(はいはい、まず言語論争するつもりないから、そういうコメント禁止ね)
今はPerlは戦略的に就活を行うなら、早い内から手に入れておいて役に立つスキルのひとつだと思う。ただしYMMV
1. 論旨
新たな就職氷河期到来が叫ばれる昨今、就職に困っている学生さんもたくさんおろう。「技術があればチャンスはあるかも」って思う人もたくさんおろう。その際にプログラミングでもいっちょやってみっか、って思う人もたくさんおろう。
そこでとりあえず言語を選ぶよね。「就職を有利にするため」という条件をクリアするためにあなたなら何を選ぶ?Java? C#? Ruby? PHP? (ちなみに自分は大学を卒業した時点で一番得意だったのはJavaですよ)
色々選択肢はあるのは当たり前なので他の言語も排除はしないけど、僕としては自分の今持っている情報と経験から、Perlは覚えておいて損は全くない!と言い切れる。それは至極単純な理由で、需要より供給が圧倒的に少ないから。
就職情報サイトで一番多く当たる言語とかはもちろんそれだけ需要があるという事でもあるのは当然だけれども、それはつまり供給もほうも当然多いのです。競争も激しいし、当然ながら1人当たりの価値は下がります(この場合の価値というのは給料という意味ではなく、採用する企業側からみたあなたの価値.... 採用するときにどれだけハングリーな目で見てもらえるか、です)
JPAの会員になってくれてる企業のうちアクティブに採用を検討している会社は(採用基準も高いところも多いけれど)、それはそれは切実にPerlエンジニアをほしがってます。今から少しでも多くPerlの知識を身につけておけば、競争が比較的少ない分野で輝くことができる可能性が高いわけですよ。
あなたのゴールはなんですか?クールな言語を覚えること?流行物やバズワードに乗ること?それとも・・・仕事を見つけること?重要なのは採用してもらい、社会に出て、そこで経験を積むことなはず。
株式相場でもそうだけれども、勝ちたいなら基本的には逆張りしないといけないですよ。そういう意味で全く持って Perlは良いオプションだと思います。
ちなみに名の通ってるPerlを使用している企業の中ではWeb系の企業が多いのでPerlを選ぶ=Web系のキャリアに就くと思っている人もいるかもしれないが、Perlはもともと面倒なシステム管理タスクなどを簡単に包括的に行うためのツールとして作られているので、Web系に限らずその後もっと広いシステム領域に自分の仕事を広げていくつもりだったとしてPerlという言語は悪いチョイスではないと思います。
2. ただし書き
・・・とここまで書いておいてなんだけど、だからと言ってPerl勉強すればいいってもんじゃない。色々なただし書きがついてきます。
ここからはまとまりにくいのだけど、とりあえず羅列してみる:
- 今回僕はPerlを便利なツールで、覚えておいて損はない、そして今ならある程度のPerl力があれば就職できる可能性が高いよ!って言いたいだけ。
- Perlを覚える事にしたとしても、それだけでは何にもならない。優秀なプログラマーは第1言語以外のどの言語を与えても資料さえあればそれなりのものが作れる。重要なのは言語の仕様ではなくて、プログラムを書く時の考え方だから。だから他の言語も一緒に覚えればいいと思う。
- Perlに関してはバッシングが結構ひどいけど、少なくとも「言語仕様」を叩く人の言うことは8割ほど引いて聞いておけ。他人のコードを読めないとのたまう人は自分が得意とする言語・環境以外のデバッグができないだけだし、まずいコードを書く人はどの言語で書かせてもまずいコードを書く。
3. ということで
4. ついでに
あくまで個人的な意見ですが、今から新たにPerlの何かを覚える目標としてはPlack/PSGIともっと進んだところでは非同期プログラミングはいい題材だと思います。技術的なレベルはちょっと高いけど、その辺りを目指すと外れはないかな〜。まぁこれは本当に個人的意見なので初心者には辛いかもしれません。
あと、Perlメインでなくてもいいので、Perlで開発を受注できる!という会社の方は是非こちらに書き込んでください!数が揃えばJPAサイトのほうに移します。