すどう美術館
http://homepage3.nifty.com/sudouart/index.htm
鈴木朝湖の正体
http://www.h5.dion.ne.jp/~tomomi42/sub0.htm
現代美術・鈴木朝湖さんの個展を銀座のすどう美術館でみてきた。
版画という鈴木さんの新しい領域展開だった。
前回の紙と線の表現はすごかったという強烈な印象を思い出す。
その前は鉄線による作品だった。
その作品は舞踏や、パルテノン多摩での「100年気球メトロポリス」の
オープニングや、横浜桜木町ランドタワー下での舞踏でのオブジュとして
登場した。
その前の作品、コンクリート打ちの「雨の記録」シリーズのオブジュは
とりふね舞踏舎「さんげったん」で
天の岩戸で登場している。
自分がはじめて鈴木さんの作品に出会ったのは1992年である。
その後、自分が参加した遊行舎の演劇や
とりふね舞踏舎の作品形成に協力してもらい
ものすごくお世話になった。
感謝してもしくせないほど、お世話になった。
今回は銅版版画形態の作品である。
銅という古代からある金属板に時間が刻印され、
時間は版画として登場する。
美術とは生命潮流であるとあらためて実感した。
自分が住むアパートの南側の箱庭はコンクリートである。
そこに9年前、塗装外装の営業の仕事をしていたとき、出会った
お客様の旦那さんから鉢に入った植物をもらった。
サボテンという砂漠でも生きる植物であろうか。
コンクリートの上にすこしづつ増えていくのである。
葉が落ちればそこから芽が出て行く。強靭な生命力に感動した。
今回、鈴木朝湖展に行き
「表現者とは強靭な生命潮流である」と思いを新たにした。
個展案内をアパートの庭、コンクリートの上に生える植物生命体に置いて撮る。
