栄養学 エネルギー摂取量、エネルギー消費量とエネルギー収支
「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」 報告書を参考にし、栄養学の基本について勉強中です。
今回は、エネルギー摂取量、エネルギー消費量とエネルギー収支についてです。
●エネルギー摂取量
・食品に含まれる脂質、たんぱく質、炭水化物のそれぞれについて、エネルギー換算係数(各成分1g当たりの利用エネルギー量)を用いて算定したものの和。
●エネルギー消費量
・基礎代謝、食後の熱産生、身体活動の三つに分類される。
・身体活動はさらに、運動(体力向上を目的に意図的に行うもの)、日常の生活活動、自発的活動(姿勢の保持や筋トーヌスの維持など)の三つに分けられる。
●エネルギー収支バランス
・下記の式で定義
エネルギー収支バランス=エネルギー摂取量-エネルギー消費量
・正のエネルギー収支バランスが続けば体重は増加し、逆に、負のエネルギー収支バランスでは体重が減少する。
・エネルギー収支のアンバランスは、長期的にはエネルギー摂取量、エネルギー消費量、体重が互いに連動して変化することで調整される。
例えば、長期にわたって過食が続くと、体重増加やそれに伴う運動効率の変化でエネルギー消費量が増加し、体重増加は一定量で頭打ちとなり、エネルギー収支バランスがゼロになる新たな状態に移行する。
・肥満者や低栄養の者でも、体重、体組成に変化がなければエネルギー摂取量とエネルギー消費量は等しくなるので、健康の保持・増進、生活習慣病予防の観点からは、エネルギー摂取量が必要量を過不足なく充足するだけでは不十分であり、望ましいBMIを維持するエネルギー摂取量(=エネルギー消費量)であることが重要。
今回は、エネルギー摂取量、エネルギー消費量とエネルギー収支についてです。
●エネルギー摂取量
・食品に含まれる脂質、たんぱく質、炭水化物のそれぞれについて、エネルギー換算係数(各成分1g当たりの利用エネルギー量)を用いて算定したものの和。
●エネルギー消費量
・基礎代謝、食後の熱産生、身体活動の三つに分類される。
・身体活動はさらに、運動(体力向上を目的に意図的に行うもの)、日常の生活活動、自発的活動(姿勢の保持や筋トーヌスの維持など)の三つに分けられる。
●エネルギー収支バランス
・下記の式で定義
エネルギー収支バランス=エネルギー摂取量-エネルギー消費量
・正のエネルギー収支バランスが続けば体重は増加し、逆に、負のエネルギー収支バランスでは体重が減少する。
・エネルギー収支のアンバランスは、長期的にはエネルギー摂取量、エネルギー消費量、体重が互いに連動して変化することで調整される。
例えば、長期にわたって過食が続くと、体重増加やそれに伴う運動効率の変化でエネルギー消費量が増加し、体重増加は一定量で頭打ちとなり、エネルギー収支バランスがゼロになる新たな状態に移行する。
・肥満者や低栄養の者でも、体重、体組成に変化がなければエネルギー摂取量とエネルギー消費量は等しくなるので、健康の保持・増進、生活習慣病予防の観点からは、エネルギー摂取量が必要量を過不足なく充足するだけでは不十分であり、望ましいBMIを維持するエネルギー摂取量(=エネルギー消費量)であることが重要。