米国では、小児の百日咳ワクチンの接種は、生2ヶ月から開始するように定められています。ところが百日咳による乳児死亡、入院のほとんどは、生後2ヶ月までに起こるのです。
そこで、つい先日、米国連邦政府は、妊婦に百日咳のワクチンを接種する奨励が発表されました。百日咳のワクチンは生ワクチンではなく、妊娠後期における接種が勧められています。
昨年の百日咳の流行をかんがみてのことでのあるのでしょうが(全米で2万1千人を超える症例数、2009年に比し、少なくとも4千人増だったそうです)。
ワクチン接種そのものに対する反対運動が成果をおさめ、百日咳の予防注射に健康保険すらきかない日本ではどうなっているのでしょうね。