以前Twitterでつぶやいていた『自分の妹だと思っていた存在が実は妹ではなく「なりすまし」で、妹はそいつに食われていて、過去に自分の家族が犠牲になった者たちが復讐に来て、自分は「妹」を守るべきか?というストーリー』ですが、少し詳しく。
まあ、お気づきだとは思いますが、モデルというかネタ元は「阿良々木月火」ちゃんです。
「ずっと妹だと思っていた『アレ』は…」というお話なのですが、僕なりのストーリーだとこういう感じになります。
ある日、家族がまるごと「何か」に襲われ、妹と主人公以外が殺されてしまうところから、物語は始まります。なんとか生き延びた二人の前に「妹」を殺そうとする者が現れ、兄妹は「彼ら」から逃れる旅が始まります。
設定としては、兄妹の家族を襲った「何か」が、妹になりすまして追手から逃げています。兄妹を追っているのは、その「何か」に自分の家族を奪われた過去を持つもので、目的は「復讐」です。
客観的には主人公も同じ「被害者」で、今現在妹の姿をしている「何か」は「妹の仇」なのですが、姿形が妹と変わらず、喋り方や記憶もトレースしていて、入れ替わってからも妹として過ごした期間が長く、「解っていても受け入れられない葛藤」をドラマにしようと思っています。
その葛藤をもっと複雑にするための設定として、妹が「食われた」のではなく「寄生されている」というのも考えてみました。寄生の度合いで話を複雑にすることもできると思っています。例えば、妹の意識が僅かに残っていて主人公に助けを求めるとか、観客はとてもつらい思いをすると思います。「もしかしたら元通りに妹を取り戻せるかも?」という可能性を少しでも作っておくと、妹に見せかけた「何か」を追手から守るための大義名分が作れます。
どちらにせよ、その「何か」を守っている主人公が「悪」なのですけどね。
「寄生」で思いつくのが「ロイコクロリディウム」ですが(こういうのに弱い方は決してググらないで下さい)、前半の妹はとても可愛くて、主人公を応援したくなるように誘導しておいて、後半、寄生された妹のビジュアルでドン引きさせてしまうというアイデアもあります。どういう姿に変わろうと、妹は妹なわけですから兄の愛情は変わることなく、悪い方向へ流されていってしまうというストーリーを考えています。
問答無用で妹が襲われるという状況を考慮すると、刀で斬り合いをしていた頃の時代がしっくり来るかなあとか思っています。「何か」に対して科学的なアプローチをする必要がないというメリットもありますね。チャンバラだったら、「鬼滅の刃」とかも参考にできるかもしれませんね(パクリではない)。と、言いながら「ある日~兄妹だけ生き残って」という部分が…。
追手は一人ではなく、色々とバリエーションがあればストーリーにも広がりができるのではと思っています。その中から「理解者」が現れ、仲間を作るというのもアリかなと考えています。結局、テーマは「家族愛・信頼・仲間・犠牲」といったところになると思っています。