寒中お見舞い申し上げます
ご無沙汰しております。2022年は遂にブログの更新が出来ませんでした。
何かを頑張っていたとか、忙しくしていたとかではなく、何もしないあまり、ブログの更新もできなかった、去年はそんな年だった気がします。
それで去年を振り返りますと、7月の末頃でしたでしょうか、ふとドラマでも観てみようという気になり、「カササギ殺人事件」という「刑事フォイル」の脚本を書いているアンソニー・ホロヴィッツの原作脚本の推理ドラマを観ました。これが面白かったので原作を図書館に借りにいき、原作は貸し出し中だったのでその続編を借りて来ました。
その続編が面白かったのです。本の中に作中ミステリが丸々一作分入る、小説のサンドウィッチという贅沢さ、本編も作中作品もアガサ・クリスティーへのオマージュが山程ありクリスティーファンには堪らないものでした。作品名を挙げると犯人がわかってしまうので言えませんが、一つだけ言っても大丈夫なのは(多分)「終わりなき夜に生まれつく」でしょうか。グレタ役の人もおり、あの筋を辿るのか辿らないのかハラハラさせ続けた揚げ句、最後に「こうきたか!」という仕掛け(言わん方がよかったんかいな)。
大層な面白さでございました。
その後ドラマ「薔薇の名前」を観始めました。原作は前世紀に読みましたが粗筋以外は忘れていることも多く、原作を読み直そうと、視聴を中断して図書館へ。
「薔薇の名前」やはり最高です。今回は念を入れて解説本も借り、しっかり二度読みいたしました。
その後9月に横溝正史に目覚め、10月は法事の準備、11月は法事疲れで寝込み、年の瀬にやっと中断していたドラマ「薔薇の名前」の視聴を再開しました。ギブアップした第二話からです。
そして再開数十秒で「ベレンガーリオって誰?」となりました。
たった四ヶ月で、全てを忘れ果てていた模様です。
そしてもう一つ告白せねばなりません。
8月に図書館で借りたあの続編。アガクリ作品が少なくとも5本は作中に散りばめられ、ミス・レモンみたいな有能秘書がメアリ・ウエストマコットの小説を読む、あの小説の題名を忘れてしまって、どうしても思い出す事ができません(涙)。
ゆく川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。 よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし
水の泡よりはかない私の記憶よ・・・(涙)
本年も宜しくお願い申し上げます。
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