今ではもう遠い少年少女の日々に終わりを告げたある事件。
一人の少女の死という共通の心の痛みを持ったかつての仲間たちが、ふとした奇跡から
再結集するという、なんとも青春で甘酸っぱくて切ないお話でした。
自分自身の過去にこんな鮮烈な思い出や事件がなくとも、子供の頃遊んだ事は
心の原風景みたいにスクスクと美化され、尊いものに育っていくもの。
そんな気持ちを登場人物たちに投影させて、得も言われぬ郷愁感や寂寥感に
浸ることができるアニメですね。
見る人の歳がいってるほど心にくるものがある…のかな。
アラサーの私にはドンピシャですけど、もっと歳がいくとこんなこと屁にも
思わなくなるかもね。まあ、少なくとも大学生や高校生あたりとは
明らかに受け取り方が違う作品なんだろうなと思います。
物語の肝はメンマの願い事の真実と超平和バスターズの関係性って
とこですね。涙もろいと言われてますけど、どうにも彼女が泣くたびに
やりたかったことが叶えられていってる気がします。
どうして高一の夏になってじんたんの前に現れたのかは分かりませんが
やっぱり願い事は最後の別れに関係あるのかな。
生前の記憶も有していて、自分が死んでいることも自覚しているのに
何をするのかを忘れているってことは、さすがにただ謝るだけとか
素直なもんじゃないと思うし…どうなるか見ものであります。
ツンツンだと思ってたつるこがいい感じに集まって、わりとすんなり
超平和バスターズ再結集!と思ったけど、危ない伏線が張られてるゆきあつもいるし
このままやんわりと仲良しこよしってことにはならんでしょうね。
盛り上げどころだし、感動させてほしいな。
気になるのはめんまを知覚できる人は最後までじんたんだけなのかということですが
ゆきあつは吹かし安定として、うーん最後にちょっとだけ見られるってのが
常道でしょうけど…ありきたりだしなあ。
死んだ子が現れてどうこうってのは結構あるモチーフですが
絵作りは磐石の出来ですし、メンマといい、お母さんのことといい、
感動させるための仕込みは完了しているので突出した作品になればいいなと思います。
お勧めかどうかはまだ様子見かな。今後に期待大です。
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