musik:札響定演2月は凄かった
札幌交響楽団の2月の定期演奏会は、世界初演の曲目を作曲家自身が振るというのが目玉だったが、しかし作曲家は振らなかった。
曲目は以下のとおり。
ブラームス
悲劇的序曲op.81
グリーグ
ピアノ協奏曲イ短調op.16
ピアノは萩原麻未
セーゲルスタム
交響曲第245番"Eyelighthighlites..."(世界初演)
R. シュトラウス
交響詩「死と変容」op.24
まるで序曲のようなブラームスに始まり、第一楽章だけは極めて有名なグリーグのコンチェルトを萩原さんが天国の音楽のように引く。
そして休憩を挟んで、いよいよ3番目の世界初演の交響曲は、これも楽器なのかと思うようなパーカッションが沢山登場し、全体の音楽はもう大魔神が出ずっぱりのクライマックスがずっと続くような、シャーマニズム的な音楽だがとにかくほとんど神がかりになっている状態が続く。
セーゲルスタムは、二台あるピアノの一台に陣取り、指揮台は無人。コンサートマスターが最初の合図を送ったが、その後は臨機応変。
ようやく終わったと思ったら、今度はR. シュトラウスの交響詩で、題名に似合わず美しい締めであった。
世界初演はとてもそれだけでは聞けたものではないが、4曲の全体を一つのシンフォニーと考えると、全体として素晴らしい夕べであったと感心した。
ちょっとこのセーゲルスタムのオリジナルCDは、買うのに勇気がいる。
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コメント
この町村泰貴なる男、公私ともに多忙というより、ノリが軽いのではないか?
病気ん族というか、新種のネットひょうきん族?
投稿: * | 2013/02/03 00:06