けんぷファー 第12話(最終回)の所感です。
スタッフの、「けんぷファーは初めてかい?肩の力抜けよ」というメッセージを
これでもかと感じたお話でした。いや肩透かしくらったわぁ(笑
サクラさんの磔になってるとこのゲームとかもう色々カオスすぎる!
前回までで一応サクラさんまわりの決着とナツル君の決意が見られ
完璧ハーレムルートに入ってのしめ方だったので、どうすんだろ最終回と思ってたら
これですよ。臓物アニマルが全員海千山千の萌え声声優だったのはこのためか!?
ああ、野村さんがまさか頬を赤らめ、体をよじらせ、嬌声をあげるキャラクターを
深夜アニメでやる日が来ることになるとは誰が予想していただろうか。
一年前に言っても誰も信じてもらえないネタだよなぁ。
齢70を越えて萌えアニメのメインやらされる声優は
もう数十年は出てこないでしょうねぇ。
てか、内海さんとご結婚されてたのね(笑 うわぁ声優ネタだらけじゃねーか。
アニメ見る前に知っておけばよかった。
というネタ部分ばかり取り上げてもアレなんで中身を総括しようと思いますが
B級に徹していたアニメであったと思います。
設定の安っぽさや、パロディ、声優ネタの多用、サービスシーン、
どれをとっても普通なら歯牙にもかけない類の作品なのですが、
需要を分かっている戦闘シーンを極力排除した構成の無駄のなさと
キャラクターの個性で毎回楽しく見ることができました。
特に会長とサクラさんの意外性、前者はその積極的すぎるデレデレ、
後者は怖すぎる二面性、にはドキドキさせられました。
決して自信をもって他人に薦められる類の作品ではありませんが、
嫌いじゃないですよ、こういうのも。
ある程度訓練されたオタクなら見て損なしです。
(永遠の)Bランクでしょうこれは。
けんぷファー 第09話の所感です。
単なるTSもので適当にバトルかまして、おっぱいぷるんぷるんしているだけの
アニメだとタカをくくっていたらサクラさんのキャラクター立ちのせいで台無しですよ!
なんですか、あのクレイジーキャラは!最初怪しいと思われていた会長のほうが
よっぽど一途で可愛いじゃないですか!
しかもただ単に女ナツルが好きなだけの百合なだけのやつだと思っていたら
黒幕かい!
どこまで最初のイメージと覆させる気なんじゃあー!
という想いを真面目に見ている人は誰しも感じていることと思います。
でもまあ、意外性があってよろしいんじゃないでしょうか。
あのままのキャラクターだったら歯牙にもかからない凡キャラクターとして
終っていたでしょうし。
けんぷファーの魅力は様々な女性キャラクターの反転を伴った
内面的、視覚的なバラエティの多さと
井上麻里奈声のTSであるからこそ許せるナツル君のいじられっぷりにあると思いますが、
ここでこの作品独自のサクラさんという味が出てきました。
これは確かな作品の個性として作品が終っても視聴者の記憶に残るものになるでしょう。
これからどうオチをつけようがこの評価は揺るがないと思います。
それにしてもナツル君のサクラさんに対する妄信的な好意はなんなのだろうか
あれだけの事をされ、他の女の子にもモーションをかけられても微動だにしない
様子を見ると、好意をもっていること自体がサクラさんの
洗脳によるものなんじゃないかと勘ぐってしまいますわ。
…彼女なら普通にやりそうで困る。
けんぷファー 第03話の所感です。
作画の乱れや女子高に転校したての美人をこれみよがしに
金づるにするクラスメイトといった泥くさいギャグ、そこかしこのパロディネタ
そして入学初日にクラスに人だかりができるほどのアイドルになってしまうという、
ある意味お約束な隠し切れないB級臭が鼻につくものの、
メインシナリオの流れは飽きさせないつくりになっていると思います。
男が女になるというギミックを絵的なものだけにしないで
うまく話に取り込んでいますね。
そのシナリオを盛り上げるのが、男の姿でも、女の姿でも構わないほっちゃん演じる
妄想メガネ少女と中島さん演じる完璧レズビアンのメイン?ヒロイン。
この話のラストでもぐっと盛り上がる展開になり、今後が楽しみな作品になりました。
てかまあ、思ったとおり戦闘をなしにして、純粋なTS風味のラブコメを
素直にやってるエピソードのが楽しいですね。
しずかちゃんとか声優ネタは2話で慣れ笑えるようにもなりましたが、
戦闘設定が今後の展開に影を落としそうです。
どうなることやら。
けんぷファー 第01話の所感です。
ものすごい強引なやり方で始まりましたが要するに
TS(トランスセクシャル)と性格反転を合わせた異色の能力者バトルアニメですね。
男と女両方いけるからって、高校生の男子に井上さんを起用するとは…
まあ私にはご褒美なんですが、「けんぷファー」という能力者同士のバトルより
むしろ端々でまろび出るパロディや声優ネタのほうに目がいきましたね。
しずかちゃんはともかく、ほっちゃんとゆかりんネタとか本当の意味で一般人お断り
の内容でしたなぁ。苦笑せざるを得ませんでしたよ。
こんなネタなしでも、普通に楽しめそうなのに…第1話の掴みとしてやりたかったのかな。
それにしても、かなめものアレとかうみねこのアレとか
最近の堀江さんの役の選ばなさっぷりというか汚れキャラ率たらないですね。
新しい境地を開拓中ってことなのかしら。