TeXで図を縦に3つ並べてサブタイトルを付ける方法
一つのfigure環境の中で図を横に並べてそれぞれにサブタイトルを付ける方法は前に書いたのですが、すんなり縦になってくれなかったのでメモ。
2カラムを突き抜けて横に3つ並べる場合
2カラムを突き抜けて横に3つ図を並べる場合はこんな感じでした。
\begin{figure*}[!t]
\centerline{
\subfloat[subtitle-A]{\includegraphics[clip, width=3.0in]{figure-name-A}
\label{fig:label-A}}
\hfil
\subfloat[subtitle-B]{\includegraphics[clip, width=3.0in]{figure-name-B}
\label{fig:label-B}}
\hfil
\subfloat[subtitle-C]{\includegraphics[clip, width=3.0in]{figure-name-C}
\label{fig:label-C}}
}
\caption{Figures-ABC.}
\label{fig:label-ABC}
\end{figure*}
これについては「IEEE用クラスファイル「IEEEtran」の使い方と注意点」に書いたことがあります。
BibTeXで日本語著者名が下の名前だけになるときの対策
BibTeXは論文の参考文献の部分を文献リストから自動的に作ってくれるソフトです。(参考:5分で作れるTeXの「参考文献」)
これを使っていて、日本語の著者名が下の名前だけになってしまったので、その付け焼き刃な対策方法をメモ。
IEEE用クラスファイル「IEEEtran」の使い方と注意点
IEEEに投稿するために使用するTeX用クラスファイル「IEEEtran」の使い方と注意点を、自分が投稿したときの経験を元に書いておきます。
前提
自分が投稿したのはIEEE P2P 2011です。IEEEtranの使い方にはいくつかの分類があって、JounalかConferenceかという論文の種類に関する条件と、Computer Society向けかどうかという2点です。P2P 2011は、Communication SocietyのConferenceということになります。以下、これを前提として記述しますですが、他にも共通の内容が大半です
[TeX]二段組みスタイル時に、最終ページの左右の高さを揃える方法
(TeXのインストールは「簡単TeXインストール@Windows」で簡単にできます)
今回は、TeXで二段組みを行ったときに、最後のページの高さをそろえる方法についてです。
何もしないと二段組みの高さは揃わない
自分の経験の範囲では、配布されている二段組みのスタイルを利用すると、左のカラムが先に埋まり、その次に右側が埋められるので、右側が無かったり、右側のほうが短くなったりします。
それ自体悪いとは思わないのですが、左右の高さをそろえないといけない時もあるので、その方法について調べました。
ちょっと調べると(balance.sty、multicols、nidanfloat)
「二段組で、最後のページの高さを揃える」というページが見つかりますが、どうもしっくり来ませんでした。
flushend.sty
さらに調べると「How to manually equalize columns in an IEEE paper if using BibTex?」というエントリを発見し、そこから「flushend.sty」というスタイルファイルを発見しました。リンク先からflushend.styをダウンロードして.texと同じファイルに設置して、
\usepackage{flushend}
と、最初のほうに書くだけです。必ずしもうまくいく方法じゃないと書いてありますが、日本語で調べて出てこなかったので、メモっておいた方が良さそうな気がしました。ちなみに、ACMやIEEEにsubmitするときに使ったりしたとか書いてあるのが何となく信頼感ありますね。この感覚は少し甘いのですが
まとめ
とりあえず「flushend.sty」という選択肢の存在をメモ。ちゃんと動かなかったらそのときまた別の方法を考える。
TeXでPDFにフォントを埋め込む(dvipdfmx)
TeXのインストールは「簡単TeXインストール@Windows」で済ませているとして、pdfにフォントを埋め込む方法をメモ。