瑞季:(幼馴染)、ちょっと話があるんだけど、付き合ってくれない?
瑞季:こうしてのんびり海を眺めていると、なんだか心も落ち着くね。
それで話というのは・・・
瑞季:私、東京に引っ越すことになったの。だからこうしてお別れを言おうと思って・・・
と、東京!?
瑞季:でもこれがサヨナラじゃない。そう私は信じているよ。
―私、君のことがXXXXだったの。
―えっ?
瑞季:(最後まで鈍いんだから・・・)今日は神社でお祭りがあるの。子どもの頃から毎年行っていたから覚えているでしょう。
そこで5年後の7月もまた逢えるように約束しましょう。あの海が見える場所で。
君と夏の終わり 将来の夢
大きな希望 忘れない
10年後の8月 また出会えるのを 信じて
君が最後まで 心から
「ありがとう」叫んでたこと 知ってたよ
涙をこらえて 笑顔でさようなら
せつないよね 最高の思い出を・・・
(ZONE/secret base~君がくれたもの~)
前半は当別町の旧東裏(ひがしうら)小学校。後半の海は小樽市の朝里海水浴場、神社は銭函の豊足神社です。
あくまでフィクションです。瑞季はしばらく札幌にいます。
後ろを電車が通過していくシーンがやりたいが為に砂浜ではなく石浜の朝里を選びました。
大人になるとベートーベンの絵なんて見る機会、無いですからね~
子どもの頃の雰囲気が伝わってきたらと思います。
コメント
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写真のようなクラシックな小学校、何となく懐かしい気持ちに
なって見ていました。
こんな所でもう一度、学校の授業を受けてみたいですね。
鍵盤ハーモニカ・・・これが苦手で、試験前に一生懸命
練習していました(笑)
瑞季さんの告白が、電車の音でかき消されるシーンを
表現した写真、お見事です!
跳び箱や黒板や、ベートベン、子供のころ当たり前のようにあったものが今では懐かしくなるぐらい大人になったんだなーとしみじみ思ってしまいました。
瑞季ちゃんのやりとり見てるとすごく切なくなります・・・
私も高校は地元離れて東京に出てきたので、幼馴染の男の子と別れるとき「また来年のお祭りのときに会おうね」と約束しましたよw
・・・甘い恋物語は生まれませんでしたけどね。
旧東裏小学校は今「cafe そよ風とつむじ風」になっていて廃校を利用したカフェになっています。
元々は中盤の海のシーンだけで話を作ろうとしたんですが、この小学校の懐かしい風景を入れたくて7月まで撮り置きしていました。
お祭りのシーンは札幌市内から朝里に向かう途中、車窓から見えたので海で撮影した後途中下車して行きました。
このバイタリティーが自分らしさです。
ちなみに豊足神社例大祭は6月25日に開催されました。こうした地方のお祭りは大事にしたいですね。