まずはマンガで知ってみよう… |
こっちはウソなし…
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ペットを飼ったこと,ありますか?
私は犬を飼っていました。小学校にあがる前,知り合いから子犬をもらい,ずっと一緒に過ごしてきました。近づくたびに吠えられたり,ご飯をあげるときに元気良く飛びかかられたり,散歩をすればいつも全力疾走でへとへとになったり… そんな記憶ばかり残っています。
私が高校生のとき,我が家の犬は亡くなりました。小さくてかわいかったときも,強くてかっこよかったときも,ちょっぴり元気がなくなってきたときも見てきた私は,長生きしたなぁって思いました。
犬の寿命は平均12~15歳くらい。およそ人間の7分の1なんだそうです。犬の1年間には,私たち人間の7年ぶんがギュッと詰め込まれています。
1年間が7年ぶんの速さで変化すること!
IT業界の変化の速さを表すのに使う!!
IT業界は変化の激しい業界と言われます。とても短いサイクルで技術革新が起こり,ハードウェアはどんどん大容量化や安価化が進み,プログラミング言語は新しいものが次々と登場し,開発手法もどんどん新しくなります。この変化の速さは,ほかの業界と比較して7倍にもなるといわれています。このことから,犬と人間の寿命と比較して,IT業界を「ドッグイヤー」と呼ぶのです。
このドッグイヤーという単語は1990年代後半によく使われました。そのころ,ケータイやインターネットの登場により,その変化スピードは7倍では収まらず,人間の18倍の速さで成長するマウスにかけて「マウスイヤー」なんてより過激な言葉も登場しました。
変わるモノと,変わらないモノ
7倍,そして18倍ものスピードで走り続けていかなくてはならないIT業界。いろいろな人があちこちで,「今までの常識は通用しない」「とにかくスピード」「変化が速い」…などといいます。多くの人が,一つの分野を専門的に学び続けることを心配したり,変化していく業界についていけるだろうかと不安になったりしました。
しかし,ドッグイヤーという言葉自体も,ドッグイヤーの流れの中であっという間に死語になり,ITバブルが崩壊したころと同時に,ほとんど使われなくなりました。たまに使われるとしても,かつてのように変化の速さを表すだけではなく「表面的な変化にばかり目移りしていて地に足がついていない」という意味を加えて使うこともあります。
どんな世界にも変わることのない土台が存在するものです。自分からよく見える一面がものすごいスピードで変化しているからといって,「ドッグイヤーだ!私には変化についていける自信も能力もない!」と決め付けてしまうのはちょっとだけ我慢。そのものの本質を見極めることができれば,変わらない土台がきっと見つかるはずです。変化の中で変わらないものを見つける能力を育てましょう。
本日のまとめ |
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