（12）日本最南端のリゾートホテル〜はいむるぶし〜（五日目中編）

2019/04/30
22:10

　最終日は、いまにも降り出してきそうな曇天でしたが、はいむるぶしの隣に星野リゾートのリゾナーレ小浜島というホテルがあるので、レンタル自転車で見に行こうということになりました。

　フロントでリゾナーレの場所を聞いたら、星野リゾートは撤退し、いまはニラカナイというホテルになっているとのこと。

　星野リゾートは、北海道のトマム、青森の奥入瀬渓流ホテルに母と泊まったことがあり、母と亡くなった妹は軽井沢の星野やに泊まったことがあるので、興味があったのですが、ニラカナイに変わったそうなので、行くのは止めました。

　はいむるぶしが、あのリゾートホテルの王者・星野リゾートに集客力で勝ったというのは、すごいですね。調べてみたら、フロントのお姉さんは知らなかったようですが、今年３月にホテルニラカナイ小浜島は、再度、星野リゾートの所有になり、はいむるぶしにリベンジをかけようとしているようです。

　はいむるぶしは三井不動産が所有し、その100％子会社のはいむるぶしが運営しています。1979年開業。毎年施設内をリニューアルし、きれいな状態を保っています。部屋の数は148室（全13棟）。敷地は広いですが、部屋数は少なく、贅沢な作りになっています。

　リゾナーレに泊まったことのある友人が食事がまずいと言っていたのですが、星野リゾートは今後どう出るのでしょうね。

　ニラカナイに行くのは止めたのですが、石垣島まで帰る高速船の出発時刻まで、時間があるので、島内をレンタル自転車で回ることにしました。島内は坂が多いので、電動アシスト自転車がお勧めとのこと。フロントで、使い捨てのレインコートをもらい、いざ出発です。

　最初は、おととい、バスで島内観光をした、一本道のシュガーロードに行きました。

　次にシュガーロードの真ん中あたりにある民族資料館に行こうと思ったのですが、迷ってしまい、島のおばあに場所を聞いたら、館長さんが入院していて、いまはやっていないとのこと。

　海に向かって、シュガーロードを走り、カトレ展望台に登りました。もっと見晴らしがいいところかと思ったのですが、少し期待はずれでした。

　シュガーロードを左に折れ、マングローブ林が見事な場所に行きました。

　沖縄のお墓です。昔はサンゴでお墓を作ったそうですが、いまはサンゴで作ることはなくなったそうです。

　旧暦のお正月に親戚一同が集まり、お墓でごちそうを食べて宴会をするとのこと。なので、本土のお墓より、ずっと大きいのですね。

　この赤い花はブーゲンビリアかな。

　自転車を走らせている時に本降りの雨が降ってきて、フロントでもらったレインコートが役に立ちました。

　東京を発つときに見た最初の天気予報では、四泊五日の旅行期間中、ずっと天気が悪かったのですが、結局、天気が悪かったのは一日目と最終日の五日目の二日間だけでした。

　島内観光でも行った細崎海岸（くばざきかいがん）。曇天でも、間近に西表島が見えました。

　細崎海岸にあったゲストルーム・パナパナ。

　雨が止んで、周囲を見晴らす余裕が出てきて、小さな白い百合が咲いていることに気がつきました。

　島内観光をしたときに運転手のおじさんがシュガーロードは牧草に替わってきていると言っていましたが、サトウキビが生えている、文字通りのシュガーロードもありました。

　シュガーロードにパパイヤの木が生えていました。まだ実は青かったです。青いうちにフルーツとしてではなく、野菜として食べるのかな。

　小浜島では、どこの家でも、パパイヤとバナナを植えるそうです。島内観光のバスの運転手のおじさんが教えてくれました。

　レンタル自転車で島を回るのが、予定より早く終わりました。エコステイというタオル交換だけの滞在にしたので、チェックイン時に6000円分の商品券をくれました。

　お土産物を買って、１万円以上になったので、送料無料で東京に宅急便で送り、乗る予定だった高速船を一本前にし、はいむるぶしにさよならしました。

　来年も、来れたら来るからね！　今度は、小浜島だけでなく、小浜島からフェリーで竹富島にも渡りたいな。30分ほどで竹富島に行けます。レンタル自転車でカイジ浜に行き、星の砂を拾いたいな。