本を読むのは楽しいわなぁ。生徒たちは暇があるとゲームゲームと言うとるけど。
本を読んでる子もたくさんいるのは知ってるけど、中3にもなってゲームなぁ・・・
と言うても電車の中で『少年ジャンプ』を読んでる大人もおるわけで、そう思えば、
活字の世界がとてつもなく好きな僕のほうが変わってるのが現代なのかもしれん。
この前も病院に行って、読む雑誌がなかったので『婦人公論』という雑誌を読んで
いるうちにはまりこんでしまって、名前を呼ばれたのに気づかんかった。
\(-o-)/
今日は毎月生徒たちに1冊ずつ、本を推薦してるんやけど、それのコラムを書いた。
今月推薦した本は向田邦子さんの『あ・うん』ですねん。
神社に狛犬がありますよね。一対になっている石の犬。
片方が「あ(阿)」、そしてもう片方が「うん(吽)」です。阿吽の呼吸という日本語はここ
からきています。狛犬を見ると『あ・うん』をまた読みたいなという気になる。
『あ・うん』は僕が今まで読んだ全ての本の中でもかなりお勧めの本でね。向田作品は
どれも平易な文なので読みやすい。ストーリーはドラマ化、映画化されたぐらいなので、
非常に面白い。そこにきて深みがある。みなさんもぜひ読んでほしいな。
勉強しないとあかんから本が読めないなんて詭弁や。
ちゃあんと勉強して、大学で一流の知識人になろうとしている人間が本を読まない・・・
なんてお笑いやん。今こそ本を読まなあかんなぁ。
若い人たちよ、ゲームだケータイだインターネットだと騒ぐのもいいが、心を落ち着けて、
たまには本を読んでほしいな。本なら何でもいいから。
と、本が好きでたまらない変わり者からのお願いでした。それはそれとして『あ・うん』、
お勧めです。是非読んでみてください。著者の向田邦子さん、台湾で起こった飛行機
事故でお亡くなりになったときは悲しかったな。
(追記)明日は学校が終わったら名古屋に行きますねん。