今回は前回の伊予鉄ルームのお話の続きを。
もちろん、運転席もある程度そのまま再現しています。
左のハンドルが力行のマスターコントローラー(マスコン)、右のハンドルがブレーキハンドル。
その右が音声案内装置。
正面のテレビで伊予鉄のVOD動画を流すことができ、前面展望映像を見ながらハンドルを操作することもできます。
マスコンはカバーを外して断面が見えるようになっており、半世紀以上前のギア構造を動かしながら楽しめます。
(音が響く為夜は動かさない様)
椿:ボタンを押すと「つぎとまります」も点灯します。
茶々:結構凝って作っていますね。
実際に街に出て、実車を見てみましょう。 今回取り上げるのは75号車。 伊予鉄ルームの73号車の1年後輩で同型の車両。
愛媛県美術館で開催されていた鈴木敏夫とジブリ展のラッピング車両。
部屋に展示されていた、おそらく1980年頃の75号車の写真。
撮影されたのはJR松山駅前の停留所。背景の日通松山支店の建物は2021年まで同じ場所にありましたが解体されました。
ペリカン便は1977年以降に始まったサービスなのでそれ以降なのは間違いありません。
この頃から40年経った今でも、元気に市内を走っています。
実物の75号車の運転席。
茶々:実車と比べると、伊予鉄ルームにない部分も分かりますね。
ブレーキ操作からの、
音声放送ボタン。 部屋ではブザーしか流せないのが物足りないところ。
ベッドサイドのコントロールパネルを[TRAIN]のみONにした部屋。
何だかワクワクして寝れないですね。
部屋には伊予鉄道の市内電車と高浜線のジオラマが飾られています。
地元の模型店やモデラーさん達が制作したオリジナル。一部の車両は1からスクラッチで造られています。
部屋から見る伊予鉄道最古のモハ50形51号車(左/1951年製)との最新の5000形5012号車(右/2023年製)のすれ違い。
5012号車はまだ広告ラッピングがされていない初々しい車両。
72歳の差を超えて、市民や観光客の足として今日も走ります。
今年は51号車には乗れなかったですが2022年の松山では乗車して記事にしています。
2回に渡って続いた伊予鉄ルームのお話でした。
最後まで見ていただきありがとうございます。
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伊予鉄ルームですか。凝ってますね。
宿泊施設ながらまるで旅を続けているみたいです。
いろいろ勉強にもなるし。
鉄道好きの藤井聡太八冠が喜びそうですね。
コメントありがとうございます。
廃車となる車両の部材を活用して誕生した伊予鉄ルーム。
全国に色々とあるトレインルームですが、部屋からの眺望と合わせてここは成り立っています。
運転席単体だと、メーターも動かないですし、音も鳴らないなど物足りなく感じるかもしれません。
その分トレインルームなのに1泊1万円台で宿泊できる低価格でした。
外に出て実車と乗り比べてみて体感するのがこの部屋の楽しい過ごし方かと思います。