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「正直」がすべてを救う!(2-鍵を握る親)

2006/09/16(Sat) Category : 親の諸相
家族の立て直しも同じだ。

ギャンブル依存や窃盗癖の方がいる。
(対処法は、いずれ書きたい)

いずれも依存症(行為依存)というれっきとした病気であり、ギャンブルや窃盗は、風邪を引いたら熱が出るのと同じく“症状”である。高熱が出て苦しいのは本人であるのと同様に、その行為を行って何より苦しんでいるのは、本人なのである。
(もっとも、ギャンブル依存の場合は本人が病気と自覚せず、好きだからやっていると思っていることがほとんどなので、苦しむのは、それが病気と自覚して後)

その人達が立ち直るのは、「正直」にすべてを話したときである。

このときに、「救う要」になるのが親だ。



子ども(←成人していても)は、親が悲しむことがつらい。
だから、親が認めたくないことは、自分もまた認めたくない。

よく「子供の言う事を信じたい」という親がいる。テレビでも子供の言うことを信じて事実を認めない親が散見される。
子どもは、親が自分がやったことが「間違いであって欲しい!」と願っていることがわかっている。親が悲しむことがわかっている。だから、本当を話せない。
それが高じて、自分がやったことを自分の記憶から締め出すことさえ無意識のうちに行う場合もある。つまり、本人は覚えていない。


いずれにせよ、自分が2つに別れてしまうのだ。
親から認められている自分と、
親から認められていない疎外された自分と。

本当は別れたくないのだが、親が認めてくれないので分離せざるを得ない。
そして、親から認められていない自分は、自分自身からも認められなくなってしまう。

認められない自分は、いつも独りぽっちで泣いている。誰しも人に認められたいのだ。認められなければ、生きていることにならないから。
そのため、認められていない自分は、何とか認められようとする。その認められようとする行為がたとえば窃盗だったりする。
しかし、これだけのことをしでかしているのに、誰も認めてくれない。親は隠そうとする。

…無間地獄だ。


------------------------------------
このように「子供の言う事を信じる」と言うのは、体のいい責任の押しつけなのである。
親が認めていないことがわかり、本当のことを言うと親が悲しむから子供は嘘をつく。
嘘を言わせておいて、子供がそう言ったからそれを信じる……これでは、往復ビンタだ。

繰り返す。
親から認めてほしいためにやった行為なのに(←ちょっとピンとこないかもしれないが…)、
親を悲しませないために、そのやったことを自己否定しなければならない。
そして、罪の意識に苦しみ、自分の心が乖離してしいく。
これでは、哀しすぎる……。


子供を救い、家族を立て直す道は一つしかない。
本人が自分のすべてを認めること。

そのためには、本人が自分のことを認められるように、
親がその子を認めなければならない。


すべてを認めた上で、はじめて依存(癖)を治すための長い闘いが始めるのである。


正直に認めることが、すべてを救うのだ。
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自分の事がどれだけわかってないことか。

求めることは小さなこと。かつて叶わなかった当たり前。
切ないくらいに小さな願い。
その小さなものを求めて、人生捨てれるのね。
それがゲーム。
脚本のひとつをわかったことがあり、号泣した。
たくさんたくさんまだまだあって、人に求めてしまう。
気づいた段階で自分で叶えていく。
だけど、今となってはどうしたら叶えられるか、わからないものもあるのです。
わかってしまえば、その脚本は敵ではなかった、と思う。
けなげな幼心の君。
ものわかりのいいふりをした、わかりたくない私こそが敵だと思う。それは脳内の親。

 
    
 
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