投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2013
2013/12/22 (Sun)
こちらのエントリーで私自身も投票したことをご報告した「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2013」の結果が発表されました。そこでいつものようにあまり参考にはならないと思いますが私の投票内容を公表して言い訳をさせていただきたいと思います。なお「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2013」の投票結果につきましては下記公式サイトをご参照下さい。(本エントリーを書いている時点ではまだ結果の掲載はされておりませんが近日中に更新されるはずです。結果が気になる方はすでに多くの投信ブロガーの皆さんが記事にされておりますので、そちらをご覧いただくのが早いと思います。)投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2013
私が選んだ「Fund of the Year 2013」は下記の2ファンドで、持ち点5点を以下のとおりに振り分けて投票しました。
・ひふみ投信(レオス・キャピタルワークス):4ポイント
・結い2101(鎌倉投信):1ポイント
ひふみ投信(レオス・キャピタルワークス)は私自身が毎月積み立て投資を継続しているファンドであり、その推移を毎月ブログでご報告しているため、まとまったポイントを投票したことについてもご理解いただけるのではないかと思います。しかし結い2101(鎌倉投信)には私自身は投資したことはなく、当ブログでもほとんど話題にしたことがないため、なぜ1ポイントを振り分けたのか不思議に思われるかも知れませんが、実はそこには話せば長い深イイ出来事があったのです。それでは改めてそれぞれのファンドに投票した理由をご説明させていただきたいと思います。
・ひふみ投信(レオス・キャピタルワークス):4ポイント
私の大切な資産を守りながら増やしてくれたことを評価しました。昨年12月の定時報告時の私個人の騰落率は+20.1%でしたが、今年12月の定時報告時には+87.4%となっておりました。受益者の一人としてこの運用成績には大変満足しております。とはいえ5月に日本株が暴落した時には散々文句を言っていたのに「どの面下げて投票したのだ」とのご批判もあるかも知れません。そこで改めてあの時の文句の言い訳をさせていただければと思います。あの時、私が言いたかった点は以下のとおりです。
1.ベンチマークを設定していないひふみ投信は「指数が下がったから」という弁明は使えない。
2.理由はどうあれファンドマネージャーは結果責任を負うのだから、運用方針(=守りながら増やす)を実現できなかったことに対して一言あってもいいのでは?
3.パラシュートを持っていたのに使わなかったという判断を総括してこれからの運用に生かして欲しい。
最終的にアクティブファンドの評価は結果が第一だと私は考えています。ですからひふみ投信が5月の暴落後に残した結果(=暴落以前の基準価額を超えて設定来最高値を更新)を私は受益者として高く評価しております。確かに一時的に「守りながら増やす」が実現できない期間もありましたが、1年間トータルで考えるとマイナス点をプラス点が大きく上回ったと判断して投票しました。
・結い2101(鎌倉投信):1ポイント
私の親族に対する丁寧な対応に感激して投票しました。ちなみにこの親族とは叔父のことです。事情を話せば長くなりますが、できるだけ簡潔にまとめてみたいと思います。
それは今年2月のことでした。久しぶりに叔父から電話がかかってきました。その内容は野村證券から届いたハガキの内容について教えて欲しいというものでした。詳しく聞いてみるとそれは叔母が投資信託を購入した取引報告書のようでした。そこには結構大きな金額が書かれており、叔父はそれが銀行口座から引き落とされると困ると心配していました。そこで私は、一般的には証券口座にあらかじめ代金が入っていなければ投資信託の購入はできないことを説明して心配はいらないと伝えました。ちなみに叔母が購入した投資信託は「JPMザ・ジャパン」でした。おそらく野村證券に勧められるまま高い販売手数料を支払って購入したのでしょう。ただ2月の時点では調子良く値上がりしているところでしたので、「叔母さんも結構儲かっているのでは?」と余計な一言も伝えました。すると叔父も「自分もやってみたい」と興味を示したため、そこで私が勧めたのが「鎌倉投信」でした。
自分で投資したこともなく、ブログでもほとんど話題にしたことがない「鎌倉投信」を私が叔父に勧めた理由は以下のとおりです。
1.JPMザ・ジャパンより遙かに投資初心者に適していると思ったこと。
2.叔父は横浜市内に在住しており、鎌倉には親近感があると思ったこと。
3.叔父は小さいながらも勤務先の子会社の社長を務めた経験もあり、鎌倉投信の理念に共感できると思ったこと。
そこで私は、鎌倉に「鎌倉投信」という大手に属さないユニークな運用会社があり、しっかりとした運用方針で信頼できると叔父に話しました。そして「鎌倉投信」という社名を調べて一度説明を聞きに行ってみて欲しいと伝えました。
その後しばらくしてまた叔父から電話がかかってきました。早速「鎌倉投信」に行ってきたと言うのです。私はてっきり説明会に参加したのだろうと思ったのですが、詳しく話を聞いてみるとどうも違うようでした。なんと叔父は無謀にも鎌倉駅からタクシーに乗り、住所だけを頼りにして鎌倉投信にアポなし突撃を敢行してしまったのです。しかしそんな突然の来客にも鎌倉投信の方はとても丁寧に対応してくださったそうです。結い2101の運用方針について詳しく説明をしてくださり、途中で部屋を会議で使うとのことで別の部屋に移って説明を続けてくれたとのこと。「どうして鎌倉投信を知られたのですか?」との問いに対して叔父が「甥っ子から聞いた」と答えると、鎌倉投信の方は「甥御さんは説明会に参加されたことがあるのでしょうか」と言われたそうです。しかしあの時のアポなし突撃の真相はこういうことだったのです。私が投信ブロガーの末端に名を連ねていることから、説明会には参加したことはありませんが、鎌倉投信の存在は結い2101の設定前から存じ上げておりました。叔父が帰る際には「道が分かりにくいから」とわざわざ途中まで送っていただいたとのこと。お礼が大変遅れて申し訳ありませんが、叔父に対する重ね重ねのご丁寧な対応に篤く感謝申し上げます。そもそもは私がキチンと「説明会の日程を調べて」と言っておけば良かったと深く反省しております。ただ叔父はこの対応に大変満足して鎌倉投信への信頼も深め、すぐさま口座開設の申し込みをしたそうですので、鎌倉投信にとってはこのアポなし突撃への対応もご迷惑ばかりではなかったと多少はホッとしております。
そしてつい先日、久しぶりに叔父から電話がありました。今度は確定申告の相談でした。その時、鎌倉投信のその後を聞いたのですが、叔父は結構まとまった金額を一括で投資したそうです。投資時期は聞きませんでしたが、2月か3月であれば現時点で結構な利益になっているはずです。ちなみに叔父はNISA口座も鎌倉投信で開設したとのこと。そこで私は「しばらく追加投資の予定がないのなら今年中に100万円分売って年が明けてから買い戻せばNISA口座に入りますよ」と余計な入れ知恵をしておきましたのであしからずご了承ください。
投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Yearはファンド界の選抜総選挙だで私は「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Yearの投票基準は運用成績重視でもコスト重視でもなく投票者が自由に決めてよいのだ」と書きました。そこで私は今回あえて「丁寧な対応」を理由にした次第です。これからも何か新しい評価の切り口があれば、積極的に投票基準に採用して行きたいと考えております。
(Sponsored Link)
- 関連記事
-
- 確定拠出年金の死角 (2014/01/26)
- NISA口座開設完了 (2014/01/25)
- 投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2013 (2013/12/22)
- 再掲・住宅ローンの繰り上げ返済はほどほどに (2013/12/08)
- NISA口座をどう使いこなすべきか (2013/12/07)
セゾン投信定期積立経過報告≪ | HOME | ≫ひふみ投信定期積立経過報告
この記事へのコメント
おやじダンサー様
票を投じて頂きありがとうございました。社員一同御礼申し上げます。今後も全力を尽くしてまいります。引き続きご愛顧賜りますようお願い致します。少し早いですが、本年もありがとうございました。
Posted at 15:01:44 2013/12/24 by レオス@白
この記事へのコメント
白水様(ですよね?)
わざわざコメントをいただき恐縮です。
今年は散々好き勝手を言わせていただきましたが、これも期待の裏返しということでご了承いただければ幸いです。
7月以降の推移はまさに「やられたらやり返す。倍返しだ!」の印象でしたね。
来年もひふみ投信の飛躍に大いに期待しております。
Posted at 21:43:44 2013/12/25 by おやじダンサー
コメントフォーム
この記事へのトラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)