冬音のどーでもいい日記

永山武四郎が推し進めた制度が「屯田兵」。
屯田兵とは、普段は農民として土地を開拓しつつ、有事の際には兵士として北海道を防衛してもらう兵のこと。
1875年に札幌市琴似に第一陣が配置され、1904年に制度が廃止されるまでの29年間で石狩川流域を中心に37もの屯田兵村が誕生し、未開の原野を切り開いての開拓が進んでいきました。


1888年、北海道第2代長官に就任した武四郎。
武四郎は「北海道の開拓は、内陸部から行われなければならない」という考えがあり、特に旭川市を中心とする上川中部の開拓を推し進めていきました。
当時はまだ河口から川を溯り上流へと開拓が進められていくのが普通だった時代。
京都と同じく四方を山に囲まれている上川盆地の地形は、ロシアとの戦争を見据えての軍の拠点(=第七師団→旭川駐屯地)を設ける場所として適しているという考えもありました。

人を集めるカリスマとして実現はしませんでしたが、旭川に天皇の離宮を設けようともしました。
東京・京都(西京)・奈良(南京)と並んでの「北京」計画。　
実現していたら北海道はどう変わっていたのでしょうか。


(宗谷本線・永山駅)

その強い思いが表れているのが、旭川市にある「永山」地区。
由来はもちろん永山武四郎の苗字からであり、1888（明治21）年に武四郎が天皇に拝謁した際、「おまえが力を尽くす村だから、おまえの姓をとって永山村と名づけるがよい」と言われ、その名が今も残っています。





「おまえたちは北海道の土になれ、わたしも北海道の土になる」

「死後わが身を札幌に埋めよ、死してなお北方を守らん」

1904年5月、68歳の生涯を終えた永山武四郎の遺体は現在も札幌市清田区の里塚霊園に埋葬されています。



シャクさん（左)が約40cm、杏が48cm。
和室がとてもよく合います。



縁側にて。


二人だけの秘密のお話。というイメージ。


もちろん、洋間でも似合います。
札幌にいくつか残っている和洋折衷建築には、和装ドレスが適切と考えてこの衣装に。




旧三菱鉱業寮に移動。
我が家の逢と椿。




ユアン様のJoeさんと。
男性ドールと組ませると、とても新鮮な気分でした。


先人カードを持った(持たせた)Joeさんと。
窓枠を意識した構図やレトロが多いのは私の趣味です。

先人の足跡を辿る魅力を伝えようと現地で色々と先人のことを話しましたが、伝わったかはまた別の問題。


今回は永山武四郎邸からでした。

北海道先人カードめぐりも、ついに96/97枚まで来ました。最後に残っているのは、未だに作成中の床ヌブリ氏(阿寒湖/札幌)。
人物を題材にするということで出てくるのは版権や肖像権などの問題。


(先人リストの一部)
先人の遺族や子孫、関係者らに許可をもらった上でカード化されていると聞きましたが、その人たちの連絡先が分からない等苦労も多く、没になった先人も少なくないです。　外国人の先人だとなおさら。
特に遺族や子孫を溯りにくいアイヌ関係の人物が難航したようです。
ほっかいどう百年物語や先人を紹介する書籍が出版された人物なら比較的許可も取り付けやすいのですが。

夏に(おそらく電通北海道と)契約が成立して、何度も版権の都合上ポスターを作り直して、11月のスタート時点でまだ60箇所しか完成していないという見切り発進の上、契約期間が令和2年3月25日までと定められておりこれ以上遅らせられない為に誤字脱字間違いの目立つパンフレットを作ったりと北海道総合政策部総務課主催なのに行き当たりばったりの企画です。
キャンペーンの応募期間が11/11～2/24と約3ヵ月という短期間なのは北海道との契約期間が定められているからです。

とにかくあと1枚。　完成したら早い段階で貰いに行きます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。