月一で一時間放送という変則的な番組だったこの作品も遂に最終回です。
とりあえず、最終回の内容をつらつらと書いていきますかね。
とがめの死。
今際の際になって聞かされる本当の想い。シチカがとがめにゾッコンラブなのは
前から明らかでしたけど、とがめの業がこんなに深いものだったとは。
シチカへの想いは本当なのだけれど、一方でそれを復讐のための道具としてしか
見ていない自分がいる。それはどうしようもない性分で、
善い悪いで片付けられる範疇のものではないのだと。
シチカと出会う前から復讐のためにずっと生きてきたとがめが
恋慕の情がわいたからといって、それを覆すことができよう筈もない。
そんな全ての感情を俯瞰で処理しようとするもう一人の自分がいることを
彼女は心の中で自責の念にずっと駆られていたのでしょう。
何もかもをシチカに告白した本当に最後に、復讐の呪縛の象徴である白蛇が消えたとき
とがめの本当の気持ちが見えた。そんな切ない別れのシーンでした。
素直に泣きながらの死別より、ずっと重苦しいものを残す感慨深い内容でしたね。
シチカ殴りこみ。
無表情なシチカが心の叫びが聞こえてきそうなほど痛々しいものに見えましたけど
戦闘力はこれでもかってほどチートでしたね。刀を壊さない、自分を守るという
制限がここまで実力をセーブものとは恐れ入りました。
破竹の勢いで駆け上るシチカと再生怪人の如くやられていく11人衆の様子が
愉快痛快。一人死ななかった誠刀の子はなんであの中にいたか知りたい。
可愛いからいいけどさ(笑
右衛門左衛門戦の前に、とがめがフラッシュバックするシーンで
危うく泣きそうに。これは不意打ちだったわー。
戦いは熾烈を極めていましたけど、近くで手をワキャワキャ
やり合うシーンは迫力的にどうかと思う。なんか間抜け。
でも七花八裂改で全技を動画付きでやってくれたのはよかった。
すげー痛そうだし、迫力満点でした。
本当の狙いとこれから。
四季崎記紀の本当の狙いは黒船来航やら列強諸国の侵攻に負けない
日本を作るために施政者を変えることだとか…遠大な計画すぎて驚いた。
まー、あくまで物語のスパイスってことね。
将軍様を襲撃した二人が生きて放浪の旅をしているのは無茶がある
気がしましたけど、逃げるのと地図を作ることができる
一石二鳥な生業なのかなとも思う。
否定姫とシチカがこーゆー関係になるのはさすがに予想外でしたが。
トガメを殺せって命令した張本人だろうに、まさか本当にとがめの
最後の言いつけを守ってるってことなのかな。律儀すぎるぜシチカ。
最後のナレーションで「前向きな物語」と締めくくっていましたけど
道半ばで倒れていった数々のキャラクターに向けての皮肉めいた言い回しにしか
聞こえなかった。ここでそーゆーニュアンスを入れてくるのかーって
やられたって感じの苦笑いが思わずこぼれてしまった。
あくまで斜に構えた作風なのなーって。
ではまとめ。
和風ファンタジーとして、毎回様々な刀とのバトルを描かれた前半部。
変態刀が作られた本当の狙いと主人公二人の生き方が描かれた後半部。
どちらのテーマも結構楽しませてもらいました。
特にシチカの成長っぷりがすごい。1話と最終回ではまるで別人ですよね。
最初の印象では、とてもじゃないけど涙をこぼして叫ぶような男になるとは
思わなかったもの。
四季崎記紀絡みのネタが語られた10話でかなり作品に対するモチベーションが
低くなりましたが、総合的に楽しませてくれたこともまた事実。
最後の〆でもキャラクターたちの達観した行動にはやや置いてけぼりを
くらったりで、諸手を上げて賞賛するには難があるクセの強い作品ですが
概ねよろしい出来だったんじゃないかと。
ランクはAってことで。
そういやこんなにキャラが死ぬアニメって近年珍しい?
あ、薄桜鬼があったか(笑
ランクの説明は
こちら<TB送信先>
http://cactusanime.blog104.fc2.com/blog-entry-1346.html
http://kazekura.seesaa.net/article/173193769.html
http://ameblo.jp/norarin-house/entry-10734994284.html
http://blog.livedoor.jp/kansaianime/archives/51666233.html
http://yusyu.blog34.fc2.com/blog-entry-725.html
http://soraxcan.blog59.fc2.com/blog-entry-2318.html
http://plaza.rakuten.co.jp/blackwidow/diary/201012120000/
http://28903894.at.webry.info/201012/article_29.html
http://coffeemonster.at.webry.info/201012/article_19.html
http://haruhiism.blogism.jp/archives/51526217.html
http://blog.livedoor.jp/koubow20053/archives/51649653.html
http://mitubatatibana.blog122.fc2.com/blog-entry-1991.html
http://nijiirosekai.blog55.fc2.com/blog-entry-2680.html
http://seraraku2.blog59.fc2.com/blog-entry-5194.html
http://merkmals.blog31.fc2.com/blog-entry-1471.html
http://myuvi.blog59.fc2.com/blog-entry-296.html
http://hienkyaku.blog50.fc2.com/blog-entry-1605.html
http://nijiirosekai.blog55.fc2.com/blog-entry-2679.html
http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201012110002/
http://sironsiron.blog70.fc2.com/blog-entry-707.html
http://fovsaikou.blog129.fc2.com/blog-entry-640.html
http://kouyanoblog.blog61.fc2.com/blog-entry-3532.html
http://3284allegro.blog38.fc2.com/blog-entry-1840.html