米Facebookは現地時間2013年7月24日、同年第2四半期の決算を発表した。売上高は18億1300万ドルで、前年同期の11億8400万ドルから53%増加した。会計原則(GAAP)ベースの純利益は3億3300万ドル(希薄化後1株当たり利益は0.13ドル)となった。前年同期は1億5700万ドルの赤字(希薄化後1株当たり損失0.08ドル)を計上していた。また営業利益は5億6200万ドル。前年同期の営業損失は7億4300万ドルだった。

 同社の収益の柱となっている広告売上高は前年同期比61%増の16億ドルで、売上高全体に占める割合は88%となった。モバイル端末経由広告の広告売上高全体に占める割合は41%となり、前の四半期の30%から拡大した。

 Mark Zuckerberg最高経営責任者(CEO)は声明で、「コミュニティーの拡大、人々のエンゲージメントに良い進展が見られ、堅調な決算につながった。とりわけモバイルが好調だ」とし、モバイル広告分野への取り組みが成功していることを強調した。

 2013年6月の平均日間アクティブユーザー数(DAU)は前年同月比27%増の6億9900万人。6月末時点の月間アクティブユーザー数(MAU)は同21%増の11億5000万人、モバイル経由の月間アクティブユーザー数(MAU)は同51%増の8億1900万人だった。

 当期の特別項目を除く1株当たり利益は0.19ドル。米メディア(New York Times)によるとアナリスト予想は0.14ドルだった。また売上高のアナリスト予想は16億2000万ドルで、当期はいずれも予想を上回った。同社の株価は決算発表後の時間外取引で20%前後上昇した。

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