最近、ブログが変わりましたねと言われるのですが、ご存知のとおり、コメントが
できるようになりました。左上にモバイルサイトのリンクが貼られたようでして。
「ようでして」と言うのも、このブログの管理をしてくださっている方がやってくださっ
たので、僕も他の人に言われて気がついた。確かにそういうふうになってる。
よかった(-^〇^-)
ところで最近メールをくださった人が「高3になって長文が読めなくなったが、どうし
てか」という質問をお投げになっておられまして。
もちろん当たり前の話ですが、高3になって長文が読めなくなったわけではなく、
高3レベルの長文を読む力が育っていなかったということになります。
その原因はいくつか考えられます。
1つは単語力の不足。例えば『ユメタン』でいうと①レベルは言うまでもなく、②レ
ベルも知らない人が難関国公立・私立大学の英語を読めるわけがない。
前後から類推するとは言っても、その前後を知らない場合、どうしようもないわな。
次に考えられるのは読書力の不足。高2レベルの評論なら読めたという人でも、
入試レベルの評論は言うなれば現代文で読む評論が英語になっただけのハイレ
ベルでして、ということは、英語云々よりも評論の読書ができない人は読めない
っていうことになる。
上のような質問が来たってことは、高2模試レベルなら読めたってことになるわけ
でして、ということは基本文法は何とかなっとるということになります。
であれば、考えられるのは上の2つが原因となってるのかなと。
手っ取り早く読解力を身につけるためには、『ユメタン』②レベルの単語を覚えるこ
とです。まずは単語がまったくわからんとどうしようもない。
覚えるに越したことない。
もちろん「読みながら覚える」ということもできます。
できますが、その場合、「手っ取り早く」という観点を含めるのであれば、せめて1
日に数題の長文に当たらねばならぬ。でないとかなり時間がかかってしまう。
1週間に4~5題しか長文を読まないというレベルであれば、単語集をまずは潰し
てしまって(せめて秋口までに)、そしてその後で長文を徹底的に解きまくるという
作戦もあろう。
その場合であっても、長文に出てきた単語はちゃんとおさらいしなければ意味が
ない。なぜなら単語集でひととおりやっただけでは、忘却の速度も半端なく速いか
らなのです。
『ユメタン』で覚えるのであれば、与えられたフレーズを和訳しながら、それにプラ
スしてCDを使って耳で聞きながら覚えることです。もちろん声に出して覚える。
『速読英単語』のような単語集を使うのであれば、せめて1ヶ月ぐらいで1周させる
こと。あれを何ヶ月もかけてやっているようでは、覚えたシリから忘れてしまうこと
になるよ。1日に2~3題ぐらいはやって、丸呑みしてしまおう。
まだ5月。
焦る必要はない。
だけど覚えることを覚えてしまわないと勝負にならん。これは英語だけじゃなく、古
文でも地歴なんかでも同じやな。まずは基本的な情報を頭に入れてしまうこと。
楽な方法などない。でも僕が知らないだけで、他に楽な方法があるというのであ
れば、それを採用してみてほしい。たぶん失敗するとは思うけど。