media:農相の不正疑惑を追及した玉木議員につき産経新聞が不正疑惑を報じたが・・・
中々、香ばしいというか、焦げ臭いような話である。
以下は玉木雄一郎議員のブログエントリに依拠している。
それによれば、玉木議員は2月19日に衆議院予算委員会で西川農林水産大臣の疑惑をはじめて予算委員会で取り上げて追及した。その際、あの安倍首相の「日教組」と連呼するヤジ問題が勃発していた。
ところがその直後、産経新聞と夕刊フジが、玉木議員の不正献金疑惑があるので取材したいといい、訪問したという。
玉木議員は取材に応じて約1時間、献金が不正なものではないことを説明したし、取材した記者は納得したとのことだが、それにもかかわらず本日の産経新聞朝刊には、不正疑惑があるかのような記事が掲載されたという。
取材に応じた説明内容や記事自体も上記のブログエントリにあるので、ご参照。
玉木議員は、自身がこれ以上農相の不正献金疑惑を追及しないように圧力をかける意図で、不正献金疑惑の取材をしてきたのであろうといい、以下の不自然な点を上げている。
まず、フジサンケイグループの二社だけが、この話を取り上げて取材に来ていること。
次に19日の夜に、以下の事実があったこと。
西川大臣自身が、「今日質疑に立った民主党議員の政治資金に関する記事が出るぞ。」と、酔っ払って記事掲載を予告をする発言を複数の記者の前でしており、その直前、自民党国対から西川大臣に電話が入ったことも確認されている。
このことから、自民党国対が産経新聞等に依頼をして、取材の形で圧力をかけたのだろうというのが玉木議員の推測であり、まあ真相は藪の中とはいえ、いかにも怪しげである。
それにしても、ネットの情報はあてにならないと言われることは多いのだが、新聞についての信頼も、上記のようなことをやっていれば地に落ちる。取材対象が録音して、しかもその内容はネットにより公開される時代にあっては、デマ発信にはデマ元の信用失墜を招くということを覚悟すべきである。
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