高岡市/醍醐の家では大工さんによる耐震補強が着々と進んでいます。
醍醐の家は、2階建ての外周りは殆ど下屋(1階の屋根)になっていることから、外周に当てる面材、構造用合板を耐震補強として設計することができません。そのことから木の筋交いのみを用いた、耐震補強の設計になっています。
ただ壁にはセルロースファイバーを、断熱材として充填することから、屋根勾配に沿う形で合板を切り欠き、順に張って行ってもらっています。少し手間のかかる工程にはなりますが、リノベーションではこのような場面があることから、大工さんとよく相談しながら進めています。
耐震補強に使用する構造金物は9割ほど取り付きました。金物にはビス固定とボルトで引く固定方法、それぞれあります。以前住宅医セミナーにて構造設計の先生が、「建物が何度も揺れることで、ビス固定は木材と引きちぎれる」と仰っていました。そのことからなるべく金物はボルトで引く仕様にさせて頂いています。
玄関入口の広い軒下を利用して、先日塗装やさんに塗ってもらった羽目板は乾燥養生中です。羽目板はいつもお願いをしています、木材やさんで加工した県産材とやまの杉になります。軒天に張られるまで、しばらく玄関にてスタンバイしています。
進捗状況はまだまだ下地の状態で華やかなものではありませんが、耐震、断熱、防水など建物の性能を損なわないために大切な工程になります。
▼耐震補強の金物など取り付けて行きます
▼玄関にスタンバイしている羽目板
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