会を企画した。しかし、3女夫婦とカイとリクは、用事があって参加できず、私も他の会議と重なったため、家内と長女、次女夫婦とハルとナツの忘年会になってしまった。9月から、この3ヶ月以上、休んだ記憶はない。ゆっくり考える時間がなく、家内と議論する時間も少なかった。昨日の診療を終えて、流石に疲れが出た。疲れ過ぎて、なかなか寝付けず、珍しく徹夜状態でこのブログを書いている。今は午前4時。
この年で仕事があるのは嬉しいことなのだが、最近は限度を越えていると思う。まあ、必要とされる間が華?仕事は生きる糧を得るためももの。それが人間の掟である。生物は生きるために獲物を狩り、命を繋ぐ。人間と他の動物との差は、高度に発達した言語と文字、それにお金というツールである。言語と文字によって、コミュニケーションや思考が発達して文化が生まれ、お金というツールで生活が豊かになった。小学生でも知っている、この人間の特性を、ゆっくりと味わいながら生活している。健康も病気も、偶然という概念も、言葉が生み出したものである。
私も家内も60歳を過ぎている。年金の手続きが必要な年齢。やっかいな手続きを、時間に追われる生活の中で家内はやってくれた。現役である我々が、年金生活者になる資格はなく、手続きだけに終わった。予想された事なのだが、手続きはやらなくてはならない。65歳でもらえるのか?70歳までもらえないのか?それまで生きているのかという、笑えない話になった。
世界的に見ると、この1年も激動の年であったと思う。国内では自然災害の多発、ノーベル賞、STAP問題、円安、エネルギー問題、アベノミクスなどがあった。個人的には1月に孫が増え、3女夫婦が近くに転居してきた。何人かの友人は他界し、人との繋がりは、年齢的には先細りである。家内は特に忙しかったと思う。忙し過ぎる以外は、何とか平穏な1年であった。
仕事の面では、皆さんに大変お世話になった。この場を借りて、御礼申し上げたい。大きなトラブルはなかったのだが、時間に追われる日々で、患者さんのニーズに、十分に答える事ができなかったのではと推測している。その点はお詫び申し上げたい。
明日からは心機一転、仕切り直しで生活していきたいと思う。来年もお付き合いの程、宜しくお願いしたい。最後に、「良いお年を!」

仕事を終えて

今日の午前中で、今年の診療は終了した。大きなトラブルなく、この1年を終えることができた。この場を借りて、御礼申し上げたい。診察室での景色は、四季折々変化するのだが、私はこの変化を楽しんでいる。
0歳から2歳のRS、主に2歳から5歳に流行したアデノ、小学生から大人を中心に流行したインフルエンザで、今年は最後までバタバタした。この3つが重なって流行するのは珍しいのだが、10月末からの2ヶ月は3つが重なってしまった。いささか疲労気味かな?
新年は4日(日曜日)から始まる。大変申し訳ないのだが、1月7日(水曜日)、8日(木曜日)は臨時休診に。恒例の友人との会議と、肩のリハビリを兼ねて。この2日は「すぎなみ」がカバーする予定。ご了承願いたい。冬休みでインフルエンザの流行は止まる予定なのだが。明日はゆっくり、今年を振り返ってみたい。その前に掃除かな?

29日、30日は午前中の診療です。

この1週間で、A型インフルエンザの症例が157例。アデノとRSウイルス感染も続いている。御用納めの後、東京から子供の姿は少なくなったが、忙しい年の暮れとなった。何も出来ないと家内は嘆いている。料理や片付けが山積み。私も仕事が残っている。
29日(月曜日)と30日(火曜日)は11時30分までの受付。急患のみの対応となる。

RS、アデノ、インフル

1)今日(土曜日)は11時半までの受付。
2)明日(日曜日)は7時半から10時まで。
3)雨の予報の月曜日は、11時半までの受付。
4)火曜日(30日)は11時半までの受付。
28日(日曜日)、29日、30日は電話の対応、予防接種と健診、アトピーの診療は出来ませんのでご了承下さい。当院と「三宅小児科すぎなみ」をかかりつけにして頂いている患者さんのみの対応となります。
RSとアデノ、インフルの決着がテーマ。年末までバタバタでしょうか?

峠を越えたかな?

RS、アデノ、マイコ、インフル、溶連菌、ノロなど、何でもありの騒動は、今日で峠を越えた(ことを願いたい)。明日からは、保育園児の病気が主なテーマになるだろう。保育園でのインフルエンザの発症は少ない。
午後の診療は明日のみ。27日から30日は午前中の診療である。詳しくは前回(に移動した)ブログを参照してほしい。色々な仕事が入って、ほとんど時間がない。今年も残り6日。

【2014年】年末年始のお知らせ

左が当院、右は「すぎなみ」です。
12月28~30、1月4日は急患のみの対応です。
予防接種・乳幼児健診は受付できません。なお、電話応対も致しかねます。
ご了承ください。
2014年末

冬至を過ぎて

昨日が冬至であった。忙しさで、全く気付くかなかった。忙しさの原因は、小学校でのインフルエンザの流行である。数日前から急速に広がりを見せた。2学期も残りは2日?終業式に出席できず、通知表は保護者が取りに行くという状況に。症状は軽いのだが。
最も忙しい予定の22日(月曜日)を越えて、明日からは少し余裕が出来る事を願っている。どの業種も同じで、年末は忙しい。人並みではあるのだが、かなり限度を越えているかな?年末は家族総出が、個人店の宿命。
待ち時間が長くなって申し訳なく思っている。ブログを書く余裕がない。時間がないのを察して、次女がクリスマスケーキを差し入れててくれた。気がつけば、明日はクリスマスイブ。

インフルエンザの流行

「三宅小児科すぎなみ」は水曜日は午前中のみ、臨時に診療します。
この1週間でインフルエンザが急速に広がった。79名ほどの患者さんを診察したが、症状は軽く、重症感は全くない。保育園での流行は少ないので、東京での発症は少なくなるはず。
問題なのがアデノウイルス感染の流行である。アデノは15名診療したが、2種類の流行があり、潜伏期を考えると、年末まで流行が続くだろう。RSは10名で横ばい状態?この2ヶ月で確認出来ている範囲では、RSで4名が入院となった。RSとしては軽いと思うのだが。マイコプラズマ肺炎は3名。胃腸炎は40名ぐらい。
幼稚園も冬休み。小学校も今週で終わる。「何でもあり」状態で、年末を迎える事になるのだろう。保育園も今週で終わるので、いよいよラストスパートかな?待ち時間が長くなって申し訳なく思っている。

不成功

STAP細胞は残念な結果となった。万能細胞を作成するあたり、細胞の環境条件のpHを変えて実験するのは、ごく当たり前のことであり、どのpHでも不可能という前提で研究がなされていたはず。このような初歩的な実験は、当然論文にもならない。もし、STAP細胞が存在するならば、多くの研究者は物笑いの種になる。そこに、このSTAP騒動の面白さがあった。ひねくれ者の私は、STAP現象に拍手を送っていた。
今回の再現実験は、どんな隠し技があっても、成功するとは思えなかった。小保方氏が詐欺や虚偽のデータを出したとも考えられない。使っていた細胞が、ES細胞という万能細胞にすり替えられていただけ。すり替えることができたのは、限られている。責任を取っていない上司で、ES細胞を保管していて、既に理研にはいないという条件の人物かも。
「科学者は公平であり、モラルがある立派な人物」ではないことを公表した事件。まして、医学論文など話にならない?この歳になると、それが当たり前に思えてくる。それが年の功かな。いや、単なるひねくれ者?

何でもあり?

忙しいと言うより、時間のかかる診療が続いている。以前から流行のアデノ、RS、胃腸炎に加えて、インフルエンザと溶連菌が増え、そこにマイコプラズマ肺炎が加わってきた。問題は検査に時間がかかること。待ち時間が長くなって申し訳ないのだが、診断をつけないと、治療や対応に影響する。流石に睡眠不足と運動不足が続いている。まあ、年末までの話なのだが。
「三宅小児科すぎなみ」の近隣でも、インフルエンザが流行してきたようだ。今週の土曜日は当院が午前中の診療で、「すぎなみ」が午前休診で午後診療(2時から4時)となる。都合の良い方を利用いただきたい。
日曜日は7時半から10時まで診療。急患のみの対応となる。この1ヶ月でロタが1名。ロタの流行がないのが救い。病気も症状も多彩で、個人的には楽しいのだが、忙し過ぎるのも年齢的にきつい?「すぎなみ」が開院して、これでも負担は少なくなったと思う。年を考えて、ほどほどにかな?

投票率

テーマがあるようでなく、対立候補はあるようでない選挙。そこに寒波襲来。予想通り、史上最低の投票率となった。結果も予想通り。これで、完全に一党支配に。団塊の世代が65歳から70歳ぐらい。当たり前だが、10年後には75歳から80歳になる。若者2人が高齢者1人を支えることになるのだろう。高齢化社会と、その後にせまる人口の激減。
急激な人口の変化に対応する政策は、待ったなし。舵取りを誤ると、大きな禍根を残す。政権の最大のテーマは、高齢化社会に対する対応だろう。つまり、どこを削って、どこに回すか?このブログでは、政治の話はタブー?
全くの雑談。私は大分出身。当時の県知事も社会党。社会党出身で、大分で唯一の総理は村山さん。日教組と社会党出身の総理である。今の社民党。先日亡くなった土井さんや福島さんが率いていた党。もはや社民党の支持者は、ほとんどいない。大分は社会党の勢力が、最も強い選挙区であった。基盤は日教組であり、私は関係者の息子でもあった。
私は政治には全く興味のない子供で、大学もノンポリ。「赤でも白でも、戦争になれば、全員参加。思想など、机上の空論」と暴言を吐いていた。だから、戦争は避けなくてはならないし、起こる前に議論が必要なのだが。10年後の日本を想像すると、いささか不安になるが、ゆでガエルのように、ほとんど変化に気づかない可能性もある。
今回の投票率は、「結果は解りきっている」「参加しても結果は同じ」という気持ちの表れなのだろう。私の心にも、同じ考えがあるが、それでも7時には家内と投票所である上北沢小学校へ。投票が終わって、「「だれに」「どの党に」。打ち合わせなどしていないのに、全く同じ回答に、思わずニコリ。

年末に向けて

テーマは嘔吐を主訴とする胃腸炎と、A型インフルエンザ。この1週間でRSは9名、アデノも9名で終息に向かっている。胃腸炎は31名で、インフルエンザは26名。要注意は水痘で、7名の発症があった。予防接種をしていない患者さんは重症である。忘れている方は、早めに接種を。
今週で幼稚園は終了。インフルエンザの広がりも、残すは1週間のみ?最大の山は越えたと思っている。年末の仕事は、保育園に通っている子供たちが、無事に年越しができるようにサポートすること。21日(日曜日)と23日(天皇誕生日)は午前(10時まで)の診療となる。年始は4日(日曜日)はら始まり、1月7日と8日は臨時休診。「すぎなみ」がカバーする予定。詳しい日程は、既にブログで公表しているので、参考にしてほしい。今年も残り少ない。

統計と確率

明日(日曜日)は3時30分から4時30分まで診察します。急患の方はどうぞ。
このブログでRSやアデノの患者数を書く。この2ヶ月の数字を頭の中でグラフ化するのは、小学生レベルの統計である。私の仕事は、というより年齢的にも、このレベルで十分だと思っている。確率論となると、途端に難しくなる。やっかいな数式が出てくるし、私の予想する確率は、まず的中したことはない。何故違うのか?と思うのだが、私の出した結論は、数学的には間違っているらしい。これは私の思い込み、誤解が生んだ数字ということになる。
例えば胃がんの5年生存率となると、これは経験的に割り出されたもので、統計である。50%の確率で生き延びられるという確率論で考えるのは、私は間違っていると思っている。あくまでも、この数字は目安である。1年後に私が生存している確率を、確率論で計算するのは不可能である。0%ではないし、100%ではない事は確かだろう。
確率論の起源はギャンブルにある。つまり、博打に勝つ確率。確率の問題をあれこれ考えても、私はまず間違った答えにたどり着く。結局、ギャンブルを繰り返すと、最後は負けることになるのだろう。「人生はギャンブルだ」と考えるのは間違い。「人生は負け勝負」ではないのだから。

電車、自動車、レール

先日、友人と雑談していると、認知症の話になった。「桜、犬、電車」と覚えて、色々な話題を取り上げ、「さあ、もう一度」と聞く。「桜、犬、電車」と答えることが出来れば、認知症ではなさそうかな?と思う。「梅、猫、自動車」の組み合わせを入れて2組で記憶力を試すと、難易度が増す。
その会話の中で、「電車、自動車、レールの中で、ペアとなるものは?」と聞かれた。私は即座に「電車とレール」と答えた。日本人はほとんどこの組み合わを答えるようだ。米国人などは「電車と自動車」と答える人が多い?確かに2つとも人を運ぶ物。日本人は「電車はレールの上を走る」という発想になる。どちらも正しいのだが、考え方の違いがよく解る。私の発想は、いかにも日本人的。些細な事でも、発想は個人で異なる。絶対に正しい発想など、ほとんど存在しないのかもしれない。

少なくなったRSウイルス感染

先週の発症数を見ると、胃腸炎、A型インフルエンザ、アデノウイルス感染、RSウイルス感染の順であった。RSは3週間前にピークを越えたが、今週もまだ散見される。アデノもピークを越えたが、来週までは発症が続くだろう。A型インフルエンザは19名。爆発的な発症には至らず。年齢的には中学生以上が多い。
11月の始めから、このブログでは珍しいことだが、RSとアデノの発症数を記載。今年の11月から12月のテーマは、この2つだと思っていた。予想通りの展開となった。年末にかけて、この2つは終息に向かう予定。
麻疹がほとんど姿を消した今、横綱級のウイルス感染は、RSとアデノである。この2つに比べると、インフルエンザなどは前頭レベル。やたらと出席停止期間が長いだけ。年末までの山登りのルートは、ほぼ頭に入っている。まあ、予定通りに歩むことになるのだろう。

デモもヘチマもない

組織に属する人は、「人の悪口を言わない」「自慢しない」「威張らない」のが原則である。そのような人間が存在するのか?と言われれば、私は10名ぐらい思い当たる。その半分はトップに上り詰め、残りの半分は精神的に病んでいる。まあ、組織には適さない私は、それなりに楽しく生きているので、適材適所というところかも?
仕事の基本は、当然のことながら「ハイ」「解りました」から始まる。私は一応トップなので指示する立場。しかし、(お客さんである)患者さんの話は、すべて「YES」で聞いている。それがプロ。お金を貰う立場で「NO]はない。最初から「でも」「だって」「そんなこと言われても」「嫌です」など、社会人としては論外である。小学生の頃から、屁理屈ばかりこね回していた私は、「デモもストライキもない」「デモもヘチマもあるか」とよく言われた。
私はプロなので、患者さんの話はすべて「YES]から入る。但し、一旦白衣を脱ぐと、デモの塊のようなもの?

インフルエンザの流行?

最初にRSウイルス感染がピークを迎え、先週にアデノがピークとなった。今週はアデノもRSも少なくなったが、散発的な発症があり、幼稚園が冬休みになるまでは、ダラダラと発症が続くのだろう。クリスマス会や生活発表会などのイベントに影響が出そうな予感。胃腸炎は相変わらず多い。
今日も「インフルエンザの流行の兆し」という報道があった。今週は11名ぐらいで、問題となる数字ではないのだが、発症した地域に統一性がないことから、冬休みに入るまでは、流行が拡大すると予想している。過去のデータを見ても、今年の流行が特に早いとは思えないのだが。この報道で困るのは、インフルエンザワクチンの接種を煽ること。
今年のA型インフルエンザは症状が軽い。熱の持続時間は短く、咳も軽く、痰も少ない。出席停止期間が長い点が、最大の問題?

偶然と必然

今年も多くの災害があった。どう考えても避けられない、辛い自然災害もあった。数時間でもずれていたらと思うのだが、自然現象は予測不可?予測レベルを高める努力はなされているようだが。災害は偶然の産物であり、人の力ではどうしようもない。
どう考えても避けられない事故や災害は、偶然の産物である。自然の前では、人は偶然には勝てず、無力感に捕らわれる。そこに宗教が出てくる。あらゆる事象は、神や仏にとっては必然であり、「偶然ではなく、神にとっては必然であり、人の力の及ぶ範疇ではない」と考えることで、人の心は救われるのかもしれない。
無宗教人間の私は、1年間の無事は偶然だと思ってしまうのだが、神仏の前に立つと、思わず感謝してしまう。この矛盾も面白いと思うのだが。元旦には高尾山に登り、薬王院で手を合わせる。この1年の無事を祈って。あらゆる事象が必然だと思うのは、逆に辛い。その責任は神や仏に任せよう。あちらの責任に。1秒の差で命を落とすこともあり、その逆もある。人生は偶然の積み重ねと、私は勝手に思っている。

イヌ派?ネコ派?

今日は寒い1日であった。明日も寒そう?インフルエンザワクチンの接種も、2回目の方が中心となってきた。今週に入って、予想通り(?)RSもアデノも少なくなった。嘔吐下痢の胃腸炎が少し増えてきた。ウイルス性ではなく、細菌性の食中毒も増えてきたため、点滴が活躍することに。今週のテーマは胃腸炎と、2回目のインフルエンザワクチンである。
全く話は変るのだが、私は生き物は何でも大好き。「一番嫌いな生き物は人間」と宣言していた。しかし、性格やコミュニケーションという意味では、最も変化のある生物は人間だと思う。その意味では人間が最も面白い。私はネコを飼ったことがあるし、床下には子分のノラ犬が住みついていた。ペットブームの時代、イヌ派とネコ派に分かれる。つまり、イヌが好きか?ネコが好きか?という問題。個人的には、意外かもしれないがネコの方が好きだ。
人間を犬タイプと猫タイプに分けてみると面白い。どちらかに分けることができるはず。私は猫タイプ。おそらく家内も猫タイプ。人にこびない。悪く言えば協調性がないタイプ.。私のような個人店主向き。一方、犬はオオカミの仲間で、群れを作って、上下関係がはっきりしている。チームワークで生活するDNA。協調性があり、上下関係の中で生活できる。企業や官僚社会向き。一般的にはイヌ派はイヌ派とつるみ、ネコ派はネコ派つるむ。波長があうから。人間をイヌ派とネコ派に分けて眺めて見てはいかが?