久しぶりに地元県に戻りテントの中で夜明けと共に目覚めます、とりあえずしばしまったりして撤収準備をします。
今日は少しここで過ごしてから自宅へ一時帰還することにしました。
さてここで少しこの茨城県大子町にある
上小川キャンプ場(早速僕のことが記事になっています、ありがとうございます)を紹介したいと思います、まずこちらは久慈川が目の前にあり魚釣りなども楽しめます、鮎が解禁になると釣り人で賑うそうです、また冬には氷花(シガ)というとても珍しい現象が発生します(発生したときはテレビの全国ニュースでも報道されることがあってニュースで見たこともあります)、シガは川の表面が凍ってそれが流氷のように流れる現象です、ちなみに僕も見たことがあります、そのときの様子です。
上小川キャンプ場で見た氷花(シガ)の様子ですこの氷花(シガ)という現象は久慈川の大子町のあたりの流域と北海道の一部でしか見られないということでかなりレアな光景であると言えます、観測できる条件は。
・水がきれいであること
・気温がマイナス8度以下になること
・水流の速さ
と言うことらしいです、ちなみに僕は初めてここに来たときにたまたま見ることが出来ましたが逆を言うと。
気温が氷点下以下の時に初めてのキャンプをしたのです!・・・・・ちなみにその時の装備は今使っているテントと寝袋だけと言う物でした、(その時は下に敷くマットの重要性がぜんぜんわかっていなかったので)寝袋の限界使用温度マイナス10℃と言う表示を真に受けて、大丈夫だろうとタカをくくっていましたがとんでもない勘違いでした、いちおう眠れたは眠れましたが夜中の3時ごろにいよいよ耐えられなくなって車に避難してエンジンをかけて眠ったのは今ではいい思い出です、翌朝はテントのフライシートが霜でバリバリでした・・・。
まあこの経験のおかげでどれだけの道具があればこれくらいの気温ならは耐えられるとかそのあたりの加減を身をもって知ることが出来たのでそれはそれで良かったですが、もう二度とこんな無謀なまねはしないでしょうw
今年も寒い時期を狙ってシガが見られればと思いキャンプに行ったのですがあいにく思ったより寒くならずに逆に拍子抜けしたこともありました。
サイトもいろいろ場所によって雰囲気が違っていて林間のサイトもあれば川が見えるサイトもあります。
このあたりのサイトは桜の季節には花見をしながらキャンプをすることが出来ます、季節ごとにいろいろと表情が変わるので何度きても飽きることはありません、僕はもう10回くらいは来ています。
料金はオートキャンプは一泊1500円ですがバイクなら
こちらのどりくらさんのサイトにあるライダー優待券を使えば1000円で利用できます、旅中の宿にするのももちろんいいですが是非こちらは純粋にキャンプをしに来るのをお勧めします(まあキャンプ場はそもそもキャンプするところですがw)どうも旅をしているとキャンプ場はどうしても寝る場所という意味合いが強くなってしまう気がするので・・・・
あとこちらのキャンプ場はなんと直火がOKです、今回の旅では何箇所もキャンプ場を訪れましたが直火OKのところはひとつもありませんでした、今はほとんどのキャンプ場が直火禁止の中これはありがたいことです(もちろん後片付けはきちんとすることが前提ですが)なので久しぶりに焚き火をすることにします。
とりあえず一輪車を借りて薪となる枝と杉の葉っぱを集めてきます。
枝を適当な大きさに折って太さを大体4段階ほどに分けて仕分けていきます。
炊きつけにする杉の葉っぱを真ん中にしいてその周りを細い枝で囲っていきます。
その周りに太めの枝をかぶせるようにします、これはティピー型と呼ばれる焚き火の組み方です(本当は円錐型ですが今回はブロックを使ったので厳密にいうと少し違いますが)
この組み方だと炊きつけから順に細い枝から太い枝に火が育つように燃えるので小さい火からでも着火がしやすいという特徴があります。
そして着火はまた古式発火法を使ってしようと思います、今回は以前このブログで紹介した弓ぎり式発火法(
(その時の記事はこちら)ではなくてのこぎり式発火法という方法で火をおこしたいと思います(この発火法はあの終戦後もグアムで長年過ごされた横井庄一さんも使っていたらしいです)
使用する道具は上の写真の物を使います、(ちなみにこれの道具はサイドバックに入れていました、先日の腹筋ローラーに続き旅に必須ではないですが一応ネタにでもなればいいかなと持ち歩いています)まずは乾燥した半分に割った竹二つと火口となる麻紐をといたものとナイフです。
ちょっとピンボケしていますがまずはナイフを使って竹に穴をあけます。
次にその穴を横切るように溝を掘ります、この溝はもう一本の竹をこすり合わせるときにずれないようにするアタリの役目をします。
その次にもう一本の竹の端をナイフで削って尖らせます。
尖らせた竹の端の部分をさっき掘った溝に押し当てて上から圧力をかけながら左右にこすることにより最初に空けた穴から竹の粉が落ちて竹と竹がこすれることによって発生する摩擦熱によりその粉が発火して火種になる仕組みです。
穴と溝を掘ったほうの竹の穴の下に麻の紐を解いた火口をしきます、この麻の上に火種がたまるようにする為です。
道具の準備が終わったので、管理人のご主人さんに撮影をお願いして火起こしに入ります、(ちなみに一回めはちょっと手間取ってしまったのでこれはテイク2ですw)
のこぎり式発火法の様子ですこの発火法はこないだの弓ぎり式発火法に比べると比較的瞬発的な腕力が必要です、自分で動画を見てみると顔は赤くなって来てるは首筋はプキプキ言い出しているはで結構見てて面白いですw
楽そうに見えなくもないですがかなり力んでいます、発火温度は450℃くらいらしいですが逆に言うとそこまで温度を上げないといくらこすっても着火しないので最初はゆっくり目にストロークして温度が上がってきたと思ったら一気にスパートをかけるのがコツかもしれません。
さっきの様に薪を組むと特に何もしなくてもどんどん火が大きくなっていくのがわかると思います、よくBBQとかで着火剤を使われる方がいますが(使うことを否定するわけではないです)火の特性を理解していれば案外使わなくても炎を大きくすることが出来ます、普段は自分で起こした火で飯盒でご飯を炊いて食べたりするのですが(これがまたたまらないのです)今回は飯盒は持ってきていないので火を眺めるだけにしておきます。
そのあたりのかまどに残っていた炭もついでに投入して順調に燃えてうまい具合に灰になるまで燃えてくれました
、焚き火は灰になるまでうまく燃やすのがきれいな焚き火だと思います、炭を残してしまうと片付けも大変ですのでタイミングを見て上手に薪をくべるようにするのが焚き火のコツでしょうか。
焚き火をして楽しんでいたらお昼になり、管理人の奥さんがお昼ごはんのうどんを作ってくれました、ありがたくご馳走になります。
あとこのキャンプ場にはまだ名物があって管理人の奥さんの手作りのホワイトプリンと言うのがあります、(
くわしい説明はコチラ)材料はシンプルですが大量生産の既製品にはない食感でとてもおいしいです。
管理棟内にあるこちらの厨房で毎晩作られているそうです。
帰る前に管理棟内で売られている駄菓子とホワイトプリンを買っていきます。
午後になりキャンプ場を出発します、ここには一時帰宅前や大分先になるでしょうがゴール前などの節目の前には訪れようと思います。
80キロほど走って自宅に到着し一時帰還を果しました。
久しぶりの自宅はやはり落ち着きます、荷物を一通り降ろしてさっきキャンプ場で買った駄菓子とラーメンを食べながら晩酌します。
前の記事にも書いた気がしますが、とりあえずこの一時帰還中に健康保険などの各種の手続きやバイクの整備・道具・積載の再検討等を行いたいと思います、ブログの方は一時帰還中も今までの旅のデーターの集計等、ネタを見つけて更新する予定なのでどうぞお付き合いください。
今日の走行距離 82.4km
費用 1890円
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