雨が降る
車が走る
雨が降る
雨の中を車が走る
シャワー シャワー
シャワー シャワー
朝だ 窓の外は雨
しきりに降っている
小鳥の囀る声も低く小声だ
道路を走る車の
雨水を切っていく音が
シャワー シャワーと聴こえてくる
背骨の芯まで染み込むように
ひ切りなしに聴こえてくる
シャワー シャワーと聴こえてくる
梅雨の雨を割るように
爽やかに聴こえてくる
シャワー シャワーと聴こえてくる
宇宙の中の 地球の中の
日本という島の
横浜の地の片隅で
自分が今日 生きていることを
僕という一人の人間が
生きているという事を確かめながら
道路を走る車の
雨水を切っていく音を
静かに・・静かに聴いている
シャワー シャワー
シャワー シャワー
紫陽花は
雨に濡れてうつむき加減
梅雨の雨はシトシトと甘い感じ
真夏の夕立は
サッと悩みも洗い流すが
梅雨の雨はシトシトと甘い感じ
六月の梅雨の雨は
シトシトと甘い感じ
(2005・6・25)
- 2014/06/30(月) 21:09:19|
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