ウクライナ下院、ヴォルイニ虐殺をジェノサイド認定
Dobry vecer!
エリシュカです。
ポーランド下院(sejm)、第二次大戦時、ウクライナの準軍事組織UPA(ウクライナ蜂起軍)により行われた主にポーランド系住民に対するヴォルイニ虐殺のジェノサイド認定、7月11日の記念日認定法案を承認。
http://www.unian.info/politics/1432207-polish-sejm-labels-volyn-killings-genocide.html
これについてウクライナ議会外交委員会は「失望」を表明し、
http://24today.net/open/685047
ポロシェンコ大統領はこの決議について遺憾としながらも今後もポーランドとの連帯は継続するとしています。
http://www.unian.info/politics/1432267-poroshenko-comments-on-polish-sejm-labeling-volyn-tragedy-genocide.html
私は実を言えばウクライナ・ポーランドともに露の脅威に直面する状況下、プラグマティックな対応をするかと予想をしていましたし、実際今までのポーランドはこの件について自制してきました。しかし風向きが変わってきたようです。
ドゥダ政権の民族主義的傾向とドゥダ政権が進めるインテルマリウム構想はこうした例のように矛盾するものになってしまう危険があるということを示していると思います。
マイダン革命後のウクライナではウクライナ蜂起軍(UPA)は「聖化」と言えるまで英雄視が進んでおり、ポロシェンコ大統領があのように表明してはいますが、反発の声があがる可能性もあります。
今回はこんなところでしょうか。
それでは、Na shledanou!
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