突きつけられた「伝説のスピーチ」
年末に振り返りたいことは多々ある。
あれもこれも、世の中問題だらけだ。
でも、人が寄って立つ自然環境が崩壊してしまえば、問題も何もあったものではない。全ての問題の前にあるのは、地球という環境の問題だ。
私が、このシリーズを、まず環境の問題から始めたのは、「12歳の少女」の訴えに心を動かされたからだ。
自然に恵まれた幸せな子供時代を経験できた私は、いつも我が子がかわいそうだった(もちろん、本人たちはそんなこと思ってはいないが)。温暖化に見舞われる我が子達の将来が心配でならなかった。2003年に「ガイアからの自律」をまとめたのも、そういう思いからだ。
その私の心配を、明確に言葉として突きつけられた気がした。
そのスピーチを聴いている途中から、涙があふれてきた。
我々は、なんと子どもたちを追いつめていることか…。
直ちに行動を起こさなければならない-それが、このシリーズを一気に書かせた。
最後に、そのスピーチを聴いてほしい。
【1992年環境サミット@リオ】
→村上春樹カタルーニャ・スピーチは、セヴァン・スズキ「伝説のスピーチ」への回答 へ
【ご参考】
セヴァン・スズキ伝説のスピーチの日本語訳
http://homepage3.nifty.com/shin_homepage/Environmental_Study/es_speech.htm
http://www.sloth.gr.jp/relation/kaiin/severn_riospeach.html#jpspeach