以前、忍者ハットリさんというのを考えていて、忍者ハットリくんとおそ松さんの合体パロディなのですが、思いつき追加を載せておきます。
思いつきというのは物語の方向性としての部分で、具体的には「主人公の扱い」です。主人公のキャラ設定のことで、ここは意表をついて「失敗するヒロイン」ということにします。よくある「平凡な能力の主人公が、ある日特殊な能力を身につけて活躍する」という王道ストーリーの逆となるわけですが、モデルとなる人物を発見して、それを取り入れたら案外面白いキャラになるんじゃないのかと言うのが「思いつき」です。
その「モデル」というのがサッカーの久保建英選手で、サッカーに詳しくない方に説明すると「才能はすごくあって、若いうちから活躍していているので周りの大人たちからは将来は大物になるだろうと期待されていているのだけれど、いまひとつチャンスを掴みきれていなくてモヤモヤしている選手」です。
ネット上では彼の能力を疑う人も見受けられますが、僕なんかは単純に「スポーツを楽しむモード」で見ているので、普通に「応援する価値のある選手」になっています。まあ、そういうモードで作品も観てもらえればいいのですが、年令による格差もあるかもしれませんね。実際彼は10歳からスペインの名門チームの下部組織に所属していて、「日本の将来」みたいな紹介のされ方を何度か見ているので、「自分の卒業した学校の後輩」ぐらいの目線で見ているのかもしれませんね。あるいは、若い子が活躍しているというだけで応援してしまいたくなる年齢に僕がなっているのかもしれません。
スポーツの世界では、期待されていても望まれた結果が出せない選手は星の数ほどいて、それでもみんなは応援していて、そういう作品が作れれがいいなあと思っているのです。作品のフィクションの世界ではもっと才能を桁違いに設定しておいて、そこからの落差を大きくしてみたら面白いものが作れるのではという考えもあります。