東日本旅客鉄道(JR東日本)は2020年7月7日、山手線や中央・総武線各駅停車の駅のホームや改札における混雑予測の提供を同社のスマートフォンアプリ「JR東日本アプリ」で7月下旬に始めると発表した。混雑を予測するのは当日から2日後まで。対象駅は新橋駅や渋谷駅、池袋駅など27駅だ。東京駅や新宿駅などにも順次拡大する。利用者が混雑を避け、電車に乗る時間帯を判断するための支援をする。

「JR東日本アプリ」を通じて混雑状況や混雑予測を配信する
「JR東日本アプリ」を通じて混雑状況や混雑予測を配信する
出所:東日本旅客鉄道(JR東日本)
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 使い方は次の通りだ。まずJR東日本アプリを開き、「もっと見る」をタップ。続いて「山手線内 駅混雑予測情報」をタップすると、各駅の混雑レベルが一覧表示される。混雑レベルは「混雑なし」「やや混雑」「混雑」「大変混雑」の4段階。さらに特定の駅をタップすると、その駅の改札やホームにおける、当日/次の日/2日後の時間帯別の混雑状況予測をグラフで確認できる。

 混雑状況表示と混雑予測は自動改札機の入場・出場記録、列車のおおよその乗車人数、列車の走行位置などを組み合わせて算出する。システム開発には日立製作所やJR東日本情報システムが協力した。