(まさしく予定調和)
kiss×sis 第12話の所感です。
終わってみれば弟の受験を応援する双子の姉の話という外面がよさそうな
あらすじの話になっていました。
ただ、内実は弟好きが暴走して誘惑しまくる姉二人とやたらと下半身がだらしない
同級生やら下級生やらが犇めき合うエロコメ。
執拗に畳み掛けるライトエロの応酬と、ところどころネジがぶっ飛んだ
尿描写が印象的な作品でした。高校の先生とか普通に自慰してたもんね…
高尚かどうかはさて置くとして、やろうとしていることに一貫性があり、
それを阻害するような誰も得しない安易な欝も入れずに最終回までやりきった点は
評価できると思います。
一応受験合格が物語の根幹を担っているので、お姉ちゃん二人が受験のため
己を律して弟を思いやっていた節もありましたしね。
(実行できたかは甚だ疑問ですが)
ただ、残念なのは姉萌えという武器をチラつかせているにも関わらず
それを十分に生かせず、エロに走りすぎてしまったという点でしょうか。
最初から姉が弟への想いをラブマックスで物語が始まってしまうので
わびさびが足りなかったと思います。後半はちょっと退屈気味でした。
登場キャラクター(個人的に金髪姉妹)を減らしてでも、両方かいずれかの
姉がケータに惚れていく過程を描いてもらうとキャラクターへの
好感度も全く違ったものになったと思いますね。
下半身がゆるいメガネ巨乳の子と双子の姉による四角関係をメインにやっていれば
また違った面白さになっていたのになあって最終回見て思いました。
そこら辺は続編を待てってことかな。
非18禁アニメの枷を一つ外したアニメであったことは語るべくもないですが
それ以上に語ることはない。そんな作品でした。
評価はB。極狭い需要には完璧に応えてくれる作品だと思います。
ランクの説明は
こちら
(この緩みきった顔、近年稀に見るだらしない顔だわ…)
kiss×sis 第01話の所感です
最初の4ページでエロに至るまでの行程を描いて、やって、最後の1コマで〆る典型的な
エロ漫画の主人公とヒロインみたいなアニメでした。
ヒロインの姉妹が主人公の行いを全て肯定し、何か咎められたときは自らを責め
ただひだすらに好意を寄せ、肉体的スキンシップを行う様は
まるで全自動ダッチワイフかのよう。
とにかく男に都合がいいように甘く、甘く仕上げて
ダメな妄想を形にしてみましたって感じ。
主人公もそうですが、ヒロイン自体のパーソナルを十分に描ききらないまま
こんなことされたら、萌えるとか萌えないとか以前の問題です。
いや、これがやりたいから作った作品なんでしょうけど
もうちょっとキャラ毎の魅力を描きながらやってほしかった。
これじゃただの痴女にしか映らないですよ。
サービスシーンとかキスシーンではどうしようもないアニメだなって
思わず苦笑いが漏れてしまいました。
他の要素に触れてみますと、サブキャラの金髪っ子と眼鏡っ子。
これまた無条件で主人公に惚れそうですが、まー恋愛を真剣に描く類
の作品ではないと思うので、ドロドロってことにはならんでしょう。
違うシチュエーションのラッキースケベ要因ってとこかな。
あー、主人公の妄想でしたがベッドの双子の夜這いシーン。
露骨な勃起表現は久しぶりに見た気がします。萌えアニメだと特に見ない。
エロさや下品をウリにしたアニメは数あれど、なんやかんやで
比喩表現使ってますもんね。
思えばシティハンターは余裕でもっこりしてたし、いいのかなぁ。
でもさすがに直接触れるのはアウトな気がします。
私はライトなエロ萌えアニメでマジもんのエロやられるとひく性質なんで
ちょっとどうかと思いました。
そいや、子供のときから何年も一緒の住んでるのに、パンツに頬ずりとか
いつもこんなことやってんですかねあの姉妹。痴女すぎる。
いい加減マンネリ化はしないのかな…
何も考えずに見ても、楽しめない萌えアニメってのもあるんだって、
教えてくれた気がします。
主人公はもうどうでもいいですから、せめて姉妹だけでもキャラクター性を高めて
ちゃんと考えのある、人間として描いてくれたらなと思います。