2012年平成23年度第5回打ち合わせ会 まちづくりセンターにて、2月17日に開催。
3月3日、3月24日のイベントに向けて、関係者が集まり、打ち合わせを行いました。次回の企画についてはお知らせのページ等で掲載していく予定です。
平成22年4月18日 新たな活動に向けての研修の一環として、山口県 防府市 青少年科学館(ソラール)へ訪問しました。
当日は、地元の青少年を中心とした教育、普及に向けての活動を聞かせていただきました。この場でお礼を述べるとともに、今後の活動に活かしたいと思います。
平成23年(2011年)11月26日に島根県飯石郡飯南町森のホテル もりのす にて開催。 「家庭が主導する科学技術教育の推進」をテーマにMISTEEの活動について、会員より発表をしました。
平成23年2月16日 三次市文化会館にて、総合研究が開催。来賓として当協会の寺重理事より発表を講評
なお、当日の内容については、2月17日付けの中国新聞県北版にも掲載されています。
広島県立三次青陵高等学校の主催で、平成23年2月16日 三次市文化会館にて、総合研究発表会が開催されました。参加者の主体は、三次青陵高校の生徒ですが、三次市内の一部の中学校の生徒も参加されました。
発表の中で、2年次生徒「総合研究Ⅰ」 デユアルシステム(長期企業研修)、3年次生徒「総合研究Ⅱ」「薬について」、3年次生徒「バット立て校歌プレートの製作」、「イノシシ・鹿・熊撃退ロボット」について講評を行いました。

講評の中からの紹介 (その1)
(1)デユアルシステム(長期企業研修):研修で学んだ大切のことのひとつで「あいさつ」がありました。あいさつは人間関係を築いている手段の一つで、科学技術の分野でも大切なこと。20世紀初頭のアメリカのホーソン工場での実験を例にとり、人間関係は生産性にも寄与している。
(2)薬について:同じ大学の先生よりもコメントも引用。鎮痛・頭痛薬として知られているバッファリンなどの原料になるサルチル酸からアセチルサルチル酸へ合成をする実験は、大学の薬学部で行う実験とのこと。薬品名を分かりやすく紹介する手段として、19世紀にヤナギの木から分離されたことの歴史を取り入れたのは良い点であった。
講評の中からの紹介(その2)
3年次生徒「バット立て校歌プレートの製作
アルミ合金による鋳込みと鉄パイプを集めて、校歌プレートとバット立てを製作。設計から製作、慣性に至るまでの様子をレポート。NHK連続テレビドラマ「てっぱん」で町の鉄工所が身近な存在になっている点にも言及。学校の実習ではガス溶接を行い、その経験を生かす。母材を使ってうまく溶接ができたものの、ガス溶断は、トーチの位置調節が旨く出来ず苦労をしたのも貴重な経験。
「イノシシ・鹿・熊撃退ロボット」
県北でも鳥獣による田畑への被害が大きい。このため、駆除による方法もあるが猟銃の誤発射の危険性もある。被害防また、光や空砲、電気・鉄柵などで対処しているケースもあるが、中々、根本的な解決策に至っていない。赤外線センサで、動物の体温と背後の温度差を感知して動作する様に製作。
センサにより鳥獣が接近したときのみ、音を鳴らして騒音対策を最小限に抑える。音と光のみで対策するので、電気柵と比べて危険性が少ないなどの特徴を持つ。
講評の中からの紹介 (その3)
離れた場所から遠隔操作ができるのも、特徴の一つである。今回は最初に、会場から約10km離れた三次青陵高校からブロードバンドの環境を用いて操作。(映像配信もあり) また、操作をより簡単にするため、この後、市販のI-PADの端末機を用いて操作を行う。(実際、端末機を用いて、会場の観客席からロボットを操作する実験が披露された。)
実用化に向けては、まだ多くの課題(装置がまだ大型な点、屋外に設置するので、電源と防水をどの様に確保するかなど)はあろう。今後は、これらの課題の解決に向けて、より一層、実用化を目指してもらいたい。
2009年 平成21年10月17日「リフレッシュ理科教室」の伝達実験講習」 200910
8月10日に広島市でリフレッシュ理科教室を開催しました。これを元に、会員を中心に伝達の実験講座を三次市生涯学習センターで、10月17日に開催しました。
透明ポリカップを用いての加工により、静電気の実験講座を行いました。この講座を元に、より広い市民の方々を対象に、さらに講座の開催を検討していく予定です。
今回の祭典は、三次市、三次市教育委員会との共催で実施をしました。また、NHK広島放送局、新聞社、マツダ財団の後援を得ました。
前日から、スタッフによる会場設営の様子
演会等に備えての垂れ幕の準備
午後のワークショップは、3会場を確保しておいたので、スペース的には、ある程度余裕はありました。しかし、説明者の配置方法、水の使用による部屋割り等が関係することもあり、協議を重ねました。
パネル展示の準備
2月14日(日)の祭典に先立ち、前日の夕方より、MISTEEスタッフにより、会場、設営の準備を行いました。ワークショップは20のブースです。説明には、今回購入したパネルを活用するとともに、実験器具を搬入しました。
実験器具は、大小様々で、会場が分かれていて、ブース数も多いこともあり、準備はかなり、かかった次第です。
MISTEE 高味会長よりのあいさつ
「育てよう、自然を見る眼・自分を見る眼」の講演会では、最初に、文部科学省が発行している「家庭科学手帳」の紹介がありました。この手帳からの引用を元に、問題を解決するため、考え、工夫し、行動することが社会人として求められていること。理科の実験観察の例として、振り子の周期の測定に伴い、実験者、測定方法等により精度が問題となること。このため、再現性と精度の高い科学的考察が必要とされる。この視点を養うためには、思考力、創造力、分析力等が必要とされること。疑問や不思議を感じたら、なぜかを探求することを家庭でも、心かげて欲しい」を主題に、講義がありました。
午前中の講演会の様子
会場受付の様子
基調講演の後、午後からのワークショップの紹介が、スタッフよりありました。
ワークショプではMISTEEの会員以外に、大学関係等からも協力を得て、実施をしました。2時間の開催時間の中で、各会場でスタッフが実験の目的と説明を行いました。
メイン会場の交流ホール全体の様子
ゴムの収縮の差により、回る原理について、参加者へ説明をしている様子です。
昼休憩の後は、午後からワークショップを行いました。3階の3つの部屋に分けて実施をしました。
ワークショップでは、各ブースに分かれての実験の紹介などを行いました。参加者は、午前以上に多くなり、延べ、約200人となりました。ワークショップに加えて、MISTEEの過去の活動の紹介を行いました。
速度と運動エネルギー
日本でも多くの死傷者が残念ながら発生していしまう交通事故。交通事故の原因は様々ですが、衝突によることは明白です。
衝突のメカニズムはいかに?衝突の直前の速度と運動エネルギーが大きな影響を受けます。その関係を、自分で体験して、データを収集してみるのがこの実験。プラスチックのレールの上で、金属球と木片を衝突させます。(重量の大きさが大きく異なるのもポイント)衝突直前で速度計を用いて、金属球の速度を測定。木片は摩擦で静止するものの、かなりの距離で飛んでしまいます。
衝突の瞬間に、スピードを測定
飛ぶ距離からエネルギーを算出。データを入力しながら、速度と運動エネルギーの関係について、パソコン等を用いてグラフで表示をしながら学ぶ実験です。
生活の上、車のスピードが危ないことを実感していただくのもポイントです。物理現象は、日常生活に潜んでいる一例です
地球はなぜ倒れない?
地球は自転しながら、太陽の天球上での見かけの移動を作り出し、これによって昼と夜が生まれます。また自転によって生じる慣性力である遠心力やコリオリの力で、大気や海流の流れや台風など、地球上のあらゆる運動に影響を及ぼしています。
自転に伴い地球が倒れない現象を、コマの原理を合わせて模型を用いて、説明するコーナーです
鏡と望遠鏡
日常生活で鏡を用いる機会は多く、鏡で見える像が左右反転であることは、多くの人が知っている現象だと思います。また、鏡を使っての日常の道具、三面鏡や万華鏡なども普段、利用している道具でしょう。
しかし、複数の鏡を使って、なぜ、像が何個も、見えるのか?自分の姿がどこまで見えるのか?
鏡について、もう少し、詳しい現象について、興味を持ってもらいたいと思ったのが、このコーナーです。
「ライフモーター」 あなたはクリーンエネルギー
ヒトの熱で回る羽根車をライフモーターと名づけました。そのテーマは、「あなたは、クリーンエネルギー」
回り灯篭の原理を利用して、わづかな気流の変化にも反応できる羽根車を取り付けたモーターです。天気とその変化では雲ができると上昇気流ができることなどを学びます。また生物の分野では、人間は、細胞活動などで、熱を発生させています。
我々人間の体は、ある意味では、熱を発する生命体。このエネルギーを実感してもらうのが、ライフモーター。そっと手を入れても、僅かな気流の変化で、羽根車が回ります。今回のワークショップでは、この展示と、実際に、製作してもらいました。
共通一次センター試験に出た物理実験
2009年の大学入試共通一次センター試験の物理Ⅰの問題となった実験の再現です。理科の授業は、実験も知識をより一層、深めるために必要でしょう。机上の勉強だけでは、中々、理解が伴わない場合も多いと思います。
実験に沿った問題は、理科にも多くありますが、ここでは、身近に使える箔検電器により、静電気の性質を学びます。帯電した棒を近づけて、検電器の先端の開くかどうか。試験問題に沿って、実際に、体験が出来ます。
からくり人形の参考文献。昔の書物から
大江戸からくり人形 ロボットの原点
ロボットの原点であるからくり技術は後世に伝えるべきエコロジー技術でしょう。
からくり人形は、様々な種類がありますが、今回は、一番知られている「お茶運び人形」。
からくり人形は、お盆に茶碗を置くとすり足でお客様のところまで行き、お辞儀をします。お客様は、おもむろにお茶を喫し、からくり人形のお盆に茶碗を戻します。するとUターンして主人の下に戻ります。約200年前の江戸時代のロボット技術です。歩行スピードや直進距離、旋回角度まで調節ができるというのは驚異と言う他はありません。
ボットのデモ機械。おしゃべりをします。
ラジオと作ろう、霧の実験等の展示
ラジオを鳴らそう ゲルマニウムラジオの製作と展示。
パソコンとインターネットが普及している現在、ラジオも日常の家電製品のひとつとして、各家庭に1台はあるでしょう。100vのコンセントに差し込んで音量を調節しながら、様々な番組が聴ける便利なラジオ。 その原理の展示です。
100vの電気がなくても、ラジオは音を鳴らすことは可能です。ゲルマニウムダイオード、コイル、コンデンサー、クリスタルイヤホーンの回路を組み合わせれば、聴くことが可能です。電子工作の第1歩としてどうでしょうか。
超簡単モーター実演
子どもの科学の展示(過去に発行された雑誌も含む)
1点で支える「やじろべえ」
飛行船の説明パネル
行船の操縦
ワークショップの開催の後、関係者を中心に再度、集まって、全体会を開催しました。当日の夜(2月21日)日曜の夕方、NHK 総合テレビチャンネルのローカル放送で、当日の様子が放映されました。(18:45頃) また、翌日(2月15日)の中国新聞にも、掲載されました。
ストレス発散袋。 熱収縮を利用した実験
全体会の様子