北海道でご活躍されている建築家の井端先生と、地元工務店の方々にアテンドを頂き、普段立ち入ることができない建築を見学する機会をつくって頂きました。
見て来ましたひとつ、北海道に唯一現存するアントニン・レーモンド建築の札幌聖ミカエル教会。1960年から50年以上経った今も、簡素で軽快な建物はとても美しく、雪に耐えるよう設計された大断面丸太は、力強さがある中にしなやかな印象を受けました。
そしてレーモンド、ノエミ夫人から信頼され、当時教会の設計監理に携わられたのは、竹中工務店上遠野徹氏。その上遠野氏が設計された自邸をご子息に案内して頂きました。
1968年に竣工した上遠野邸は、寒冷地でつくる住宅はどのようにあるべきか、という問いかけに自邸をもって自ら挑戦されたことを教えて頂きました。また細部に渡るディティール、地のモノを使うこと、レーモンドの原則に共通していることが、上遠野さんのご説明と実際に見させて頂いたことでよく理解ができました。
どちらの建築も時を重ねることで良くなっていることは、愛情をもって維持管理されていること、無駄をつくらず簡素であることだと気づきました。
北海道まで行き良いモノに触れる貴重な機会を頂いたこと、アテンドしていただいたスタッフみなさんに感謝しています。
▼札幌聖ミカエル教会
▼上遠野邸、札幌の家
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