ゴロゴさんと僕は呼んでるのですが、板野先生からメールを頂戴しました。
古文単語のゴロ565で有名な板野先生です。
千葉の書店さんで僕の『ユメタン』が平積みになって置いてありますよとい
って写メを送ってくださいました。ありがとうございます。
ちなみに夏に札幌に行ったとき、ジュンク堂の前田さんが「英語はキムタツ
先生の本、国語は板野先生の本が凄く売れてます」と仰ったので、そこから
板野先生に写メを送ったのですが、それのお返しをしてくれはったんやな。
で、それはそれとして・・・
塚田選手、引退されるんですね。びっくりしました。
アテネで金メダル、北京で銀メダルを獲得した柔道の塚田選手ですが、
今回の世界選手権では3位に終わったのです。
読売新聞からの抜粋です。
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塚田は9日の世界選手権同級で3位に終わり、全日本柔道連盟の吉村
和郎強化委員長と今後について話し合い、「燃えるものがなくなった」と強
化選手を辞退する意向を伝えた。
吉村委員長は「ふがいない試合内容だったし、(ライバルの)杉本美香が
金メダルを取ったことを素直に喜んでいた。勝負師が仏の心を持ったら終
わり」と語った。
13日に出場予定だった女子無差別には起用せず、今後は他の国際大会
にも出場させない考えだ。
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吉村さん、厳しいですね。しかしこの「勝負師が仏の心を持ったら終わり」と
いう言葉は重いよね。自分はここまで鬼になれるかなぁ。
もちろん俺たち教員はさすがに生徒にこんなことは言わないけれども、しかし、
生徒たちが受験に対して「勝負師」であらねばならないのは事実。
受験という勝負に際して、甘いことを言うてる生徒がいたとして、どんな言葉を
教員としてかけるんやろうと考えてしまいました。
ここという時こそ甘い笑顔を見せずにしっかりと指導できる教員でありたい。
この厳しさがあったからこそ、日本の柔道の選手たちは通算100個もの金メダ
ルを獲得してきたんでしょうね。
成績が伸びないんですと嘆いているわりに、問題集1冊も徹底して潰せないよ
うな生徒たちに、自分はどういう言葉をかけるんやろうか。
勝負師になれない生徒たちに、どういう姿勢で臨むべきなんやろうか。
そもそも教員は生徒たちのモチベーションをそこまで上げてやらねばならない
のやろうか。モチベーションってのは自分の責任で上げるもんじゃないのか。
塚田選手引退の記事を読みながら、いろんなことを考えている木村なのです。