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2020年1月19日 (日)

謹賀新年と今年の初夢

  明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。本年もなにとぞよろしくお願いしますm(__)m

 

 ワタクシ、歳のせいか夢などあまり見なくなり、ここ数年は一年に一度見れば御の字という頻度でしかみることが出来ませんでした。それが今年のお正月は松が取れるかとれないか、というタイミングで夢を見ました。初夢です。その夢を皆様にご報告します。

 

 

 それは唐突に始まりました。

 

 気が付くと私は高野山の、昔いつもお世話になっていた宿坊JM院さんにいました。

 

「急いで下さい。もうすぐ飛行機が離陸します。皆さんもう空港にいらっしゃいますよ」

 

  と宿坊の方に言われ、「今来たばかりで奥の院のお参りもしてないのに、もう帰るの?」と私は慌てたのですが、そこは何故かすぐ納得して荷物をまとめようとしたところ、目の前には小さな巾着袋しかない!!!

そもそも私の荷物は去年ここへ来たときに忘れてそのままになっているらしいのです、夢の中では(高野山へは十数年行ってません)。

 

荷物を諦めれば飛行機に乗れる。

荷物を取りに行けば乗り遅れて飛行機代がパーになる。

 

この究極の選択に私の頭はフリーズしましたが、飛行機代>荷物だと決断して、巾着を握りしめ長い渡り廊下を駆け出しました。

 

JM院さんは大変由緒あるお寺で、玄関までの渡り廊下が長いのですが、夢の中の長さはその比ではありません。ひたすら続く長い渡り廊下を私は必死で走りました。

途中「ここを曲がれば荷物がある。この調子なら間に合うのではないか」と閃き(というか欲を出し)、廊下を右折して入った建物は、他のお客さんの荷物が山程積まれた部屋が幾つも連なっており、どこまで行ってもそれが続くので、そこで私は自分の荷物を諦める事にしました。もう仕方ありません。

廊下の突き当たりの角にいらしたお寺の方が走ってきた私に、

「○○を曲がると出口です」と声を掛けて下さったのに、○○が私には聞こえません。行き当たりばったりで左と右に曲がり、開けた、グラウンドのようなところを「お寺にグラウンドがあるのか?」と疑問に思いつつもひたすら走り続け、ふと気が付くと道路に出ていました。そこは道路脇にフェンスがずっと続き、フェンスの向こうには広大なグラウンド、更に遥向こうに鉄筋の校舎のような建物が見えます。さっきまでいたお寺がどこにあるのかもう分かりません。自分がどこにいるのかも分かりません。ただ私はこの道路をぐるっと回ればなんとかなるかもとと考えて走り出しました。タクシーに乗るのが正解だと思うのですが、巾着には198円しか入っていないことを私は知っているのです。

 

 どうやったものか、私は人が沢山いる狭い地下街のような場所を、こんなアーケード街昔は無かったのに、いつ出来たんだろうと思いながら、人を掻き分け走り続け、唐突に高野山駅のキップ売り場にたどり着きました。嘘みたい!飛行機に間に合った!!!

 

 しかしすぐには改札を通れません。私のチケットは先達さんが全員分を持っているので入場券を買わねばなりません。その値段を聞けば5円とのことなので、私は急ぐ余り全財産の198円を出しました。すると駅員さんは20枚近い入場券の束を出し、素早く日付のハンコを押し始めます。私は三枚目の直前でそれを制止し「一枚でいいんです!」と叫びましたが、駅員さんは「195円分です!」と譲ってくれません。暫しの押し問答の末、三枚だけ買っておつりをもらい、構内にはいりました。 

 

 高野山駅空港だけのことはあります。港内も地下街のようで通路が幾つもあり入り組んでいます。これでは時間内にゲートに到着できません。一度は絶望したのですが、その時一緒にお参りに来た人達が私を見つけ出して手を振ってくれたので私は大喜びでそちらに駆け出しました。方角は正しかったはずなのに、走っている時に一瞬忘れた荷物を取りに行きたいと思った瞬間、私は枝分かれした地下街に立っていました。

もうどこへ行けばいいのか、どの階段を登ればいいのか、198円弱でどうすればいいのか(浮き足立っているので正確な金額が頭に浮かばないのです)、途方に暮れたところで目が覚めました。

 

 夢から覚めて思うに、高野山には学校のグラウンドがあります。グラウンドと校舎の位置は逆になりますが、学校の位置は高野山大学だったみたいです。

地下街は、私の記憶にある南海電鉄難波駅から近鉄難波駅に向かう地下コンコースとよく似ていて(名古屋難波間は新幹線より近鉄を使う事が多かったのです)、高野山駅空港の中は近鉄難波駅構内と名古屋駅周辺の地下街が混じったような様相を呈していました。

でも高野山駅の窓口だけは、間違いなく私が行っていた頃の高野山駅のものでした。電車ではなく飛行機だったのは、私が前の晩寝る前に、読んでいた本に旅客機のことが出ていたからでしょう(規制緩和は運賃の値下げに繋がらなかったんですって)。

 198円入りの巾着を握りしめて、荷物という煩悩?に心を動かすと道に迷う、細部はリアルな夢を見た、私は2020年をどう生きて行けばいいのでしょうか。

 こんなワタクシですが、本年も皆様どうかよろしくお願いいたします。

 

P.S. 取り敢えずランニングの練習はしようと思いました。走行可能距離を10メートルから伸ばしたいです。

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コメント

巾着袋一枚分を残して煩悩は高野山に
置いてきたのですね!

頑固堂様

 頑固堂さん、お返事送れてしまって申し訳ありません。
コメントはメールでお知らせがくるのですが、他のメールに紛れてしまって分からなかったみたい・・・(にゃーん)
そうだといいのですが、結局巾着以外の煩悩に心をとらわれて道に迷った気もしないでもないでもない・・・・
にゃーん!
今年もよろしくお願いします(しくしく)

この記事へのコメントは終了しました。

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