すでに『ユメタン』をご採用くださっている学校さんや先生方のほうには
アルクからの連絡が届いているかと思いますが、実はこの夏に
『ユメタン』の改訂版が出ます。以下、『新ユメタン』と呼びます。
思い切りこだわって覚えやすい配列にし、CDも新しくしました。
そして今まで以上に「忘れにくい単語集」にしました。
けっこうな自信作です。
2008年10月に『ユメタン1』を出したときは、こんなにたくさんの学校で
ご採用いただけるとは夢にも思わずにいました。
当時は「英語を使う」という概念、4技能を鍛えるという理想が希薄でした。
だから僕が灘校で取り入れているクイックレスポンスをしながら単語力
を増強するという方法が、こんなにも広まるとは思っていなかったのです。
まずは英語から日本語。
次に日本語から英語。
それも正しい発音で。
この双方向のクイックレスポンスを行うことで、英語を読む力、聞く力、
話す力が格段にアップします。言うまでもなく、書く力も圧倒的に伸びます。
多くの先生方から「驚異的に単語力が伸びた」というご連絡を頂戴して
きたのですが、一部の先生方からは「こうすれば更に伸びるはず」という
お声もいただいていました。
1.クイックレスポンスをする際に今のCDでは遅い。
2.同じユニットに同じような意味の単語が2つあると、テストをする際に
生徒がどちらを書いたらいいのかわからずに困る。あるいはCDを使って
クイックレスポンスをする際に、たとえば「を拒否する」と流れたあとに
同じユニットにrejectもrefuseもあったら、どちらを言えばいいのかが
わからないので困る。
というものでした。
確かに、アルクのヒアリングマラソンの監修をされている松岡先生に
お伺いすると、クイックレスポンスは日本語が頭に浮かんでから英語
を口に出して発音するまで、0.3秒程度でないとスムーズな発話に
ならないということでした。
日本語が流れてから英語を言うまで0.3秒以内であれば、正しい
クイックレスポンスだということができるでしょう。
というわけで、『新ユメタン』の特徴としては7点です。
1.CDの「日本語→英語」の間合いが0.3秒になった。
2.同ユニット内に似た意味の単語の重複をなくし、さらに覚えやすい
配列にした。
3.『ユメタン1』を「大学合格必須レベル」に、『ユメタン2』を
「難関大学合格必須レベル」に、『ユメタン3』を「スーパーハイレベル」
にした。レベルの名称が変わります。
4.この数年間の国公立大学や難関大学で出題された単語を考慮に
入れて、特に『ユメタン2』と『ユメタン3』の単語を少し入れ替えた。
『ユメタン0』と『ユメタン1』はほとんど変わっていません。
5.従来はそれほど出てこなかった単語を新しく加えた。これも入試に
たびたび登場する単語なので。
terrorism(テロ活動、テロ)やextremer(過激派)など。但し、それらは
フレーズやセンテンスの中に含める形で加えた。見出し語ではなく。
6.ページ下のパラパラ漫画をポジティブな感じにした。笑
7.カバーが人気ですが、それをリバーシブルにした。笑
特に「英語が使えるようになるために」を考え、クイックレスポンス及び
ユニット内の単語の配列については、かなりこだわりました。
やり方を間違えなければ、相当忘れにくい単語集になりました。
また追々、『新ユメタン』の情報を流しますが、発売は8月末です。
現時点では8月末になれば新しい『ユメタン』が出て、さらに覚えやすく
なるんだなぁとお知りおき頂ければ、幸甚の至りです。
どうぞ宜しくお願いいたします。
今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
明日で1学期の授業が終わります。