鯖の逆さ吊りについての取るに足らない考察
自分の年を若く言う事を、俗にさばを読むと言いますが、自分の年を多く言う事を逆鯖とも言います。
実年齢より若いと言いたがるのは平安時代の昔から若さに異常なまでの価値を見いだして来た日本の風土に依るところが大きいのですが、その逆にはどんなメリットがあるのでしょうか。
よくある例としては、お年を召した方が実年齢より多く年を申告して相手から「まあ、お若いっ!」という言葉を引き出すことがあります。これも年齢よりは「若く見える」という、若さ信仰の変奏に過ぎないのかもしれません。どちらにしても純粋に年を取ることに、素直に意義を見いだせないのはおかしな事です。
そこでワタクシ考えました。年を取ったことを純粋に喜べる作戦を。
幸いにしてまだありませんが道で酔ったサラリーマンなどから「ババア」と言われた時、すかさずこう、答えるのです。
「そうよっ!私明治43年の戌年よっ!」
(ちゃんと調べました。明治43年 1910年は戌年だそうです)
上手くいけば相手をしばし悩ませる事ができます。
しかし運が悪いと昭和43年の言い間違いだと思われるだけです。
そしてもっと運が悪いと、相手を怒らせてしまうかもしれないので、試すなら好景気の時にしたいと思います。
最後に。
1910年生まれって今年で96才、97才?計算できません。幾つだと訊かれたら36と答えておこうフキフキ "A^^;
「ニュートラルな話」カテゴリの記事
- 寒中お見舞い申し上げます(2023.01.29)
- とあるできごと(2018.12.21)
- 善光寺の話(2018.04.01)
- 五月ドタバタの記録(2017.05.31)
- ぽんず切符を買う(2016.09.20)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
私は小学生の頃に160センチ近く身長がありました。
バスに乗った時に運転士に「奥さん、料金が子ども料金だよ」と言われ、「私、小学生です」とものすごい剣幕で言い返したことを思い出しました。私の前に父が乗ったので「父の奥さん」に間違えられたと思い、怒りが倍増したのだと思います。
当時、洋服のサイズがなくて困りました。どれも着丈や、袖丈が短くて・・・。今のようにジュニアサイズが豊富にあったらと思いました。
投稿: はるぴょん | 2007年7月23日 (月) 20:23
はるぴょん様
またまた共通点発見(あれ、お逃げにならないで)。
私も160ありましたので、よく大人に間違えられました^_^;
昔って女の人は必ず「奥さん」って呼ばれたではないですか。今はそんな風に呼ぶ人はいませんけど。
しかしそれでも「奥さん」と呼ばれたら衝撃です。
多分衝撃を受けた人が多かったから「奥さん」の呼称が衰退していったのではないでしょうか。
それでもこども心にショックですよね(--)(__)
投稿: ぽんず | 2007年7月24日 (火) 19:03
先週の週間モーニングに掲載された「誰も寝てはならぬ」(サラ・イイネス著作)の中で、主人公のハルキちゃんが、クォーター美人の平井さんに、
「最近、お痩せになりましたね」と、お世辞を言ったシーンを思い出しました。
すかさず、平井さんは、「私、病気じゃないわよ!」と、ぴっしゃり。
作者の解説にもありましたら、10代の小娘ならいざしらず、平井嬢の年齢になると、「痩せた」は、お世辞時には、ならないのだとか。
そういえば、ぽんずんとかも、健康の話題をブログにするんだから、と、勉強になるなあ。と、思う、私でした。
サラ・イイネス
http://www.saara.jp/
投稿: JohnClark | 2007年7月25日 (水) 21:39
JohnClark様
おはようございます。
>「痩せた」は、お世辞時には
ぎくっ^_^;
実は去年幾ら食べても太らないので一瞬青ざめました。ただ体の反応が遅かっただけらしくて、その後激太りしましたが(T.T)
>健康の話題をブログにするんだから
そうですわ。超高齢化社会での健康情報ニーズは高まるばかりですもの。
って、そこまでお歳ではございませんことよっ!
と、心の底から言い切れないのが・・・(悲)
投稿: ぽんず | 2007年7月26日 (木) 08:00